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リタイアーのよもやま話

主よ、人の望みの喜びよ

2016-12-31 23:25:02 | 日記

国内外の政情は混迷にあり、国
内においては、なにかと事故や
災害があって、心穏やかでない。

この不安な落ち着かない気持ち
をこのような曲で宥め、わが心
が時代の喧騒に苛まれ、壊れな
いようにしたいものだ。

この曲について、ネットにはこ
うある。

『主よ人の望みの喜びよJesu, Joy
 of Man's Desiring』は、J. S.
バッハ
による教会カンタータ「心と
口と行いと生活」の中で登場する
メロディ。

教会カンタータ「心と口と行いと
生活(Herz und Mundund Tat und
 Leben)」(BWV147)は、1723年
7月2日の礼拝に用いられた。

である。

それにしても、1723年に作ら
れたやがて300年以上昔の感性
が、今の人の心を癒すというの
はどういうことなんだろう。


人生は~

2016-12-21 23:11:23 | 日記

久しぶりに思い出した言葉が
あった。

人生とは、
「何回息をするか」ではなく
「何回息をのむ瞬間があるか」
だと思う。

ビヨンセ・ジゼル・ノウルズ

これである。

この言葉を知った時、「今一つかな」

なんていう気がした。

しかし、ふと、これが本当かも。
なんて思いだすことになった。

よく思うことだ。

人生って何だろう。

よりよい人生って、何だろう。
なんて。

時に、出世と述べる人がいる。

時に、金と述べる人がいる。

時に、愛だと述べる人がいる。

et ceteraだ。

しかし、才能に乏しく、容姿も
たいしたことなく、さしたる
資産もない人が大多数だ。

大方の人間は、さしたる手柄
もなく、「みなさまのご指導よろ
しきを得て大過なく過ごさせて
いただき、感謝に堪えません」
なんて挨拶で人生を終わる。


テレビ・新聞等のマスコミのニ
ュースでは、最初から悲惨な人
生にならざるを得ないような不
幸を背負っている人も多々いる
のだが、「順風満帆の人生」では
と思われる人が、その死に際を
伺うと、大過なく人生を完了し
感謝の念で、あの世に旅立てる
人もなかなか見つけ難しである。


時に、心を尽くして育てたつも
りでも、自分の子供が、自分の
人生を台無しにしてしまうこ
ともあるから、何をもって、幸
せと成すか、容易に答えは出な
い。

等々。

一体全体、何をもって人は、
自分の人生を納得するものと
することができるのだろう。

きっと、美しい風景をいくつ
数えられるのだろう。

とか、美しい時間を何回カウ
ントできるのだろう。なんて、
思ったりすることも、しばしば
なのだが。

やはり、
人生とは、
「何回息をするか」ではなく
「何回息をのむ瞬間があるか」
だと思う。

で決まりかな。なんて、思いが
過る。

これだと、富の有無。美貌の有無。
才能の有無と関係なく、誰と比較
するまでもなく、誰でも、その人な
りに、その人の置かれたポジショ
ンから幸せをカウントできるのでは、
なんて、思いに至ったからだ。

果てさて、人は死に際に自分の
人生に納得できるのは、いかほど
いるのだろう。


仕事に効く教養としての「世界史」

2016-12-07 23:45:13 | 読書

12月7日(水)
仕事に効く教養としての「世界史」
出口治明
祥伝社

を読み終えた。

実は、その前に
仕事に効く教養としての「世界史」II
 戦争と宗教と、そして21世紀はどこ
へ向かうのか

出口治明
祥伝社

を読み終えている。

順番が逆になった。

彼の本は、これらの本の前に

「全世界史」講義 I古代・中世編
: 教養に効く!人類5000年史

「全世界史」講義 II近世・近現
代編:教養に効く! 人類5000年史

等を読み終えている。

よくぞ、これらの本を書いてくれた。

と、感謝している。

特に、今回読み終えた

仕事に効く教養としての「世界史」
については、私の長年の西洋史に
ついての多くの疑問を解消してくれ
て、感謝している。

わたしは、中学の頃は、西洋の大
航海時代の自伝にワクワクした思
い出がある。

高校では、皆が受験課目ではないと
馬鹿にし、隠れて他の教科のアルバ
イトと私語で喧騒に満ちていたが、
世界史が好きだったし、倫理社会に
も興味を持っていた。

学生運動の余韻が残った70年代前
半は、マルクス主義に夢中になった
し、若干、ヘーゲルにも興味を持ち、
「歴史哲学」を読んでみた。

中3年で、受験勉強に明け暮れた日
々にあって、哲学という言葉に惹か
れたことがあったせいもあるかと思
う。

私自身が、西洋音楽に親しみを持っ
たし、印象派の美術にも魅了されたの
で、わたしの歴史観は大いに、西洋
中心主義の歴史観に染まりきって
いた。

しかし、どうしも、世界史の流れに
多くの疑問がわいてしようがなかっ
たが、その答えを、出口氏の著書で、
知らしめられることになった。

約40年以上にも、抱き続けてきた
蟠りを解くことができた。

本を読み続けて、その問いが何十年
も経って、解いてくれる本が現れる。

解けないはずの「問い」の答えが、
高齢者の仲間入りをする歳になって
見つかった。

ゲームオーバーかとも思いたくなる
歳に。

幸運だと感謝している。

彼の本に、

人生の教養が身につく名言集

出口治明
三笠書房

というのがある。

その中の
4章

より賢く生きるための名言集

ゼロから勉強しない。
巨人の力を借りる

というところに、

「巨人の肩に乗っているから、
遠くを見ることができる」

ベルナール・ド・シャトル

というのがあった。

「古典」のことを言っているのだが

今のわたしには、

わたしの問いに答えてくれた歴史
関係の本を書いてくれた出口治明
氏が私の「知の巨人」だと、彼に
感謝している。

かなり、個人的な思い入れだが、

仕事に効く教養としての「世界史」
は、高校3年生の必修副読本にし
てもらいたいものだと思った。

彼の歴史関係の本は、大学生の
必修副読本にしてもらえたらと
いう気持ちで一杯だ。

高齢者の車の暴走事故が多発し、
高齢者の自家用車保有に、訝し
げな雰囲気がかもしだされる
今日この頃、侘しい思いが
胸に沸き起こる。

車を取り上げられることが、
どんなにか、高齢者の
生きる力を削ぐことになる
のか。

という切実なものがある
のだが。

今、生きる力が萎えそう
だ。