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リタイアーのよもやま話

茶番劇

2013-11-30 23:02:29 | 政治

ヤフーの記事である。
(高口康太によるものである。)

国際的慣例とは違う、異常な“中国式防空
識別圏”=中国自身の首を絞める結果に

2013年11月29日、中国が東シナ海に防空
識別圏を策定したと今月23日に発表。日米
が強く抗議するなど、新たな緊張の火種と
なっている。(文:高口康太)

【その他の写真】

もっとも防空識別圏とは各国が勝手に制定し
ていいもので、他国の防空識別圏や領空と重
複しても特に問題はない。ではなぜこれほど
の火種となったのか。その根本には中国の防
空識別圏が他国のそれとは異なる、異常な規
定を持っているからにほかならない。

▼防空識別圏とはなにか?

そもそも防空識別圏とはなにか?多くのメデ
ィアが解説記事を出しているが、元航空自衛
官・数多久遠氏による解説記事、「中国によ
る尖閣上空への防空識別圏設定の意味と対策」
がわかりやすい。ポイントをまとめると、

・防空識別圏自体はなんらかの権利を主張す
るものではない。
・自国の領空に進入する可能性がありそうな
航空機を識別する範囲でしかない。
・徹頭徹尾、自国防衛のためのものなので勝
手に制定してもいいし、他国と重複していて
も構わない。陸地で国境を接している国の場
合、相手国の領空に防空識別圏がはみ出すこ
とも普通。
・防空識別圏に不明機が入った場合、領空を
侵犯しそうな問題のある航空機なのかを考え、
無線で連絡したり、あるいは戦闘機をスクラ
ンブルさせて確認、警告する「こともある」。
・ただし防空識別圏に入ったこと自体はとが
め立てすることはできない。

というもの。

▼中国が防空識別圏を設定するのは自由

となると、中国が防空識別圏を策定するのは
どうぞご自由にという話になるし、むしろ今
までも公表してなかっただけであったんでし
ょ?ないならびっくりですわということにな
ろう。

最大の懸念は、尖閣諸島上空で日中の戦闘機
が対峙、なんらかの偶発的衝突が起きるとい
う可能性だろう。船の場合と違い、戦闘機同
士のにらみ合いではリスクははるかに大きな
ものとなりそうだ。ただしこれも究極的には
防空識別圏とは関係ない。

中国側の主張では尖閣諸島は彼らの領土。そ
の上空を飛ぶことは当然の権利という話にな
る。防空識別圏を策定、公開しようがしまい
が、中国のロジックではいつでも巡視飛行が
可能だし、その領空に日本機が進入すれば中
国機も出動することになる。つまり戦闘機同
士の対峙と防空識別圏にも根本的には関係は
ないということになってしまう。

▼異常な中国式防空識別圏

ならば、今回の防空識別圏策定は特に騒ぎ立
てるような必要性はないのだろうか。それは
違う。中国政府は国際慣例に従って策定した
と繰り返し表明しているが、実は中国の防空
識別圏は上述してきたような「普通」のそれ
とは異なるものだからだ。23日に発表された
「中華人民共和国東シナ海防空識別圏航空機
識別規則公告」がそのことを明示している。

まず第一条からして「中華人民共和国に東シ
ナ海防空識別圏を飛行する航空機は必ずこの
ルールを守らなければならない」と、他国の
航空機に義務を負わせている。以下、フライ
トプラン提出、無線通信ができるような状態
にしておくこと、そして何より中国側の指示
に必ず従うことをいずれも義務としている。
従わなければ、「中国武装力量は防御的緊急
処置対応をとる」と明記している。

繰り返しになるが、本来、防空識別圏とは自
国防衛のため勝手に策定するもので、他国の
航空機になにかの義務を負わせることはでき
ない。他国でもフライトプランを提出してい
るケースもあるが、それはあくまでお願いに
すぎない。その意味で義務を強要する中国の
防空識別圏は通常とは異なる異質のもの。米
国がそんな必要はないと一蹴したのもむべな
るかな、だ。

▼中国式防空識別圏から通常の防空識別圏
へ、静かな路線変更

なぜ、こんな異例なルールにしてしまったの
かは定かではないが、やはり中国国防部の勘
違いがあることは否めない。そして、その勘
違いは日米をはじめ各国が強く抗議する口実
となっただけではない。中国国内の世論の対
応に苦慮する困った状態を引き起こしている。

26日昼(北京時間)、米軍の爆撃機B-52、2
機がフライトプランなしに中国の防空識別圏
を飛行した。上述のとおり、米軍機に中国領
空侵犯の意志はないため、米軍に事前通告の
必要性もなければ、中国がアクションを起こ
す必要性もない。通常の防空識別圏の解釈で
あれば、そういうことになろう。

ところが中国式防空識別圏のルールでみれば、
米軍機は義務を怠ったことになる。一部の中
国ネットユーザーは「撃墜してしまえ」など
の脊髄反射的な書き込みをネットに残してい
るが、それも中国式防空識別圏としては当然
の話なのだ。

おそらくはこうしたネットの盛り上がりに対
応して中国国防部は27日、B-52飛行に関す
る臨時の記者会見を開いた。そこで「米軍機
飛行の全過程を監視し、すみやかに識別し機
種も判明していた」と発表している。本来は
防空識別圏に進入されようとも発表する必要
はないのだが、通常の防空識別圏としてやる
べき仕事はちゃんとやっていたというアピー
ルだ。

ただし中国式防空識別圏としての義務は果た
していないように思われるのだが。大々的に
発表したルールは中国軍の手足を縛るものと
なり、「ちゃんと仕事をしているのか」とネ
ットユーザーが突き上げる口実を与えてしま
った。

23日のルール発表後、中国側は義務を意味す
る言葉を使用しなくなっている。代わりに多
用されているのが「各関係者は積極的に協力
し、ともに飛行の安全を守ってほしい」とい
う言葉。中国式防空識別圏から通常の防空識
別圏へと軌道修正を図っているようにも読め
る。

以上。

中国の防空識別圏で、世間が騒がしいところ
である。

ヤフーに、高口康太の記事が掲載されて、異常
な“中国式防空識別圏”ということだが興味深い
内容になっている。

次のようなニュースがあった。

防空識別圏めぐる豪の懸念、中国の駐豪大使
が強く抗議―中国紙

2013年11月27日、中国の馬朝旭(マー・チャ
オシュー)駐オーストラリア大使は、豪外務省
の責任者と緊急会談し、中国の防空識別圏に豪
政府が懸念を表明したことについて抗議した。

馬大使は25日にも、豪政府に対して中国政府の
立場を示し、豪政府の表明が間違っていると反論
していた。人民日報(電子版)が伝えた。

馬大使は会談で、「中国政府が防空識別圏を設定
することは国際法と国際的慣例に合致した正当な
ものだ」とした上で、「目的は中国の国家主権と
領土領空の安全を守り、飛行秩序を維持すること
だ。特定の国や標的に対するものではなく、豪政
府の非難を中国側は完全に受け入れられない」と
強く抗議した。

馬大使はまた、中国とオーストラリアの関係は発
展に向けた重要な段階にあるとの認識を示した上
で、豪政府に対し、「両国関係に溝を作らないた
めにも、領土主権争いにおいて中立を守り、中国
の防空識別圏設定に対する非難をやめるべきだ」と
求めた。(翻訳・編集/NY)

以上。

上記の記事で

「目的は中国の国家主権と領土領空の安全を守り、
飛行秩序を維持することだ。特定の国や標的に対
するものではなく~」

と発言しているが、当初、中国の防空識別圏を設
定の趣旨説明もそうなっていた記憶がある。

しかし、

習主席が4カ月前に設定決断 日中関係「戦略
的争いへと変わった」 香港誌報道

 香港誌「亜洲週刊」は30日までに、中国の習
近平国家主席が、4カ月前に東シナ海での防空識
別圏の設定を決断していたと報じた。中国軍の最
高決定機関である中央軍事委員会に近い消息筋の
話として伝えた。習氏は同委員会主席も兼務して
いる。

 同誌によると、識別圏の設定は、以前から軍が
提案していたが、共産党指導部は取り上げてこな
かった。習氏は4カ月前に設定を決断した際、日
中関係が「資源の争いから、戦略的争いへと変わ
った」との見解を示したという。

 また、中国国防省の当局者は今後、黄海や南シ
ナ海にも防空識別圏を設けるとの考えを明らかに
したという。(共同)

以上。

このようなニュースが流れてきた。

なんのことはない。
今回の中国の防空識別圏、最初から日本がターゲ
ットだったということだ。

尖閣諸島を奪い取るための。

白々しくも

「目的は中国の国家主権と領土領空の安全を守り、
飛行秩序を維持することだ。特定の国や標的に対
するものではなく~」

なんて、よく言えたものだ。

結局、こんな下心があったものだから、

高口康太氏の言う。

国際的慣例とは違う、異常な“中国式防空
識別圏”を打ち出してしまったのだろう。

中国の防空識別圏の設定で、国際法上当然の
権利だと言ったが、権利以上のことを盛り込
んだようだ。これでは、当然とは言えないの
ではないか。そういう意味では、当初の趣旨
説明は、欺瞞である。

それはそうと、アメリカの軍用機は定期的に
これからも中国の防空識別圏を飛び回ること
だろう。

すると、アメリカについては、容認していく
のだろうか。

そうすると、中国の防空識別圏はダブルスタ
ンダードということになる。

この評価に対して、中国空軍はどう国民を納得
させるのだろう。

異常な“中国式防空識別圏”が、現実には骨抜きに
なっていくことに、中国空軍や習近平国家主席は、
国民にどのように説明していくのだろう。

ヤフーに新しい記事が出た。

 

世界が反発、中国は迷走 設定から1週間

2013.11.30 21:59 (1/3ページ)日中関係

 【北京=矢板明夫】中国が東シナ海に防空識
別圏を設定したと発表してから30日で1週間
を迎えた。地域の現状を一方的に変えようとす
る中国のやり方に対し、周辺国などは強く反発
した。

日米韓は中国に通告せず、圏内に航空機を進入さ
せたが、中国軍はほとんど対応しておらず、“調
整不足”だった可能性もある。国際社会の厳しい
反応に対して中国外務省は声明のトーンを微妙に
変えるなどしており、迷走しているようにもみえ
る。

 防空圏の設定を発表した直後、中国当局は周辺
国に対し有無を言わせない強硬姿勢を示した。各
国に対し、圏内に入る航空機の飛行計画の事前提
出を要求したほか、不審機に対し「中国軍が防衛
的な緊急措置を講じる」という“恫喝(どうかつ)”
とも受け取れる表現をつかった。日米政府が防空
圏の設定について中国政府に抗議すると、中国の
外務省は日米双方に対し「無責任な発言をやめる
ように」と逆に抗議した。

しかし、防空圏設定で中国を非難する声は、日米
にとどまらず、オーストラリア、韓国、台湾、東
南アジアや欧州にも広がったことを受け、中国に
態度の軟化がみられた。

 中国外務省の秦剛報道官は11月25日の定
例会見で、防空圏に韓国が遺憾の意を表明した
ことについて「中韓は友好な近隣国であり、私
たちは韓国側と対話を通じて地域の平和と安全
を維持したい」と“弱気”ともとれる発言をし
始めた。

 さらに、26日から28日にかけて、米軍の爆
撃機をはじめ、自衛隊機、韓国の軍用機も中国の
防空圏に無通告で入ったが、中国軍は軍用機を緊
急発進(スクランブル)させるなどの強制的な手
段を取らなかった。中国外務省は各国に抗議すら
しなかった。

 同省関係者は「防空圏に対し各国の反応は予想
よりも厳しいものがあった」と打ち明ける。また、
ある中国軍の研究者は「今の中国空軍は、日米韓
の全ての進入機に対応するほどの実力はない」と
話す。

29日になってから、中国空軍は12機の日米の
航空機に対し緊急発進したと発表したが、日本政
府はこうした事実を否定。「中国軍がメンツのた
め言っている」との見方も浮上している。

 北京の改革派学者は「習近平政権がこの時期に
防空圏の設定を発表したのは、国内対策だ」と指
摘したうえで、「(共産党の重要会議である)3
中総会で成果を出せなかった。山東省では多数の
死傷者が出た事故が起き、国民の内政への不満を
外に向けさせようと、日本たたきをやろうとした。

しかし、周辺国をみな敵に回してしまい、米国を
本気にさせてしまったのが誤算だった」と話して
いる。


以上。

やっと、唐突なる「異常な“中国式防空識別圏”」
の舞台裏が見えてきたようだ。

結局、なんのことはない「茶番劇」だったというこ
とだ。

これで、メンツをつぶすことになったかも知れない。
中国空軍、習近平国家主席。

こんな言い方も変だが、空軍にしても海軍にして
も、日本の方が歴史は古いのだ。侮るなよ中国。

である。


「軍事衝突も覚悟」「持久戦で」「狙いは日本」)と環球時報

2013-11-29 21:13:17 | 政治

ヤフーの記事である。

記事1

「軍事衝突も覚悟」「持久戦で」「狙いは日本」
と環球時報

2013.11.29 14:52 日中関係

 29日付の中国共産党機関紙、人民日報系の
環球時報は「中国は闘争の狙いを日本に集中し、
日本の野心を打ち砕くべきだ」との見出しの社
説を掲載し、中国の防空識別圏設定に対する国
際社会の反発に対し、当面は圧力の照準を日本
に絞った上で、双方の軍事衝突も辞さない姿勢
を強調した。

 社説は米国もオーストラリアも防空識別圏を
めぐる直接的な相手ではないと指摘。日本が自
衛隊機を識別圏で飛行させた場合は、中国も対
抗すべきで「冷戦時代の米ソのように接近戦も
想定されるので、中国空軍はそれに備えた訓練
を強め武力衝突も覚悟すべきだ」と主張した。

 対日強硬策の狙いとしては、日本を沖縄県・
尖閣諸島上空を含めた危機管理メカニズム構築
の協議の場に引きずり出して「(棚上げなどの)
合意」を取り付けることにあるとした。社説は
「中国は先に挑発せず脅威に直面した際に反撃
するべきだ」とし、「持久戦に持ち込むことで日
本の野心をくじくことが最終目標だ」と強調し
た。(共同)

以上。

 

記事2

中国の防空識別圏は「日本がターゲット」、
中国国営紙

【AFP=時事】(一部更新)中国国営紙・環球時報
(Global Times)は29日、中国が新たに設定し
た防空識別圏(ADIZ)の「第1のターゲット」は
日本だとする社説を掲載した。もし日本政府が中
国の防空識別圏を無視するなら「適当な時期に、
ためらうことなく対抗措置を取るべきだ」と主張
している。

【図解】日中の防空識別圏

 一方で米国や韓国など、日本と同様に中国の防
空識別圏に抗議している国々に対しては「基本的
に相手にするべきではない」とした。

 環球時報は「もし米国に行き過ぎがなければ、
わが国の防空識別圏を防衛する上で米国を標的に
はしない」と述べる一方、「わが国が今しなければ
ならないのは、日本の挑発的行動に断固として反
撃することだ」と主張。

 その他の国については、オーストラリアは基本
的に中国との間で問題がないので「無視できる」、
韓国は独自に日本との間に「緊張」を抱えている
ため「中国はこれまでの態度を変える必要はない」
などと論じている。【翻訳編集】 AFPBB News

以上。

中国の防空識別圏なんてなくたって、中国の国土
防衛上なんら支障なかったはずだ。

何しろ、核弾頭で世界中を恫喝していたのだから。

今回のような記事を公にすれば、それこそ、世界
中の顰蹙を買うだけだということがわからないよ
うだ。

このような理由で、防空識別圏が設定できるものな
のか。尖閣諸島を力づくで、奪い取ろうなんて。

しかし、このような話は他言するものではないはず
だがな?それこそ、国家機密にするものだと思うの
だが。

 自ら、謀略的で、好戦的な国だと宣伝するような
ものだ。

 環球時報は「もし米国に行き過ぎがなければ、
わが国の防空識別圏を防衛する上で米国を標的に
はしない」と述べる一方、「わが国が今しなければ
ならないのは、日本の挑発的行動に断固として反
撃することだ」と主張。

 その他の国については、オーストラリアは基本
的に中国との間で問題がないので「無視できる」、
韓国は独自に日本との間に「緊張」を抱えている
ため「中国はこれまでの態度を変える必要はない」
などと論じている。【翻訳編集】 AFPBB News

ということからすると、

「緊張高める」とEU、懸念表明し中国を批判

というニュースがあったが、中国としては、EUに
ついては、全く、相手にする気はないというこ
とだろうか。

「わが国が今しなければならないのは、日本の
挑発的行動に断固として反撃することだ」と主張。 

となっているが、

次の資料のことを中国は、世界に対して、どう
釈明するのだろう。

2050年中国共産党による世界支配

中国外務省から流出した"2050年の国家戦略"
と題した地図



オーストラリアが中国の支配下になっている。
インドも中国の支配下になっている。
もちろん、日本もそうだ。

防空識別圏の先に、中国の野望の行き着く所は、
世界支配だ。

太平洋分割論の具体的な姿は、このことをさして
いたのかもしれない。

「日本の挑発的行動に断固として反撃することだ」
なんてぬかしているが、自分たちの野望のことは
どう釈明するのだろう。

ここまで行き着いたら、欧米を中心にまわっている
世界は、崩壊するな。

なにしろ、「中華帝国」の出現だ。

もっとも、興味深いのは、2050年に、中国は
人の住める国であるのかということだが。


米軍機“圏内”飛行 中国側の反応なし

2013-11-27 23:13:58 | 政治

ヤフーの記事である。
中国が、突然防空識別圏を発表し、マスコミの話題と
なっているが、いくつかの新しいニュ―スが流れてきた。

ニュース1

米軍機“圏内”飛行 中国側の反応なし


 防空識別圏を設定した中国当局に対し、
飛行計画書を提出していた日本航空や全日
空など航空4社が、提出を取りやめること
を決めた。こうした中、アメリカ軍の爆撃
機が、中国が設定した防空識別圏内を中国
への通告なしに飛行していたことがわかっ
た。

 アメリカ国防総省の関係者によると、2
6日午前、アメリカ軍の爆撃機2機が中国
が設定した防空識別圏内の沖縄・尖閣諸島
の周辺を飛行した。「通常の訓練の一環」で、
圏内での飛行時間は「1時間に満たない」
という。中国側が求めている飛行計画の提
出や無線の周波数の通知も行わなかったと
説明している。

 アメリカメディアは、飛行したのはグアム
から飛び立ったB52爆撃機で、武器は搭載
しておらず、中国側の反応はなかったと伝え
ている。

 アメリカは中国が防空識別圏を設定した後、
その圏内でも自由に軍事活動を行うと表明し
ており、今回の飛行は中国側による措置を認
めない姿勢を示したかたち。

以上。

 

 

ニュース2

中国、防空識別圏を飛行の米軍機「監視して
いた」

【AFP=時事】中国国防省は27日、同国が東
シナ海(East China Sea)空域に設定した防
空識別圏(ADIZ)内を飛行した米軍爆撃機を
「監視していた」と発表した。だが直接的な
行動で警告するのは避けたと主張した。 

(AFPBB News)【記事詳細】

以上。

 

 

ニュース3

 

中国空母艦隊、台湾海峡通過、尖閣諸島付近
選ばず 日本への刺激避ける?

27日付の中国紙、南方都市報(電子版)は、
山東省青島市の基地から26日、初めて南シナ
海に向かった中国初の空母「遼寧」の艦隊が、
沖縄県・尖閣諸島など日本の周辺海域を通るル
ートではなく、台湾海峡を通過するルートを選
択したと伝えた。中国海軍関係者の話としてい
る。[記事詳細]

以上。

 

ニュース4

19日、前瞻網は記事「安倍首相驚愕、日中がひ
とたび開戦すればこの3カ国がひそかに中国を
助ける」を掲載した。イスラエル、ウクライナ、
パキスタンと3カ国の仲間がいる中国に対し、
日本の助けとなるのは米国1カ国だけと指摘し
た。資料写真

以上

中国は、防空識別圏を発表したものの、その識別圏内
にアメリカ軍の軍事演習場があったのは、承知していた
のだろうか。 

東シナ海における「日本の防空識別圏」は、日本のもの
だと思っていたのだろうか。それは、あまりにも浅はかな
話だ。

「日本の防空識別圏」は、実は「アメリカの防空識別
圏」でもあるのだ。それは、沖縄をはじめ、日本にある
米軍基地を守るためのという意味である。

なによりも、共産主義国家中国を封じ込めるための
防空識別圏である。

 中国人の好きな言葉でいえば、今回の防空識別圏の設
定は、アメリカの「面子を汚す」行為であったはずである。

 

アメリカの「世界の警察」という威信への挑戦である。世界
中がアメリカの反応を注視しているのだ。

 中国は、分かっているのだろうか。虎の尾を踏んでしまった
ことを。

 中国は、今回の防空識別圏設定で、日本を恫喝してみせ
ながら、返す刀で、国内においての反政府勢力へ遠回しの
恫喝をしてみせるつもりだったのだろうか。

しかし、まさかアメリカ空軍の示威行為で、その目論見が踏
みつぶされるとは思わなかったかも知れぬ。

 今回の中国の防空識別圏設定が、自らの国家の威信の
失墜につながるのかも知れぬ。諸刃の剣になるかも知れぬと
いうことである。

これが、中国の崩壊の始まりか?


バッハの無伴奏バイオリンソナタ第2番アンダンテをカザルスのチェロで

2013-11-26 21:56:57 | 音楽

 
カザルスのチェロの演奏は、無伴奏チェロ組曲を20代前半に聴いて、
大きなショックを受けた。

以来、カザルスはわたしが音楽をやる上で、ずっと影響を与え続けて
きた。

その後、カザルス・トリオを聴くようになり、コルトーを知り、コルトー
にものめり込んでいった。

若いころ、このカザルスとコルトーに大きな影響を受けた。

カザルスには、論理性。コルトーには、興に乗ずること。

今日、You Tubeで遊んでいたら、突然この曲に出会わせた。

無伴奏チェロ組曲や大公トリオからは想像できない叙情的で
若干甘美で愛おしげな情趣に、驚いてしまった。

思いがけないカザルスの一面に出会えて、嬉しいものがある。

 


中国国防省、防空識別圏設定で日本の抗議を拒絶 「あれこれ言う権利はない」

2013-11-25 14:30:18 | 政治

ヤフーの記事である。

中国国防省、防空識別圏設定で日本の抗議
を拒絶 「あれこれ言う権利はない」

11.25 10:40 [日中関係]

 【北京=矢板明夫】尖閣諸島(沖縄県石垣市)
諸島上空に中国が防空識別圏を設定した問題で、
中国国防省の楊宇軍報道官は、日本政府の抗議に
ついて、「何らの道理もなく、まったく受け入れる
ことはできない」と拒絶するコメントを発表した。
25日の新華社通信が伝えた。[記事詳細]

以上。

ヤフーの記事にこういうのもあった。

  1. 中国公使、防空識別圏への日本の抗議に
    四の五言うな

サーチナニュース ‎- 1 日前

中国メディア・環球網は23日、中国による防空
識別圏設置に日本政府が抗議を申し出たことにつ
いて、駐日公使が「その場で却下した」と報じた。


以上。

「ぬけぬけと」とは、こう言うことだ。太平洋分
割案を言い出すくらいだから、驚くべきことでは
ないかもしれない。

ところで、次の記事が意味することを中国は知っ
ているのか。

 

韓国、日本の集団的自衛権行使で「3大原則」提示
 国際社会の容認抗しきれず

11.25 11:48 [韓国]

 日本の集団的自衛権行使容認をめぐる議論に関し、
韓国政府が最近、韓国側の要請を盛り込んだ「三大
原則」を外交ルートを通じ口頭で日本政府に伝えた
と、25日付の韓国紙、中央日報が報じた。北朝鮮
に対する自衛権行使でも、韓国の事前承認を得るこ
となどを求めている。[記事詳細]

以上。

中国が、世界に君臨することを欧米は、好ましく思
わない。これである。

中国の尖閣諸島への防空識別圏の設定は、間接的に
アメリカの防空識別圏の侵害になることに気づかな
いのだろうか。

太平洋分割案を実前されては、欧米にとっては、善
し悪しは別として、植民地時代の既得権侵害になる
ということを知っているのだろうか。

太平洋分割案を実前され、これから伸びゆく東南ア
ジアを中国の独占的市場とされていくことを、欧米
資本が黙認すると思っているのか。

世界を敵にするつもりだろうか。かつての日本軍国
主義の様相を呈している。

「中国の夢」は、日本の軍国主義に比べれば、欧米
にとって、比較にならないほど、戦慄するものだと
いうことのはずだが。はてさて、今の中国の勇み足
の結末に興味深いものがある。

「国家はなぜ衰退するのか」という本を読みつつあ
るが、いずれ、ソ連の「二の舞」になる様相にある。

中国の「嘘も突き通せば」という論理には、腹立た
しいものがあるが、「敵失」を気長に待つことにし
よう。