先日の試合で、浅田真央が優勝した。
ショート、フリーとも本人の納得の演技だった
ようで、嬉しいことだ。
今回、特に、ショートの演技は、今での不器用さを
払拭するいい演技になった。
キム・ヨナが、2010年バンクーバーオリンピッ
クで、金をとった時の演技を思い出した。
今回の浅田真央の演技のどの瞬間を見ても、演技
が音楽になっている。
ジャンプに入る前も、ジャンプの瞬間も、ジャン
プを終了した後も、ジャンプからジャンプへ移動
する際も、
旬の演奏家の名演奏のような素晴らしい出来ばえ
だった。
演技が音楽の名演を聴くような様であった。
ただ、やはり、キム・ヨナと浅田真央は、全く
違うアスリートであることを再認識してしまった。
よく、草食系とか肉食系とかいう表現があるが、
そのような異質性である。
今回、浅田真央の演技に女性のもつ、「たおやかさ」
が、満ち満ちていたのは、大変魅力的で好感が持て
た。
この変は、キム・ヨナの「色気」とは、違うので、同等に
比較するのは、困難だと思う。
結局、浅田真央は「女剣士」なのである。今回、
その女らしい「たおやか」な表現ができるゆとり
のある演技で、従来の真央を超えることができた。
これこそ、浅田真央にまち続けていた内容だ。
ネットでは、韓国がまた、難癖をつけて、騒いで
いる。
次回、18年冬季五輪は平昌だが、開催国の韓国
がどのような競技運営をするのだろう。興味深い
ものだ。
ところで、ネットに次のような記事があった。
プルシェンコ 真央を祝福「我々の競技を次の
レベルに押し上げた」
エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が29日、
浅田真央(23=中京大)が日本人最多となる
フィギュアスケート世界選手権優勝を果たした
ことを自身のツイッターで祝福した。
「3度の世界チャンピオンおめでとう」とし
「2回の美しいトリプルアクセル…とても誇り
に思っているし、我々の競技を次のレベルに押
し上げてくれたことに感謝する」とつづった。
以上。
この文章に
「2回の美しいトリプルアクセル…とても誇り
に思っているし、我々の競技を次のレベルに押
し上げてくれたことに感謝する」とつづった。
というのがあるが、
帝王プルシェンコは、浅田真央が、フィギュア
の歴史を変えた。と評価しているのである。
アスリートとして、これ以上の栄誉はないのでは
なかろうか。キム・ヨナは、いずれ、人の記憶
から消えていくだろう。
浅田真央は、フィギュアの歴史に残る存在になる
ということだ。
「英雄は英雄を知る」という言葉があったが、彼
女の評価は、ウリジナルというコンプレックスの
塊の有象無象の輩に、できるはずはなかろう。
身びいきの韓国国民も、その歴史の力に、抗う
ことはできまい。時が経つのを、待つのみだ。
ところで、今回、浅田真央に、人間が目標を持つ
ということは、どういうことなのか。ということ
を多いに教えられた。
バンクーバーの後、一からやり直すという
とんでもない挑戦をやってのけた。
わたしは、跳べない浅田真央を見たとき、
彼女は、もう終わりだと思ってしまった。
しかし、彼女は、その挑戦をやり遂げる
ことができた。
そこに、わたしは、彼女にリスペクトせざる
を得ない。
浅田真央のいた時代に、めぐり合わせていて、
幸運だったと思う。
素晴らしいヒロインに出会えたものだ。
彼女のこれからの長い人生に、祝福があることを
願う。