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リタイアーのよもやま話

制裁するならしろ

2013-02-15 21:15:41 | 戦争

大陸間弾道ミサイル保有が必要 北朝鮮
紙が異例の言及「制裁するならしろ」

 

2013.2.14 14:23 核・ミサイル事情

 14日付の北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、
労働新聞は「帝国主義が核兵器を持てば
われわれも核兵器を持たねばならず、大
陸間弾道ミサイル(ICBM)を保有す
ればわれわれも大陸間弾道ミサイルを保
有しなければならない」とする「政論」
を掲載、ICBM保有に異例の言及をし
た。聯合ニュースが伝えた。

 北朝鮮は「平和的な宇宙利用」を名目
に事実上の長距離弾道ミサイルを発射し
てきたが、先月24日の国防委員会声明
では「われわれが継続して発射する衛星
や長距離ロケット」が「米国を狙うこと
になる」と軍事利用を明言するなど、米
国への威嚇を強めている。

 また労働新聞は社説で、核実験を受け
た国連安全保障理事会の制裁協議などを
念頭に「制裁するならしろ」と主張。「敵
が反共和国策動の度を高めれば高めるほ
ど、われわれの軍隊と人民は実質的な対
応措置を連続して取る」と訴えた。
(共同)

以上。

核実験がうまくいったくらいで、大分、
増長しているようだ。

金正恩のデータがネットにある。1983年
1月8日(30歳)

ところで、ソ連崩壊というのがあった。

1991年12月25日にソビエト連邦(ソ連)
大統領ミハイル・ゴルバチョフが辞任し、
これを受けて各連邦構成共和国が主権国家
として独立したことに伴い、ソビエト連邦が
解体された出来事である。

というから、この時、彼は8歳だ。

 

ところで、なぜ、ソ連は崩壊したか。

 

ネットで諸説あるが、その中でも、
80年代における米ソの軍拡競争がソ連経済
を破綻に追込み、冷戦を終わらせる一因とな
ったのは歴史の皮肉というべきか

という説に興味深いものがあるのだが。


おそらく、金正恩氏このような歴史的な話に
理解はないのかも知れない。

アメリカの核弾頭の数について

アメリカは、われわれの推計によると、2012年
までにおよそ一万基の弾頭を保有していること
になる

というのが、ウィキペディアにあったが、金正
恩氏は、自分が言っていることの意味が分か
っているのだろうか。

 

あんな広大なアメリカに数発の核弾頭を落とし
たら、一万発の核弾頭が北朝鮮に落とされるこ
とを。

夜郎自大の我が身に、気づかないようだ。自国
民を人質にして、やりたい放題の様だ。

 

ソ連でさえ、冷戦で音を上げ、崩壊してしまった
のが分からないのだろうか。


これ以上、核武装をエスカレートさせても、肝心
の国民の収奪は限界にきているだろう。
乾いた雑巾は絞れまい。自ら、国民を兵糧攻めに
していては、国民がいなくなってしまうのでは、
ないか。それでは、国家の体をなさないだろう。


われわれとしては、適当に時間稼ぎをし、相手を
増長させ、自壊していくのを待つのみだ。
敵失に勝る戦術は、ない。

 


イラン、米無人機を撃墜

2011-12-05 21:34:29 | 戦争

ヤフーのニュースである。


イラン、米無人機を撃墜…ステルス機体回収か


【テヘラン=五十嵐弘一】イラン国営通信は4日、イラン軍
当局者の話として、同軍が東部国境近くの領空内で米国の無人
偵察機を撃墜したと報じた。

 この偵察機はレーダーに捕捉されにくいステルス性能を備え
た「RQ170型」で、わずかに損傷しただけでイラン軍の
管理下にあるという。

 一方、AFP通信によると、アフガニスタンに駐留する国際
治安支援部隊(ISAF)は4日、同機は先週末、アフガン西部
で飛行任務に就いていた米偵察機かもしれないとする声明を発表
した。

偵察機は制御不能になり、行方を捜索中だったという。イラン
側が偵察機を撃墜したとしていることについて、米政府関係者
はロイター通信に「現時点で(裏付ける)証拠はない」と述べた。

 イランの核兵器開発を指摘した国際原子力機関(IAEA)
の報告書公表を受け、欧米が対イラン経済制裁を強化する中、
イランと欧米の関係は緊張の度合いを増している。


以上。

アメリカが、無人機を作れるようになって、大変驚異を感じた
のだが、このニュースにびっくりしている。

それも、ステルス機となっているから、尚更である。

一部の国で、とんでもない兵器が開発されたりすると、その
周辺国は、威圧されて堪らない。

この兵器が万能でないことが、分かったのは、アメリカが
決して万能でないことを示すものであり、安堵してやまな
い。


テロから10年、米兵の間で増える自殺

2011-09-17 12:11:34 | 戦争

ヤフーのニュースである。

その1

テロから10年、米兵の間で増える自殺
TBS系(JNN) 9月13日(火)19時37分配信

 同時多発テロから10年。テロとの戦いを続けるアメリカは、
アフガニスタンとイラクにこれまで220万人もの兵士を送っ
てきました。

今、その兵士たちの間に深刻な問題が広がっています。

 家族とともに笑顔を見せるジェレード・ヘグマンさん。彼が
陸軍に入隊したのは、同時多発テロ事件がきっかけでした。
 「夫は、自分が信じるもののために立ち上がれるということ
を誇りに思っていました」(妻のアシュリー・ヘグマンさん)

 精鋭部隊に選ばれたジェレードさんは、繰り返しアフガニス
タンとイラクに派遣されました。その間、彼の様子は少しずつ
変わっていったと妻・アシュリーさんは話します。
 「戦場で見たものや、自分のしたことの悪夢に苦しんでいま
した。

症状がどんどんひどくなって、軍に助けを求めましたが、助け
てはもらえませんでした。『お前は大丈夫だ、頑張れ』。そう
言われていました」(妻のアシュリー・ヘグマンさん)

 2人の息子と遊ぶのが、何よりも好きだったジェレードさん。

そんな彼を特に悩ませたのは、戦場で目にする子供の姿でした。
 「武器を持った子供を見たら、『自分が殺される前に射殺しろ』
と教えられていました。

夫は、目に涙をためて、震えながら『そんなことしたら自分を
許して生きていくことはできない』と言っていました」(妻の
アシュリー・ヘグマンさん)

 8度目の派兵から自宅に戻った今年6月、ジェレードさんは
自ら銃で頭を撃ち、命を絶ちました。

 対テロ戦争開始から10年が経つ今、深刻な問題となっている
のが兵士たちの間で自殺が増していることです。それも、戦争
前線の話ではありません。無事に帰還した兵士のはずが次々に
自ら命を絶っているのです。

シアトル郊外にある基地では、今年7月だけで実に5人の兵士が
自ら命を絶ちました。

 アフガニスタンへの軍事作戦を開始して10年、兵士の自殺
は増加する一方です。現役兵士の自殺は、2年連続で150人を
超えました。

今年は、それを上回る過去最悪のペースとなっています。そして、
退役した兵士の自殺は、推定で6500人にのぼるとみられて
います。

 「兵士の多くは、2回、3回、4回、時には5回以上も戦場へ
送られます。その回数が増えれば増えるほど、PTSDに苦し
危険は高まるのです」(退役問題に詳しい精神科医)

 テロとの戦いで戦地に赴いた兵士は延べ220万人。その2割
近くがPTSDに苦しんでいるといいます。

 「今日は、とても大事な話をしようと思う。自殺についてだ」
(俳優のローレンス・フィッシュバーンさん)

 軍では、俳優を使って自殺防止を呼びかけるビデオを作成しま
した。
また、退役兵士向けに開設した自殺ホットラインには、40万件
の相談が寄せられます。問題の根深さが改めて浮き彫りとなりま
した。

 「戦場でそれぞれ違う(精神的な)インパクトを受けて帰って
きた兵士たちが、3年後に再び戦場に送られているんですね」
(マレー上院議員)

 「そう、いつ爆発するか分からない。時限爆弾を抱えたまま行く
んです 」(マレン統合参謀本部議長)

 急増する兵士の自殺に、議会でも議論が始まりました。ゲーツ
前国防長官は、こんな言葉をもらしました。

 「私は兵を出すことに慎重になった気がします。どんな結果を
もたらすか見てきましたから」(ゲーツ国防長官〔当時〕)

 状況は悪化する一方ですが、財政難に苦しむアメリカには、兵士
たちのケアに金をかけられない事情があります。

 「意味のない2つの戦争に4兆ドル(320兆円)もつぎ込んで、
その戦争で傷ついた兵士を助ける金はないというわけですよ」(退
役兵士問題に詳しい弁護士)

 「銃を頭に突きつけながら、夫は叫んでいました」(妻のアシュ
リー・ヘグマンさん)

 「軍は何もしてくれない」。自殺したジェレードさんの妻・アシ
リーさんは、自らの経験を多くの人に伝えることで、現状を少し
変えたいと願っています。

 「夫は『俺が死ねばみんな幸せになれるのか?』。そう言ったん
です」(妻のアシュリー・ヘグマンさん)

 アメリカの対テロ戦争の前線には、今も10万人以上の兵士達が
います。戦いの終わりは、まだ見えていません。(13日23:17)

 

 

その2

国産テロリスト増加 米国人として母国に聖戦 

米中枢同時テロから10年、米国は新たな形態を伴うテロの
危機にさらされている。

過激なイスラム思想の洗脳を受け、米国人として母国にジハード
(聖戦)を仕掛ける「国産テロリスト」の増加である。
(産経新聞)

 

以上。


9・11から、10年経った。

わたしはその日の朝、珍しく早めに起きていたので、テレビを
見ていた。すると、とんでもないニュースが飛び込んできた。

あのビルが、焼け落ちていく映像だ。

まさか、あのアメリカ本国が、攻撃されるとは?

わたしの周囲にも、アメリカの基地がある。

県民感情として多くの反発があるが、高校時代、教壇の教師は
語った。

下手に、楯突くと、CIAにマークされるぞ。である。

だから、どんなに不条理の思いがしても、それを忍従するしか
ないのかと。

アメリカの存在は、絶対であった。

おそらく、ローマ帝国に支配されたイエス・キリストの生きた
時代も同じようなものであったのでは?


ところで、後日、このビルの倒壊には、いろいろと疑惑が
あがった。

はたして、飛行機の衝突であのような倒壊の仕方をするのか?

衝突と同時に事前に仕掛けた爆弾を、爆発させたのではと?

10年経ったあの映像を見ても、ビルの爆発処理で、倒壊する
ビルの様子とそっくりなのは、不思議でしようがない。

そのへんの疑惑が、あったが、いつのまにか、うやむやに
った。


ネットにもこのような記事がある。


疑惑 : 事前の不思議な動き
ユダヤ人の死亡者数が時間と共に著しく減り、最終的に3人と
公表。

事前に知らされていた可能性あり。ちなみに日本人で犠牲に
なった方々は24人。

911 の前週、AA(American Airlines) とUA(United Airlines)
の株取引が12倍にも増えている。
CIA 関連会社が事前に UA などの株を空売り。一番儲けたのは
モルガン・スタンレー。

9/11の数日前にあった株式市場での大量のオプション買いがイン
サイダー取引である疑いがあるにも関わらず、米政府は問題なし
している。
 
事件数日前に、多数の荷物が運び出されている。
飛行機が突入しないのになぜか崩壊した世界貿易センタービル
(WTC)第7ビルを含め、WTCを7週間前に買い取ったオーナーが、
事件前に多額の保険金を掛けている。 

 

http://rose.eek.jp/911/を参照されたし。

 

10年たった今日、いろいろとセレモニーが催しされた。

亡くなった方々には、残念だが、根本的なことが抜け落ちて
いる。

なぜ、あのビルが攻撃されたのかということである。

そのことの追求が抜け落ちている。

わたしの県のアメリカによる蹂躙は、いつまで、続くの
かと思っている。

だから、心情的には、テロまで追い詰められた、自爆者
の気持というのは理解できる。

まだ、中東のように過酷な現実ではないのが、救いだが。


おそらく、アメリカには「窮鼠猫を噛む」という諺は、
ないかも知れない。

なぜ、彼らは、自分の命を投げ打ってまで、この遠い
アメリカにテロをしかけたのかという自問である。

この素朴な質問が、彼にはできない。

今、中東の民主化で、アメリカのこれまでの独裁者との
蜜月が壊れて、うろたえていることが何を象徴しているか、
アメリカ国民は、考えているのだろうか。

最近のニュースであるが。

リビアで、2004年にアメリカのCIA=中央情報局が、
テロ組織の幹部をカダフィ政権に引き渡し、過酷な尋問を
させていた疑いを示す文書が、首都トリポリの治安機関の
建物から見つかり、アメリカがカダフィ大佐と協力して
テロとの戦いを進めていたとして、批判の声が上がって
います。

文書は、カダフィ政権の崩壊後の今月2日、トリポリに
ある治安機関の建物から、国際的な人権団体「ヒューマン・
ライツ・ウォッチ」などによって発見されました。

文書はアメリカのブッシュ政権当時の2004年のもので、
アフガニスタンで活動していたリビア人のテロ組織の幹部
について、リビアへの引き渡しを巡る、カダフィ政権と
CIAとの詳細なやり取りが記録されています。

また、リビア当局に尋問を要請する、89項目に及ぶ質問
リストも含まれているということです。

カダフィ政権は、拷問など、アメリカ国内ではできない
過酷な尋問を行っていたとされており、人権団体は「リビア
側に引き渡すことで、拷問を可能にした」として、アメリカ
の対応を批判しています。

一方、リビアでは3日、カダフィ政権を崩壊に追い込んだ
国民評議会の部隊が、カダフィ支持派が抵抗を続けている
中部のシルトやトリポリ南部のバニワリードを包囲し、投降
するよう説得を続けるとともに、軍事的な圧力を強めていま
す。

以上。

アメリカは、9・11の犠牲者の数以上に、理由もなく、
国家利益(石油資本)のためとして、多くの中東の人の運命
を弄んできている。

だから、アメリカ国民は、テロリストに怒りを持つ前に、
そのようなテロリストを生んだ自らの国家に対して、憤り
を持たねばならない。

そう、国益の名において、私腹を肥やす石油資本への怒り
を。

アメリカ国民の幸福が、アメリカ国家を通しての「自由・
平等・民主主義」の大義名分のもとによる他国の収奪に
よって、成り立っていることに、畏怖しなければならない。

でなければ、本質的にテロから解放されることはない。

そこのところが、本質的なテロからの恐怖を克服する道
である。が、容易ではないようだ。

アメリカが、いかに、ビンラディインやアフガニスタン
人の国と人生を自国の利益のために、弄んだかに視線が
向かなくては、何も本質的な解決にはたどり着かない。

9・11で悲しみに打ちひしがれる人々に対して、厳し
いことを言うのは、つらいがことの本質を見つめなけれ
ぱならない。

アメリカが、日本での普天間基地撤去を求める声に耳を
傾けることのないことが、本質的にテロの温床でもある。

 それにしても、不条理な話しである。

「テロから10年、米兵の間で増える自殺」

中東へのアメリカのちょかいは、中東の石油の利権
がらみだといわれている。

そのために、「9・11」は、アメリカの口実を設ける
ための自作自演だという話しがある。

自国の資本の権益のために、国民の命も運命も担保して
しまうという残酷さは、前にもあったことだ。

厭世気分のある国民を戦争に誘導するために、事前に
知っていた「真珠湾攻撃」を放置し、ハワイを犠牲に
して、国民を戦争に駆り立てた。


また、1835年、当時メキシコ領だったテキサス
に移住したアメリカ人たちは、合衆国の支援を受けて
独立運動を起こした。


だが圧倒的に数が多いメキシコ軍によって彼らはアラモ砦
に追い詰められ、何度も戦況を合衆国軍に伝えて援軍を頼
んだ。

だが合衆国側はこれを無視、メキシコ軍が義勇軍をみな殺し
にするまで待ち、惨殺された義勇兵の姿を国内で大々的に
宣伝した。

政府は国民の怒りがメキシコ軍に向かうよう世論を煽り、
その勢いでメキシコに宣戦布告、その結果テキサス、
ニューメキシコ、カリフォルニアを制圧、メキシコの領土の
5割を手中に収めている。

である。


「同時多発テロから10年。テロとの戦いを続ける
アメリカは、アフガニスタンとイラクにこれまで220
万人もの兵士を送ってきました」ということだが、もとは
と言えば、ブッシュの欲望の犠牲である。

忘れてはならない。


米貧困者4600万人=過去最多、人口比15%―2010年 
【ワシントン時事】

米国勢調査局は13日、2010年の米国の貧困者が4618万人(前年は
4356万9000人)と、統計を初めて公表した1959年以降最多になっ
たと発表した。

これで4年連続の増加。金融・経済危機の影響は依然消えておらず、
オバマ政権や議会に一段の景気対策を求める声が強まりそうだ。

(時事通信)

というニュースもあった。

アメリカの大資本は、他国の人の命も食らい、自国民の命も食
らって生きている。

このことに、気づかなければならない。

9・11の追悼だけでは、真の意味での追悼にはならない。


「テロから10年、米兵の間で増える自殺」アメリカは、自国の
国民も食らっている。


さて、次のようなニュースを飛び込んできた。


国産テロリスト増加 米国人として母国に聖戦 

米中枢同時テロから10年、米国は新たな形態を伴うテロの危機に
さらされている。過激なイスラム思想の洗脳を受け、米国人として
母国にジハード(聖戦)を仕掛ける「国産テロリスト」の増加である。
(産経新聞)


わたしたが、少年のころ、あんなに強大だったアメリカが、自ら
滅びようとしているのか。

9・11の追悼だけでは、真の意味での追悼にはならない。


死者22万人、支出186兆円に=アフガン・イラク戦争

2011-07-03 21:40:12 | 戦争

ヤフーのニュースである。


死者22万人、支出186兆円に=アフガン・イラク戦争
―米研究者グループ


【ワシントン時事】米ブラウン大学(ロードアイランド州)
の研究者グループは1日、アフガニスタン、イラク両戦争の
死者は計22万4000人、米政府の支出は2兆3000億ドル
(約186兆円)に上るとの報告書を発表した。

両戦争の実態は不透明な部分が多く、全体像が示される
のはまれ。

 「戦争のコスト」と題する報告書によると、少なく
見積もった場合の戦死者は米軍6000人、イラク軍9900人、
アフガン治安部隊8800人などで、軍関係者は計3万2000人。

一方、巻き添えになったイラク、アフガン、パキスタンの
一般市民は計17万2000人、反政府勢力などの死者が計2万人
という。


以上。

 

 

ニューズウィーク日本版  2011.6.29 にあった

「アラブの春」に凍るCIA

 の中に、


アルカイダの工作員イブン・アル・シェイク・アル・
リビはエジプトで拷問され、アルカイダとイラクのサダム・
フセイン大統領はつながっていると自白したが、真っ赤な嘘
だった。

アル・リビは後に、「死ぬほど痛めつけられたから」と
アメリカ側に語ったとされる。

「何かを言うしかなかった」

というのがあって、

アメリカのイラクへの戦争が、こんな情報に基づいていた
のかと思うと、なんとも喜劇としかいいようがない。

拷問を回避するための、方便でしゃべったことが、戦争の
きっかけになったとは。

歴史を振り返る時に、アメリカは何を思うのだろう。

と書いたのだが。

 

9・11の同時多発テロで、無くなった人数は、2973人と
いう数字があった。

そのテロの報復みたいな戦争をして、死者22万人、支出
186兆円になったようである。

この数字を見て、あの戦争にブッシュによって、煽られて
突進していったアメリカ市民は、どう思うのだろう。

それに同調したマスコミは、何と思うのだろう。

この戦争に反対を表明して、四面楚歌に陥った人もいたが。

煽動にのった国民、わが子を兵士として送って、わが子を無く
した国民、どのような思いで、この数値をみるのだろう。

その戦争の方便となった大量殺人兵器は、結局存在しなかった。

いったい、アメリカにとって、アメリカに雷同したヨーロッパ
諸国にとって、この数値はいったい何だろう。

アメリカは、アフガニスタンを撤退するようだが、アフガニ
スタンはアメリカが介入して何が変わったのだろう?


米軍の戦死者6000人、9・11の同時多発テロで、無くなった
人数の2973人を大幅に超えている。

多くの帰還兵は、PTSD(心的外傷後ストレス障害) に悩み、
就職難で悩んでいるはずだが。


支出186兆円、アメリカ国民の税金が戦地で、悪戯に消耗
されてしまった。

アメリカよ、いったいぜんたいあなた方は、何をしていた
のだろう。


死者22万人、支出186兆円に=アフガン・イラク戦争

2011-07-03 11:13:24 | 戦争

ヤフーのニュースである。


死者22万人、支出186兆円に=アフガン・イラク戦争
―米研究者グループ


【ワシントン時事】米ブラウン大学(ロードアイランド州)
の研究者グループは1日、アフガニスタン、イラク両戦争の
死者は計22万4000人、米政府の支出は2兆3000億ドル
(約186兆円)に上るとの報告書を発表した。

両戦争の実態は不透明な部分が多く、全体像が示される
のはまれ。

 「戦争のコスト」と題する報告書によると、少なく
見積もった場合の戦死者は米軍6000人、イラク軍9900人、
アフガン治安部隊8800人などで、軍関係者は計3万2000人。

一方、巻き添えになったイラク、アフガン、パキスタンの
一般市民は計17万2000人、反政府勢力などの死者が計2万人
という。


以上。

 

 

ニューズウィーク日本版  2011.6.29 にあった

「アラブの春」に凍るCIA

 の中に、


アルカイダの工作員イブン・アル・シェイク・アル・
リビはエジプトで拷問され、アルカイダとイラクのサダム・
フセイン大統領はつながっていると自白したが、真っ赤な嘘
だった。

アル・リビは後に、「死ぬほど痛めつけられたから」と
アメリカ側に語ったとされる。

「何かを言うしかなかった」

というのがあって、

アメリカのイラクへの戦争が、こんな情報に基づいていた
のかと思うと、なんとも喜劇としかいいようがない。

拷問を回避するための、方便でしゃべったことが、戦争の
きっかけになったとは。

歴史を振り返る時に、アメリカは何を思うのだろう。

と書いたのだが。

 

9・11の同時多発テロで、無くなった人数は、2973人と
いう数字があった。

そのテロの報復みたいな戦争をして、死者22万人、支出
186兆円になったようである。

この数字を見て、あの戦争にブッシュによって、煽られて
突進していったアメリカ市民は、どう思うのだろう。

それに同調したマスコミは、何と思うのだろう。

この戦争に反対を表明して、四面楚歌に陥った人もいたが。

煽動にのった国民、わが子を兵士として送って、わが子を無く
した国民、どのような思いで、この数値をみるのだろう。

その戦争の方便となった大量殺人兵器は、結局存在しなかった。

いったい、アメリカにとって、アメリカに雷同したヨーロッパ
諸国にとって、何とこの数値はいったい何だろう。