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リタイアーのよもやま話

自由をつくる自在に生きる

2010-07-29 23:35:34 | 若い時に読みたかった本
森博嗣氏の「自由をつくる自在に生きる」集英社新書を
読んでみた。


自由についての、あまりにも自由な考え方に、目眩がして
しまうし、ため息も出てしまう。

帯びには、「思いどおりの人生の作り方とは?」

歳をとっても遅くはない、
若くても早すぎない、
混迷の時代を生き抜くために。


とある。できれば、若い時代に読みたかった。

(30代前半には、「荘子」に凝ったので、
この時だったら、読めたかもしれない。)


ただ、われわれの時代は、理論武装という言葉が
はやった時代なので、このような本の需要があった
かというと、厳しい。

もしかして、消化不良をして、悪魔の囁きに聞こえた
のかもしれない。

著者の大学教授という身分がこのような発想を
可能にしたかもしれない。

10代でこの本を消化して読むのは、厳しいかな。

型にはまる時代も必要だから、難しいかな~?

でも、40代の半ばだったら、このような発想を
十分、消化できるかもしれない。

いろいろと迷ってしまう本だと思った。


本当のことを知る力が無い者まで、本当のことを
知る必要があるのだろうか、という疑問を個人的
には持っているからでもあるが。

二酸化炭素温暖化説の崩壊

2010-07-25 12:06:58 | 読書


大分前に、丸山茂徳氏の「科学者の9割は
『地球温暖化』CO2犯人説はウソだと知って
いる」という本について、取り上げた。


ところで、広瀬隆氏の「二酸化炭素温暖化説の
崩壊」という本が目にとまったので、購入した。

彼の著書は、若いころに夢中になって読んだことが
あって、懐かしい気分になった。

彼には悪いが、最初は、丸山茂徳氏の二番煎じ
かと思った。

が、しかしである。とんでもない。

なんとも、その内容が充実していること。

かえって、丸山茂徳氏の本が導入で、この広瀬隆氏
の著書が本論のような様だ。

誰かが、本の二割しか、重要な部分はないとも言って
いたが、とんでもない。

この本、頭の先から尻尾の先まで、捨てるところが
ない。

さすがは、広瀬氏だと久しぶりに、度肝を抜かれた。




本の帯びには、こうある。


世界中が欺かれていた!

これは、エコではない、エゴだ。

地球温暖化はCO2のせいではない



ところで、「確信犯」という語は、「倫理的に
非難されるべき犯罪や過失行為を、意図的に行う」
という意味で一般化して用いられがちだが、
これは誤用であるそうである。

が、この誤用で説明した方がいいような確信犯たる
行為をしている輩に世界中が、手玉にとられている。

読めば、読むほど、白昼強盗のような振る舞いに
われわれは、あしらわれている。

時代は、情報化時代と言われている。しかし、現実は
なんという体たらくだ。

あまりにも情けない。


人に本を勧めるのは、意外と難しいものであると
わたしは思っている。

それでも、時折、わたしはブログで、勧めたりしている
のだが┄┄。

だから、遠慮がちに勧めているつもりでいる。

しかし、今回の広瀬隆氏の「二酸化炭素温暖化説の
崩壊」集英社については、声を大にして、勧めたい
のである。

わたしは、この本がベストセラーになることを
切に望んでいる。

われわれが、この時代に責任をとり、未来に責任
ある行動をするために、この本の情報を共有する
ことが、その第一歩にもなると、思っている。

ぜひ、お願いしたいと思う。


フラダンス

2010-07-25 00:10:36 | 音楽
KAWAIPUNAHELE(曲名) KEALI'I REICHEL(プレーヤー)
を繰り返し聴いているうちに、 KEALI'I REICHELの
「涙そうそう」が見つかった。

そうするうちに、発表会かコンクールかはわからないが、
数十名の女性のフラダンスの群舞の動画が見つかった。

途中から、「涙そうそう」の演奏が始まった。
歌詞は、 KEALI'I REICHELのハワイ版の歌詞になっており、
サビからは、全く違うメロディーになっている。

フラダンスには、彼のメロディーが美しく似つかわしい、
ビギンの原曲にも勝る魅力が感じられる。

特に、女性陣の踊りを見ながら聴くと、不覚にも涙が出て
しまう。なんとも言えない優美さが漂う。

若いころ、わたしは、このフラダンスに好感を抱かなかった。

単なる民族舞踊という感想もあったし、なにしろ猥雑感を
感じたからであった。

しかし、今夜この踊りを見て、全く違う感想をもった。

優雅であり、優美なのである。

見ているうちに、感じた。

結局、踊りと舞が融合しているのでは。

ゆるやかで、優美なリズムに身を任せて
踊るのである。舞うのである。

こんなにも洗練された清潔感のする色気
があったのだとびっくりしている。


ところで、YOU TUBEで、いろんなフラダンス
の動画を見ていたところ信じられない円舞に
ぶつかった。

それは、おそらく本来の民族舞踊としてのフラダンス
である。

先程上げたフラダンスとはまったく違う民族性の濃い
雰囲気である。

土俗的な宗教性を感ずる。


男声一人のアカペラと打楽器が一個の伴奏で踊るの
である。

そして、踊る女性陣がその男声と交互に語りを入れる
のである。

一瞬、声明の響きが聞こえたのには、驚いてしまった。

本当の民族舞踊である。

最初に見た現代化したハワイアンも綺麗と思ったが、
このような流行に追従しない、おそらく地域の伝統を
守り続けようとしているような踊りを自信もって、
踊り続ける集団もいるかと思ったら、この気丈な
凛々しさに、うなってしまった。

年頃の娘が踊っている。

やはり、時代受けしたいと思うのが、普通の心情である。

しかし、彼女たちは、下手に観衆に媚びをうることなく、
自分たちの伝統のフラダンスを踊るのである。

おそらく、コンクールだと勝てない踊りである。

しかし、この健気な心意気に拍手をしたくなるの
である。

これも、嬉しい発見である。


不思議なものである。

ミスドーで流れていたBGMが、こういう発見につながる
とは。

セレンディピティである。

無意味感に苛まれて、途方にくれる日々に、
このようことを忘れさせてくれる美しいもの
に出会う。

なんと幸運なことであろう。

自分の日々が、一個でも多く、このような美しい
ものに満たされることを願ってやまない。

わたしたちのすむ社会は、疲れはてている。

ヨーロッパもアメリカもそして、日本も。

子供の頃、輝いていると約束された時代は、
結局来なかった。

デフレは進行し、就職難は激しくなる一方、
幼児虐待は頻発し、国家の存続さえ危ぶまれる。

強いられた不条理な人生に、猜疑心に苛まれる
日々にあって、その猜疑心さえも吹き飛ばして
くれる美しいものに少しでも多く出会えることを
願ってやまない。



BGM

2010-07-24 12:53:11 | 音楽

わたしの家の近くにミスタードーナツがある。


2カ所ほどあるのだが、時々、そこで、ドーナツと
コーヒーを楽しんでいる。

場所は、わたしのところから、南西に位置する隣町との
境、2キロほどのところ。

それから、高台にあるわたしのところから、南へ
坂を降りていくと、海があるが、そこの近くに
ジャスコがある。3キロほどであろうか?

(わたしは、この坂を降りて行く際のパノラマが
大好きだが)


出かけるのは、午前中の昼前である。

混んでなければ、楽しくほっとする一時、かけがえのない
時間である。

ダイエットに努力しているのに、このドーナツを楽しむ
時間は捨てがたい。

わたしの今の生活で、最大の楽しい事柄であろう。

ところで、最近、このミスドーで流れるBGMに魅了されて
しまった。

その温かい歌声に引き込まれてしまった。

BGMに合わせて、口ずさんでいる。

自分の子供の時代に戻ってしまいそうな懐かしさが漂う。

今の時代にこのような温かい音楽を聴くことができる
なんて信じられない。

こんなにも自分自身が歌ってみたいという気持ちを
駆り立ててやまない音楽があったなんて不思議である。

この曲、なんとなく、ハワイアンである。

何度か店員に聞きかけたが、うやむやになってしまった。
しかし、今日は粘ってみたら、対応してくれた職員がいた。

なんと、この曲の紹介がインターネットにあるという
ことで、携帯電話の画面で教えてくれた。

先程の流れた曲ということで、見当をつけて教えてくれた。

早速、夜はホームページを調べ、YOU TUBEで確かめている。

やはり、ハワイアンである。

昔、私たちが聴いた覚えのあるハワイアンとは違って、
アレンジそのものは、かなり現代的になっている。

しかし、このような温かい音楽を本気で歌えている人たち
が現代にいたなんて、奇跡に思う。羨ましくてしようがない。


気に入ったのが2曲あったが、
KAWAIPUNAHELE(曲名) KEALI'I REICHEL(プレーヤー)
しか、ちゃんとは分かっていない。

もう一曲は、HAWAI'I ALOHA (曲名) NA LEO(プレーヤー)
と思うが、ネット上では確かめられない。これは、CDを買うしか
ないかなと思った。


今は、KAWAIPUNAHELEを繰り返し繰り返し聴いている。

温かい、優しい、確かに今の日本でも、数多くあるだろう。

しかし、わたしたちが普段日本で聴くポピュラー、ロックやジャズ
(その他いろいろと聴いているはずだが)で、聴く温かさ、優しさ
とは違うのである。

わたしは、おそらく、30年近く、喫茶店で、夕食をとりながら、
BGMを聴いてきた。

たくさんの気に入った思い出の曲ができたが、このような温かく
優しい音楽を聴いたことがない。

いいものを見つけたど、久しぶりに幸せな気分に浸っている。

もし、時間がある方がいらっしゃれば、聴いていただけたらと
思う。

もしかすると、同感して貰える方も、いるかもしれない。

お試しあれ。



医療費の申請

2010-07-23 00:00:05 | 老後
午前中、父親の重度心身障害者医療費の
申請に出かけた。

書類を見ているうちに、わたの名前が、
扶養義務者になっているのに、気づいて
驚いてしまった。


実態からすると、経済的には、わたしの方が、
被扶養者になっているのだ。

なにしろ、病気の父親の家に同居しているし、
母親と一緒になって、父親の資産で生活
しているようなものだからだ。

実に複雑な気分である。

それにしても、わたしが病気の時には、この
わたしの扶養義務者がいないという事実を
意識させられ、つらい気分になる。

こんな時には、さすがに、独身であったことに
後悔の念がわいてしまう。

もと職場に、多くの独身がいたが、彼らも
何時の日か、この現実に戸惑うことがある
のだろうか。

なんて、いろいろと思うことがあった。

が、時はすでに遅しである。