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リタイアーのよもやま話

自滅=オウンゴール

2017-01-31 23:14:03 | 読書

エル・シオンという小説を
読み終えた。

内容的には、子どもむけのアニ
メにしてはと、思うものだった。

その中で、気になっていた文章が
あった。

ちゃんとした記憶でなかったので、
何度も何度も、読み返したら、
やっと見つかった。

それは、次の文章であった。

大きすぎる夢は人生をくるわせち
まう。

いや、人生どころか社会や、世界
まで┄。

これである。


この文章を読んで、今、世間を騒
がせているトランプ氏を思いおこ
してしまった。

ところで、野心という言葉には、
こういう成句がある。

 

〇野心ー身分不相応とみなされる
希望

〇野心は、よほどその人の器が大
きくないと、野心によってその人
は、食いつぶされる。

これは、野心の否定的な成句であ
る。
しかし、今、トランプ氏の行状を
言い当てるものではと、密かに
確信している。

ところで、国を治める要諦として、
次のようなのがあった。

 

これは、ネットから借用してきた。

老子 第六十章 大国を治むるは、
小鮮を烹るが若し

現代語訳
大きな国を治める時には、小魚を
煮る時の様に無闇にかき回さずじ
っとしてると良い。この様に「道」
にしたがって世の中を治めるなら
ば、鬼神が人に祟(たた)りを為す
事が無い。鬼神が人に祟りを為さ
ないだけで無く、祟りそのものが
人に害を為す事も無いのだ。祟り
が人に害を為す事が無いだけで無
く、「道」を知った聖人の政治も人
に害を為す事も無い。こうして鬼
神も人も害を為す事が無いので、
その恩恵が人々の身に降り注ぐの
である。

以上。

昔、中国で、性急な国政改革をし
て、失脚した政治家について、本
で読んだのだが、その本がどこに
いったか、探せないが。

心すべきである。

トランプ氏、あの品のなさは、「夜郎
自大の徒」では、勘繰っていたのだが
入国禁止令を巡るドタバタで、いよ
いよもって、夜郎自大の化けの皮が、
剥がれてきたようだ。

政治も経済も分からないただの成り
上がりの商売人が、大統領を気取っ
て墓穴を掘るのではと、思ったり
しているのだが。

かつて、イタリアのサヴォナローラ
は、神権政治を強いて、処刑された
が、はたして、トランプ氏は、強大
なアメリカを作ることができるだろ
うか。

今のところは、ロシアのプーチンが
トランプ大統領の元、現代のローマ
帝国アメリカが、終わりの始まりに
向かっていると、喜んでいるだろう。

東西冷戦で、疲弊したロシアを復権
するには、アメリカの自滅=オウン
ゴールを待つしかないと。

もしかすると、自滅=オウンゴール
は、中国も待ちかねているかもしれ
ない。

ウィキペディアより 

弦楽器による親しみやすい短い前奏で始まる。
これは昔話の「むかしむかし……」を表すテーマ
である。続いてホルンによるティル・オイレンシュ
ピーゲルの第1のテーマが出る。続いてクラリネ
ット
でティルの笑いを表すテーマが示される。ま
市場に現れたティルは牛馬を解き放し、市場
は大騒ぎになる。ティルは空を飛ぶ靴で遁走す
る。続いてティルは僧侶に変装し、でたらめな
お説教で人々を煙に巻く。独奏ヴァイオリン
退屈したティルのあくびを表現するが、ふと彼
の心に破滅への予感がよぎる(金管群による
信号)。続いてティルは騎士に変装し、美しい
淑女を口説くが彼女にあっさりと袖にされる。
怒ったティルは全人類への復讐を誓う(金管の
鋭い上昇音型)。最初の標的を俗物学者(ファ
ゴット
によるユーモラスな音型)に定めたティル
は、彼らに論争をふっかける。しかし次第に旗
色が悪くなり、論破されたティルは悔しまぎれ
に小唄を歌う。再びホルンによるティルのテー
マが現れ、次第に勢いを増していく。好き放題
にいたずらを繰り返すティルの活躍が描かれる
が、突如小太鼓が鳴り響き、ティルは逮捕され
る。金管によるいかめしい裁判のテーマが奏さ
れる。ティルは裁判を嘲笑しているが、やがて
彼は死の予感におびえて金切り声を上げる。
ついに死刑の判決が下り、ティルは絞首台に
昇らされ敢えない最期を遂げる。冒頭の「むか
しむかし……」のテーマが回帰し、ティルは死
んでも彼の残した愉快ないたずらは不滅であ
ることを示すティルの笑いの動機で曲が締め
くくられる。

 

 


【全編】政財界の「機密情報」を苫米地英人がすっぱ抜く

2017-01-28 23:08:11 | 経済

偶然にも、面白い動画に遭遇した。

四季報の株価のチャートを片っ端から
めくってみたら、一斉に株価が上昇し
ていて、失神しそうになった。

アベノミックス騒ぎで、株価が上昇して
いたのかなんて、驚いた。

その時流に乗れなかった悔しさが
募ったのだが、実は、その後、
とある動画を観て、これまた、失神
しそうになった。

次の動画がそれである。

【全編】政財界の「機密情報」を苫米地英人がすっぱ抜く

この動画を観て、素人だましのアベノ
ミックスのからくりに、愕然としてしまう。

結局、年金から持ち出された資金は、
含み損の塩漬けになり、莫大な損害を
被るのだが、誰が責任をとってくれる
のだろう。

年金の繰り下げももくろむ状況に
あって。

私利私欲のために、公金を弄んで
いる。このような総理を誰もが、支
持しているのだ。

なんとも、腹立たしい。

ただ、この動画で、気付いたのだが
トランプ氏が、TPPを撤回したのは、
日本が国家破産する事態を回避
したように解釈され、幸運と言え
たりするのか?

自民党は、TPPの実現を目論んで
いるのだが、日本の国債の買い手
がいなくなり、国家破産するのは
想定していなかったのだろうか。

恐ろしいことだ。

ここまで、知恵がまわっていな
かったとは。

とにかく、興味深い動画である。 

 


排他的なトランプ

2017-01-23 21:41:53 | 政治

 アメリカ大統領トランプ氏の
排他的な姿勢に、大きな疑問を
感ずるのであるが、出口治明氏
の著作を引用して、その思いを
述べてみたい。

以下を、彼の著作からの引用で
ある。

 1492年にイサベルとフェ
ルナンドは、スペインを統一
しましたが、この「カトリッ
ク両王」は、ただちにユダ
ヤ人の迫放を実行しました。
スペインを純粋なキリスト
教徒の国にするというわけ
です。

 スペイン統一に多大の功
績があったのは、カスティ
ージャ王国の財力と軍事力
でしたが、この国の大蔵大
臣はユダヤ人でした。ユダ
ヤ人が金策を行ない財力を
貯えて軍事費を捻出したお
かげで統一が成し遂げられ
たのです。それなのに統一
が成就した途端、ローマ教
皇に「カトリック両王」な
どと褒められると、もっと
褒められようと思ったのか、
イサベル夫婦はユダヤ人を
追放します。どうもあまり
賢い夫婦ではなかったよう
です。

 こうして金融に通じた大
勢のユダヤ人がスペインを
追われました。彼らを受け
入れたのは、どこでしょう
か。それはオスマン朝の都
コンスタンティノープルで
す。

 オスマン朝(1299~1922)
は、その当時はまだまだ伸
び盛りの国でした。スルタ

ンは次のように考えていま
した。

 「わが国はこれからもっ
と大きくなる。有能な人材
は歓迎するので世界中から
来てほしい」

 こうしてオスマン朝の国
力は豊かになっていきます。

そしてスレイマン一世の頃
には、新たに大艦隊を建造
することも、大量の海賊を
雇うことも十分に可能にな
っていたのです。

蓄財の才があるユダヤ人を
追放して純粋なキリスト教
国を目指したスペイン、観
念よりも実利を重視して富
国強兵を目指したオスマン
朝。

明日のスペインの没落を暗
示させる出来事でした。

以上である。

アメリカ人というのは、本当
の意味では、アメリカインデ
ィアンのことである。

それ以外の人は、みんな移民
である。

だから、トランプ氏の言いよ
うは、失笑ものである。

それにしても、あの排他的姿
勢で、どれだけ国益を損なう
のか、考えたことはないかも
しれない。

彼は、不動産投資家という肩書
があるので、彼の資産はこの不
動産投資で得ているとなると、
国の底辺は理解できないかも
しれない。

金持ち相手の商売しかしていな
いからだ。

商売はできても、経済が分から
ない。

なんて、ことがあるかもしれな
い。


トランプ氏

2017-01-18 22:09:59 | 日記

トランプ氏が、アメリカ大統領に
なるということで、アメリカが混
乱している。

今後少なくとも、4年間アメリカ
の政治も経済も漂流するだろう。

それが、アメリカ国民にとって、
世界の政治・経済にとって、ど
れだけの損害となるだろう?

彼を選んだ選挙民の期待通りの
未来が到来するのだろうか?

ところで、プーチン氏、クリミ
ア問題で四面楚歌の状況だった。

イギリスがEUを離脱し、アメ
リカが混乱して、包囲網が緩
み、大いに喜んでいるかもし
れない。

きっと何かしらの策を巡らし
て、火事場泥棒のような振
る舞いをしかねない。

もしかして、実のところ、こ
のアメリカの混乱を目論んで、
ゲスで女にふしだらトランプ
氏を訪ロしたさい、泳がせて、
弱みを握り大統領選に出馬さ
せたのでは、なんて、最近は
大いに勘繰っている。

ロシアのプーチンにしては、
このアメリカの混乱、嬉々と
していることだろう。

 どれだけのオウンゴールをし
てくれるか。

である。

CIAにしては、敵国の情報収
集だけでなく、トランプ氏の
ような敵国に利する自国の問
題児の情報収集までは、考え
もしなかっただろう。

トランプ氏が大統領となって、
どんなにか、プーチン氏喜ん
でいることだろう。

トランプ氏のおかげで、アメ
リカが、どれだけ消耗してく
れるか。

嬉しすぎて、眠れないかもし
れない。

 


ミッチ・ミラー合唱団

2017-01-16 23:02:02 | 音楽

 

 数日前のことだ。

You Tubeで遊んでいたら、偶然にも
ミッチ・ミラー合唱団という懐かしい
名前に、出くわした。

おそらく、私達の世代で、音楽好
きだった人の中には、覚えのある
名前ではなかろうか。

若い時に、聴いた時は、この歌声
は、大味に思えて、それほど興味
をひくことはなかったのだが、今
聴いてみると、懐かしくも好感が
持てて不思議である。

ネットで調べると、日本では60
年代に流行ったようだ。

ちなみに、1960年には、私は
11歳だ。

もっとも、わたしが聴いたのは、
高校生の頃からではなかろうか。

正確なことは、記憶にない。

私たちの若い頃をふり返ると、
大味と思われたミッチ・ミラー合
唱団に同情の余地はあるなと、今に
なると思うところもある。

それというのも、私が中学校の頃、
何かの行事の時に、エルビスプレ
スリーを踊る女生徒がいたし、
中学校3年生には、「高校3年生」
の歌がヒットし、高校に入ると、
後に教育長になった同級生がベン
チャーズのコピーをして、高校の
中庭で演奏をしていた。私もペレス
プラード楽団に熱中したし、人に
よって、ビートルズに凝ったり、
PPMの反戦歌に夢中になっている
人もいただろう。

だから、男声合唱団というどち
らかというと、モノトーン的な
響きでは、聴き映えとして、ハ
ンディがあったろう。

そういうことで、彼らの音楽を
大味と感じたかもしれぬ。

最初の歌のアニーローリーは
良く歌った。懐かしいものだ。

ところで、「蛍の光」が、英語
で歌われているのは、驚きだ。

これは、私の勉強不足である。

残念ながら。

それはさておき、英語で歌わ
れているのに、切々と迫るの
は、どういうことだろう。

まずテンポが好ましく感じら
れる。ゆったりとした心地よ
い速さである。

その晴れがましくも、決然と
歌う様は、雄々しさと凛々し
さに満ち、若干の哀愁を感じ
させながらも、胸に迫るもの
がある。歌が終わると同時に、
ひれ伏したくなる余韻はなん
だろう。

未来は、希望に満ち、時がく
れば、各々にそれなりの幸せ
を約束してくれるような気が
した遠い昔が脳裏に蘇る。

過去が良かったというのは、
大きな勘違いである。という
のは、良く言われてことであ
る。

であるにしても、未来に希望
が持てなくなった時、ふり返
ると眩しく輝く時間があり、
思い返しては、甘美な時間に
遊べるのは、それはそれとし
て、贅沢なことではなかろう
か。

わたしたちの世代までは、卒
業式で歌ったはずだ。

又、船の出航の際には、BGMと
して、流れることが多かったと
記憶にある。

このような心持ちを、歌えた
時代があった。共有できた時
代があった。今、何かしらに
感謝したい思いだ。

今となっては、得難い貴重な
経験であり、財産だろう。

今の時代には、忘れられた。
いや、今の若者には感じよう
もない情趣だろう。

なんとも、贅沢なことだ。

追記

次のことが、ネットにあった。

スコットランドの「オールド・
ラング・サイン」(Auld Lang
Syne)
が「蛍の光」の原曲