塩野七生
ローマ人物語
賢帝の世紀[上]
24
を ちょっと前だが、やっと読
み終えた。
途中で、ギブアップして長い間
放置していたが。
出だしで、塩野氏も資料がない
と嘆いていたが、どういうわけか
前半は、読んでも頭の中で、なか
なか整理できない。
結局、苛立って、放置してしまっ
た。
最近、そうもいかんだろうと、気を
取り直して、読みだしたら、意外と
スムーズに読み進めることができた。
この本を読みながら、ぜひとも政
治家の必読書にしてもらいたいと
思った。
ところで、
最近、世間を騒がしている安倍晋三
首相の昭恵夫人の挙動に、昔読んだ
小説のことを思い出した。
「稚くて愛を知らず」 石川達三
である。
結局、あの性格は、「幼い(?)」
のである。
もっもと、本人が気づかないから
しょうがないが。
政治家の妻としての覚悟があるか、
安倍首相も将来自分が首相になる
ことは、計算に入っていなかった
かも知れぬ。
本人の最大の野望の憲法改正も妻を
見る目がなくて、失敗しそうだ。
もし、安倍首相が、石川達三の「稚
くて愛を知らず」を読んでいたら、
ちとは変わったかな?
テレビで、
柔道の“野獣”松本薫が、「結婚=
ハッピーではなく覚悟」と言い切っ
たのがあって、
そういう言葉を聞いたことがなか
ったので、ショックを感じたのだが、
言われてみれば、それが、結婚の
本当の姿かも知れぬ。
残念ながら、わたしは、覚悟が
できずじまいだったようだ。
人のことは言えないのだが、この言
葉を、昭恵夫人に聞かせたいものだ。
理解できないかもしれないなぁ~。
わたしは、国会議員には、塩野氏の
「ローマ人物語」を、ぜひ読んでも
らいたいたいと思っている。
そして、昭恵夫人にも、勿論読んで
もらいたいと思う。