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リタイアーのよもやま話

稚くて愛を知らず

2017-04-28 20:21:02 | 日記

塩野七生

 ローマ人物語
 賢帝の世紀[上]
  24

を ちょっと前だが、やっと読
み終えた。

途中で、ギブアップして長い間
放置していたが。

出だしで、塩野氏も資料がない
と嘆いていたが、どういうわけか
前半は、読んでも頭の中で、なか
なか整理できない。

結局、苛立って、放置してしまっ
た。

最近、そうもいかんだろうと、気を
取り直して、読みだしたら、意外と
スムーズに読み進めることができた。

この本を読みながら、ぜひとも政
治家の必読書にしてもらいたいと
思った。

ところで、
最近、世間を騒がしている安倍晋三
首相の昭恵夫人の挙動に、昔読んだ
小説のことを思い出した。

「稚くて愛を知らず」 石川達三
である。

結局、あの性格は、「幼い(?)」
のである。

もっもと、本人が気づかないから
しょうがないが。

政治家の妻としての覚悟があるか、
安倍首相も将来自分が首相になる
ことは、計算に入っていなかった
かも知れぬ。

本人の最大の野望の憲法改正も妻を
見る目がなくて、失敗しそうだ。

もし、安倍首相が、石川達三の「稚
くて愛を知らず」
を読んでいたら、
ちとは変わったかな?

テレビで、

柔道の“野獣”松本薫が、「結婚=
ハッピーではなく覚悟」と言い切っ
たのがあって、

そういう言葉を聞いたことがなか
ったので、ショックを感じたのだが、
言われてみれば、それが、結婚の
本当の姿かも知れぬ。

残念ながら、わたしは、覚悟が
できずじまいだったようだ。

人のことは言えないのだが、この言
葉を、昭恵夫人に聞かせたいものだ。

理解できないかもしれないなぁ~。

わたしは、国会議員には、塩野氏の
「ローマ人物語」を、ぜひ読んでも
らいたいたいと思っている。

そして、昭恵夫人にも、勿論読んで
もらいたいと思う。


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2017-04-24 06:06:52 | 日記

 





You Tubeで遊んでいたら、突然、この動画が
出てきた。

カルメン・デロリフィテェの動画である。

その高齢にびっくりした。

ウィキペディアには、こうあった。

カルメン・デロリフィテェ(Carmen Dell'Orefice、
1931年6月3日 - )はアメリカ合衆国の女性ファ
ッションモデル、俳優。ファッション業界の最高齢
の現役のスーパーモデル。 15才の時史上最年
少で『ヴォーグ』の表紙を飾って …。と

今年、86歳。

手・首筋に「老い」が、見受けられない驚きである。

美しさは、ともかく、その若々しは、あやかりたい
ものだ。


「朝鮮は中国の一部」発言に韓国激怒 

2017-04-22 20:49:56 | 日記

ネットに次のタイトルが載った。

「朝鮮は中国の一部」発言に
韓国激怒 

クリックしてみると、次のような
文章があった。

「朝鮮は中国の一部だった」 習氏が
言ったとトランプ氏 韓国激怒

すると、韓国は反論している。

韓国外務省の報道官は「韓国は過去
数千年間、中国の一部だったことはな
いというのが事実であり、これは国際
社会でも認められている明白な歴史
的事実だ」と反論した

以上。

ウリジナル精神に執着する国民性には
耐えられないかもしれない。

しかしである。

次の図を見て、韓国はなんと答える
のだろう。

後漢の時代の図である。

唐の時代の図である。

 

 以上の通り、朝鮮の一部(?)が、中国の領土
だったことが資料として残っている。

だから、「朝鮮は中国の一部だった」という
発言は必ずしも、間違いではない。

ちょっと、大げさだが。

韓国は、日本人に歴史認識云々と煩い
のだが、自己の歴史認識については、
疎いようだ。

 ところで、問題は過去のことでは
なく、これからのことだ。

次の図は、2050年極東マップという
ものだ。

 
この図の解説が次の文章だ。

 左の地図、「2050年極東マップ」
いうものをご存知でしょうか。

中国外務省から流出したものとして、
近年ネット上で話題になったもので
す。
この地図を見ると、朝鮮半島は
「朝鮮省」、日本列島は分断され「東
海省」と「日本自治区」になっています。
出生率低下で日本はどんどん減少す
るので、日本列島の西半分に溢れ
出た中国人を1億人単位で移住させ
て「東海省」とし、少数民族となった
日本人を東半分に強制移住させて
「日本自治省」にするという。
(ネットにあった資料だ)

韓国よ!
これが、中国の本音だ。

最近、ネットで、少子化対策に
移民を認めろ。
なんて、中国が言っていたの
で、このことと連動しているの
だろうか。

自国の一人っ子政策による
少子高齢化の問題はどうする
のだろう。

彼等こそ、移民が必要ではな
いか。

それは、さておき、中国の
野心には、注意した方が
いいぞ。

韓国よ。

中国は、ハワイから西は、
自分たちの取り分だと思っ
ているようだから。 

 

 


エホバの証人露で活動禁止

2017-04-21 21:08:55 | 日記

エホバの証人露で活動禁止

ネットにあったタイトルである。

次ぎのような文章がある。

同国の主要宗派であるロシア正教会
Russian Orthodox Church)はエホバ
の証人に批判的な立場を取っており、
ある教会関係者は先月、同団体を「破
壊的な宗派」と呼んでいた。

以上。

エホバの証人は、自分達以外の存在を
全て無視している。当然、彼等は、憲
法で保証されている思想・心情の自由
を否定している。

ロシア正教会にすれば、国家・社会・
地域を無視し、自分に都合の良い安逸
な聖書解釈の集団のエホバの証人の興
隆は、自分たち(ロシア正教会)の死
活問題になると思う。

彼等とっては、エホバの証人は「破壊
的な宗派」になるだろう。


彼らは、政治的なことに関わることを
禁止しており、「一種の引きこもり」
的宗教集団である。

自分達以外の存在を全て無視して
いるのに、生活保護を受けることに
ついては、矛盾を感じないようだ。
又、国民年金だって、受け取ること
に矛盾を感じていないようだ。

自分たち以外の存在を全て無視し
ているのに、自分たちが作ったわ
けでももない文明・文化の果実は、
何の疑いもなく、貪りくっている。

自らの偽善・欺瞞について、
理解が及ばないようだ。

彼等の教義からすれば、電気・
水道・交通網、インターネット等
現代文明の恩恵を受けることに、
大きな矛盾がある。何の疑問も
わかないようだ。

彼等の教義からすれば、アー
ミッュのような生活をしなけれ
ばならないのだが、そのことに
は、考えが及ばないようだ。

自分たちの「ずるさ」に、気付か
ない。

 ロシア各地に395か所の拠点を
持つエホバの証人は最高裁の決
定を不服とし、欧州人権裁判所
(European Court of Human
Rights)への提訴も辞さない構え
を見せている。

ということだが、
自分達以外の存在を認めない
集団がはたして、

欧州人権裁判所(European
Court of Human Rights)へ
の提訴も辞さない構えを見せて
いる。ことは、

大きな自己矛盾だが、気づかな
いのだろうか。

彼等の教義は、そのような訴えが
できるわけはないのだが。

彼等以外の存在は、サタン的
存在なのだから。

つまり、彼等は、彼等のいう「エ
ホバ」以外からの、助けを求める
のは、許されないのだが、気づか
ないようだ。



獣の奏者

2017-04-20 20:56:11 | 読書

獣の奏者

上橋菜穂子

講談社

を一気に読み終えた。

前に「精霊の守人」の読んだが、似た
イメージである。

大人の童話と言えると思う。

ストーリーは、主人公の少女エリンが成長して
展開されるが、どうしてどうして、哲学的だ。

 
特に、個人的に衝撃的な文章に出会った。

これである。

 

クリウは書物を開き、ぱらぱらとめく
ってみせた。

 

「これは、わたしがいま書いている本。
二つの隊商都市が辿ってきた歴史を比較
しているの。面白いわよ。こういう作業
をすると、なにが街を動かし、国を動か
すのか、よく見えるわ。

 

長い時の流れの中で多くの人々がくり返
してきた選択と、愚行。そういうものを
見つめていると、人というものが、どれ
ほど多様で、でも、どれほど似ているか
が見えてくる」

 

クリウの話を聞きながら、エリンは胸の
底が疼くような感覚を味わっていた。
子どものころに、よく感じた衝動だった。

 

なにか、自分がこれまで気づかなかった
こと- この世を動かしている、目に見え
ぬ糸に連なるなにかが、すぐそこに見
えそうになっているという、あの胸が熱
くなるような予感。

 

「わたしは┄┄」

 

思わず、エリンは口を開いた。

 

「生き物の理を学んでいます。この世に
生きる膨大で多様な生き物が、どうして、
このように在るのか知りたくて」

 

そっとクリウの本に触れながら、エリン
は言った。

 

「あなたがいま、おっしゃったことは、
人という生き物の、それですね」

 

クリウの目が輝いた。

以上。

実は、わたしの気持ちのなかにも、こ
のような感情が潜んでいる。

「生き物」を「人生」に置き換えても
いいし、「人」に置き換えてもいい。

十分に正確に言い表せないが。

いずれにせよ。

このような真摯な心持ちを、登場人物
に託して、語る作品は、わたしの読む
本の領域が狭いのか、今までの記憶に
ない。

小説がメルヘンっぽいので、深刻に
ならないのだが、それでも、人の
人生を語る小説だと思う。


できれば、政治家に読んでもらいた
いものだ。


今、北朝鮮とアメリカが挑発し合って
いるが。


登場してくる王獣と闘蛇が「核」にも
思えたりして、意味深な気分になるが。