久しぶりに、聴いている。
ネットにあったことだが、
その、いわれが書いてあった。
KCクローバーは創立50周年記念に、
"Cantate Domino in B♭-Psalm96-
for female voices and piano "を作曲
家松下耕氏に委嘱。
2010年11月27日大阪いずみホール
にて初演。
である。
先ほどのネットの受け売りだが、
「うたえ、主に向かい 新しい
歌を」で始まる有名な旧約聖書の
「詩篇96」からテキストを取り、
神への賛美と信仰の喜びが歌われ
ます。
だそうである。
作曲を委嘱したのが、ミッションスクール
の同窓生だそうで、その歌詞になる
のは、必然だが。
やはり、先ほどのネットの受け売
りである。
同震災の義援金プロジェクト「Si
ng for Japan」のために混声版
と男声版が作られ(作曲時は女声版
のみ)、それぞれが楽曲提供された
ことから、この曲は世界中の合唱
団に歌われることになり、合唱を
通じた犠牲者への追悼と復興支援
のシンボル的存在になっていきま
す。
以上。
この曲、作曲の背景とは別として
(というのも、私は無神論者と
しての立場をとっているから)
名曲が生まれる過程に出会える
のは幸運なことだ。
神を信じるかどうかは別として。
このわけの分からなくなった時
代に、何かに祈って、我が精神
が破綻しないようにと、思わざ
るを得ない。
そういう意味では、時には、
この曲を聴いて、我が神経を
癒すのも肝要なことかもしれ
ない。
歴史を振り返れば、混乱した時
代、世紀末と思われたりしたも
のの、新しい時代が到来したこ
とは、周知のことであり、どう
しようもない時代、その時代を
耐え忍び、己の時代に雌伏する
ことも肝要ではなかろうか。
時折、思うのだ。
「面白きこともなき世を面白く」
と言ったのは、幕末の志士、高杉
晋作だが、面白く生きようと、生き
急ぎしたのではと。
もっとも、西郷隆盛が生き過ぎ
なくて良かったように、彼もそ
のような人生で良かったのだろ
うか。なんて、考えないことも
ない。
そう解釈したら、西郷はどう思う
のだろう。同感としたか、それと
も否か。
個人的には、彼は、あの時に
死んで正解だったと思っている
のだが。
時折、思うのだ、彼らは、自分
の死を、どのように受けとめて、
いたのだろう。
凡人は、死に際して、往々にうろ
たえるのだが、彼らは、どうだっ
たのだろう。
歴史上の偉人とされるだけに、
興味深く思っているのだが。