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リタイアーのよもやま話

『地獄の黙示録』

2017-02-28 21:07:03 | 音楽

昨夜は、
William Orbit - Barber's Adagio For Strings 
の曲について、ブログを書いた。 

曲に併せて、激しい動画が流れたが、
それを観て、つい思い出したこと
あった。


『地獄の黙示録』という映画である。

その中で、ワーグナーの「ワルキューレ
の騎行 」が、用いられているのは、
非常に衝撃的だった。

参考まで、次のような動画があった
ので、その時の様子が、知れよう。

『地獄の黙示録 劇場公開版』 予告編

ヘリコプターで、人が虫けらのように、
殺されているシーンに、この曲が使
われている。

これは、あんまりだ。

ワーグナーが生きていたら、どう
思うのだろう。

ワーグナーの子孫だって健在の
はずだ。

何ら、抗議はなかったのだろうか。

あまりにも、ショックで未だに記憶
に残っている。

音楽が可哀相で、しようがない。


Cantique de Jean Racine

2017-02-24 20:57:39 | 音楽

Fauré: Cantique de Jean Racine (Choir of New College, Oxford)

You Tubeを聴いていたら、心地よい音楽が
流れてきた。

この曲は葬送曲ではないのだが、マレーシア
の空港で、暗殺された金正男のことが、思い
おこされた。

弟に暗殺されるかもしれないという自分の運命
を不条理に思いながら生きていたようだ。

まさか、空港の人込みの中で、殺害されるなん
て、考えてもみなかっただろう。

好感の持てる人柄が、あのような不条理な死
で、人生を終えるのは、複雑な思いがよぎる。

弟の金正恩、いつの日か、断頭台の露と消
える日、自分が葬った者たちの顔が、脳裏
に甦るのだろうか。

時折、昔観た蜷川マクベスを思いだす。

マクベス夫人は、自らの手についた王の
血が消えないことに怯え、精神を病んで
狂死します。(引用)

この場面である。

金正恩、夥しい亡霊に苛まれるかもし
れない。

それてはさておき、

今は、

Fauré: Cantique de Jean Racine
の優しさに満ちた情緒で、金正男の霊
を慰めることにしよう。

 


William Orbit - Barber's Adagio For Strings

2017-02-23 06:28:53 | 日記

最近、You  Tubeで遊んでいて、驚いて
しまったことがあった。

だいぶ前のことだ。2年くらいかな?
記憶は定かでない。

月に一度、私は、北の方角に誘わ
れて、ドライブに出かける。

天気が良くて、体調もよければバイク
で、そうでなければ、車だ。

前にも書いたが、

丘の上より、眼下に日常をに臨む。

市井の喧騒の届かぬ上質な時間
ここにあり

われは一人書に遊び、至福に至る。

ここは、??ホテル。コーヒーラウンジ。

と、評した場所が、その目的地で
ある。

ちょうど、そのラウンジで、コーヒー
と至福のケーキを楽しんでいたと
ところ、斬新なアレンジの聴き慣
れた曲が突然流れてきて、ショッ
クを受けた。

あまりにも、想定外だったが、
かっこいいのである。

そのラウンジで、数回聴いた後、
二度と聴くことはなくなったが、
その曲が欲しくて、CDを探し
たり、You  Tubeで、探したり
したのだが、まったく、徒労に
終わった。

すっかり、諦めきったところ、
突然、数日前に、You  Tube
で遭遇することになった。

それは、この曲である。

William Orbit - Barber's Adagio For Strings

Ferry Corsten氏の Remixによるものの
ようだ。

リミックス(remix)とは、複数の既存曲を
編集して新たな楽曲を生み出す手法の一
つ。、練り返す。

突然、諦めていた曲に、出会えて、
驚きの一言である。

しかし、やっと、この曲を手元にする
ことができて、この幸運を喜んで
いる。

このブログを読まれている方には、
どう思われているのだろうか?

 

 


The most BEAUTIFUL choral music EVER

2017-02-23 06:17:09 | 音楽

バーバーの弦楽のためのアダージョ である。

この曲は、オーケストラで聴くことが多いのだが、
今回のは合唱である。

オーケストラは、けっこう「深刻」で「荘重」な演奏
が多いのだが、その点、この合唱の演奏は、
だいぶ趣が違う気がする。

「静けさ」を感じてやまないが、どうだろう。

この歌詞に興味がわいたので調べた。

ネットにあったものの借用である。



Agnus Dei (神の子羊)

Agnus Dei, qui tollis peccata mundi:

  miserere nobis. 

Agnus Dei, qui tollis peccata mondi:   

  dona nobis pacem.


神の子羊、世の罪を除きたもう主よ、
  我らをあわれみたまえ。

神の子羊、世の罪を除きたもう主よ、
  我らに平安を与えたまえ。

以上。

オーケストラの演奏からは、イメージ
できない歌詞で、ちょっと意外だった。

この曲調、「静かなる悲しみ」と、受け
止めたがどうだろう。

もちろん、わたしの勝手な受け取
り方であるが。

実は、この曲調に、感ずるものが
多くあり、ブログに取り上げた。

昔、「猿の惑星」を見たのだが、
大きなショックを覚えた。

ずっと、記憶に残る映画となっ
ている。

特に、最後の砂浜に埋もれた
「自由の女神」に、大いに衝撃
を感じたものだ。

この合唱を聴いて、実は、この
シーンを思い出した。

このシーンの時に、この合唱曲
を一緒に流したら、ものすごく
似合うのではと思ったのだ。

どうだろう!?


オオカミおじさん

2017-02-20 23:12:23 | 政治

ネットに次ぎの記事が載った。

スウェーデンで攻撃、米大統領
に嘲笑

それで、クリックしてみると、
こうなっている。

スウェーデンでテロ? トラン
プ氏の勘違い発言にネットで
嘲笑

【AFP=時事】ドナルド・トランプ
(Donald Trump)米大統領がフ
ロリダ(Florida)州で18日に開い
た集会で、実際は起きていないの
にスウェーデンでテロ攻撃があっ
たかのような発言をし、ソーシャ
ルメディアで嘲笑の的になってい
る。トランプ政権では側近からも
実在しない事件に言及した発言が
相次ぎ、失態をさらしている。

と、こうである。 

そこで、なんとなく思いだした
ことがあった。

「オオカミ少年」のことだ。

ある意味で、トランプ氏、
「オオカミ少年」ではない
のか?

である。

そこで、気になった記事を思いだ
したので、検索してみた。

これである。

うそでホントを上書きする 
オルタナファクトという
トランプ政治 悪魔の戦略

気にくわない事実は「オルタ
ナティブ・ファクト(もう一
つの)」にすり替えろ──。
トランプ政治の核心に、虚偽
を事実に変える悪魔の戦略が
はっきりと見えた。

「あなたはそれを虚偽だと言
うが、我々のスパイサー報道
官は『alternative facts(も
う一つの事実)』を提供しただ
けだ」

 トランプ米大統領就任式の
参加者数をめぐり、ケリーア
ン・コンウェイ大統領顧問が
1月22日の米報道番組で使っ
た言葉が、米国内で熱い議論
を呼び起こしている。


●トランプ氏守る武器

 08年以降、民主党陣営のボ
ランティアスタッフとして米
大統領選に携わってきた海野
素央・明治大学教授(心理学
博士)と一緒に分析してみる
と、この言葉の裏には、トラ
ンプ政治を象徴する戦慄の戦
略が隠れているのがはっきり
と見えてきた。

 海野教授が説明する。

「敵を倒して支持を固めるた
め、真実に対してもう一つの
事実をつくるというメカニズ
ムが働いている。選挙選中か
ら続いているが、今はトラン
プ政治の戦略の核となった。
どんな時でもトランプ氏を守
ってくれるのが『もう一つの
事実』なのです」

クリントン陣営に身を置きな
がら海野教授が見たトランプ
陣営の選挙戦略は、「全てが
フェイク(虚偽)だった」。

 トランプ氏と蜜月関係にあ
るロシアのサイバー攻撃が疑
われた民主党関係者のメール
内容の暴露や、「クリントン
氏のメール流出事件を担当し
たFBI捜査官が無理心中した」
などという数々の虚偽ニュー
スの拡散。さも事実かのよう
にクリントン批判を続けたト
ランプ氏の選挙活動は、まさ
にオルタナティブ・ファクト
戦略そのものだった。

●虚偽を事実にすり替え

 虚偽を事実にすり替えると
いう手法は、歴代大統領には
見られない極めて恐ろしい悪
魔の戦略だ。「絶対にあって
はならないが、熱狂的な支持
者は事実確認もせず、そのま
ま信じてしまう。虚偽の事実
をつくりあげ、真実とミック
スすることで、真実の信頼性
を下げていく」と海野教授。
米報道機関を「フェイクだ」
と執拗に攻撃し続けるのも、
虚偽はメディアであって、真
実は常にトランプ政権ととも
にあるとの「もう一つの事実」
を徹底的に支持者にすり込む
戦略に基づいている。

以上。

ところで、
次ぎは、カエサルの言葉である。

人間とは噂の奴隷であり、しか
もそれを、自分で望ましいと思
う色をつけた形で信じてしまう。

次ぎは、塩野七生が「ローマ人
物語」で、言っていたことであ
る。

「人間ならば誰にでも、現実の
すべてが見えるわけではない。
多くの人は、見たいと欲する現
実しか見ていない(カエサル)」

以上。

カエサルは、現実の全てが見えて
いたのだが(結局、命と引き換え
になったが)、トランプ氏は、どこ
まで見えているのだろう。

勿論、彼の支持者もそうであるが。

オルタナファクトという技法は
結果としては、「オオカミ少年」
同じになるのではと、ふと
のだ。

「不都合な真実」を自分の都合
いい嘘で、塗り固める。

ところで、次ぎのような法則が
ある。

○「1、29、300。(ハインリ
ッヒの法則)」
工場災害に関する経験則に、ハイン
リッヒの法則がある。
1件の重大災害が起こる陰で、29
件の中程度の災害が起き、そのまた
背後に300件の軽重な災害が発生
している、というものだ。
逆に考えれば、ちょっとした災害、
中災害の繰り返しが、大災害につな
がる。

以上。

オルタナファクトで、

不都合な真実を「年がら年中」繰り
替えして隠蔽しているうちに、取り
返しつかないことになるのではと懸
念するばかりである。

「大本営放送」と本質的に同じに

なるのではないか。

いつの日か、非常事態になって、
トランプ氏が、本当のことを喋っ
ても、例の「オルタナファクト」

じゃないの。

なんて、ことにならなければいい
のだが。