とある本の中で、サッカーの岡田武史氏が語った
話だ。
以下、その文章である。
選手個人にしてもチームにしても、調子が悪くなった
とき、過去のよかったときや黄金時代に単純に戻ろうと
いう発想だと、絶対うまくいかないですね。
元に戻るんじやなくて、もっと先へいくんだ、もっと高い
ところを目指すんだという気持ちでいかないと、後戻り
したままになってしまいます。
以上。
非常に含蓄のある話と、説得力を感じた。
この話は、サッカーのようなスポーツの話だけでなく、
人生でも、そうではと、思ったからである。
人生の途中でもそうであるし、わたしたちのような定年組
の人間にとっても、示唆するものがあるのではと感じられ
たからである。
ところで、余談である。
テレビで加藤茶と高橋ジョージとラサール石井が年の差結婚
について話していたのだが、興味深い内容があった。
それは、若い奥さんが、旦那の過去の栄光には、まったく興味
・関心がないということだった。
おそらくたいていの男性にとっては、過去の華やかな時代とは
捨てがたいものだ。
だから、何かと、過去のいい思いをした時代のことを反芻して
生きていくことが、多いかと思う。
しかし、年の差結婚をした女性にとっては、男性の過去の栄光
ではなく、今、目の前にいる男性とこれから何かができそうと
いうことで、それなりに、期待して、一緒になるのかなと、
感じ入った。
そういう意味で、過去の栄光に執着するのではなく、これから
何かができる。という、可能性を求めることが、人生肝要かと
感じ入ってしまった。
余談だったが、何かしら共通するものがあるのでは、独断を
した。