中国がなくても、日本経済はまったく心配ない!
三橋貴明著
W∧C
最近、この本を読み終えた。
尖閣諸島中国漁船衝突事件で、中国から恫喝され、レア・アース
で苛め抜かれ、歯ぎしりした思いがつい先日のような気がして
ならない。
いつの間にか、中国が近隣諸国を見下し、睥睨しだしたようで
その大国意識がかいま見られるようになり、鼻持ちならないが、
次代を担いそうな勢いに、世界中の誰もが、媚びらざるを得ない
ような空気になっているのは、腹が立ってしようがない。
中国の危うさについては、アエラ等で散見することができるが、
それだけでは、実際の中国は、どうなんだろう?と思うばかり
であるのが、実情である。
ところで、今回、このようなことで、苛立ちを覚えるわたしで
あるが、とんでもない本を読むことになってしまった。
本の帯びには、このようなことが書かれている。
ほんとうは、袋小路に入った中国経済!
「日本経済の中国依存説」には根拠がない!
「世界一の外貨準備高=世界一の金持ち」ではない!
人類史上前代未聞の不動産バブル!
パリよりも上海のマンションのほうが高い!
「安い中国製品」の時代は終わる!
とある。
そして、
豊富なデータを基に、「中国経済の真実」を解き明かす!
とも書かれている。
さて、次ぎは、目次を紹介してみたい。
プロローグ レア・アースの神話
第1章 中国との貿易がゼロになると、どれくらい困るのか?
日本経済の輸出依存度はドイツの3分の1
「日本経済の中国依存説」には根拠がない
中国からの輸入の多くは、代替が効くものばかり
中国がレア・アースで9割超のシェアを握った理由
日本の「迂回輸出構造」に組み込まれている中国
中国の「心理的な侵略」の片棒を担ぐマスコミ
中国は「成長の袋小路」に入りつつある
第2章 国民を置き去りにした経済成長の欠陥
そもそもGDPとは何か?
バブル崩壊が不況を招くメカ二ズム
中国共産党が実行した3つの大規模経済対策
ここ10年間、〝投資〟経済成長を牽引してきた
不動産売買の6割が「投機目的」
個人消費中心の成長路線への転換には、時機を逸
してしまった
国民経済の発展は国民の豊かさを高めるはずだが
経済成長における日本と中国の決定的な違い
第3章 輸出に頼らざるを得ないゆえの限界
人民元を「対ドル固定相場制」に戻した思惑
「中国が失業をアメリカに輸出している」
製造大国の復活を目指すアメリカの圧力
中国こそが「グローバリズム」で輸出の利益を最も多く
得た国
中国は自国資本のみで輸出産業を維持できない
「安くない中国製品は、誰も買わない」という真実
「世界一の外貨準備高=世界一の金持ち国」ではない
国民生活を犠牲にした経済成長モデル
第4章 不動産バブルのジレンマ
〝不可思議〟に満ちた中国の統計
民主主義国が財政出勤の拡大や継続が困難な理由
日米欧を先頭に世界的に実需が縮小している
〝人類史上前代未聞〟の不動産バブル
パリよりも上海のマンションのほうが高い
出口を見いだせない共産党政府
第5章 中国は先進国になれない
〝公害〟に目をつぶる歪んだ成長路線
中国経済が突き当たった〝最大の袋小路〟
中国の個人消費が拡大しない原因
所得格差は社会不安を引き起こす水準
混在する3の格差問題
「安い中国製品」の時代は終わる
中国は〝国民国家〟ではない
インフレと高齢化の二大危機がせまる
長いエピローグ 体験者が語るチャイナリスク
あとがき
以上。
この本を読んで、いかに、わたしが、中国について無知である
かを思い知った。
中国の「心理的な侵略」の片棒を担ぐマスコミ という項も
あったのだが、結果的には、われらが選良も同様なものだろう。
管総理が本を買ったということで、ニュースになった。
国家債務危機――ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?
「これから、中国とどう付き合うか」
「デフレの正体」(藻谷浩介氏)
「国家を考える」 (故筑紫哲也氏)
等購入したようであるが、
「これから、中国とどう付き合うか」なんて、ニュースの
どこかで、見た記憶があるのだが、
まさかと、思ってしまった。今頃!
だいたいこの手の本なんて、一介の国会議員の時代で、読んで
おくべきであって、マスコミで放送されるなんて、あまりにも
不用心で情けない。
こんなことなんて、知られるべきではないのだ。
ともあれ、今回、知識人のありがたみを感じてしまった。
豊富なデータを基に、
「中国経済の真実」解き明かす!
と本の帯びにも書かれている通り、もう、お見事というしか
ない。
管首相は代表質問の答弁で、与謝野氏を三顧の礼で迎えたと
言っていたようだが、相手を間違えているのではなかろうか。
三顧の礼で迎えるべきは、三橋貴明氏のような聡明な知識人
であろう。
自らの知的ブレーンとして、どのような人物をスタッフとして
抱えるべきか、頭の回らない者が、一国の長であるのは、あま
りにも心もとない。
『あなたが総理に なって、いったい日本の何が変わるの』と
言ったのは、奥さんの菅伸子であるが、いったい日本の何が
変わるのだろう。
ということで、わたしたちは、自衛しなければならない。
今日の週刊誌に、中国のGDPのさば読みが、記事になって
いたが、わたしは、この三橋貴明氏の著書を多くの国民に
読んで貰えたらと、思ってやまない。
三橋貴明著
W∧C
最近、この本を読み終えた。
尖閣諸島中国漁船衝突事件で、中国から恫喝され、レア・アース
で苛め抜かれ、歯ぎしりした思いがつい先日のような気がして
ならない。
いつの間にか、中国が近隣諸国を見下し、睥睨しだしたようで
その大国意識がかいま見られるようになり、鼻持ちならないが、
次代を担いそうな勢いに、世界中の誰もが、媚びらざるを得ない
ような空気になっているのは、腹が立ってしようがない。
中国の危うさについては、アエラ等で散見することができるが、
それだけでは、実際の中国は、どうなんだろう?と思うばかり
であるのが、実情である。
ところで、今回、このようなことで、苛立ちを覚えるわたしで
あるが、とんでもない本を読むことになってしまった。
本の帯びには、このようなことが書かれている。
ほんとうは、袋小路に入った中国経済!
「日本経済の中国依存説」には根拠がない!
「世界一の外貨準備高=世界一の金持ち」ではない!
人類史上前代未聞の不動産バブル!
パリよりも上海のマンションのほうが高い!
「安い中国製品」の時代は終わる!
とある。
そして、
豊富なデータを基に、「中国経済の真実」を解き明かす!
とも書かれている。
さて、次ぎは、目次を紹介してみたい。
プロローグ レア・アースの神話
第1章 中国との貿易がゼロになると、どれくらい困るのか?
日本経済の輸出依存度はドイツの3分の1
「日本経済の中国依存説」には根拠がない
中国からの輸入の多くは、代替が効くものばかり
中国がレア・アースで9割超のシェアを握った理由
日本の「迂回輸出構造」に組み込まれている中国
中国の「心理的な侵略」の片棒を担ぐマスコミ
中国は「成長の袋小路」に入りつつある
第2章 国民を置き去りにした経済成長の欠陥
そもそもGDPとは何か?
バブル崩壊が不況を招くメカ二ズム
中国共産党が実行した3つの大規模経済対策
ここ10年間、〝投資〟経済成長を牽引してきた
不動産売買の6割が「投機目的」
個人消費中心の成長路線への転換には、時機を逸
してしまった
国民経済の発展は国民の豊かさを高めるはずだが
経済成長における日本と中国の決定的な違い
第3章 輸出に頼らざるを得ないゆえの限界
人民元を「対ドル固定相場制」に戻した思惑
「中国が失業をアメリカに輸出している」
製造大国の復活を目指すアメリカの圧力
中国こそが「グローバリズム」で輸出の利益を最も多く
得た国
中国は自国資本のみで輸出産業を維持できない
「安くない中国製品は、誰も買わない」という真実
「世界一の外貨準備高=世界一の金持ち国」ではない
国民生活を犠牲にした経済成長モデル
第4章 不動産バブルのジレンマ
〝不可思議〟に満ちた中国の統計
民主主義国が財政出勤の拡大や継続が困難な理由
日米欧を先頭に世界的に実需が縮小している
〝人類史上前代未聞〟の不動産バブル
パリよりも上海のマンションのほうが高い
出口を見いだせない共産党政府
第5章 中国は先進国になれない
〝公害〟に目をつぶる歪んだ成長路線
中国経済が突き当たった〝最大の袋小路〟
中国の個人消費が拡大しない原因
所得格差は社会不安を引き起こす水準
混在する3の格差問題
「安い中国製品」の時代は終わる
中国は〝国民国家〟ではない
インフレと高齢化の二大危機がせまる
長いエピローグ 体験者が語るチャイナリスク
あとがき
以上。
この本を読んで、いかに、わたしが、中国について無知である
かを思い知った。
中国の「心理的な侵略」の片棒を担ぐマスコミ という項も
あったのだが、結果的には、われらが選良も同様なものだろう。
管総理が本を買ったということで、ニュースになった。
国家債務危機――ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?
「これから、中国とどう付き合うか」
「デフレの正体」(藻谷浩介氏)
「国家を考える」 (故筑紫哲也氏)
等購入したようであるが、
「これから、中国とどう付き合うか」なんて、ニュースの
どこかで、見た記憶があるのだが、
まさかと、思ってしまった。今頃!
だいたいこの手の本なんて、一介の国会議員の時代で、読んで
おくべきであって、マスコミで放送されるなんて、あまりにも
不用心で情けない。
こんなことなんて、知られるべきではないのだ。
ともあれ、今回、知識人のありがたみを感じてしまった。
豊富なデータを基に、
「中国経済の真実」解き明かす!
と本の帯びにも書かれている通り、もう、お見事というしか
ない。
管首相は代表質問の答弁で、与謝野氏を三顧の礼で迎えたと
言っていたようだが、相手を間違えているのではなかろうか。
三顧の礼で迎えるべきは、三橋貴明氏のような聡明な知識人
であろう。
自らの知的ブレーンとして、どのような人物をスタッフとして
抱えるべきか、頭の回らない者が、一国の長であるのは、あま
りにも心もとない。
『あなたが総理に なって、いったい日本の何が変わるの』と
言ったのは、奥さんの菅伸子であるが、いったい日本の何が
変わるのだろう。
ということで、わたしたちは、自衛しなければならない。
今日の週刊誌に、中国のGDPのさば読みが、記事になって
いたが、わたしは、この三橋貴明氏の著書を多くの国民に
読んで貰えたらと、思ってやまない。