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リタイアーのよもやま話

仕事のアマ 仕事のプロ

2011-01-19 23:31:01 | 若い時に読みたかった本

仕事のアマ 仕事のプロ

長谷川和廣著

頭ひとつ抜け出す人の思考法

祥伝社


を読み終えた。

退職している人間が、このような本を読むのは奇異に
感じられる方が、多いかと思うのだが、どうしてか、
いまだに、これらの本には、興味がわいてやまない。


中に、こういうのがある。

会社を背負う「5パーセント社員」の法則

5パーセント社員:会社を背負っている社員。できる社員。
        「仕事のプロ」。
         他の組織に出ていっても、「仕事のプロ」
         として通用する人材です。

 

40パーセントの社員:あと一歩の社員。「5パーセント社員」の
           予備軍。「仕事のアマ」。
           

55パーセントの社員:その他の社員。ぶら下がり社員。


「40パーセント社員」をいかにして「5パーセント社員」に
引き上げるかが、「人の再建」の肝要だ。


以上。

わたしは、自分の商品としての労働力の生産性を、あがって
いく給料に見合うように、高めなければという考えをずっと
もってきた。

そのために、ハウツウものながら、サラリーマンの啓発系の
本をよく読んできたである。

そういうこともあって、この手の本には、興味がわくので
ある。

たとえば、

仕事のアマ  イベントが盛り上がってよかった。
仕事のプロ  イベントが顧客獲得に結びついてよかった。


仕事のアマ  給料や役職に見合う仕事をする
仕事のプロ  感謝される仕事をする

等の要領で、本が書き進められている。

わたし自身の過去を振り返ってみたが、いろいろと
及ばないことが多くて、反省のしきりである。

今更でもあるが。

この手の本を若い時に、読む機会があれば、良かった
のにと思われてならない。

ただ、「5パーセント社員」の法則については、
ショックな法則でもある。

この法則に、どれだけ耐えられる人がいる
のか、気になるところである。

この手の法則に、パレートの法則があった。
(他にもいろいろとあったが)

このパレートの法則で考えると、
職場の80%近くの仕事は、20%の職員で行われて
おり、残りの80%の職員は、職場の20%の仕事を
行っているという解釈もできるのではと、
思ったりしたものだ。

結局、一部の必死になって働く人の働きに、
一部の人間がおんぶされて生きている。と
いう解釈が成り立ったりしたものだ。

だから、なんで、自分が必死になって、働いて
人の給料を稼がなければならないのだろう。

なんて、いう考えがよぎったりして、不条理
な気分になったものだ。

久しぶりに、思い出した。

しかし、思い出したついでに、今回は、いろいろ
と考えがわきだしてきて、この不条理が論理的に
整理ができそうな気がしてきたのは、なんとなく
救われる気分がしてきている。

不条理性の止揚ができそうな気分である。

閑話休題

就活という言葉も流行るところだが、大学生に
ぜひこのような本も読んでもらいたいものだと
思った。