夢をかなえる「打ち出の小槌」
堀江貴文
青志社
にあった話である。
以下、抜粋。
時間を効率的に使いながら、
24時間、情報をインプットし続けるのだ。
すると、未来が見えてくるだろう。
情報を得るとは、未来を知ること
あなたは情報を得るということがどういうことか、わかって
いるだろうか?
ただ知識を身につけておけば、何かの役に立つといったような
簡単な話ではまったくない。
成功体験を得るために重要な視点は、そんなところではない。
情報を得るとは、未来を知ることなのだ。
情報を知らない人にとっては、情報を知っている人は未来を知っ
ていることにほかならない。
知っている人にとっては、現在のことだけど、知らない人にとって
は、それは現在のことではなくて、まだ起こっていない未来のこと
なのだ。
そして、未来を知っていることは一つの価値になっていく。
それは打ち出の小槌の一種だ。
インターネットも、メディアも、電話も当たり前に使えて、努力す
れば情報を手に入れられる環境があるのだから、情報を持つ努力は
絶対にすべきだ。
その情報の差が、価値を生み、成功体験へと結びつけてくれる。
情報は自分で取りにいく
情報は未来を知ること。
多くのチャンスは情報の差によって生まれているといってもいい。
情報で差をつけるためにも、時間を効率的に使って、積極的に情報
を取りに行かなくてはならない。
極論すれば、誰よりも早く情報を知ることで、素早く行動できる
わけだから、そこで成功を手に入れたようなものだ。
知識や情報を身につけておくことは自信を高め、大きな信用を創造
するための強みとなる。
だからこそ、情報を取るための投資は、絶対にするべきだ。
あなたは情報をどのようにして得ているのだろうか。
たまに「地方に往んでいるから、情報が遅い」みたいな
グチを言う人がいる。
たしかにインターネットやメディアが発達したとはいえ、
今でも東京と地方では、情報の差が当然ある。
だから、地方にいたら不利に決まっている。
だとしたら、情報を素早く得るために、東京に来ればいい。
それもせずに、情報が遅いといっていても、それは怠慢でしかない。
情報を得ることに対しては、それほどにコストはかからない
わけだから、情報をどのように集めていくかは、その人の姿勢
次第なのだ。
私の場合は、人と会う時間、紙の媒体から情報を収集する時間、
映像メディアから情報収集する時間、インターネット、メール
から情報を収集する時間というのを効率的に配分して、常に
その情報に接するようにすることで、できるだけたくさんの情報
を仕人れることを考えている。
情報は集めれば集めるほど、その精度が高くなる。
情報の取捨選択までできるようになると、現状だけでなく、未来の
ことまでも分析できるようになるのだ。
情報だけで他人とどれだけの差がつくかがわかるだろう。
以上。
堀江貴文氏は、ライブドア事件で、世間を騒がせた人物である。
会社を適切に運営してなく、東京証券取引所を混乱させて、
被害を被った人もけっこういたので、一般的には、評判が悪い。
しかし、いろいろな人の評価を読むと、どのように評価すべき人
であるかは、なかなかことである。
ということで、彼について、いくらかの関心はわいてくる。
今回、「情報を得るとは、未来を知ること」という言葉に、
ハッとするものがあった。
彼のこの情報の定義、新鮮なものがあった。
自分の未来を引き出すことのできる情報でなくては。
「ただ知識を身につけておけば、何かの役に立つといったような
簡単な話ではまったくない。」と語るが、えてして、そうなりがち
なところがあるのは、事実である。
「情報を知らない人にとっては、情報を知っている人は未来を知っ
ていることにほかならない。
知っている人にとっては、現在のことだけど、知らない人にとって
は、それは現在のことではなくて、まだ起こっていない未来のこと
なのだ。
そして、未来を知っていることは一つの価値になっていく。」とも
語っているが。
情報を知らない人にとっては、未来のことが、現実になっても、
見えないのではなかろうか。
情報を知らない人の横から、次から次へと、未来が素通りして
いくのではなかろうか?
「情報は未来を知ること。」心しなければ、ならない。