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「元気でいてください。」
オソルはそう言って背を向けました。
ソンギョルは、無職となりました。会社は継続しているようですが、もう自分が退く決心をしていたのです。
クォン秘書に残ってほしいと言いましたが、彼女も辞める決心でした。
クォン秘書は、辞める前に、ソンギョルにチャ会長との関わりを、出会いから話して聞かせました。
強迫症の講義での出会いが初めてでした。
クォン秘書は息子、そしてチャ会長は、ソンギョルのために学ぼうと参加したのです。
同じ境遇にあるということで、二人は悩みを共有し、理解し合う事が出来たようです。
クォン秘書は、チャ会長のソンギョルに対する愛情を感じました。
その後再会したのは、ソンギョルの乳母クムジャが亡くなった後だったようです。すっかり心を閉ざしてしまったソンギョルを心配していたとクォン秘書は言いました。
そして、クォン秘書にソンギョルを支えてほしいと頼んだのです。彼女ならソンギョルを理解してくれると思ったのです。
だから、ソンギョルのいない会社に自分が残る意味は無いと、クォン秘書は言いました。
オドルはオソルの説得もあり、大学進学をあきらめ、実業団でテコンドーを続ける決心をしました。
練習を続け、オリンピックを目指すと言いました。
そして、ジュヨンはオドルの想いを受け入れ、支える決心をしたのです。
ソンギョルは、以前、オソルからもらった手作りチョコに入っていたイルカが描かれたカードの意味が気になっていました。
それが分かりました。
近所の駄菓子屋のくじで、“もう1回チャンスがもらえる”と言う意味の5等カードだったのです。
ハインはチャ会長の治療を担当し始めました。末期がん患者の心のケアが目的のようです。
チャ会長は放射線治療を拒否していました。敢えて苦しみに耐えていたのです。
何故、この件を公表しなかった?・・・とチャ会長がハインに尋ねました。
「医者としての良心もあったでしょうが、最初からその気はありませんでした。」
と、ハインは答えました。弱みを握って脅迫しても、何も変わらないから・・・と。
オソルとはどんな関係だ?と、チャ会長。君も6年前の事故の被害者なのかと。
「いいえ。むしろ加害者です。」
ハインは、抗議デモを押さえる側だったのです。
「会社も家族もすべてを守ろうとしましたね。それで何を守れたのです?」
と、ハイン。会長は今、限界に見えます・・・。
ソンギョルが海外に旅立ちました。
それをハインから知らされたオソル。ハインはペンダントも預かっていました。
まだ間に合うぞ・・・とハイン。
「いいえ。もうお別れは言ったから。」
と、オソル。
チャ会長がオソルの家にやって来ました。
チャ会長は、オソルたち家族に頭を下げました。
謝罪をしたことが無いので、どうすればよいのか分かりません・・・と言いながら、丁寧にお辞儀をしました。
咳き込みながら。
一目で体調がすぐれない事が分かりました。
オソル父は、黙って水を差しだしました。
オソルの目から涙がこぼれ落ちました。
「遅すぎました。本当に済みません。」
チャ会長は何度も頭を下げました。
オソル父も涙をこらえていいました。
「もういいです。お帰りを。」
それだけがやっとだったようです。
帰り際、オソルがチャ会長に言いました。
「謝罪は簡単じゃありません。許すのも簡単じゃないんです。時間がかかりますが、会長の今日の姿は忘れません。」
君が正しかった・・・とチャ会長が言いました。
「後悔して苦しむべきは私だった。」
部屋に戻ってソンギョルからもらったペンダントの箱を見た瞬間、オソルの心が決まりました。
空港に急ぎました。
でも、間に合いませんでした。
チャ会長は、記者会見を開き、6年前の事故の責任が自分にあると発言。全ての責任をとるため、会長職を辞し、財産の全てを社会に還元すると言ったのです。
オソルはソンギョルのことが忘れられて言ってるようで悲しい思いをしていました。
でも、今になってソンギョルの気遣い、優しさが分かることも多々ありました。
ソンギョルは、ドンヒョンたちに、オソル母の納骨堂の清掃を頼んで行ったのもその一つでした。
そして2年後。
ソンギョルが帰国しました。すっかり潔癖症は治っているようです。母との関係も良好です。
明るくなりました。少しやせたように見えます。これは、撮影のキツさ故でしょうかね
オソルはスポーツ関係の仕事に就いているようです。選手の管理を担当してるみたいですね。
大人の女性の雰囲気です。
空港から家に向かう途中、タクシーの中からオソルを見つけたソンギョル。
雪でヒールが滑って転びそうになったのを、助けました。
あっという間の再会です。
気マズイ雰囲気は仕方がないでしょうね、二人。
オソルはお茶を飲むソンギョルの様子を見て、潔癖症がほぼ完治したことを察しました。
2年前、きちんと謝れなかったことをソンギョルは悔いていました。だから、この時、きちんと謝りました。
ソンギョルは、あのイルカのカードを差し出しました。
「君と最初からやり直したい。もう一度。」
受け取って帰ったものの、オソルは迷っていました。
ハインはオソルの心の隙間を埋めようとしていました。
でも、それは自分には無理だと、改めて感じました。ソンギョルの帰国をオソルから知らされた瞬間。
ソンギョルはチャ会長に会いに行きました。
その施設でクォン秘書とその息子に会いました。
時々、チャ会長に面会に来ているようです。寂しい思いをしているから・・・と。
チャ会長、余命3か月と言われていたんじゃなかったっけ?
でも、健在でした。体は弱ったようですが、精神的には落ち着き、穏やかに暮らしています。
「“空にすれば満たされ、手放せば手に入る”か。」
と言って笑っていました。
もう二度と会えないと思っていた・・・と涙をためて言いました。
来てくれてありがとう・・・と。
このシーン、泣けます。
やっとチャ会長とソンギョルが分かり合えた瞬間でした。ごく普通の祖父と孫の姿です。
で、ソンギョルのアプローチですが。
ま~、ひたすら一途でまっしぐらです
でも、オソルは言いました。
「無駄よ。有効期限は切れたの。」
そう言って立ち上がったオソルの首元に、自分がプレゼントしたペンダントが見えました。
オソルは嘘をついてる・・・とソンギョルは感じたのでしょう。後を追いました。
「待ってくれ。言えなかったことがある。」
と、引き留めたソンギョル。
「会いたかった。こうやって見つめ合ってることが夢みたいに感じるほど。好きになってとか振り返ってくれとは言わない。待つよ。君の心の整理がつくまで。」
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