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グムスンは、痛みに襲われていました。
吐血もしたのかな?
しかし、セヨンが見つけた時は、平常に戻っていました。
何事も無かったかのように振舞いました。
ジェホンとユニは、束の間の息抜きから帰宅しました。
韓国中を旅行していたことになっていますから、あちこちのお土産をグムスンに渡しました。
一番喜ばれたのは写真です。
ま~、上手く合成できますよね、今は。何が本当で何が偽物か、ちょっと見には分かりません。
セジュンが人が変わったように自棄に親しげに迎えたのが、ジェホンたちは、気になりました。
セジュンはキム常務を通じて、ジェホンとユニの身元調査をしていました。
勿論、これにはサンチョルが手を回していますから、大丈夫です。
セジュンは、グムスンがホテルの株をジェホンに譲ると決めたら、厄介だと考えています。
セヨンにその株を渡してしまうことも考えられますからね。
そうなると、ホテルの売却が前途多難となってしまいます。
セジュンは一応、DNA鑑定の結果は信じているようです。
しかし、身元が確認できたからと言って、人物まで信用できるかと言うと、そうじゃないわけで。
ちょっとしたことで、罠を仕掛けようとするんですね。
例えば、急に中国語で話しかけたりしてね。
中国で生活しているということになってますから。
サンチョルもジェホンも一瞬凍り付きました。
が、そこで機転の利くユニが助け舟を出しました。
「夫は聞き取れても話せないんです。中国語を覚える前に付き合い、それ以来、私が通訳してます。」
ジェホンは感謝の目を向け、サンチョルはほっとしました。
グムスンは、ジェホンにホテルの仕事をするよう言いました。
サンチョルは時期尚早だと止めましたし、ジェホンもしり込みしました。
セジュンは苦い顔をしました。
が、グムスンは言いました。
「孫たち皆が自分が死んだ後も立派に生きてほしい。特にお前は来たばかりだし、お前がここに根付いた姿を見て逝きたいんだ。」
そう言われては、拒否することができません。
ジェホは、その場では了承したフリをしました。
実は、ジェホンにホテルの仕事をさせるのは、セヨンの提案でした。
サンチョルが、セヨンにジェホンがホテルで働くことは考え直した方が良いのではと言いました。
しかし、セヨンはそれがジェホンにとっても、グムスンにとっても一番良い事だと考えています。それにしつこく反対することは、藪蛇かもしれないとサンチョルは思ったのかも。
だから、ジェホンに提案を受け入れるよう言いました。
そして、ユニの助言で、喋らなくても良い肉体労働をすることにしました。
ところが、初めて出社してみると、セヨンが自分の職場・・・企画部勤務を命じたのです。
が、すぐにキム常務から公平性に欠けるとクレームが入りました。
企画部は志望倍率の高い人気の職場ですから。
ジェホン、キム常務の言葉に即座に賛同しました。
そして、ポーターサービスの部署に配属されたのです。
ジェホンの歓迎会が開かれました。
ポーターの部署は翌日からと言う事で、セヨンの企画部の職員で初対面&お別れの飲み会となりました。
飲み過ぎてぐでんぐでんになって、帰宅したジェホン。
セヨンが抱えて帰って来たのを見て、ユニはムカつきました。
ま、新婚夫婦としての嫉妬と、セヨンはとらえたようで、ある意味自然な感情に見えましたね。
ユニは、ジェホンのことをずっと想って来たようですね。
ジェホンは全く気付いてない様子。
ユニがこの役割を引き受けたのも、これを機に関係を進めたいと思ったからでしょうね。
セギュは、少しずつジェホンのことが気に入ってきているようです。
最初は警戒していたのですが、ジェホンに全く欲と言うモノが無く、何も持っていないのに、料理を作ったりプレゼントしたりして周囲の人に与えようとする姿は、新鮮に映りました。
自分たち、そしてドンジェは、恵まれた環境で育ったため、利己的だと認識しています。ジェホンはそんな自分たちとは全く違う人種でした。
ドンジェは、おこぼれにあずかろうと言う目的があるからだと言いました。
違うとセギュは言いました。
「奴は、何も望んでいないのに、与えようとするんだ。」
そして、ジェホンたちが来てから家の中が明るいんだと言いました。
セヨンがよく笑うようになったと。
ドンジェは、営業スマイルじゃないセヨンの笑顔を、最近見た所でした。ジェホンと一緒の時でした。
グムスンは、酔っぱらって帰って来たジェホンのために、翌朝スープを作りました。
こうやって心配したり、待ったり叱ったりすることが、グムスンには嬉しいのです。
些細な事が、嬉しいのです。
そんなグムスンとジェホンの姿を見たセジュン。複雑な表情を浮かべていました。
グムスンは幸せでした。
しかし、病気は確実に進行しているようです。
病院に戻った方が・・・とサンチョルは言いましたが、グムスンは拒否しました。
今病院に行ったら、もう二度と家に戻れないと思いました。
「旅立つ前に、整理する時間が必要なの。やり残したことがある。これがお前に頼む、最期のお願いよ。」
ポーターとして働き始めたジェホン。
ドンジェが見かけて、声をかけました。自分の荷物を部屋まで運ぶようにと。
ジェホン、わざとこき使おうとしているとすぐに察しました。
運んだ荷物は、ジェホン用の服等でした。
賄賂だとドンジェは言いました。
ジェホンは断りました。
ドンジェは、グムスンがジェホンに株を譲るかもしれないと本音を言いました。
ジェホンは、うんざりすると言った表情で、興味は無いとキッパリ言いました。
ドンジェの目的は、株を譲り受けたら自分に渡せと言う事です。それを、ドンジェはセヨンに譲って恩を着せるというわけです。
ジェホンは、余計に気分を害しました。
お互い、久々に心底ムカつく相手に会ったと思ったようです。
この間、持ち場を離れたということを、チクチクとキム常務がジェホンに指摘しました。
事情を説明する気にもならなかったジェホンは、ランドリー室への異動を命じられてしまいました。
ところで、ユニは、セジュンの妻ジウォンを取り込もうとしています。
ジウォンは、既にジェホンとユニに親しみを感じています。性格良さそうですもんね、ジウォン。
一緒にショッピングに出かけた二人。
ジウォンは、友達とのランチにユニを伴いました。
ところが、その友達と言うのが、学歴を鼻にかけて、わざと英語で会話したりして、ジウォンを見下げた態度をとりました。
が、ジウォンは英語がさほど得意じゃないので、その会話の内容を理解出来ないがため、気にしていません。
ムカついたのは、ユニ。
韓国人なのに、英語で話すのはジウォンさんに意地悪してるんですかと言い放ちました。
当然相手はムッとします。
北朝鮮から来たせいか、礼儀がなってないとユニを責めました。
ジウォンは慌ててとりなそうとしましたが、ユニはもっと言い返しました。
そして、帰りましょうと、ジウォンの手を取って背を向けたのです。
おろおろするジウォンに言いました。
「頭に来ませんか?友達なんかじゃないです我慢したら病気になります。大声で思いを吐き出して。」
ジウォンは、ユニの言うとおり、大声で友達にも聞こえるように叫びました。
「自己中にもほどがある偉ぶってるんじゃないよ」
すっきりしました。
心が晴れた気分になりました。
ユニは、ハーバード大の法科大学院にいると言っていたジウォンの友人について調べました。
友人が同じところにいるようで、その友人に聞くと、名前を知らないと言いました。
学歴詐称じゃないかと、ユニは思いました。
サンチョルはセヨンに言いました。
ジェホンたちは、この家にとってお客様であって、グムスンが亡くなったら元の場所に帰る人たちだと。
あまり頼らず、信じないように・・・と。
マズいことが起こりました。
ランドリー室に異動になったジェホンは、そこで知り合いと会ってしまったのです。
それも2人・・・
芝居仲間