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ソンゴンが拉致したのは、以前、自分が運転するバスに乗った客の女性でした。
酔っぱらって、散々ソンゴンにカスハラした客です。
強力2チームが踏み込んだソンゴンの部屋には、彼の携帯が残されていただけで、証拠と呼べるものは何もありませんでした。
直前に全て焼却しておいたのです。
が、ソンゴンが使ってるバスが特定されていましたので、その行方を追う事が出来ました。
強力2チームは、バスの行き先を突き止め、応援の警官たちと共に、山狩りを開始。
寸でのところで、被害者が殺されるのを防ぐことが出来ました。
逃走したソンゴンも、捕まりました。
しかし、捕まる直前に、ソンゴンは麻薬を自ら打ちました。
麻薬で朦朧として、心神喪失状態だったから・・・と言う体を装おうとしたのです。
勿論、カン刑事をはじめとした全員が、それを分かっています。
全て計算の上でのことだと。
ナナとテホの夫婦は、いったいどういう状態なんでしょう。
テホはナナに気を遣っているし、心配もしているようです。
しかし、ナナはマイペースで、テホを待たせることも一切気にしていません。
テホはチョン会長から、内部の裏切り者を突き止めるよう命じられています。だから、今このタイミングでマックイーン社の代表マイケル・チャといくら同級生だろうと会うのは、疑われても仕方がない状況になると、不安に感じているようです。
テホは、ナナからなんらかの説明が欲しいと思っているのでしょう。
ナナは、異母兄のサンウが自分を疑っているのは昔から分かっていました。
だから、テホに自分を監視させているんじゃないかとも思っていました。
しかし、監視しているのは、ナナの方でした。
ナナは、夫テホの部屋にも、兄サンウの部屋にも監視カメラを密かに設置しています。
確かに、サンウはテホからナナの情報を得ようとしています。
が、テホは、必要最低限の情報しか、サンウには報告していないようです。
サンウからはナナを信じるなと言われ、ナナからはサンウを信じるなと言われるテホ。板挟みですな。
ヒジュは、家宅捜索の時にテホから命じられてPCを持ち出しました。
それは、漢江に捨てたとテホに報告していました。
どうして自分に任せたのかとヒジュが聞くと、信じているからだとテホは答えました。
ソンゴンはしらばっくれたままでした。
白衣連続殺人事件を真似したのは、被害者が怖がるかと思ったからだ・・・なんてね。
殺す気は無かったと、言い張りました。
「ヒョンボクが犯人とされたのが気に入らなかったんだろ?」
と、ジヒョク。
だから、ヒジュの殺害現場にソンミを遺棄したんだと。自分が真犯人だと知らせるためにと。
「お前じゃなく、違うやつが主人公になったから。そうだろ?」
ジヒョクの誘いに乗るのを、皆、待っていました。
しかし、ソンゴン、そう簡単につられて自白はしませんでした。
広域捜査隊が、やって来ました。
ホジュンを釈放して、打つ手がない状況にある広域捜査隊。
ソンゴンを引き渡せと言いました。
当然、強力2チームの面々は横取りするなと怒りました。
しかし、カン刑事があっさりと証拠共々引き渡せと言うじゃありませんか。
皆、驚きました。
広域捜査隊がどれほど必死に長期にわたって捜査してきたか知ってますからね。その努力を無駄にさせたく無いと言う気持ちからでしょうかね。
ただし、条件があると、カン刑事。
「お前らが殺人犯に仕立てたヒョンボクと彼の母親に正式に謝罪しろ。」
チャンチーム長は、頷きました。
ボギョンは、チェ課長から仕事を命じられました。
ジヒョクが訪ねたミンジの一件がナナの口からチェ課長の耳に入りました。
ジヒョクの動きをまたも止めようと考えたようですね。2年前の事件をほじくられてはマズイでしょうからね。
ミンジを訪ねたボギョンは、2年前の事件のことで最近また精神的苦痛を受けたことについて・・・と言いました。
「我が法務チームが法的措置を取ります。弊社の弁護士が告訴状を作成しました。」
ボギョンは、告訴する相手は“オ・ジヒョク刑事”と言う名前だと聞いていました。
会ってみて初めて、あの一目ぼれした刑事だと知ったのです。
こういう形で会いたくは無かったでしょうね。
躊躇しましたが、仕事は仕事です。それも、これで自分の評価が決まるかもしれないと言われていますし・・・。
意を決して、ジヒョクに書類を見せました。
ミンジに接近禁止の仮処分を申請する書類でした。
ジヒョク、すぐにどういう事情か察しました。
ボギョンが法務チームにいると聞いて、更に確信に至りました。
2年前の事件には裏があると。
ヒジュの祖父は、ニュースでソンゴンの事件を知りました。
手口が白衣連続殺人事件と同じだと伝えていました。
が、模倣犯なのかどうかは、まだ結論が出ていないと。
じっとしてはいられなくなり、広域捜査隊を訪ねて来ました。
ソンゴンが真犯人なのかと、チャンチーム長を捕まえて問いました。
いくら、捜査中だから話すわけにはいかないと言っても、引き下がりません。
チャンチーム長は、うんざりしてしまいました。
ヒジュの祖父は、どうしても事件の事が知りたいと思い、カン刑事に連絡しました。
カン刑事は、妹のチキン屋で待っていてほしいと言いました。
カン刑事とジヒョクは、ソンゴンに会いに来た人がいると、バス会社で聞きました。
妹だとか。
戸籍上、ソンゴンは孤児となっていて、家族の記録はありません。
バス会社の職員は、韓国語があまり話せないようだったので、国際養子縁組なのではないかと言いました。
カン刑事とジヒョクは、ソンゴンの妹ケインに会いに行きました。
付き添いの人によると、ケインは適応障害があるとか。だから不快な話は避けてほしいと言われました。
ジヒョクが、ソンゴンと何を話したのかと聞きました。
兄は自分が会いに行ったのが不快だったようだと、ケインは言いました。
それ以上は、話しませんでした。正確に言うと、話せなかったのです。
特に、連続殺人の罪で逮捕されたと聞くと、呼吸が乱れ始めたのです。
必死に心を落ち着けて、ケインは言いました。兄とは両親の連れ子同士で、血のつながりは無いと。
心の交流と言うモノは、昔から無かったようです。
今では更にソンゴンは英語が話せず、ケインは韓国語がイマイチ分からないということで、今回再会しても、お互い何を言っているのか、理解出来なかったようです。
「兄の話はしたくありません。」
ケインはそう言いました。
カン刑事の妹のチキン屋で待っていたヒジュ祖父ですが、結局、カン刑事とは会えませんでした。
ケインに会いに行ったりしていたので、かなり時間が遅くなってしまったのです。
仕方なく、帰路についた時、ウネを見かけました。
チキン屋で顔を合わしていたので、カン刑事の家族だと思っていたのでしょう。
ウネは、靴の片方を失くして立ち尽くしていました。
ユナの仲間の男に、暴行を受け、逃げる途中で靴が脱げてしまったのです。
男は、ウネだけ釈放されたことを恨みに思っているのです。
ヒジュ祖父は、靴屋でした。
自分の店に連れて行き、新しい靴をウネに履かせました。
ウネの心が少しだけ温かくなったようです。
カン刑事とジヒョクは、ソンゴンに会いに行きました。
翌日には広域捜査隊に移送されますから、今しか事情を聞く時間はありませんでした。
ケインの話をしました。
途端に、ソンゴンの表情が険しくなりました。余裕が無くなった感じです。
どうも、ソンゴンはケインと彼女の母親に対して強い憎しみを抱いて生きて来たようです。
ケインが会いに来た時、一方的に韓国語でケインを責めました。
ケインの母親のせいで自分の父親が死んだと思っています。
女を見るたびに、ケインの母親が浮かぶとか。
殺人の凶器は、ケインの母親が使っていた髭剃りのようです。
「これを使って人を殺す度に、お前は地獄のような苦痛を感じろ」
ケインは、ソンゴンの言葉を少しは理解していたの
ナナは父も兄も信用していません。
と言うよりは、兄のサンウには憎しみを抱いているようです。
母が死んだのは、サンウのせいだと思っているようですね。