王は愛する 韓国ドラマOST (MBC TVドラマ) | |
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ウォンソン公主は、権力の現状をサンに話しました。
自分が忠烈王の心だけを信じて元を出て高麗まで来たこと。しかし、待っていたのは、周囲の敵視。頼りになる筈だった忠烈王も敵だったこと。
そして、今、ウォンを世子の座から引きずり下ろすためには、手段を選ばない輩がひしめいているということ。命まで危ないということ。
サンは、改めてウォンの難しい立場、それによる苦しみを知りました。
ウォンソン公主がそのような過酷な環境を逃げ出さないでいるのは、ひとえに息子ウォンのため。
ウォンを王座に据え、権力を確固たるモノにするためだと言う言葉を、サンは信じました。
だからこそ、サンの父ヨンべクの財産が必要なのだと、正直にウォンソン公主は言いました。
サンがウォンソン公主の心情を理解し、立場や地位は違うけど、自分を愛する父と同じなのだと思って、少し緊張が解けかけた時。
ヨンべクの死が伝えられたのです。
いつも持ってる薬を飲んだら、こんな事にはならない筈
サンは叫びました。
その時、思い出したのです。ウォンソン公主のところで、お茶盆の傍に、それらしき物が置いてあったことを。
目に留め、気になっていたのです。
パニックになったサンはウォンソン公主のところに走りました。
ありました、薬が。
ウォンが、パニックになってるサンを落ち着かせようとしました。もう手の施しようが無いことは誰もが分かっていましたから。
その時、サンが気付きました。
何故、薬がここに・・・です。
サンの疑念が、ウォンにも伝わりました。まさか・・・ですよね。
その頃、リンはソン・インに呼び出されていました。
そこは、江陽君が住んでいる屋敷でした。
江陽君とは、リンの叔母の息子、忠烈王の長子です。本来ならば、世子になる筈でしたが、ウォンソン公主が王妃となり、状況は一変。
世子の座にウォンが座り、江陽君は寺に入れられたのです。
ウォンソン公主からいつ刺客が差し向けられるか分からない生活に精神を病み、現在はソン・インたちが匿っていました。
江陽君の悲惨な姿を見せておいて、ソン・インは言いました。今、ヨンべクはリンとサンの縁談の許しを得るためにウォンソン公主に会いに行っている・・・と。
ヨンべクが死んだ事を、ウォンソン公主の仕業だと、リンにも思いこませようと言う魂胆ですね。
リンはすぐさま王宮に駆け付けました。
そこで、ヨンべクの死を聞かされたのです。ウォンソン公主の仕業だと思わない筈はありません。
ショックを受け、激怒したリン。いつもとは違って冷静ではいられませんでした。
ウォンの言う事すら聞こうとしません。
ヨンべクの遺体とサンは、自分が引き受けます・・・と叫びました。
ウォンが、自分に任せろと言いましたが、信用できないと言ったリン。初めての言葉ですね。
思わず、ウォンはリンを殴ってしまいました。
ウォンだって、混乱しているのです。落ち着こうと、落ち着こうと、必死に自分を押さえているのでしょう。なのに、リンまでもが、自分を信じず、命令に従いません。
こんなリンを見たのは初めてだったでしょう。
誰も言葉も耳に入らないようでした。
サンは一人でした。一人で父の遺体に縋って泣いていました。
リンの顔を見てほっとしたようでした。
そこにウォンが駆け付け、自分がリンを呼び、サンを託したという体をとることに。
本当は、リンは王宮に入る事すら許されない立場でしたからね、その時は。
しかし、リンがサンの手を取っていることが、ウォンにはもっとショックでした。
ウォンソン公主も、自分に疑いが向けられるよう仕組まれたと気付いていました。
臣下を調べましたが、疑わしいのはチェ内官。彼がソン・インのスパイだということに、とっくに気づいていましたからね。
チェ内官の家族を人質にとり、口を割らせました。
チェ内官は、サンとリンを結婚させようと言う計画だと吐きました。それは江陽君を支持する者たちで、いずれリンを世子に据えようと画策していると。
ウォンソン公主には、充分推測できる事情でした。ずっと疑ってきた話しですから。
そして、リンをウォンの傍に置いて来たのは、疑いを向けられないためだった・・・とまで言いましたよ。
そして、ウォンもこの一件を調べ、ヨンべクが持病によって死ぬよう仕組まれていた事を知りました。
ところが、そうなる事を充分予測していたソン・インは、それがウォンソン公主の指示だったと証言させるように手を打っていたのです。
ウォンは、母の仕業だったと思い込んでしまいました。
ソン・インは、ウォンソン公主とウォンの仲を裂き、ウォンを孤立させようと企んでいるのです。既に、リンとの関係にも亀裂が入ったようですからね。
リンは、サンの傍でヨンべクの弔いを補助しました。
気力を失ったサンには、リンの存在が本当に大きかったようです。
一方、ウォンは、必死に気持ちを落ちつけようとしていました。
ウォンは、サンもリンも失いたくないのです。
そして、母ウォンソン公主も・・・。
なのに、全てが混乱してしまっています。どこがらどう手をつければ良いのか、分からないのです。
本当なら、サンの傍についていて慰めてやりたかったでしょう。
そんな時、臣下がウォンソン公主のところで聞いた話を伝えました。リンが傍にいたのは、ウォンの傍で成長する時を待っていたためだという話です。
でも、ウォンはそんな言葉、信じませんでした。
「私のリンだから。」
と、ウォンは言いました。そして、リンが来るのを待ちました。必ず自分に話しがあるに違いないと思ったのです。
リンは、サンと共に遠いところに行く決心をしました。
そうすることで、家門に迷惑がかかることは充分予想出来ました。
でも、このまま都に居たのでは、ウォンソン公主の手からサンを守ることはできないと思ったのです。
そして、ソン・インの元に行きました。
リンは、ウォンソン公主と同じくらいソン・インを警戒していました。サンのためには、消しておかなければいけない存在だと分かっているのです。
ところがですよ。
行った先に待っていたのは、リンを世子にと指示する者たち。
そして、その後ろには、忠烈王が。
実の息子であるウォンを廃して、リンを後継者とする父王の姿でっした。
リンは、愕然としました。
消えた兵の食糧が大量にヨンべクの所有する蔵で発見されました。
その他に、ワン・ヨンのところにも大量の食糧が運ばれたという証拠も見つかりました。
隊長たちは、いくらリンがウォンの親しい友でも、厳しく処罰するべきだと進言。ま、当たり前でしょう。そうなることを狙ったのは、ウォンソン公主でした。
ウォンは処分を保留しました。
ヨンべクの葬儀が行われました。
ウォンソン公主は、その席からリンとサンを連れてくるよう命じました。
忠烈王は、リンを。
ウォンは決心しました。今回はリンを選ぼうと。だから、ダンに王宮に入るよう命令を出したのかな?
2日後には、婚礼の儀を行い、それに伴って、ワン・ヨンたちには、それ相応の地位を与えるとの命令を出したのです。
兵の食糧の件がありますから、隊長たちはこの決定に不満を持ちました。盗賊を見逃すばかりか、地位まで与えようというのですから。
ウォンはサンに手紙を書きました。
今回の件を、許せと。以前、牢に捕らわれた時、自分はサンを選んだ。今回は、リンを選ぶから、納得してくれと。
以前、母の形見の指輪をサンがくれた時、頼みがある時は、これを・・・とサンが手形代わりに差し出しました。それを使う時が来たということです。
その手紙をサンに渡すよう指示したのですが・・・。
ウォンソン公主か、忠烈王か、そしてウォンか・・・。
誰の命令が一番早く届くかによって、今後の運命が違ってきます。
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