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ジンガンが、探し続けていた‘弟ユン’だと気付いたムヨンは、すぐさま、セランのところに行きました。
セランが、“本当に重要な事を知らない”と言っていた事を思い出したのでしょう。それが、これだと気付いたのでしょうね。
言え・・・と迫るムヨンに、セランは言いました。
知ってるくせに、何故聞くの?・・・と。
セランは残酷な人間です。人の弱みを掴んだら、それをとことん利用しようとする人間です。
「そうよ。ユ・ジンガンさん、あなたが探していた弟妹よ。本当の妹。」
最悪の事実を聞かされたムヨンは呆然とし、ふらつく足取りで出て行きました。
それを、セランは嬉しそうに見つめているのです。ムヨンの最大の弱みを掴んだ瞬間でした。
でも、それ、嘘だったようなんです。
セランは、自分の嘘が如何にムヨンを動揺させたかを確認し、ほくそ笑みました。本当に残酷です。
しかし、彼女もその嘘が後に自分に致命的な運命をもたらすとは予想もしていなかったでしょうね。
ムヨンは、必死に衝撃に耐えようとしました。
やっと、一生共に生きていける相手を見つけたと思ったのに・・・。それが実の妹だったなんて・・・。
どうすれば良いのかと、苦しみました。絶望的な気分だったでしょう。
倒れこみそうになるのを必死に堪え、一人ですべてを背負う決心をし、ジンガンのところに戻りました。
やっと帰宅したムヨンを迎えたジンガンに、ムヨンはさらっと言いました。
「別れよう。帰れ。お前は振られたんだ。」
ジンガンは突然の言葉に戸惑いました。ムヨンが居なくなっていた数時間前には、確かに愛し合っていたのに・・・ですよ。
何の冗談?・・・ですよね。
でも、ムヨンは心変わりしたの一点張り。
ジンガンには、ムヨンが何を言っても嘘だと思えました。何かに傷ついたから、嘘をついていると思いました。
ジンガンは怒って帰って行きました。
ムヨンは一人になって、部屋に入り、崩れるように座り込みました。
これで良かったんだ、これしか方法は無いと思おうとしたのでしょうが、やはり泣けて来ました。いくらなんでも、こんな酷い運命なんて・・・と。
声を殺して泣きました。
そして、立ち上がり、ジンガンとの思い出の物を、片付け始めたのです。
一旦は家に帰ったジンガンですが、やはり受け入れられません。翌朝、またムヨンの家に行きました。
でも、ムヨンは無視。
ムヨンは、セランを訪ね、以前提案されたパブの一件を引き受けると言いました。
帰宅した時、まだジンガンは待っていました。
ムヨンは、ジングクに連絡しました。ジンガンを連れ帰ってもらうためでした。
このままでは、ジンガンは絶対に引きさがらないと思いましたし、自分もジンガンの声を聞くのが辛すぎたのです。
ジングクは、理由はどうあれ、ムヨンがジンガンを突き放してくれて、ほっとしていました。
そして、一日も早くジンガンが以前のジンガンに戻ってくれることを願いました。
ムヨンは、セランから提案されたパブの準備に忙しい毎日を過ごしていました。
それでも、ジンガンのことを忘れられる筈は無く・・・。
こっそりとジンガンの様子を見に行ったりしていました。体調を崩していたようだと気付いていましたからね。
元気そうなジンガンを見て、ほっとし、微笑みました。
偶然街かどで出会う事もありました。でも、敢えてムヨンは冷たい態度を取りました。
ジンガンは、ヤン医師を訪ねました。
悩みを聞いてもらいました。
幼い頃のムヨンの話を聞きました。とても純粋な目をもっていたムヨンのことを・・・。
そして、以前、ムヨンが施設の園長さんにジンガンについて話した言葉も聞きました。
‘良く思われたい人だ’・・・とジンガンの事を話していたと。
人生に何の愛着も持っていなかったムヨンに心のよりどころができたのなら、あなたのおかげだ・・・とヤン医師は言いました。
ジンガンは、準備中のパブを見に行きました。ムヨンがいると思ったのでしょうが、会ったのはセラン。
セランは、ムヨンとジンガンの事は何でも知っている・・・という態度をとりました。
振られた理由は、ジングクに聞けばわかると、思わせぶりな言い方をしました。
そんな二人を見たムヨン。不安になりました。
もしかしたら、セランが、ジンガンに兄妹だということを話してしまったのではないかと思ったのです。
ジンガンは、タク・ソジョンを呼び出しました。ジングクには聞けませんでした。
自分はジングクと血のつながりが無い事を中学生の時から知ってる・・・と言いました。
そして、セランが言っていたムヨンとジングクの25年前の関わりが何かと聞いたのです。
タク・ソジョンは、話しました。ムヨンの父を殺したのはジングクだということを。
正当防衛だった・・・と聞いても、ジンガンにはジングクがムヨン父を殺したと言う事実だけが大きくのしかかりました。
その頃、ムヨンはセランを自宅まで送っていました。
セランがジンガンに何を話したのか、確かめたかったのです。
ジンガンが妹だということをちらつかせながら、セランは話しました。ジングクとムヨン父との事件を。
ムヨン、怒りの目でセランを見つめました。
その瞬間、ムヨンは思いました。
セランは自分とジンガンをもてあそんでいると。セランにとってはゲームでしかないその悲劇を楽しんでいると。
そして、後悔しました。
ジングクを殺そうと拳銃を手に入れてもらおうと頼ったことを。
セランを引き入れてしまったのは自分だと思いました。
自分だけが壊れると思った故でした。ジンガンとジングクまで壊してしまう羽目になるかもしれないと恐怖を感じたのでしょう。
「俺が悪かった。頼むから、あの兄妹に関わるな。」
セランからもらった車のキーを置いて出て行こうとしました。
セランはここでゲームを終わらせるなんて、考えられませんでした。
ドアを開けた瞬間、電話するわよ、あなたがそこまで心から愛する妹に・・・と言いました。
ムヨン、戻って来ました。
セランは、それでムヨンの想いが本当に深く強いと思い、嫉妬したのです。
からかうようにジンガンに何と事実を知らせようかと話し続けるのです。
ムヨンは無言で銃を放ちました。3発・・・。
ムヨンは無表情でした。
黙らせるにはこれしかないと思ったのでしょう。人生を捨てるなんて事、今のムヨンには何でもない事のようでした。
事件はあっという間に公となり、監視カメラの映像にもはっきりと銃を持ったムヨンの姿が写っていたことにより、すぐに指名手配されたのです。
パニックになるジンガン。
ジングクも焦りました。何があったのか、全く予想が出来ません。
そんな時、ムヨンからジングクに連絡が入りました。
ムヨンは両親が祀られているお寺にいました。
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