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本当にお前がやったのか?・・・とジングク。
何も答えないムヨンを見て、ジングクは本当だと思いました。
ムヨンがジングクを呼び出したのは、罪を告白するためではありませんでした。
ただただジンガンの事を確認したかったのです。
これから先も、変わらず生きて行けるかどうか・・・。殺人犯の実の兄がいると判明したとしても・・・でしょうか。
ジングクには、その質問の意味が分かりませんでした。
「ありがとう。それを言いに来た。妹のユンを守ってくれて・・・。」
ユン・・・という名前を聞いた瞬間、ジングクはムヨンが誤解している事に気づきました。
「ジンガンはお前の妹じゃない。カン・スングの子はお前だけだ。」
いったい誰がそんなことを・・・と呟いたジングク。
その時、分かったのでしょう、ジングクにも。
殺されたセランが嘘を言ったことが。
ジンガンを愛したムヨンが、絶望的になってジンガンを守るために別れを切り出し、秘密を守るためにセランを殺した・・・と。
ムヨンは呆然としました。
後悔と絶望感が彼に襲いかかったような表情です。セランの様な人間の言葉を信じてしまった自分への怒りが湧いて来たでしょう。
思わずうずくまってしまいました。
泣いていたのか、笑っていたのか・・・。
ジンガンの両親も、ムヨン母と同じ新興宗教の信者だったのです。出生届も出していない状況でした。
ムヨンは血のつながりの無いジンガンを、実の両親以上に愛して大切にしていました。
ムヨン母を宗教に引きこんだのは、ジンガンの両親でした。そしてある時、ムヨン母が夫に内緒で息子のムヨンを連れて家を出たのです。
ムヨン父が妻の他に殺した2人の信者というのが、ジンガンの両親だったのです。
ムヨンは、ジンガンが過去を知らないよう守ってくれとジングクに言いました。
ジングクは、タク・ソジョンから、ジンガンが血のつながりが無い事を知っていると告げられました。
それまでの、ジンガンの言葉の意味が、やっと彼にも分かりました。
「本当の名前は、ハン・ジョンユンだ。」
ジンガンに言いました。
ムヨンは、25年前に住んでいた家にいました。
ジングクから自首しろと言われていました。
寺で別れる時、ジングクはムヨンの腕を取って引き留めました。
でも、ムヨンは敢えて手を振りほどきました。
幼い時病院を出て行くムヨンを見送ったヤン医師も、今、自分から手を放すジングクにも責任は無いとムヨンは言いました。
「3日くれ。3日後連絡する。」
ムヨンはそう言ってジングクの前から姿を消したのです。ジングクは後を追いませんでした。
ムヨンは死のうとしていました。
遺書を書き始めたのです。そのために銃を持って来ていました。まだ2発弾は残っているよね。
心は穏やかだったようです。
ジングクから、25年前の自分とジンガンの関わりを聞いたからでしょう。
ジングクはヤン医師に相談しました。
ムヨンの行きそうな場所を聞こうと思ったのです。
何としてもムヨンを探し出し、自首させたいと思っているのです。
ジンガンは、ムヨンが人を殺した事が今でも信じられないでいました。
変わりたいと言っていましたし、変わり始めていたと確信していたからです。
でも、誰もがムヨンが犯人だと言いますし、面会に行ったユリすら、ムヨンは殺人もできる人間だと言いました。
ただ、ユリは言ったのです。
「殺人を犯したとしても、ムヨンはムヨンだ。ムヨンは理由も無く人を殺したりしない。」
・・・と。
ジンガンは、犯行の理由を探り始めました。
ムヨンの行き先・・・と考えた時、以前、ムヨンが昔住んでいた家を見つけたと話した事を思い出しました。
でも、その時は嘘だと誤魔化したのです。
もしかしたら・・・と調べて見て、ジンガンはムヨンが言ってたと思われる家を発見したのです。
そして、とうとう25年前の事件の真相をジンガンも知ってしまいました。ムヨンと自分の本名が書かれた新聞記事を見つけたのです。
タク・ソジョンから聞いた話、ムヨンの話、やけどの痕・・・全ての事がつながりました。
すぐに現地に向かいました。
ジングクは、ジンガンが姿を消した時、PCの検索履歴などから、ジンガンも25年前の事件現場の家に向かったと気付きました。
慌てて後を追うジングク。
その時、ムヨンの知り合いから連絡が入りました。
“カン・ソンホと最初に会った場所”と言えば分るから・・・とムヨンからジングクに連絡するようにと言う電話があったと。それも、3時間後に。
不安なので・・・と言う知り合い。
ジングクも、不安が増大しました。
ジンガンが、森に囲まれた家に到着しました。
その瞬間、ジンガンの記憶が呼び起こされたのです。ムヨンと一緒に遊んだ幼い頃の・・・。
自分も25年前の事件に関わっているというセランの言葉の意味が、その時分かったのでしょう。
ムヨンは遺書を書き終えていました。
その時です、ジンガンが入って来たのは。
ジンガンは、ムヨンが置いてあった銃を手にしていました。
この時はまだ、ジンガンは、ムヨンが自分から離れようとしているのは、ジングクが父親の敵だからだと思っていたのかな?
いきなり、銃を自分の頭に突きつけました。
「言って。死なないと言って。」
ムヨンが飛び付き、銃を捨てさせました。
本気か?・・・と血相を変えるムヨン。
「死にたく無い。あなたと一緒に生きたい。」
そして事件の全てを知ったと言いました。
以前、ムヨンが“何があってもお前はお前だ”と言った意味が今分かる・・・と。
「私にとっても、あなたはあなたよ。罪を償って出直して。」
それでも、出会う前に戻れと言うムヨン。
ジンガンは、幼いムヨンが描いた家族の絵を取りだしました。昔から一緒だったのに?・・・と言って。
死ぬ時は一緒よ、あなたがいるから私がいる、一人でどこへ行けと?・・・とジンガン。
「生きたい・・・。」
やっとムヨンがそう言った時、何者かが発砲したーっ
ムヨンを庇ったジンガンが撃たれちゃった
崩れ落ちるジンガンを見たムヨンも、撃たれちゃったーっ
セランの秘書だった男でした。
彼は、セランとウサンの父であるNJグループのチャン会長から命令されていたようです。
銃声に気づいたジングクが家に駆け付けた時、既に二人の息はありませんでした。
ムヨンの人生が余りにも辛くて、彼が呟いたように、何者かがわざと彼の人生をゲームにしているのではないかと思えるほどでした。
やはり、ソ・イングクssiの演技、流石です
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