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イ交通サービスチーム長の賄賂の噂はあっという間に広まり、とうとうクォン本部長の耳にまで達しました。
事実を確認することもせず、本部長はイ交通サービスチーム長を詰問しました。
大騒ぎした挙句、イ交通サービスチーム長のコートのポケットに入ったままだった封筒を開けてみると。
なんと、入っていたのはお金ではなく、焼き芋。
本部長、とんだ赤っ恥でした。
職員たちは、イ交通サービスチーム長は、そんな人ではないと思っていたのですが、やはり目撃証言があったもんだから、疑ってしまったんです。
人の噂って怖いですよね。こうやって証明されればいいけど、無実を証明できないまま、泣き寝入りする人も多いでしょうね、きっと。
イヌ父は、スヨンに言いました。
ヨルムを好きなら、悔いを残すな・・・と。
「縁というものは、何度もめぐってこない。その時、その年齢でしか出会えない縁と言うのがあるんだ。」
そう言って、笑顔で去って行きました。
ヨルムがスヨンを夕食に誘いました。
でも、スヨンは急いでいるので・・・と断りました。
ヨルムが聞きました。どれくらい待てばいいですか?・・・と。
スヨンが欲しいと言った時間のことです。
スヨンが口ごもっているところに、コ・ウンソプが。
そして、スヨンに見せつけるようにヨルムの肩を抱き寄せ、食事に行こうと連れ出したのです。
でもそれはウンソプの作戦でした。こうすれば、スヨンは必ず追ってくると考えたのです。
ところが、スヨンは追って来ませんでした。ウンソプの読みは外れました。
そこまで深刻だったのです。勇気が出なかったのです。
思い切って追いかけた時、既にヨルムとウンソプの姿はありませんでした。
帰宅途中、イ交通サービスチーム長は、一人でお酒を飲んでいる本部長を見かけ、隣に座りました。
赤っ恥をかいたことで落ち込んでいたのです。
こんな時でも、口にするのはイチーム長への憎まれ口ばかり。
本部長に心からの意見をしてあげるのは、もうイチーム長しかいません。性格は正反対でも、一番の理解者でもありました。
ヨルムとウンソプはお酒を飲んでいました。
ウンソプも損な役割ですよね。ヨルムへの想いを隠してサポート役に徹するなんてね。本当にいい人です。
ヨルムは友達としか見ていません。だから、ウンソプに男性心理を教えてほしいと言いました。
スヨンの考えている事なんて分からないとウンソプも言いました。
僕とどこが違う?どこがそんなに好きなんだ?とウンソプが聞きました。
ヨルムはあれこれ理由を挙げました。ウンソプ、聞いた自分がバカだったと思いました。余計に惨めになるだけです。
そんなこと、僕にじゃなく、本人に言え・・・とウンソプ。
「そうよね。」
ヨルム、お酒を一杯ひっかけて、駆け出しました。
タクシーに乗って家の方向に向かうと、途中でスヨンの姿を見つけました。
タクシーを降り、スヨンの方に近づいて行きました。
あなたに言いたいことが・・・とヨルム。
「好きです。私も。私もあなたが好きです。だから、故障しないで。よくわからないけど、私のために故障しないでほしい。」
それじゃ、これで・・・と背を向けて歩き出したヨルム。
でも、また戻って来ました。
「ちなみに、私は待つのが得意なんです。私の名前は何故ハン・ヨルムだと?真夏(ハンヨルム)に生まれたからです。でも私が一番好きな季節は秋なんです。私が・・・両親に初めて会ったのが秋だったから。私は両親に会えるまでずっと待っていたし、両親が離婚した時も、ずっと父の事を待っていたし、会社にも3年も待って入社したんです。だから、スヨンさん、好きなだけ時間をあげます。いくらでも待てるから。私の話はそれだけです。」
涙をためて一生懸命話すヨルム。スヨンは涙がこぼれました。
背を向けて歩いていくヨルムを追いかけました。
そして、力いっぱい抱きしめました。
翌日の朝、スヨンはヨルムにデートを申し込みました。
ヨルムは朝からずっとウキウキ気分です。
スヨンは、ウェアラブルを外して、車いすで外出しました。
本来の自分の姿をヨルムに見せようと思ったのです。
勿論、出かけた公園では皆から注目を浴びました。それでも、ヨルムに正直になろうと思ったのでしょう。
ところがです。
ヨルムが事件に巻き込まれてしまったと言う連絡が入ったのです。
帰宅しようとしたヨルムは、空港職員が元恋人の男性に首を絞められている現場に遭遇しました。
他の職員が保安チームに連絡してはいましたが、取り囲む客の誰一人として助けようとする者はいません。
ヨルムは黙って見ていられず、止めようと二人の間に入りました。
その時、男が持ってたナイフを振り回したため、ヨルムの腕を切ってしまったのです。
騒然としました。
ヨルムはショックで朦朧としてしまい、その場に座り込んでしまいました。
その時、デギとヨンジュが到着。
デギが男を取り押さえ、ヨンジュがヨルムに声をかけました。
連絡を受けたスヨンが呆然としている時、遊んでいた子供が彼にぶつかり、携帯が落ちてしまいました。
それを拾おうとしたスヨンは、そのまま前のめりに車いすから転げ落ちてしまいました。
どうしようもありません。
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