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3秒で好きになった・・・とスヨン。
その言葉、ヨルムは信じられない思いで聞きました。
驚き過ぎてぼんやりしちゃったようで、そのままスヨンの家に行っちゃった。
一旦部屋に入って、やっと少し冷静になったヨルム。
スヨンが着替えている間ににこっそりと出て行こうとしたのですが、見つかっちゃって。
ここに泊まるのは、やっぱり良くない気がするから・・・と言うヨルム。
そして、今の気持ちをスヨンに話しました。
「私は、3秒で恋に落ちることはないんです。」
僕は今、振られたんですか?・・・とスヨン。
「私は人を好きになるのに時間がかかる方だと言う話です。慎重な方なので。」
じゃ、振ったのではないと?
「まぁ、それはそうですが・・・。」
でも、一日目でもないと。
「はい。今のところは。」
分かりました、今はそこまで。誤解はしません、一日目でもないし、振ったのでもないんですよね。でも、サウナよりはここの方が良いですよ・・・とスヨン。
スヨンはキムチチゲを作ってくれました。
腕前はかなりのものらしいです。ヨルムは勉強だけじゃなく、料理まで上手いなんて・・・とますます差を感じてしまいました。
結局、その日は、スヨンの部屋のソファーで眠ったヨルムでした。
ヨルムはおっちょこちょいで失敗ばかりする人間ですが、自分を過信して図々しい態度を取るような人ではありません。
自分の能力が決して人より優れているわけじゃないと認識しているので、頑張って認めてもらおうとしています。だから、スヨンに自分の気持ちは分からないと思っているのです。
その分、弱い立場の人の心を思いやったりできるのです。
スヨンが補装具をつけていることを知った今でも、それをスヨンに問いただすようなことはしません。知りたいけど、聞きたいけど、聞いてはいけないと察したのです。腕にふと触れた時、スヨンの方からさっと引いたから。スヨンが知られたくないと思っていると察したから。
どんどんヨルムが好きになってきた私です。
イヌはヤンチーム長をお酒に誘いました。
最初は断ったヤンチーム長ですが、スヨンの事を話す良い機会だと思ったようです。
ヤンチーム長は、スヨンとどういう関係なんでしょう。
イヌは二人の関係を全く知らないようです。だから、同じ部署にスヨンが来たのは、スヨン自身の希望だと思い込んでいました。自分への復讐のために。
でも、ヤンチーム長は、自分が引っ張って来たと言いました。
辞めると言うスヨンを止めて、連れて来たんだと。
ヤンチーム長は、スヨンからイヌとの関係など、聞いているようです。
イヌは、スヨンがいると自分の人生がこじれてしまうと言いました。昔も今も。
翌朝、ヨルムが起きると既にスヨンは出社した後でした。
ちゃんとサンドイッチが置いてありました。
スヨンが早朝に出社したのには、理由がありました。
チェ保安チーム長から呼び出されていたのです。
空港は1級保安区域なので、スヨンがつけている補装具が安全なものかチェックするようクォン本部長からの指示が出たと、チェ保安チーム長。
「確認させてほしい。」
と、チェ保安チーム長。
断ったら?と、スヨン。
本部長の指示だから、事は大きくなるとチェ保安チーム長。会社に抗議すると、注目が集まることにもなると。
要するに、確認させるか、辞めるかの二つに一つだということです。
猶予は1週間。その間に、結論を出すようスヨンは言われました。
ヨルムがスヨンの部屋を出た途端、ヨンジュにばったり。
ヨンジュはすぐ隣の棟に引っ越ししてきたところでした。
しどろもどろで説明するヨルム。
焦りました。絶対に誤解されると思いました。
これは一刻も早くスヨンに伝えて、何とか誤解されない方法を練らないとと思ったヨルム。
ところが、出社しても先に来てる筈のスヨンの姿がありません。
ナム代理に、聞くと、まだ来ていないとのこと。思わず呟いてしまいました。
「おかしいわね・・・先に出社すると・・・。」
マズイとナム代理の顔を見ると、しっかり聞いていた様子。
慌てて、そんなメールが届いてたので・・・とかなんとか誤魔化そうとしましたが、もう遅い感じですね。
スヨンを見つけたヨルムは、人気の無い場所で、このことを説明。
ヨンジュに見られたこと、誤解される恐れがあること、それを会社で話したらあっという間に噂になってしまうこと等々。
聞いた人が何ていうか、私には分かります・・・とヨルム。
「“ハン・ヨルムは自分が無能だから有能な新人を捕まえた”とか、“イ・スヨンは女を見る目がない”とか“可哀そう”とか。社内でそんな噂が立ったら悪く言われるのは女の方です。」
視線だけでも傷つくということを、あなたは知らないでしょう?・・・とヨルム。
スヨンは、分かりすぎるほどに分かっています。
「あなたは何故そのことを知ってるんですか?」
と、スヨンが問いました。
「私は、家族の事とかで・・・。もうあんな思いはしたくありません。協力してください。」
と、ヨルム。
スヨン、当然です。頷きました。
ほっとしたヨルムです。
朝ごはんは食べましたか?夜は眠れましたか?・・・とスヨン。
はい・・・とヨルムが微笑みました。
ところがです。人がいないと思っていたその場所に、誰かが潜んでいたのです。
気付いたスヨンが追いかけましたが、姿を見ることは出来ませんでした。
ヨルムにこの事を話しておかないとと思ったのですが、急な仕事が入り、そのまま話す機会が持てません。
職員用の休憩室を作る案が出ていました。
適した場所を見つけ、使用許可を取るばかりとなっていたところに、商業施設チームが使うと割り込んで来たのです。
ヤンチーム長とホ商業施設チーム長は犬猿の仲。
これまた揉める元となり、決定権を持っているイヌにプレゼンをして決めてもらおうということになりました。
商業施設チームは、資料をまとめ、提出。
ヤンチーム長は、資料なんかじゃなく、実際にプレゼンで説得すると言いました。で、任せたのがスヨン。
イヌとの関係を考えると、自分は不適格じゃ?・・・とスヨンは言いましたが、敢えてスヨンに任せるとヤンチーム長は言ったのです。
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