まったり まぎぃ

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『哲仁王后(原題)』4話まで

2021-07-26 14:01:50 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

あの時自分を襲った刺客は、お前だ・・・と叫びたいところを、ソヨンはぐっと我慢しました。

真実を口にすると危険だと思ったからです。知らないフリをしよう、生き残るために・・・と。

哲宗がお茶を勧めるのも、怪しく思えました。もしかしたら、毒が入っているのかもしれないと思いました。

で、自分の前に置かれた茶碗を、哲宗に差し出しました。

これを飲んで・・・と。

すると、哲宗は躊躇せずにお茶を口に入れたのです。

そしてすぐさま、ソヨンに口移しに飲ませたのです。

 

ソヨンはお茶を吐き出そうとしました。

毒でも入っているとお思いか?毒を盛られる理由が?・・・と哲宗。

そして、もし毒が入っていたなら時間と共に効き目が表れてくるはずだから、少し待とう・・・と。

万が一毒の効き目が表れたら、躊躇なく刺すが良いと、哲宗はソヨンの簪を抜いて自分の首に当てたのです。

でも、その本心は、自白剤の効き目が表れるのを待とうということでしょう。

哲宗を信じられないソヨン。

哲宗の首に簪を当てた手に力を籠めようとしましたが、徐々に薬が効いてきて、朦朧とし始めたのです。

 

あの夜何があったのですか?と哲宗が聞きました。

何も言ってはいけない・・・とソヨンは思います。でも、薬の効果は絶大でした。

「あの夜、お前に殺されかけた。」

そう呟いてしまったのです。

ソヨンは、哲宗が自分を殺そうとした理由は、ファジンのためだと思いました。ファジンを愛するあまり、正妻である自分を殺そうとしたと思ったのです。

激怒して哲宗に怒りをぶつけるソヨン。

理由を知らないのか?と哲宗は思いました。

それでも、話はどこまで聞いた?と哲宗は聞きました。

ソヨンはその言葉で、殺そうとした理由はファジンのためではなく、別に正当な理由があるのか?と反対に問いました。

「笑わせるな、お前が私を殺そうとした理由、それはただ一つ、私が弱者だからだ。私に力があれば容易く殺されることはない。弱者だから容易く殺そうとするのだ

 

哲宗は、そんな言葉がソヨンから返ってこようとは、思ってもみませんでした。

ある意味頭を殴られた感だったようです。

哲宗はこれまで自分が弱者だと思っていました。それゆえ、自分の行動や方法は正当だと思っていました。

キム氏一族である王妃はキム氏の暴挙を黙認し、助勢しているのだから殺されて当然だと。

しかしそれは言い訳で、王妃を殺そうとしたのは強者に立ち向かえないから一番弱い者を狙ったに過ぎないんだと気付いたのです。それは弱者を害するキム氏と同じだと思いました。

その言葉を聞いた永平君は、揺らいではならないと哲宗に言いました。自分たちがしようとしているのは正義なんだからと。

そして、王妃しか知らない今、ただちに王妃を殺してしまわないと、キム氏一族に知られてしまうと焦って言いました。

が、哲宗はソヨンはキム氏とは別の考えを持っているかもしれないと思いました。話す事が想定外だからです。

まぁね・・・

以前、思い切ってソヨンが“中身は別人だ”と言ったのも、そう言う理由だったのかもしれないと思えて来たのです。

違うと思うよ・・・

とにかく、ソヨンをしばらく注視することに決めました。

 

ある夜、ファジン付きの女官オウォルが何者かに拉致されました。

王妃ソヨンを池に落として殺そうとした人物を言えと脅されています。

ファジンだと証言させようとしているようです。

って事は、大王大妃とキム・ジャグンたちの企みでしょうね。

・・・と思ったら、やっぱり

ジャグンは、ファジン共々大妃までも一緒に追いやろうとしているようです。

 

一方、大妃とチョ一族も手をこまねいているわけではありません。

ファジンを取り込もうとするのですが、なかなか思うようにはなりません。

で、女官をお金で動かそうとしています。女官には幼い妹がいるらしく、妹のために自分を犠牲にするしかないと言い含められていますが・・・。

 

ところで、女官と内官に池に水を運ばせていた件ですが。

当然、人が持てる樽で運ぶ水の量などしれたもの。徹夜して運ばせましたが、池に水はほんの少々しか溜まっていません。

監督者がいないから、遅々として進まないと考えたソヨンは、女官たちが必死に水を運んでいる傍で高みの見物としゃれました。

まるで避暑地にいるような態度です。

内官や女官の恨みを買っても不思議はない態度ですな。

でもね、根っから意地悪なソヨン・・・ボンファンではありません。

マンボクが作ってくれた特別な飲み物が美味しいと知ると、それを作業している全員に飲ませてあげたのです。

常日頃、そんな貴重なものを口にした事が無い内官たちは、皆大喜び。あれほどソヨンを恨みがましい目で見ていたのに、あっという間にソヨンを見直しました。

まぁ、マンボクは大変な思いをしましたけどね。

 

ホンヨンは、その飲み物を近くに隠れていたキム・ファンにも持って行ってあげました。

実はキム・ファン、キム・ビョンインに言われてホンヨンを見張っていたのです。ビョンインは、ソヨンが宮中から外に出る事を唯一知っていたホンヨンが刺客とつながっているかもしれないと疑っているのです。

で、暇なボンボンのキム・ファンに依頼したってわけ。勿論、キム・ファンはその意味を知りませんが。

隠れて見張っているつもりだったのに、実は、ホンヨンは、気づいていたのです。まさか自分を監視しているとは気づいていませんが。

 

オウォルが拉致されたことを哲宗も知りました。

ソヨンの仕業だと思いました。ソヨンを池に突き落としたのはファジンだと言う証言をさせようとしていると思いました。これが、ソヨンを殺そうとした自分への復讐なんだと。

止めるには、自分がソヨンを殺そうとしたと公表するしかないと哲宗は考えました。

しかし、ファジンと永平君は反対しました。

哲宗が殺そうとする以前から、ソヨンは自分を陥れようとしていたとファジンは言いました。

永平君は、何としてもオウォルを探し出すので、それまで待ってほしいと言いました。

 

ソヨンは針箱の中に、池に落ちる直前にソヨンが刺した刺繍を見つけました。

“偽りの自分を捨てる”と言う意味の漢詩です。

遺書だ・・・とソヨンは気づきました。

ホンヨンに直前のソヨンの言動を詳しく聞き、それが自殺を覚悟したものだと確信しました。

ソヨンはファジンを陥れるつもりではなく、ただ死にたかっただけなのです。

その時、哲宗がやって来ました。

オウォルを拉致した件を、責めました。

しかし、ソヨンには何のことやら・・・です。

 

ファジンは、自分が哲宗を守ろうと決心しました。

大王大妃の館の前で席藁待罪を始めました。

大王大妃とキム・ジャグンは、ほくそ笑みました。手間が省けたと思ったのです。

 

ファジンはオウォルを拉致したのは、大王大妃だと察していました。

だから、オウォルと哲宗を守るために自分がソヨンを池に突き落としたと嘘の自白をしてしまいました。

そこで大王大妃は一通の書状を取り出しました。

大妃からファジンに充てたモノだと言いました。オウォルが持っていたと。

内容は、ソヨンが池に落ちた場所と日時だと大王大妃は言いました。

ファジンは、勿論知らないと言いました。

チョ氏の右議政も跪いて大妃の関りを否定しました。

 

そこに哲宗が。

ファジンの自白は嘘だと言いました。

でも、大王大妃は再度ファジンに嘘の自白をさせたのです。覚悟を決めたファジンは嘘を撤回しようとはしませんでした。

 

ソヨンも駆け付けました。

 

ファジンは哲宗が真実を語ろうとするのを察し、自分に向けられた刀を掴み、死のうとしました。

しかし、哲宗がその刀を掴んだ

ファジンの自白は嘘ですと哲宗が叫びました。

もう誰にも死んでほしくなかったのです、哲宗は。幼い頃、散々周囲の人たちが死ぬのを見て来たから。

 

哲宗、カッコいいじゃないか・・・とソヨンは思いました。おいおい・・・この状況でそれ

 

よろよろと立ち上がった哲宗が、王妃を害したのは・・・と言いかけた時、ソヨンが口を挟みました。

「待った。」

皆が見つめる中、ソヨンは哲宗の方に歩み寄りました。

どうせ今夜池の水が満杯になるのだから、自分は現代に戻れる。だったら、ここで真実を明かしておいて、後は野となれ山となれ・・・と思ったのです。

「事故の当事者である私が真実を明かします。」

そう言って、ソヨンはファジンの前に座りました。

 

「私は自害を企てました。無実の者が血を流すようなことがあってはなりません。」

自分こそがヒーローだと思っていましたよ、ソヨン。

決まったなってね。

 

しかし、その頃、ソヨンの計画が泡と消える出来事が起こっていたのです。

水をくみ上げていた井戸が枯れてしまったのです。まだ池の水は満水じゃないのに。

くみ上げ過ぎが原因でした。


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