まったり まぎぃ

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『ユミの細胞たち』9話まで

2023-11-30 11:04:59 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

セイは、得意満面の表情でユミに言いました。

「今度うちに来てください。」

ユミは必死に笑顔で答えました。招待してください・・・と。

 

ウンの部屋に入ったユミですが、玄関から動けませんでした。

怒りが沸々とこみ上げ、ウンを責めてしまいました。

セイが引っ越してきたことをどうして言わなかったの?と。

「こうなると思ったから。セイの事になると君が感情的になるから話さなかったんだ。」

と、ウンが言いました。

気にし過ぎだと。

 

流石にいつもは冷静な理性細胞も激怒しました。感性細胞なんぞ、爆発しそうな怒りです。

ユミが気にし過ぎじゃないと証明しようと、ユミのこれまでの行動を全て記録している『ユミ大百科』をチェック。

柚子茶事件、SNS事件、ウンの好みを敢えて教えた一件、ユミの誕生日のプレゼントを一緒に選んだとわざわざ言った事・・・等々。

 

ユミは、それらを全てウンにぶつけました。

「私が気にし過ぎなんじゃないわ。これは非常識なことよ。」

現に、友人に話すと、変だと、非常識だと言う感想が帰って来ていました。

そう言う子なんだ・・・とため息をつきながらウンが言いました。

「だからそうしてきたの?でも今は違う。私がいるじゃない。今までとは違うんだから、拒んでよ。」

 

ウンの細胞たちは、ユミの怒りを知り、動揺しました。

ウンの細胞たちは、ウンがベストを尽くして来た事を知っています。セイの意図に気づかないフリをしてきました。

冷静になってユミに説明しようとしましたが、もうユミはウンの言葉を聞く余裕などありませんでした。

「セイが恋人みたいに振舞ってるのに、何故受け入れるの?あなたとセイは軽率だし、私に対する礼儀も無い。」

ウンの細胞村にアイスモードが発令されました。

ウンが怒った証拠です。村の全てが凍り付いてしまうのです。

「誰も不快にならないよう俺は努力してた。謝る事じゃない。」

初めての大喧嘩でした。

 

ユミが部屋を出ても、ウンは追って来ませんでした。

メールも電話もありません。

ユミは思いました。

一日メールも電話も無かったら、この恋愛は終わりだ・・・と。

細胞村で別れアラームがセットされました。

 

翌朝、セイはいつもと同じように、いえ、いつも以上に心無い言葉をウンにかけて来ました。

何かあった?ユミさんと喧嘩したの?

嬉しそうです

ウンが何も答えないので、セイは更に言い募りました。

幸せそうに見えないから心配なの。一番大事なのはあなた自身でしょ?合わない人と無理して一緒にいるのはストレスよね。情が移ったとしても、合わない人とは永遠に合わない。

「そうだな。」

と、ウン。

セイ、更に嬉しそうな表情で言いました。

「じゃぁ、ユミさんとは仲直りしないの?」

ウンがセイの方に向き直りました。

「お前の事を言ってるんだ。お前の行動が迷惑なんだ。親しくてもそろそろ限界だ。お前の行動がストレスなんだよ。」

ウンにしてはキツイ言葉でしたが、セイはどこ吹く風。

自分はウンと長い付き合いの友達じゃない・・・と。

ウンが“友達”と言う言葉に弱い事も知っていての言い方です

おまけに、ウンがユミに似てひねくれた考えを持つようになった・・・なんてまで言いましたよ

 

ウンの細胞村に今度は非常事態宣言が発令されました。

優先順位2位のユミが攻撃されている!と。

ウンが冷たい目でセイを見て言いました。

「言葉を慎め。」

 

ユミの細胞村が大洪水に襲われました。

自分は悪くないんだから、こちらから連絡することは無いと、ユミは思っていました。

このまま別々の道を歩むことになったとしても・・・。

連絡を取らないまま5年が過ぎ、知らない間にウンは子供を持って幸せな家庭を築いている、そんな妄想がユミの頭に浮かびました。

作家細胞がシナリオを書いていたのです。

未来を想像すると、今、何をすべきか分かると愛細胞が作家細胞を復活させたのです。

ユミが望むものが鮮明になるから。

細胞たちが集結しました。ウンの元に行くために。

 

セイがウンに謝りました。言い過ぎたと。

でも、ウンがユミのところに行こうとすると、腕を取って引き留めました。

ユミのところには行かせたくないのです。

話がある・・・と言いかけた時、セイの腕を掴んだ者が。

ユミです。

セイの手をウンから引き離しました。

 

ユミはセイに本心をぶつけました。今、話しておかなければ後悔すると思ったのでしょう。

「今までの行動、全てダメです。やめてください。」

しかし、セイは開き直ったように、ユミが言ってる“ダメな行動”と言うのが、全く分からないと言いました。

バカにしたような、からかう様な表情です。

ユミはこれまでのセイの言動を全て例として挙げました。

「ウンの本当の友達なら、困らせる行動をとらないで。友達を心から大切に思ってるなら。私ならそうします。立場を変えて考えてみて。相手がどう思うか。いい気はしないわ。」

ウンが止めに入りました。 

ウンが止めた事がユミにとってはショックでした。自分が間違った事を言ってるとは思ってなかったからでしょう。

 

ユミには、ウンと別れる気持ちはありません。だから、喧嘩しても負けるしかないのです。

別れを選択肢の一つとして心に持っておかなくてはいけないと、細胞村の裁判長は言いました。

それを持っていないと、ユミは自由に動けないと。

 

ユミの心の中の優先順位が変わりました。

これまで一位だったウンが二位に。二位だったユミが一位になったのです。

 

ユミの心が自由になりました。

「どう思われようと、これだけは言っておく。そう見えないだろうけど、私から見たら、セイさんはいい同僚でもいい友達でもない。離れた方が良いわ。あなたはいい人じゃない。あなたに大切な人が出来る度に、その人は同じ事をする。相手が誰であろうと。」

ユミはそう言って、背を向けエレベーターに乗りました。

自分にはセイをやっつける事も、ウンを操る事も出来ないけど、別れるかどうかは選択できると、ユミは思いました。

よくぞ言った❕と、スッキリしましたよ、あたくし。

 

ユミ、エレベーターの行き先階のボタンを押し忘れてたみたいね。

ドアが開くと、ウンが目の前に立っていました。

そして、何も言わず、ユミを抱き締めたのです。

この瞬間は、ユミの人生のなかで、大切なシーンの一つとして細胞村に飾られました。

 

セイは会社を辞めたようです。

もうウンと一緒には居られませんよね。

しかし、仕事の面では、大変になりました。

なにせ、3人しかいない社員から1人抜けるのは痛手ですよね。

事情を知らないルイは、文句たらたらです。

 

ウンはセイときちんと話す機会を持っていました。

気づいてないフリをしてきた。取られたくないけど、付き合いたくはないと言うセイの気持ちに。だけど、もう我慢はしない。俺をキープだと考えるな。付き合う可能性は無い・・・。

かなり厳しい言葉です。

セイは、ユミのせいだと思いたいようです。

しかし、ウンは言いました。ユミは関係無い、俺たち二人の問題だと。

結局、セイは会社を辞め、ウンの傍を離れました。

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