まったり まぎぃ

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『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』31話まで

2020-12-05 23:05:09 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ユルムに支えられて便殿の王座に座った光海君。

ユルムは、自分のモノになる筈だった王座を見つめました。

その視線に光海君は気づきました。ノクドゥの言葉が真実だったかもしれないと感じたかな?

支えるユルムの手を振り払いました。

遅いよ

 

ファン先生は、チョン・ユンジョを王宮の外に連れ出していました。

ノクドゥは王宮を出る前に、王妃に会いに行きました。ドンジュと一緒に。

 

ノクドゥの血まみれの姿を見た王妃は衝撃を受けました。

光海君が戻ったと聞き、事態を把握しました。

ノクドゥたちを外に逃がし、自分は光海君の元に残ると言いました。

ノクドゥと別れるのは辛いが、自分はこの国の王妃だからだと。

「私の夫がいくら非道な君主でも、この国の王だからだ。私まで去ってしまえば、王様はあの連中に無残に殺されてしまう。それは何としても阻まねば。」

そして、ノクドゥを強く抱きしめました。

「誰がなんと言おうと、そなたは私の大切な息子だ。それだけを胸に刻み心の傷は忘れよ。遠くに行き、自由に生きるのだ。いずれ必ず会いに行く。約束する。それゆえ、必ず生き延びねばならぬ。必ず・・・。」

 

ノクドゥたちが出て行った直後、王妃の元に光海君とユルム、兵たちがやって来ました。

ここで匿われていると、光海君は推察していたのです。

「いつまで獣にも劣る行いをなさるつもりですか?」

そう言ったかと思うと、王妃は兵の剣を取り上げ、自分の首に押し当てました。

「一歩でも動けば、この首を斬ります。私まで殺したいのならば、お好きにどうぞ。」

その剣幕に、光海君は言葉が出ませんでした。

 

ファン先生はチョン・ユンジョやファンテたちを船で逃がし、自分一人ノクドゥたちを探しに戻りました。

ファン先生が、やっとのことでノクドゥとドンジュを見つけた時、ノクドゥは既に意識を失っていました。

ドンジュが手当てしましたが、出血が止まりません。

ドンジュは必死にノクドゥを抱きしめていました。

泣けた・・・

 

ファン先生は、自分も怪我をしているのに、ノクドゥをおぶって山道を逃げました。

でも、追手はどんどん近づいて来ます。

自分が囮になって二人を逃がそうとしたのですが、ドンジュが止めました。

ノクドゥを連れて船着き場まで逃げるのは、自分には無理だと。3人とも死んでしまうと。

だから、自分が行くと。

「ノクドゥをお守りください。」

そう言って、ドンジュはユルムの前に出て行ったのです。

 

ドンジュは、ノクドゥの服を見せ、ノクドゥは死んだと言いました。

でも、ユルムがそんな言葉を信じる筈はありません。勿論、ドンジュだって分かっています。

「あなたの一刀のもとに命を落としたと、王様にお伝えください。その代わり、私があなたのお傍にいます。」

どんな意味か分かっているのか?とユルム。

ドンジュは頷きました。

 

ユルムはドンジュの必死の願いを聞き入れました。

やはり、ドンジュには残酷になりきれません。

そのまま引き上げました。

ドンジュは、何度も振り返りながらユルムの後について行きました。

 

光海君には、別人の死体をノクドゥだと報告しました。

おそらく、光海君も、別人だと気付いていたでしょう。だから、顔を検め無かったのだと思います。

王妃は、遺体を検め、それがノクドゥではないと確認しました。

光海君が敢えてノクドゥを生かしたと察したかな?

 

ドンジュは、ユルムによって屋敷に軟禁されていました。

昔の様に、ユルムが何かと世話をしています。でも、昔の様に拒絶したりはしません。

ノクドゥのことを整理しようとしているように見えます。

「待つゆえ、心をくれ。」

と、ドンジュにユルムが言いました。心は必要ないと言ったのは嘘だと言いました。

望みはそれだけだ・・・と。

「“そうします”と偽る事もできます。ですが、よくご存じですよね?誰かに心を寄せることは努力では成しえぬと。」

やはりドンジュはドンジュです。

ユルムは、分かってはいたでしょうが、ほんの少しの期待もあったのでしょう。それが、幻想でしかないと改めて気づいたでしょうね。

 

ドンジュは今でも灯りをつけたままじゃないと眠れません。

ユルムはそれを知らないんですね。そっと様子を見に来て、灯りを消して行きました。

寝たふりをしていたドンジュ。

恐怖で起き上がった時、昔ノクドゥが気遣って灯りをつけてくれたことを思い出しました。

泣けてきました。

その泣き声を聞いたユルム、何も言わずに部屋を離れて行きました。

 

泣き寝入りしていたドンジュ。

ふいに部屋の灯りが灯りました。

ノクドゥでした。

 

ユルムが戻った時、監視の者たちは皆倒されていました。

そして、ドンジュの姿が消えていました。

もう、追う事を止めました。


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