レビュー一覧は、こちらから。
ユルムの望みは、王座につくことと、ドンジュの心を得る事。
そのどちらもただひたすらに望んで来ました。
しかし、今、そのどちらも手にすることが出来ない状況です。
ドンジュを想う気持ちは、本当に真っ直ぐで純粋だと思います。ノクドゥを想うドンジュを憎めないでいるのです。
自分に心を寄せてくれさえすれば、自分の力で復讐を遂げさせてあげることもできるし、昔のような何不自由ない生活をさせてあげられるし。
なのに、ドンジュは、その一切を拒否しました。
「私はあなたが怖くて嫌いです。罰を受けるべきです。でも不憫にも思います。」
トドメでしょうか・・・。
おやめください・・・とドンジュは言いましたが、ユルムは猶更頑なになりました。
計画を遂行し、成功させ、ドンジュを傍に置くと。
「心など得られなくても、抜け殻でもいい。」
ドンジュはそのまま監禁されました。
でもね、この時ユルムは監視の兵に言うんです。
「外は危険だから、出すな。」
監禁と言うより、保護と言う意味合いの方が強いかもしれません。切ないです。
数に置いて劣勢のノクドゥたちは便殿に入りました。
袋のネズミだとユルムたちは押し寄せました。
でもね、袋のネズミだったのは、ユルムたちなんです。
ノクドゥは、ムウォル団に加勢を頼んでいました。
一気に優勢に立つかと思ったけど、これで五分五分って感じでしたね。
ノクドゥが押し込まれた時、ドンジュが
ドンジュは監禁されていた部屋から、兵を倒して脱出してきたのです。
お互いがいないと生きてはいけないと、ノクドゥもドンジュも感じていました。じっと帰りを待つだけなんて、ドンジュには出来なかったのです。
ノクドゥとダノの一騎打ちとなりました。
お互い傷を負い、跪いてしまったところを、ユルムが矢で射ようとしました。
それを見たファンテが、ユルムに斬りつけ、危機を脱しました。
結局、ダノはノクドゥとキム・ソクによって倒されました。
流石にダノの死はユルムに衝撃を与えました。
一番頼りになる側近でしたからね。
ダノの傍に力なく座り込んだユルムを、キム・ソクが行首の仇と、斬りつけようとしたその時、なんと、光海君が戻って来たのです。
王宮内の惨状を見た光海君は、事態が呑み込めなかったようです。
そこに、大妃が現れ、光海君に言ったのです。
ノクドゥに義挙の名分を立てるよう脅されたとおいっ
確かに、この状況を見ただけでは、ユルムとノクドゥのどちらが兵を挙げたのか、判断出来ません。
光海君が剣を抜いた時、ユルムは万事休すとばかり、目を閉じました。
でも、光海君が剣を向けたのは、ノクドゥでした。
光海君は、ノクドゥを疑ってもしょうがない状況にありました。
生き残った息子だと言う事を隠して、傍に仕えていたのですから。予言通り王座を狙おうとしていたと思っても不思議はありません。
ノクドゥは涙がこぼれました。
もう、何を言っても無駄だと思ったのでしょう。
ユルムは、この誤解を利用しようと思いました。
「申し訳ありません。謀反を阻止出来ませんでした。」
なんて、ほざいたよあ・・・言葉が過ぎましたね
ファンテが必死に謀反を起こしたのは、ユルムだと叫びましたが、信じてはもらえませんでした。
「綾陽君が謀反を起こしたと言ったら信じてくれますか?私を殺めたがっているとは知らず、お傍に居た時は幸せだったと申せば、信じますか?私が逆心を抱いたと確信されているのでは?」
逆心を抱いたのは本当だな?と光海君。
「私のために心が痛みますか?信じていた私に逆心を抱かれ、悲しいかとお聞きしているのです。何も知らず信じていた自分が忌々しいですか?裏切られたと胸が張り裂けるほど苦しいですか?あなたが捨てた私がそうだったように。」
お望み通り答えて差し上げます・・・とノクドゥ。
「ええ。王座から蹴落とす、この手で王の命を奪うと心に決めていました。満足ですか?王様。」
ノクドゥーっ
光海君はショックのあまりふらつきました。
それを支えたのは、ユルム
光海君は命令を出しました。ノクドゥを捕らえろと。
兵が歩み寄った時、矢が
ドンジュでした。
ダノに斬られた傷はかなり深い物でした。
ノクドゥは意識を失いそうになりながら、ファンテに抱きかかえられ、ドンジュと共に逃げ出しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます