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シスター、勝ちました。
通常なら、ああいう輩相手だと、何か問題が起こるとか、ムカつく卑怯さなんぞが描かれたりするのですが、この作品はそういうところがオブラートに包まれた感じで描かれます。
緊張するシーンとか、不利な状況に陥ったとしても、そこにはくすっと笑えるコミカルさが挟まれているんです。だから、深刻になり過ぎないところが良いです。
シスターが勝った瞬間、会計ファイルの入ったメモリはヘイルたちのものとなり、ク刑事たちが乗り込んできて、現行犯でオ・グァンドゥ一味を逮捕したのです。
シスターは上司を説得するとき、この勝負を終えたら、シスターを辞めると言っていました。
でも、上司は勝ちなさいと言いました。負けたら辞めるようにと。
小粋な計らいです
一方、イ・ジュングォンに銃を突きつけられたパク検事。
心では信じても、頭が君を信じられないんだと、部長検事が言いました。
で、今は心に従うが、今後裏切るようなことがあると、銃で撃たれるぞ・・・ってことです。
「分かりました。」
そういうしかないですよね、パク検事。
パク議員の取り分を、ファン代表とパク検事、そしてイ・ジュングォンで分けるようにと部長検事は言いました。ファン代表は不服そうな表情を浮かべました。
ファン代表は、オ・グァンドゥが負けて会計ファイルがヘイルたちの手に渡ったことを知りましたが、特に慌てることはありませんでした。
部長検事たちにも、ヘイルではなく、賭博一味の手に渡って行方知れずだと報告しました。
用心した方が・・・とファン代表は忠誠めかして報告しましたよ。でもね、部長検事と区長の分は見つからないように処理しているそうです。でも、署長の分は、見つかりやすい方法で隠してるようで。
そうやって、署長を潰そうと画策しているのです。
ところで、コザエフとキ・ヨンムンですが。
あの金を奪おうと相談していたのに、何も動きがないなぁと思っていたら。
なんと、至って旧式の方法を採っていました。
トンネルを金庫まで掘って、奪おうって魂胆みたいで。今、コザエフと手下たちは毎日穴掘りに精を出しているみたいですね。
パク検事とヘイルはそれぞれの成果を報告し合いました。
お互い、上手く行ってることで満足しました。
隠し財産について聞いたヘイルは、パク検事の分け前の一部を教会に寄付するのはどーかと持ち掛けました。勿論、冗談ですが。
でもね、それがなくなれば、部長検事たちのグループは終わるわけで。
奪えば良い・・・ヘイルは思いました。
で、ク&ソ刑事に提案しましたが、流石におじけづいた二人です。額が額だけにね。第一、とっくりを盗むのとはレベルが違いますし、自分たちは刑事ですからね、一応。
「じゃ、二人はここで抜けろ。」
と、ヘイルがあっさり言いました。
それは嫌な二人。結局、ヘイルの思うつぼですわな。
チーム長が、今回の賭博一味の摘発をマスコミに発表しました。
それを見て、何の報告もなく勝手にやったと憤っていた署長。
突然広域捜査隊が入ってきて、脱税と会計操作の疑いで逮捕すると言い渡されました。で、その場から引っ立てられて行ったのです。
刑事課にやっと晴れ晴れとした雰囲気が満ちて来ました。
チーム長は、これまでの様々な捜査の不正について、全部自分が責任を負うと言いました。
ただし、区の粗大ごみを全て処分したその時に辞職すると。
パク検事は、以前から気が合わないナム検事の噂を耳にしました。
建設会社のスポンサーを得て羽振りが良くなってるらしいが、その会社の存在自体が怪しいと言うのです。
突然、ヘイルの過去がニュースになりました。匿名でネットに公開されたのが始まりでした。
勿論、イ・ジュングォンの仕業です。
子供が11人も死んだ事件を殊更に取り上げ、ヘイルは殺人兵器で、子供を殺すことにも躊躇しなかった・・・なんてね。
名前は出されませんでしたが、詳細な個人情報が載ったので、ヘイルの事だと誰もが分かったようです。
ヘイルを知る人たちは皆心を痛めました。
でも、ここぞとばかり、キ・ヨンムンは信者を集めて教会に抗議にやってきたのです。
ヘイルは何も弁明しませんでした。
教会で祈るヘイルに、シスターが言いました。
「今日は主に頼らないでください。寄りかかる肩はたくさんあります。狭いですが、私の肩もあります。」
自分の傷を負わせたくないとヘイルは言いました。
傷は涙にもなりますが、道にもなります・・・とシスター。あなたは私の傷も道にしてくれましたと。
ヘイルはまだ死んだ子供たちの事が忘れられないでいました。
その事実は変わらないけど、ヘイルが自分たちのリーダーだという事実も変わらない・・・とシスター。
シスターは温かい目でずっとヘイルを見つめていたのです。
乱暴だけど、心が温かく、不正を黙ってみていることができず、正義を実行しようと自分の身を顧みず、頑張るハンサムな神父だということを。
「古い傷を抉り出して苦しむことはありません。」
ヘイルは泣きました。声を上げて泣きました、子供の様に。
しかし、結局ヘイルはアルゼンチンへの海外宣教を命じられてしまいました。2年という長い期間です。
皆、受け入れるしかないと落ち込みました。
一人焼酎を飲んでいたヘイルの前にパク検事が現れました。
自分の事を初めて話しました。
最低の家で育ったの・・・と。
父親が騙されて借金まみれになったようで。だから必死に勉強して成功しようと思った。他人なんてどうでもいい。自分がまともに暮らせれば周りはどうでもいいと思った。
「だけど、ふと私のこんな過去が未来をダメにしたと思った。今まで一度も思わなかったけど、神父が現れて私を引っ掻き回したの。神父の過去は未来をダメにはしなかった。私みたいにならず、本当に勇気を持って今まで立派に生きて来たわ。だから、どこに行っても穏やかに暮らして。自責の念など持たなくていい。」
ありがとう・・・とヘイル。
私も・・・とパク検事。
区長が逮捕されました。
会計操作の共謀、違法資金造成等の容疑だそうで。
署長の余波ですな。部長検事がやったのでしょう。
ここで一旦捜査は終わる様子を見せているようですからね。
ヘイルが出国手続きをとろうとしたら、出国禁止措置が取られていると分かりました。
なんと、パク検事、上手い手を使いましたよ。
これまで、ヘイルといざこざがあった時に受けたちょっとした傷や備品破損等を違法行為として、ヘイルを出国禁止としたのです。
連行しに来たのは、ク&ソ刑事でした。
肝心なのは、その処分をしたのがパク検事じゃなく、ナム検事だということ。
パク検事がしたら、部長検事に裏がばれてしまいます。
ナム検事をスポンサーの事で脅し、言う事を聞かせたのです。決してパク検事の名前を出すなと念を押して。
ナム検事は、泣く泣く従いました。部長検事の前でしたナム検事の小芝居も笑えます
ファン代表がパク検事を呼び出しました。
地下金庫の札束の前で言いました。これを折半しないかと。
ファン代表は、パク検事が心から部長検事に従ってるわけじゃない事を察していました。
自分の未来を成功させるためには、パク検事の助けが必要だと言いました。
「計画はあるの?」
パク検事が聞きました。それを聞いてから決めると。
でもね、部長検事は諦めていませんでした。
イ・ジュングォンに命じたのです、どーにかしろと。
ジュングォンは、国家情報院の要員の中の、殺人兵器と呼ばれる人間を3人呼び寄せました。
突然ヘイルの前に一人が現れ、格闘となりました。
警官が来たので、途中で止めましたが。
ジュングォンは、ヘイルの周りの人を傷つけるつもりだとヘイルは知りました。
慌てて連絡を取ろうとしたのですが、既にシスターの前には男が。
そして、ク刑事とチーム長たちも倒され、ソ刑事ももう一人と争っていました。
相手になりません。
ソ刑事は散々にやられ倒れてしまいました。偶然見つけたソンサクが加勢しようとしましたが、ソンサクも倒されてしまいました。
そこに、ヘイルが
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