![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/8b/fd7a90d80e2054d0a68a995d7f395115.png)
レビュー一覧は、こちらから。
スワンは事故死する直前、ジェグクに電話をかけていました。
大雨が降る中、猛スピードで車を飛ばしながら、スワンはジェグクに何か話しました。
どう言うこと?とジェグクが聞いた次の瞬間、激しい衝突音が聞こえて来たのです。
スワンはジェグクの兄で、10年前に死んでいた・・・。
いきなり二つの信じがたい事実を突きつけられたヨンウンは、呆然としてしまいました。
これまでの自分の人生の支えを失った気がしました。
きっと、スワンへの恨みや捨てられた悔しさを糧にここまで頑張って来たのでしょうから。
ヨンウンのそんな反応を見たジェグクも、ヨンウンの中で如何にスワンの存在が大きかったかと言う事に気づいたでしょうね。
ヨンウンの策は失敗に終わりました。
新作は売れたものの、売上高は厳しく、今は国内ブランドトップの座を守ってはいますが、伸び悩んでいる事も確かでした。
デパートでの売り場が移動させられてしまいました。
ヨンウンは会議で散々に追及を受けました。謝るしか、ヨンウンには出来ませんでした。
代表は、“ソーノ”のブランドから、別の海外ブランドを担当するようにとヨンウンに言いました。
ショックでしたが、代表の指示に逆らう事は出来ません。
“ソーノ”を諦めるのかと、チスクはヨンウンに突っかかり、部下たちは失望しました。
先だっての新作イベントのモデルを務めてくれたシン・ユジョンはデパートの常務でもありました。
今回の“ソーノ”の売り場移転の決定も、彼女が下したモノでした。勿論、経営者として公平で正しい判断です。
ジェグクがしばらく韓国にいるつもりだから、仕事をさせてほしいと頼みに来た時、それがヨンウンのためだと敏感に察しました。
ジェグクも誤魔化さず、はっきりとそうだと答えました。
ヨンウンは、ジェグクを避けるようになりました。
ミスクからランチの誘いが入りました。
実はミスク、妊娠したかもしれないと思ってまして。それをヨンウンに最初に打ち明けようと思ったのです。
でも、確実だと分かってから話そうと、気を変えました。
ヨンウンは、ミスクの前では我慢が出来ませんでした。
泣き出しました。
スワンが死んでいたことを打ち明けました。10年前、自分に会いに来る途中で死んだと。
子供の様に泣き出すヨンウン。
以前から、ミスクの前でしか、ヨンウンは感情を吐き出す事は出来なかったようです。
ミスクは、妊娠ではありませんでした。
別の病気のようです。
ミスクもまた、一人で悩み、苦しんでいます。今のヨンウンに打ち明ける気にはなれませんでした。
ドフンがジェグクと同居していると聞いたチスクは、無理やり押しかけました。
チスクは、ドフンがヨンウンを想っていると誤解しています。
そして、ジェグクと自分は結婚する予定になっていると思い込んでいます。
だから、ドフンにお互い協力しようと持ちかけましたよ。
ドフンは勿論、ジェグクの想いを知ってますからね。チスクの独りよがりだと気付きましたが、それを指摘するほど無神経ではありませんでした。
しかし、とうとうチスクは気づいてしまいました。
ジェグクがヨンウンを想っていると。
ジェグクのPCのファイルには、モデルたちの姿と同じくらいたくさんのヨンウンの写真が保存されていたのを見てしまったのです。
チスクはショックを受けましたが、一方でヨンウンが知ってて隠していたと思ったようですね。
そのままの勢いでヨンウンの家に乗り込みました。
が、その時ヨンウンは持ち物の整理中。
これまで自分が関わって来た“ソーノ”の洋服やバッグ、資料等をまとめて捨てようとしていたのです。
あまりにもあっさりとしたやり方に、チスクの方が苛立ちました。
会社に残りたいと言う気持ちが最優先で、自分の過去の成果をあっさり捨てるなんて、それで良いのかと、ヨンウンに噛みつきました。
「いいえ平気な筈ないじゃない
」
結局、チスクはジェグクとの仲を問いただすことが出来ずにヨンウンの部屋を出て来ました。
“ソーノ”というブランド名を決めたのは、ヨンウンがパリにいた頃でした。
“エコー”と言う意味を持つラテン語で、自分の情熱が響きますようにと言う願いを込めて考えた名前でした。
ヨンウンは嬉しそうにスワンにそう宣言したのです。
ジェグクは、母に好きな人が出来たと言いました。
見合いした相手ではなく、ファッションショーで出会った人だと。
「彼女の気持ちが固まったら、紹介する。」
ジェグク母は嬉しそうに微笑みました。
実は、スワンは生前、韓国に帰国する前、ヨンウンと別れた方が良いのでは・・・と考えていました。
嫌いになったからではなく、ヨンウンの才能や未来を考えた時、帰国するのはためにならないと思ったのです。母が許すわけは無いとも思いました。
「それならいっそ、別れるのが彼女のためかも。」
相談されたジェグクは、それは相手の判断にゆだねるべきだと、スワンが悩むことではないと言いました。
スワンが悩んでいるのは、母親の気持ちも無視できないと考えていたからのようですね。
どうも、彼らの母は、何らかの理由で心に傷を負っていたようです。
スワンはそれを気にしていましたが、ジェグクは、親の問題だから自分には関係無いと考えていました。
ヨンウンは、スワンと一緒に帰国する事を選んだってことですね。
ヨンウンは、ジェグクと一緒にスワンのお墓に行きました。
何故私にスワンの話を?と、ヨンウンが聞きました。
「行きずりの人ではないから。」
と、ジェグクは答えました。
「私たち、ここまでにしましょう。」
と、ヨンウンが言いました。スワンと兄弟だと言う事は無視できない事だからと。
たった一度だけ自分が選んだのがスワンだったけれど、その選択で全て台無しになったと、ヨンウン。
自分の選択に自信が無いの・・・と。
「兄と自分は違う。」
と、ジェグク。同じ選択をしても結果は違うと。
若い時ならそれでも良いかもしれないけど、38歳の今、不幸を繰り返す必要は無いと思っているとヨンウンは言いました。
「今日は、ユン・ジェグクssiと一緒に来たのではなく、ユン・スワンの弟と一緒に来たの。」
と、ヨンウンは引き留めようとしたジェグクの腕を放しました。
本心とは違うのですが。
チスクの弟チヒョンが入社して来ました。
ヨンウンと一緒に働きたいと言う希望を押し通したようです。姉と同じような我儘ボンの教育係を押し付けられたヨンウンです。
まぁ、まだチヒョンの方が物事や世間をよくわかってるみたいですけどね。
ヨンウンは、代表に“ソーノ”を引き続き担当したいと願い出ました。
部下たちも、その決定に満足し、これまで通り、仕事をすることになりました。期間は短いかもしれませんが。
突然、ジェグクがヨンウンの前に現れました。
真っ直ぐにヨンウンを見つめ、言いました。
「これから2人はどうすべきか、決めるのはあなたでいい。でも、一つ教えてほしい。僕に会いたかった?僕は会いたかった。」
ヨンウン、涙がこぼれました。
裏話がありました。
ヨンウンとスワンの出会いのきっかけになったヨンウンのスケッチブック。
届けてくれたのは、スワン。
それが初対面でした。
しかし、ヨンウンに届けてくれるよう頼んだのは、実はジェグクだったのです。
ジェグクの写真を買った時、きっとヨンウンが店に忘れて行ったのでしょう。
スケッチブックにジェグクが書き込んだ言葉、それが“ソーノ”と言う言葉だったのです。
スワンに頼まず、ジェグク自ら届けていたら、運命は違う展開を見せていたかもしれません。
いえ、その前に、ヨンウンが写真を買う場面にジェグクが居合わせていたら・・・。
ジェグクは、自分たちが出会うのに、どれほどのすれ違いを繰り返して来たのかと思いました。
だから、出会った今を逃したくはなかったのでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます