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ソク所長、既にタイムトラベラーがすり替わっていたのです。
現在のソク所長は殺されてしまっていました。タイムトラベルを阻止しようとしていましたからね。
“先生”は、タイムトラベルを存続させるために、邪魔者を消していると言うわけです。
コチーム長は、テイに全てを話しました。
「時の扉を閉じる方法が予言書の最後に書かれている。ジンギョムは扉を閉じる者だ。最後のページを見つけ、ジンギョムが時の扉を閉じたら全てが終わる。予言書には、教授が見つけると書いてある。生きて自分に出来る事をしろ。俺は俺に出来る事をする。」
「世界は一つじゃない。パラレルワールドには多くの次元があり別の自分が存在します。タイムトラベルが発展すれば、“死”は無意味になる。死んだ人とも会える世界になります。」
と、ソク所長。
「お前の言う通り、多くの次元があり同じ人間がいくらいようと僕の母は一人だ。そしてお前が母を殺した事実も変わらない。」
と、ジンギョム。
ソク所長は、タイムトラベルを完成させたのは、他でもないソニョンだと言いました。恨むなら母親を恨めと。
コチーム長は、キ本部長の指示に従ってはいなかったのです。
それどころか、ソニョンに、警告をしていました。“先生”が狙っているから気を付けるように・・・と。
ソク所長が銃を突き付けても、ジンギョムは恐怖を示しません。
何故だと聞くと、ジンギョムが言いました。
「怖い。目的を果たせず死ぬのが怖い。」
引き金を引こうとしたその時、コチーム長が。
来ないでと、叫ぶジンギョムを無視し駆け付けたコチーム長。
ソク所長が躊躇なく撃ちました。
「もう休みたい。人生を2回生きて疲れた。すまない。約束を守れなかった。ここで幸せになれると思った。だが、頭から離れないんだ。一人寂しく死んだ妻の顔が。ここに来た時点で俺の人生は止まった。過去に縛られるな。大切なのは今だぞ。今そばにいる人だ。」
お前と出会い、妻と再会して幸せだった・・・とコチーム長。
「僕も幸せだった、父さん。」
ジンギョムが泣きながら言いました。その言葉を聞いて笑顔になったコチーム長。そのまま息を引き取りました。
コチーム長が、妻といる時、幸せなはずなのに、イマイチ表情が暗かったのは、そのせいだったんですね。目の前の妻も大切だけど、今が幸せなだけに2050年に死んだ妻が余計に哀れに感じたのでしょう。
テイが見たのは、号泣するジンギョムと、コチーム長の亡きがらでした。
アジョッシのためにやることがある・・・と呟いたジンギョム。
向かったのは、ソク所長の研究所。しかし、姿は消えていました。
次に調べたのは、コチーム長の遺品?・・・ですよね。
見慣れない携帯がありました。
履歴からリダイヤルしました。
出たのは、ソク所長。何も話しませんが、ソク所長だとジンギョムは確信していました。
「お前がどこに居ようとかまわない。未来に逃げても別の次元に逃げても必ず見つける。そしてこの手で殺してやる。待ってろ。」
必死に捜査するジンギョムのところにテイが。
テイには分かりました。ジンギョムが悲しみを忘れるためにがむしゃらに仕事をしようとしていると。
「人は自分なりに苦しみを忘れようとします。正しい忘れ方はないけれど、逃げてはいけません。チーム長の所へ行きましょう。息子なんだから。」
ジンギョムは、泣き出しました。堪え切れませんでした。
テイは優しく肩を抱きしめてあげました。傍にいるわ・・・と。
泣けたわ・・・
感情を持たないジンギョムが泣いたのは、母ソニョンが死んだ時と、この時だけです。
しばらく会うのは止めましょう。僕と居たら教授も危険です・・・とジンギョム。
しかし、テイは手を引くつもりはありません。
ソニョンが使っていたPCを調べました。
現代のソク所長の遺体が発見されました。これで、タイムトラベラーのソク所長は野放しとなってしまう恐れがあります。
キム刑事は、他の同僚たちにもタイムトラベルの事を打ち明けようと言いました。
でも、ジンギョムは、信じてはもらえないだろうから・・・と反対。
タイムトラベラーの狙いは預言書の最後のページなので、それを探すと言いました。
オ管制室長は、イ・セフン事件の監視カメラの映像にキ本部長が映っていたと言う事を、隠したままでした。
が、キ本部長は異常は無いと報告を受けても、オ管制室長が事実を知ったと勘づいてます。
テイが、やっとソニョンと自分が瓜二つだと言う事を知りました。
あれ?今まで、写真を見たことが無かったの不自然なくらいに気づかなかったのね。
テイは、これまでのジンギョムの言動の意味を始めて理解しました。
母親と自分を重ねていたと。そこまで瓜二つだったんだと。
テイは少なからずショックを受けました。ジンギョムは自分じゃなく、母親を守ろうとしていたんだと思ったからです。
帰宅したテイを、ミンヒョクが待っていました。
ミンヒョクは、ジンギョムが襲われ、コチーム長が殺されたと知り、事情を聞きに来たのです。
テイは、ミンヒョクが自分とジンギョムの事をひどく気にかけている理由が気になりました。
もしかしたら、ジンギョムのお母さんと勘違いをしてますか?と、テイ。
驚いた表情を見せたミンヒョクを見て、テイは予想が当たっていたと思いました。
「何が一番怖いと思いますか?私が私だと認識されないことです。私を見ながら私と同じ顔の別人を見ている事、私といても別人を思っていることです。」
ミンヒョクは、テイとソニョンがそっくりだと認めました。
しかし、会うたびに感じたのは、テイはソニョンではないと言う事だと言いました。
あなたは何者?とテイが聞きました。
「アリスのユ・ミンヒョクです。」
その言葉を聞いた瞬間、テイは実父が殺された夜の記憶が一気に蘇って来ました。
父を殺したイ・セフンが自分をも殺そうとしたのを防いでくれたのが、ミンヒョクと女性だったということを思い出したのです。
その時、同じ言葉をイ・セフンに言っていたのです、ミンヒョクが。
恐怖のあまり、パニックになったテイを抱きしめ、落ち着かせてくれた女性がジンギョム母だと気付きました。
ショックで意識を失ったテイを、ミンヒョクが病院に運びました。
意識を取り戻したテイがミンヒョクに言いました。
「父が殺された時、あなたもいたわ。」
ミンヒョクは、テイがあの時の少女だったと知らなかったのね。呆然としていました。
知らせを受けたジンギョムがやって来ました。
「私、刑事さんのお母さんに会ったことがあります。」
ジンギョム、テイがとうとう事実を知ってしまったと気付きました。
しかし、事件当時、母ソニョンがいたことまでは知らなかったんじゃなかったっけ
テイは事の複雑さ、因縁の深さに呆然としていました。
タイムトラベルを作ったソニョンが来たお陰で自分は助かったけど、タイムトラベルのせいで父は殺されたわけです。
済みません・・・とジンギョム。
「いいえ。謝らないでください。私たちに非はない。タイムトラベルは自分が望む人に会うだけかと・・・。会うべきでない人がいるとは思わなかった。刑事さんのお母様と私はどんな関係でしょうか。刑事さんと私は?」
刑事さんと会ったことを後悔しています、こんな過去、知りたくなかった・・・とテイ。
「出会うべきではなかったと思いますが、僕は教授と出会えて幸せでした。」
ジンギョムが言いました。
ミンヒョクはキ本部長に詰め寄っていました。
自分とテイをチョン・ドンシク博士の元に行かせた理由は?・・・と。
「本社の指示だ。」
と、キ本部長。
テイの死に本社が関与を?とミンヒョク。
まさか・・・と、キ本部長。
テイが、チョン博士の娘だとミンヒョクが言うと、キ本部長の動きが止まりました。テイの記憶が戻ったと気付いたからでしょう。
ミンヒョクは、自分の知らない何かがアリスにはあると察したようです。
キ本部長から報告を受けたソク所長は、いよいよ予言書の最後のページが手に入ると思いました。
オ管制室長は、ミンヒョクにキ本部長のことを打ち明けようと思ったようです。
しかし、ミンヒョクは、それを拒絶。もうオ管制室長のことを信じられなくなっているからです。
キ本部長がオ管制室長に協力を求めました。
ミンヒョクが全てを知る前に、始末するつもりでいるが、オ管制室長が協力してくれるなら話は別だ・・・と。
つまり、あの監視カメラの映像の事を黙っていろということですよね。そして、テイの持っているある物が欲しいと言いました。殺しても良いから奪って来いということ?
オ管制室長、映像を消しました。
テイは、実父について調べはじめました。
すると、実父の友人の娘だと言う人物が会いに来ました。オ管制室長です。
そのまま拉致しようとしたのかな?
でもね、途中ですれ違ったジンギョムが、以前自分を殺そうとした女性の車にテイが乗っているのに気が付いたのです。
すぐさま追跡。
気付いたオ管制室長とカーチェイスとなりました。
テイも、追ってくるのがジンギョムだと気付きました。
テイとオ管制室長の車が道路わきに突っ込んじゃった
ボンネット裏から炎が
オ管制室長は、すぐに意識を取り戻し、車から逃走。その時、車にロックをかけましたよ
追いついたジンギョムが必死にテイを車から引きずり出そうとしていた時、車が大爆発
えーっ
テイが気が付くと、そこは2010年のジンギョムの家。
事態を必死に理解しようとするテイ。
帰宅したジンギョムの姿を見て、分かりました。ジンギョムが制服を着ていたからです。
すぐに隠れましたが、ジンギョムは後姿を見て母だと思いました。で、声をかけ、自室に入りました。
テイはソニョンの部屋に隠れました。
そこで、自分の幼い頃の写真を見つけました。
その時、テイは思い出したのです。実父の事件以来記憶を失ってしまった彼女は、テイのことを母親だと思い込んでしまっていたことを。
テイはそのまま1992年に残りました。
その後も、テイに定期的に会いに行っていました。親戚の者だと言って。
ソニョンも帰宅しました。
部屋のドアに鍵がかかっているのに気づきました。
合鍵で開けて入ると、そこにいたのはテイ。
テイを見て、驚いたソニョンですが、すぐに事態を理解したようです。
チョン・ドンシク博士の娘・・・元々テイと言う名前でしたっけ。
実父が殺される場面を見てパニックになっているのを抑えるために、テイが名前は?と聞いたのですが、娘は分からないと叫んでいました。
で、テイが
「テイや。」
と、呼びかけていましたが。
ソニョンとテイは、どういう関係なんでしょう。