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ジェゴルは、ヒョンにウンジェをめぐっての三角関係を宣言しましたが、まだちょいと照れがあるのかしら?
ウンジェは自分のタイプじゃないとか、母を助けてくれた恩返し・・・とか言ってます。
ただ、ヒョンがヨンウンのことでウンジェを傷つけるようなことをするのは許せないとはっきり言いました。
そして、それまでの仏頂面から一転、明るく優しく患者にも周囲の人にも対するようになったのです。
ヨンウンは、そんな話を立ち聞きしてしまいました。
自分を拒む理由はウンジェ?・・・とヒョンに聞きました。
答えないヒョンに、ヨンウンは言いました。ウンジェが、母親を死なせたあなたを、振り向く筈がない・・・と。
そう言われると、言い返せないヒョンでした。
せんだっては、ウンジェ、ヒョンを恨む余裕が無かったと答えてはいましたが、それは恨んでいないという意味ではないですからね。
ここで、ウンジェの家族関係が明らかになりました。
ウンジェには学生の弟ウジェがいます。彼の仕送りもウンジェはしていました。
そして、借金取りから逃げ回っている父親の存在も明らかになりました。
母の葬式にも顔を見せなかったようです。
ある日、借金取りがウンジェの前に現れ、父親の居場所を問いました。勿論、ウンジェは知りません。
実は、ウンジェは父の借金を返してもいるのです。
お給料の半分は天引きされているんだとか。うんざりする気持ちも分かりますな。
その様子を見て心配したヒョンが揉めている原因をウンジェに聞きましたが、仕事以外でヒョンに何かを頼む事は無いときっぱり。
何故自分を拒むのかとヒョンが聞きました。
単なる同僚だから?・・・と。
それには、違うと答えたウンジェ。
「お母さんを救う事が出来なかった所為?」
ウンジェは、そう思ってはいないと思います。まるで、恰好の理由を口にしてくれたという表情で、それに乗ったのです。
「当然でしょ。」
ヒョンはショックを受けました。その理由は当然で、決して解決出来るモノじゃないからです。
弟のウジェからお金の無心の電話が入りました。
その時、ウンジェは借金取りが来たと言う話をし、父親が現れたら、連絡してほしいと言いました。
でもね、実はその時、ウンジェの父は、ウジェのところにいたのです。また逃げようとしていますが・・・。
ジェゴルの家の元執事のハラボジが担ぎ込まれました。ヘルニアだとか。
すぐに手術が必要なんだけど、年齢や持病、飲んでる薬等の所為で、全身麻酔をかけることや大量出血は命に関わるということが判明。
ここで、ジェゴルが言いました。
自分がずっと研究している針で麻酔作用を起こすと言うことを提案。
局部麻酔等と併用しての手術となったのです。
ところが、意識がある上での手術を怖がる元執事。
ジェゴルは彼の手を掴んで励ましました。昔から、彼にとっては元執事が父親代わりだったのです。何としても助けたい・・・と言いました。
元執事は、泣きながら話すジェゴルを信じました。
そして、手術は成功したのです。
外科と内科、そして漢方医が協力して一人の命を助けようと尽力している姿を見て、ウォンゴンは感動しました。
強い仲間意識が芽生えていると感じたのでしょう。
このお礼は必ずするよ・・・とジェゴルはウンジェに缶ビールを手渡しました。お疲れ様のカンパイです。
次は先生の番ですよ・・・とジェゴルはウンジェの手を取り、自分の頭を撫でさせました。
「“お疲れ様、キム先生、お陰で患者を救えたわ”って言って。」
ウンジェは、自分の目で見たことを否定はしないけど、まだ漢方という分野を完璧に信じるところまではいって無いようですね。
その様子を、ヒョンが見ちゃいました。先を越されたって感じです。
ウンジェの簡素な部屋に、ベッドが運び込まれました。
ジェゴル母の仕業です。布団等は彼女の手造りでした。
流石にジェゴル、親切の押し売りはちょっと・・・とウンジェの様な人には逆効果だと焦りました。
でもね、ウンジェはそれを素直に受け取ったのです。母のぬくもりを感じたようです。
ベッドは、ウォンゴンが準備しました。勿論、費用からです。
病院船に長くは勤務しないだろうと思っていたのですが、このところの姿を見ていて、ウンジェの気持ちが変わって来た事に彼も気づいていたのです。
周囲の人の温かさをウンジェは初めて知ったようです。
そしてそれを受け入れる心の余裕も出て来たようです。
ただ、救急室の勤務は相変わらず連日続けていました。
過酷な勤務にやはり疲れはたまっています。
ジェゴルは母の見舞いに来たついでに、ウンジェを無理に休ませました。
そしてその様子を、また一歩出遅れたヒョンが見ちゃったのです。
ヒョンは、ウンジェ母の件もあって、諦めるしかないと思ったようです。だけど、気持ちはそう簡単に変える事が出来ません。
ふと、父の療養所に行きました。
そこで父はウンジェから定期的に送られてくる、治療記録に目を通し、ウンジェの質問に答えたりしていました。
自分の知らないところで、ウンジェは父を助けてくれていることを改めて知りました。ヒョン父は、自分の治療記録を見る時は、完全に正気に戻っていましたから。
「ソン・ウンジェ先生は僕に父を取り戻してくれた。でも僕は彼女から母親を奪った。だけど、僕は諦められない。」
「諦めちゃダメだ。最後の瞬間まで諦めちゃいけない。諦めたらその瞬間に医者じゃなくなる・・・。」
半ば意識が混濁しながら、ヒョン父が言いました。
元執事の一件から、ジェゴルと父キム院長の関係は一気に修復し始めました。
なにせ、目的が同じだと分かったからです。
ウンジェです。
ジェゴル母はもうすっかりウンジェを気に入ってるわけだし、ジェゴルも惹かれているのを意識しています。
実はキム院長もウンジェの医者としての能力は勿論、真面目な姿勢や性格を知るに付け、家族に迎えたいと思うようになっていたのです。
三人の意思統一が出来ました
ヨンウンは、ウンジェを病院船から・・・いえ、ヒョンの傍から離そうと考えました。
で、知り合いが理事長をしていると言うソウルの病院を紹介すると言って来たのです。
でも、ウンジェはあっさり断りました。
病院船の重要性を分かりかけたということもあります。そして、もう一つ、ヒョンへの気持ちも・・・。
「私の人生の計画表に恋愛を加えるとすれば、その相手はクァク先生よ。私が恋愛に興味が無い人間で良かったわね。」
ウンジェはそう言いました。
工事現場で大規模な事故が起りました。
負傷した人の中にウジェが
ニュースで知ったウンジェは、病院に駆け付けました。
そこに、ヒョンの姿が。
寮にかかってきた電話に出たのがヒョンだったのです。
韓国TVドラマ 『病院船』オリジナル・サウンドトラック | |
クリエーター情報なし | |
PAN ENTERTAINMENT |
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ヒョンとヨンウンは実際付き合っていた頃がありました。
でも、ヨンウンの裏切りによって、ヒョンは別れたのです。だけど、ヨンウンの気持ちはまだヒョンにあるようで。
ヨンウンは、ヒョンとウンジェの関係に気づいています。
だから、敢えてウンジェに婚約者だと公表したのです。
ウンジェが、ヒョンに惹かれているのは事実です。
でも、自分には恋愛なんて必要ないと思っていますし、こんな想いも初めてなので、それが愛情だとまだ気づいていないようです。
ただ、彼女にしては珍しく、患者の治療中にふとヒョンの顔やヨンウンの言葉が過ぎることがあるようで、手元がおろそかになってしまうんです。
ヒョンとヨンウンの二人とも手話ができるし、“ヨンウン”と親しげな呼び方をしたし・・・なんてね。
そんなウンジェの様子に気づいているのはピョ看護師。
ちょっと嬉しそうです。頑ななウンジェの心が変わって来てる証拠ですからね。
ヨンウンが、寮に住む事になりました。
だけど、空き部屋がなくて。
ウンジェの部屋に住む事になったのですが。
元々ウンジェは仕事以外に何の趣味も興味も無い女性ですので、部屋も簡素なもの。
ベッドすらありませんし、女性らしい柔らかさや華やかさなどは、皆無。ヨンウンは呆れました。
ヒョンはウンジェの態度が気になっていました。
周囲の仲間たちは皆ヒョンとヨンウンの関係を興味津津って感じで見ているのに、ウンジェだけは全く興味ない雰囲気です。
自分に言いたいこと、聞きたいことは無い?・・・とウンジェに聞きました。
ウンジェは、どーして?・・・という態度。自分にとってヒョンは何でもない存在だと言い切りましたよ。
だけど、本心はその正反対。
気になるし、腹も立つのです。
ヒョンはヨンウンにきっぱりと言いました。
もう想いは残っていないと。終わったことだと。
でも、ヨンウンはまだ諦めていません。
ホント・・・韓国ドラマのライバル役って、しつこいよね。ああまで言われたら、泣いちゃうよ、普通。泣いて諦めるのが日本人の定番かと思うんだけど・・・。やっぱり違うのね。
ウンジェは、嫉妬しまくりなんだけど、必死にそれを隠して、冷静を装おうとしてます。
だけど、それも見え見え。
ピョ看護師は勿論、ジェゴルにもウンジェが嫉妬してると気付かれてますよ。
ウンジェ、仕事では超一流だけど、こと恋愛に関しては、全くの初心者。相手の気持ちも理解できないし、第一自分の苛立ちの原因も分かっていない様子。
こうなったら、ヒョンを避けるしかないと思い、救急室の仕事を増やしましたよ。
病院船に、ジェゴルの母がやって来ました。
息子の職場を見ておきたいというのと、ジェゴルが別荘をどうするつもりなのか、聞きに来たのです。
突然、ジェゴル母が体調を崩しました。
「心筋梗塞の疑いがある。」
とウンジェ。
ジェゴル母と握手した時から、ウンジェは気になっていました。
ジェゴル母の心音を聞いたウンジェは、そう判断し、救急を要請。
聴診器をあてただけで、そんな判断を?・・・とジェゴルもヒョンもウンジェの判断に半信半疑。
でもね、これを聞けば分かるとヒョンに差し出したウンジェの携帯には、様々な病気の心音が録音されていました。
いつもランニングする時にウンジェが聞いていたのは音楽ではなく、これだったんだ・・・とヒョンは気付いたのです。
ウンジェは母を失くした時から、常に対処できるよう心がけて来ていたのです。
ジェゴル母は、幸い大事には至りませんでした。
駆け付けたキム院長は、ジェゴルを叱り飛ばしました。
お前が漢方医なんかになったから、心労をかけたんだ、医者じゃないお前に何が出来る・・・と。
ジェゴルは何も言い返せません。
「家族だからです。」
と、ウンジェが言いました。
院長も私も、何人もの命を救って来たのに、家族の前では無力です、動揺し、我を忘れてしまう・・・と。
携帯をウンジェに返したヒョンは、聞きました。僕を恨んでる?・・・と。
ヒョンがウンジェ母に精密検査をもっと勧めていたら、死なずに済んだのではないかということです。
そんな余裕無かった・・・とウンジェ。自分を恨むのに精いっぱいで・・・と。
ジェゴル母は、自分が助かったのは、ウンジェが常に心音を聞いていたからだと知りました。それはつまり、ウンジェ母の死の賜物と言えます。
「これからは私が母になるわ。」
そう言ってウンジェの手をとりました。
ジェゴル母を演じてるパク・チュングムさんって、たくさんの作品に出演されていますが、結構ヒステリックで意地悪な役、主人公に対しては悪役なんだけど、可愛いところ、笑えるドジなところもあるという役柄が多いですよね?今回のように愛情あふれる役っていうの、私はお初かも。
ジェゴル母にそう言われたウンジェは、素直にその気持ちを受け入れました。
嬉しかったようです。
そして、亡き母への想いがこみ上げて来ました。
一人で泣いているウンジェを、ジェゴルが見つめていました。
ウンジェを見つめる目が、少し変わって来たようです。
ジェゴル、いきなりヒョンに宣戦布告ですよ
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ジアンの突然の告白に、ドギョンは一瞬理解できませんでした。
妹は、何を言ってるのだろう・・・という表情です。
でも、その意味を理解した時、ドギョンは激怒。
当たり前です。
ジアンの両親に対して、激しい怒りを覚えました。
ジアンの意思じゃ無いことは分かりました。言ってみれば、ジアンも被害者です。
だけど、この状況で、実の両親の心配ばかりするジアンに腹が立ったのです。
テスとミジョンに責任がある訳です。彼らは罪を犯したと言っても良いでしょう。
だから、それが明らかになったら、罰を受けても当然であって、出来る限りそれを軽くさせたいと願うジアンの思いは不当なモノだと感じたのでしょう。
それより、心からウンソクを歓迎し、愛し、寄り添って行こうと考えている自分の両親・・・ジェソンとミョンヒの衝撃をどうしようと思う方が強いのは当たり前です。
すぐにでもテスたちに会って事実を問いただそうとしたドギョン。
ジアンは必死に止めました。
両親に罪を償わせるのは当然だけど、もう少し待ってほしいと言いました。皆には自分の口で説明したいからと。
40周年記念行事を立派にこなし、へソングループに与える損害を出来る限り小さくしたいし、仕事の引き継ぎも考えている。それによって、テスたちへの怒りをほんの少しでも軽減出来れば・・・とドギョンに説明しました。
激怒したドギョンですが、ジアンの様子を見ると、無下に突き放し、この時点で事を明らかにするのは出来ませんでした。
だって、このところ、ジアンの頑張りを見て来てますから。
疲れきっているのも、分かっていますから・・・。
冷静になって考えようとしました。
その頃、ミジョンが担当するフランチャイズ店がオープンの日を迎えていました。
まだ、子供たちには、本当のことを話していません。ただ、自分も就職したとだけ言ってあります。
でも、ミジョンは生き生きとしていました。初めて自分の手でお金を稼ぐことができ、嬉しそうです。
ヒョクの姉とジスが勤めてるパン屋の主人カン・ナムグは、以前恋人同士だったようです。
だけど、その後何らかの理由で別れ、ヒョク姉は結婚、そして離婚となっているわけです。
ずっと陰からヒョク姉の事を見守って来たナムグなんですが、ようやくヒョク姉の前に出て行きました。これがねぇ、どういうコンセプトなのか分かりませんが、自分は昔のことは全て過去と思ってて、ヒョク姉とのことも良い思い出となっている・・・という体を取ってます。
わざとヒョク姉の近くに時々偶然を装って姿を見せています。
ヒョク姉は混乱し始めました。
ジスは、ヒョクと冷静に挨拶ができるようになりました。勿論、想いが消えたわけではありませんが、大人な態度をとる練習の効果がようやく表れたってところです。
ヒョクも、ジスに対して、ごくごく普通の態度を取っています。
ジスは、ヒョク姉に推薦された家具をネットショッピングしました。ジテへの結婚のプレゼントにしようと思ったのです。
それが、ヒョクの会社の製品だと知ったのは、ヒョクが配達に来てくれた時でした。
ドギョンは、簡単に事を明らかに出来ないと、改めて思いました。
既に、ミョンへの周囲のお歴々にジアンをウンソクとして紹介してしまっていますからね。
ドギョン一人の意思で何とかできることではないと考えたのです。だから、軽々に自分の口で説明するとか行事の準備を終えてからとか言う頼みを聞き入れることはできないと、ジアンに言いました。
ドギョンの話を聞いたジアンは、いっそう仕事のスピードを挙げました。
いつ、その時が来ても良いように・・・ということでしょうか。
ただ、何も知らないハジョンは、相変わらずのマイペース。ジアンはじれったくて仕方がないんだけど、お尻を叩くしか出来ません。
ドギョンは、ジアンの意図を汲み、自らもそれとなく仕事の進み具合をチェックし、ハジョンやその他のメンバーに発破をかけました。
そんなある日、ジアンに友人のミョンシンから連絡が入りました。
携帯番号を変えたジアンと連絡がとれなくて、気になっていたのです。
ミョンシンは友人の中で、一番ジアンの気持ちを理解してくれている人です。思わずジアンは悩みを吐露してしまいました。
口にする事で、いくらか気持ちも軽くなるでしょう。
ドギョンに打ち明けた時点で、きっと堰は切られたって感じなんでしょうね。
ミジョンが始めた事だけど、テスもはっきりと止める事情を話さなかったわけで。そして何より、あの時のジアンは、経済力の無さにいい加減うんざりしていました。
だから、本当の両親が財閥だったと聞いたら、一も二も無く行きたいと思ってしまったのです。それが本音でした。
必死に止めるテスに、行きたいと即答し、その上、父を責めたわけです。
ジアンはその時の父テスの気持ちを考えると、いてもたってもいられない気持ちなのです。自分にも罪はあると思いました。
ただ、ミョンへたちが怖いのです。
彼らがテスたちに下す審判が怖いのです。
ジテとスアの結婚式が急に決まりました。
適当な式場にキャンセルが出たとかで、1週間後という突然のことでした。
連絡を受けたジアンは驚きました。
その前にばれたら、ジテの結婚は流れてしまうかもしれません。
結婚式が終わるまで、事実の公表を待ってほしいとドギョンに頼みました。
でも、その望みを叶えてあげるつもりは無いドギョンでした。自分の家には自分の家のルールがあるわけです。ジアンの都合に合わせてあげられるとは言えません。
その頃、ミョンへとジェソンは、ノ会長のところに行っていました。
今回のドギョンとウンソクの騒動は、ジニとチョン社長の仕業だと彼女たちは考えていて、それに対してノ会長から何らかの罰を与えてほしいと思っていたのです。
でも、ノ会長は、相手にするなと、このままスルーするつもりです。
翌日、40周年記念行事の準備で大きなミスが見つかりました。
ハジョンのチェックミスでした。
ドギョンは、課の面々に改めて準備の進行状況をチェックしました。
そしたら、共同担当者である筈のハジョンですら、遅々として進んでいないばかりか、何事においても状況を把握できていないし、ジアンにおんぶにだっこ状態だと言う事が判明。
ドギョンは呆れました。
で、ジアンに何かを提案しました。