グッド・ドクター DVD-BOX 2 | |
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ポニーキャニオン |
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いきなりの執刀命令に、シオンは驚き、尻込みしました。
でも、誰も手は空いてなくて・・・。するしかなかったのです。
ギルナムとイルギュが助手についてくれて、いざ手術ということになったのですが。動揺して発作が起こりそうになり、全然対処方法が思いつきません。
一刻を争う状況に、いっそう気持ちは焦るんですが。
そんな時、ユンスから言われた言葉、ドハンから言われた言葉を思い出し、どうにか冷静を取り戻す事が出来ました。
そして、やり遂げたのです。
ちょっとは自信につながったでしょうか。
ユンスは、そんなシオンをとても誇らしく思いました。と同時に、もう自分の助けなしにやっていけるだろうと少し手を放すことを考えたようです。
ただ、やっぱりシオンの気持ちはユンスを動揺させていました。
だから、いつもより随分大人しいユンスです。
ところで、イ理事長とウソクの前に、影の人物チャン会長が姿を現しました。
チャン会長は、病院の買収を手掛ける投資家だったようです。昔、この病院をターゲットとした時があって、その当時理事長だったチェギョン父と対立したようですね。
病院を守る事は出来たものの、激務と心労がたたってガンになってしまったんだとか。それで命を縮めたということらしいです。
この事を、チェギョンは知らされていませんでね。
チャン会長だけが自分の気持ちを理解してくれていると思い込んでいたんです。だから、継母であるイ理事長を追い落とすような工作に手を貸したわけです。
ウソクからこの話を聞いたドハンは、チェギョンにすぐに報告しました。チェギョン、自分は父の仇と手を結んだんだと知ったんです。
副院長は、チャン会長の腹心の部下ってところのようですが、彼にも何やら悩みがあるようで。
子供なのかな?重い病気のようです。韓国には治療できる病院が無いと言ってました。
その治療費のことがあるから、チャン会長の下についてるのかも。
「本当の恥とは何か知ってるか?」
とドハンに聞かれたシオン。
一度怖がった事を一生恐れる事だ・・・とドハン。シオン父への思いを指してる?
「怖くても諦めないのが本当の勇気だ。」
そう、ドハンは言いました。
また、目の不自由な父を持つ女の子も言いました。
「死んでしまったら何もしてあげられなくなるから、優しくしてあげて。」
この言葉を聞いて、シオンは初めて自分から父の病室に行きました。主治医から、既にガンは末期で手の施し様がないと聞いていました。
怖くて足はすくみ、身体も震えました。それでも、父に会い、殆ど父が一方的に話しましたが、とにかく話は出来たのです。
一つ足を踏み出せたようです。
そんなシオンを、シオン母は辛そうに見つめていました。
シオン母は、とうとう自分の口からシオンに母親だと名乗りました。
頬に手を当て、ごめんと謝るシオン母。
その時、シオンは、捨てられた日の事を思い出したのです。
父も嫌いだけど、母も自分を愛してはいなかった・・・と思いました。
この事は、シオン母がユンスに伝えました。シオンがショックを受けているだろうと、慰めようと声をかけたんですが、シオンは平気なフリをします。
大丈夫だ・・・と。先生は関わらないでください・・・と。
本当は、とてもショックを受けてて、何も手につかないほどなのに・・・。
ユンスが担当しているドンジンという男の子の患者は、治療もそろそろ終え、退院まであと数日というところとなっていました。
両親や姉と早く一緒に過ごしたいと、それだけを願っていました。
だから、体調が悪いのを隠していたんです。
で、とうとう倒れてしまいました。
ユンスの医療事故ではなく、ちょっとしたミスということらしいですが、再手術と言う事になりました。
それで、ドンジンの母は激怒し、ユンスを訴えるとか何とか言いだしました。
実は、少し前に、シオンはトイレでドンジンが胆汁を吐いてるのを見たんです。それを報告しようとして、そのままになってまして。
だから、ユンスの責任ではなく、報告を怠った自分の所為だとドンジン母に謝罪しました。
これで、ドンジン母も事を荒立てる気はなくなりまして、結果丸く収まったのですが。
おさまらないのは、ユンスでした。
誰が見ても、シオンがユンスを庇ったという図式です。
自分をもっと大切にしなさいと、シオンにきつく注意したのです。
ドハンから事情を聞かれたシオンは、言いました。
これまで自分は周囲の人に慰められてやってきた、だから恩返しをしたいんだけど、どうすれば良いのか分からなかった・・・と。
「それなら、今までお前がしてもらったように、本当の慰めをしてあげればよい。」
そう、ドハンは言いました。
シオンは、ユンスのところに行きました。
ユンスは、まだ気分は治ってません。
シオンが自分を好きだから・・・とユンスは思っていたんですね。
でも、シオンは、今回は違うと言いました。今まで、ユンスが気まずそうだったから、避けて来たけど、今回だけは見過ごせなかった・・・と。決してユンスから何かしてもらおうと言うわけじゃないとね。
そして、シオンは、そっとユンスを抱きしめたのです。
シオンは、落ち込んでいるとユンスが肩を叩いたり、抱きしめたりして慰めてくれたことを思って、同じようにしたんでしょうね、きっと。
多分、それ以上の気持ちは無かったと私は思います。