春休み、国試合格発表の前に瀬戸内海にある豊島、直島、女木島を一人旅してきました。
その時に偶然ホテルでテレビ番組「島の命を見つめて 豊島の看護師うたさん」を観た。
豊島は人口約900人で、昨年は初めて島で出産がなかったそうです。豊島の診療所には3人の看護師さんがおられるそうです。
豊島というと、3年前に行くまでは産廃の不法投棄というイメージしかありませんでした。
この番組を観る前日に豊島に行ってて、救急車が停めてある診療所が船がついてすぐの所にあるのも見てたから、衝撃がありました。
あの場所でこんな人が働いてるんだというのもあって。
島の看護師さんってどんな感じなのかなと興味があったから、行く前にググって豊島には診療所があることを知ってたんだよね。
島の看護師さんについて具体的に知ることが出来ました。
私がこの番組で印象に残ったのは大きく二つ。
一つは、島の看護師の覚悟や責任感。うたさんの覚悟や責任感に圧倒された。
もう一つは、高齢化によって死が日常になっている島の現実。
今回とりあげられていた看護師のうたさんは、大学生の時に豊島に来て島の人たちと関わりがあり、移住されたとのこと。その後、 島に看護師がいなくなると聞いて、看護師を目指したという動機からして使命感がすごいなと思った。
島の人たちに還元したいと、今も努力し続けられていて、そこまで出来るのは豊島の人との絆があるというのも大きな原動力なんだろうなと思った。
高齢化は、島の方がやはり進んでいて私が思っていたより深刻だった。
“あまりにも葬式が多い”
“死ぬっていうのが特別ではなく毎日にある”
“生き合って、死に合う”
“お年寄りは日々、生と死に向き合っている”
“いつかは自分の番がくるとみんな思っている”
「生き合って、死に合う」というのが、まさに島の現実を言い表した言葉なんだろうなと観てて感じたんだけど、重くて考えさせられた。
番組の中では体調が悪くなり、自宅では看れなくなり、施設に入られて亡くなった方もおられた。
老夫婦だけで、子どもがいなかったり、いても島を出ていると、やっぱり介護していくのは難しい。
島の医療には機材も人も限界があって、大きい病院でってなると島を離れないといけない。診療所に来たのを最後に島に戻らない人もおられる。自分の育った場所を離れて病院に入院してってなるのは、やむを得ないのかもしれないけど、辛いことだなと思う。
介護も島に施設があるにはあるけど、医療と介護が役割ごとにそれぞれが果たすべきことをやっていくというよりは、人手が足りないから、役割にこだわらずそれぞれが出来ることをやっていくという感じらしい。
さんざん授業で、地域包括ケアや地域完結型医療がこれからは大事、シフトしていくと習ったけど、それは地域に人手があって支える人がいて受け皿がないと成立しないということを感じた。どこでも展開できるものではない。
診療は午前のみで午後からは薬を届けるなど訪問看護もされていて、島の看護では訪問看護が重要なんだろうなと思っていたので、そこはイメージ通りだった。
医師は派遣されていて、今は週5日来られているけどそれが減るのかなくなるのかという話もあり、診療所自体がなくなる可能性もあり、へき地医療のシビアな現実も突きつけられた。
救急車は、現地で見た時に救急車として使われてるのかな?と疑問に感じてたんだけど、やっぱり救急車としては使われてないことが紹介されてた。
別の港に週1回機材を乗せて運転していき、そこで診療をされているらしい。いざとなれば人を寝かせて運べるし中古で譲ってもらったとのこと。
他には電子カルテの情報を共有して連携をはかられているそうです。
想像を超えた島の看護や医療の現実があり、それらを知れたことは良かったと思います。島によってもちろん状況は違うだろうけど、1つのケースとして考えさせられることもあり観られて良かったです。
その時に偶然ホテルでテレビ番組「島の命を見つめて 豊島の看護師うたさん」を観た。
豊島は人口約900人で、昨年は初めて島で出産がなかったそうです。豊島の診療所には3人の看護師さんがおられるそうです。
豊島というと、3年前に行くまでは産廃の不法投棄というイメージしかありませんでした。
この番組を観る前日に豊島に行ってて、救急車が停めてある診療所が船がついてすぐの所にあるのも見てたから、衝撃がありました。
あの場所でこんな人が働いてるんだというのもあって。
島の看護師さんってどんな感じなのかなと興味があったから、行く前にググって豊島には診療所があることを知ってたんだよね。
島の看護師さんについて具体的に知ることが出来ました。
私がこの番組で印象に残ったのは大きく二つ。
一つは、島の看護師の覚悟や責任感。うたさんの覚悟や責任感に圧倒された。
もう一つは、高齢化によって死が日常になっている島の現実。
今回とりあげられていた看護師のうたさんは、大学生の時に豊島に来て島の人たちと関わりがあり、移住されたとのこと。その後、 島に看護師がいなくなると聞いて、看護師を目指したという動機からして使命感がすごいなと思った。
島の人たちに還元したいと、今も努力し続けられていて、そこまで出来るのは豊島の人との絆があるというのも大きな原動力なんだろうなと思った。
高齢化は、島の方がやはり進んでいて私が思っていたより深刻だった。
“あまりにも葬式が多い”
“死ぬっていうのが特別ではなく毎日にある”
“生き合って、死に合う”
“お年寄りは日々、生と死に向き合っている”
“いつかは自分の番がくるとみんな思っている”
「生き合って、死に合う」というのが、まさに島の現実を言い表した言葉なんだろうなと観てて感じたんだけど、重くて考えさせられた。
番組の中では体調が悪くなり、自宅では看れなくなり、施設に入られて亡くなった方もおられた。
老夫婦だけで、子どもがいなかったり、いても島を出ていると、やっぱり介護していくのは難しい。
島の医療には機材も人も限界があって、大きい病院でってなると島を離れないといけない。診療所に来たのを最後に島に戻らない人もおられる。自分の育った場所を離れて病院に入院してってなるのは、やむを得ないのかもしれないけど、辛いことだなと思う。
介護も島に施設があるにはあるけど、医療と介護が役割ごとにそれぞれが果たすべきことをやっていくというよりは、人手が足りないから、役割にこだわらずそれぞれが出来ることをやっていくという感じらしい。
さんざん授業で、地域包括ケアや地域完結型医療がこれからは大事、シフトしていくと習ったけど、それは地域に人手があって支える人がいて受け皿がないと成立しないということを感じた。どこでも展開できるものではない。
診療は午前のみで午後からは薬を届けるなど訪問看護もされていて、島の看護では訪問看護が重要なんだろうなと思っていたので、そこはイメージ通りだった。
医師は派遣されていて、今は週5日来られているけどそれが減るのかなくなるのかという話もあり、診療所自体がなくなる可能性もあり、へき地医療のシビアな現実も突きつけられた。
救急車は、現地で見た時に救急車として使われてるのかな?と疑問に感じてたんだけど、やっぱり救急車としては使われてないことが紹介されてた。
別の港に週1回機材を乗せて運転していき、そこで診療をされているらしい。いざとなれば人を寝かせて運べるし中古で譲ってもらったとのこと。
他には電子カルテの情報を共有して連携をはかられているそうです。
想像を超えた島の看護や医療の現実があり、それらを知れたことは良かったと思います。島によってもちろん状況は違うだろうけど、1つのケースとして考えさせられることもあり観られて良かったです。