徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和5年12月25日、月曜日、晴れ、午後から風強し)

2023年12月26日 | 日記

  朝のベッドでの読書タイムには三島図書館から借りてきた

  

 高橋秀実著『おやじはニーチェ』を読み始めた。今年の1月に出版された本で新聞等の「書評」に取り上げられたりして話題の本でズ〜っと貸出中で借りられなかった本だ。(三島市在住または勤務者以外は図書を予約できない)副題にあるように「認知症の父と過ごした436日」とあるように認知症の介護の実体験の本なのだ。タイヘンだな〜と思う一方、ワタシも認知症予備軍なのでどうしたらいいかとも思う。物忘れが激しくても、物忘れしないようにメモ書きして防止しようとすることは、まだ「認知症」にはなっていないのだそうだ。まあ、ワタシはその境界線のギリギリのところにいるのだ。そもそも「認知症」とは病名はないらしいと言っている。「認知症」とは「病状レベル」の概念で「記憶障害、見当識障害、思考障害など、いくつかの症状の集まりに対する命名」なのだそうだ。カミサンが昨日から来ているのだが、お互いに認知症予備軍なので主語.述語を省略した「それ」「あれ」「そこ」と言う会話が多くお互いが意味が通じずイライラするのだ。「あの人」と言われたってワタシにはだれのことだか分からないし、ワタシは言わんとする言葉が出てこない。特に緊張すると言葉が出てこない。(カミサンには1ヶ月に1回しか会わないので緊張する)そこで出てくる言葉は「なんだっけ、あれさ、あれ」となるのだ。

  午前中はカミサンの年賀状作りの印刷のお手伝いをしながら

     

      新年用の「だるま」を色鉛筆で描く。マンションの管理人室の窓口に飾るか〜。

  カミサンは年賀状の準備ができたので東京に戻るそうだ。ワタシは人付き合いを極力避けているので年賀状は10枚しか出さなかった。「人付き合い」も断捨離しているのだ。

 お天気がよいのでカミサンとは分かれて岸壁に日向ぼっこに行った。昨日の日曜日は引き籠もりでエアコンを使ったら電気代が800円を超えた。日向ぼっこに行けばエアコンを使ったとしても時間が短いので電気代はその半分になる。ついでに食料も調達できれば生活の役立つ。ところが、この処午後になると風が出てくる。今日も岸壁に着いたころから風が強くて釣人はいなかった。前回も風が強くて釣りもせず戻ったが、今日は風が止む時間もあるのでその時を狙って釣り糸を垂れた。

   

カモメが群れになって海面から小魚を獲っている。大きな魚に追われて湾内に入ってきたのだろうか?ワタシにも手のひらサイズのメジナが2匹掛かった。食料調達も達成したので、岸壁で鱗、内蔵、頭を落とす作業をしてマンションに戻ることにした。

        

 満月に近い月が昇った。

 カミサンは部屋を掃除して東京に戻ったようだ。


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