写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

写真展「5人の眼」を見る

2012年01月31日 | 写真
29日の日曜日、大雪に見舞われている富山市で開催されていた日本リアリズム写真集団主催の写真展「5人の眼」を見てきた。主催団体は私の所属する日本リアリズム写真集団かなざわ支部とは兄弟関係に当たり、写真展にはお互いに行き来している間柄です。例年各会員ごとに見ごたえのある力のこもった組み写真を発表するのですが、今年も期待にこたえる作品が会場一杯に展示されていました。
水島氏の桜の魅力を鮮やかに切り撮った「桜花平日」(5枚)、見る人の意表をつく虫の目からの表現「小さな眼」(5枚)。広野氏は和紙づくりの工程を丁寧に追った「飛騨山中和紙づくり」(9枚)。長井氏は秋の深まりを暖かい眼で切り撮った「晩秋情景」(9枚)。館江氏は開発が進み広がり続ける自らの住む町の光と陰を客観的なカメラの眼で描いた「わが街」(9枚)。青井氏は新しさと懐かしいものが混じりあい混沌としたインドの現状を13枚の写真で表現しています「私のインド行」(13枚)。
これらの力作のならぶ中でも私の目を惹いたのは広野氏の「飛騨山中和紙づくり」、オーソドックスなリアリズム写真らしい作風のモノクロプリントで職人の思いのようなものが感じられる佳作でした。
今日の写真は写真展会場の近くの松川、雪に包まれた桜並木と遊覧船です。
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蝋梅が咲いた

2012年01月30日 | 写真
我が家の居候猫はまだ我が家に入りこんで一年くらいたった頃に病を得てそれ以来ずっと療養食をかかりつけの動物病院から出してもらっている。先日ほんの少しの晴れ間にその動物病院に向う途中、蝋梅が咲いているのを見つけて撮影しました。民家の軒先だったので屋根や電線を極力避けるとご覧のような窮屈な構図になってしまったが、前回ブログで「色っぽくない色の話し」として公開したときとは違って今日公開した少しの晴れ間に咲く蝋梅はやはり素敵ですね。
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繁華街午前6時10分 ーバイクの新聞配達員ー

2012年01月29日 | 写真
ボランティアで続けている「しんぶん赤旗」の配達が終った後、前日の大雪の名残を撮ろうと金沢屈指の商店街、タテマチ通りへカメラを持って出かけた。
この街がファッショナブルなストリートとして石川県はおろか福井、富山などの若者を集め、活気に満ちていた数年前までは空き店舗が出ればたちまちにして新しい店として開店の花輪が並んだものですが、今は長い不況や県外資本が有名ブランドを集めて大型ファッションビルに進出してくる影響などで集客力が落ち空き店舗もなかなか埋まらなくなっています。とはいってもいまも商店街の努力でタテマチストリートは多くの若者を集める街として昼は賑わっています。
そんな街の夜明け前、雪の残る凍った道を新聞配達員が慎重な運転で通り過ぎていきました。この街に連なる商店は数時間の後には週末の若い客を迎える準備にかかります。

今日は少し遠出するのでブログ更新の時間が取れないかもしれません。ということで早い時間の更新になりました。
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大乗寺の野良猫ークロちゃんー

2012年01月28日 | 写真
金沢の古刹大乗寺にいつの間にか住みつき、修行僧や参詣のひとたちに可愛がられている猫たちがいます。寺の参道や庭が雪に埋まった大雪の朝、雪を避けて山門の雪の当たらないベンチの上にちょこんと蹲るようにしているクロちゃんに出会いました。野良猫にとって雪の多い北陸の冬は厳しい季節ですが元気そうに丸々とした姿でまだ眠いとでも言うように「にゃ~」と私に声を掛けてくれました。
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大雪の日の通勤  (アクセス25万回を越えました)

2012年01月27日 | 写真
我が家は金沢南部の近郊から金沢の旧市内への入り口に当たり、通勤通学の時間帯はいつも市の中心部に向ってラッシュになるのですが、一晩で約40センチの積雪となった昨日はいつもに増して道路は渋滞となりました。渋滞の中にあるバスは満員、近くのバス停では留まらないでそのまま行過ぎるバスも見かけます。そんな渋滞のなかのいつもは乗るバスを横目で見ながら雪の中を急ぎ足で勤務先へ向う人たちが目立ちます。今日の写真はそんな一枚です。
今日の国会では日本共産党の志位さんが質問をしていました。国民との約束は守らず、改めると言っていた自公政権時代の悪政を輪をかけた形で強行しようとする野田内閣の姿勢を質し追及しました。(詳細は28日の「しんぶん赤旗」で)
当ブログの累積閲覧アクセス数が1月26日に25万回を越えました。日々思うことや心を動かすものを撮影した写真を公開しているだけのものですが、こんなに沢山の閲覧を有難うございます。これからもよろしくお願いします。
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今冬一番の寒気襲来

2012年01月26日 | 写真
北陸地方に今冬一番の寒気が到来し、福井県も富山県も昨日からの大雪に埋もれています。石川県の金沢市街地にも雪をもたらし、昨夜からまとまった雪が積もりました。私の家の周辺では夜明けから家周りの除雪をする人の姿がみられて通学、通勤の人たちも早く家を出て行きました。
毎日が日曜日の私は朝食を済ませてから駐車場と我が家に面する三方の道の除雪をはじめて正午ごろにようやく一段落でした。そんなわけで今日は何処へも出かけることなどしないで除雪に明け暮れる一日でした。昼間は降ったり止んだりで績雪量は増えていませんが今夜の積雪がまた心配です。
写真は除雪作業をしながら撮った我が家の駐車場のマイカーです。
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写真「大乗寺の寒行托鉢」と友からの便り

2012年01月25日 | 写真
旧正月3日目ですが、日本列島は今冬一番の冷え込みでテレビニュースは各地の積雪の報道で大変で、金沢も大雪警報が発動され今夜からの雪が心配です。
そんな雪の中を曹洞宗の修行寺でもある名刹「東香山 大乘寺」で寒の入りから節分までの約一ヶ月間続く「寒行托鉢」の出発の様子を撮影してきました。
今日はなんだか頭の回転がいつもよりさらに遅い感じがして・・・、本文はツィッターでつぶやいた文章をそのまま使わせていただきます。友よメルマガで北欧の貴重な情報を送ってくれて有難う。その最初の部分を使わせてもらいます。
数十年来の友人からメルマガを受けとりました。その中で『「子どもたちは教育を受ける権利がある、大人は教育を保障する義務がある」と校長が言った。「”子どもと青年(教育と手当)”で市の予算の半分を使う。それに、”障害者と失業対策”で2割、”高齢者”で2割、残りで環境や建築、市長室を運営してるよ」デンマーク西部のオーフス市の市議会議員が言った』と伝えてくれています。人口は30万人、金沢市より少し人口は少ないようですが・・・。いつも住民からの子育てや福祉、暮し支援の要求を「金がない」との理由で退けている市長や知事に教えてやりたい言葉です。本来地方自治体の主人公である住民のために地方財政はあるべきだと教えられましたし、そうであるべきだと思っています。
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金沢の老舗ーいまも息づくものー

2012年01月24日 | 写真
私の住む町は金沢の市街地から農村への境界線にあたる場所で、その旧街道には農山村から入ってくる生産物を扱う商店や農家が仕入れていく農機具や消費物資などを扱う店があり、かつてはその交流の人たちで賑わっていたそうです。いまはその店のほとんどは閉められ流通環境の変化で旧街道は商店街の体をなさない状況ですが、そんな中でも頑張って生き残る老舗があります。
写真は旧街道から私の家の近くの国道沿いに移転させた店舗をリニューアルしたガーデンショップが気の置けない客を通す上がり框をもつ土間と囲炉裏のある床です。このガーデンショップは金沢で「種もん屋」と呼ばれる農家で使う農産物の種や苗などを扱う老舗で、いまは一般家庭用の庭木や花の苗などの商いが主なものとなっていますが、季節になるとやはり野菜の苗などを求める近郊農家の方の姿が目立ちます。
店主の方の意向でしょうか、かつて遠くの村から来られる客を囲炉裏で沸かしたお茶の一杯も出してもてなしたであろう場所をその新しい店の一角に復元し、私はこの店の前を通る度に窓から覗き込んでしまいます。そういう気持ちを大切にする人たちがこの街の魅力を作り出しているのでしょうね。
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鷹の飛翔ーオオタカかな?ー

2012年01月23日 | 写真
久し振りに雪のある金沢市南部丘陵に行って見ました、車一台通れるだけ除雪された比較的広い林道を行くと両側の雪の斜面や開けた雪の原にはウサギやニホンカモシカ、タヌキやイタチ、リスなど多くの動物の足跡が点々と続き雪の季節ならではの動物達の活発な行動の跡が見て取れます。
地上の動物達は雪の中で食べ物を探すのが大変ですが空を舞台とする猛禽たちにとっては地上が見えやすいので獲物を獲得するチャンスが多いのかどうか?興味のあるところです。
この日は上空を旋回する鷹らしい鳥を見かけました。この地域には絶滅が危惧されるオオタカが生息していて、写真の下のほうの鳥は形態からして鷹だと思います(上の鳥は鳶かも知れません)。ずいぶん高いところを飛んでいたので私に種類は特定できませんが雪の林はいろいろおもしろく興味が尽きない時間を過ごすことが出来ました。
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今年初対面ー夜明けの剣岳ー

2012年01月22日 | 写真
今年に入って18日目の朝、初めて北アルプスの主峰の「剣岳」と対面しました。といってもこちらは金沢市の卯辰山の月見台から望遠レンズを使ってのものですから「対面」というには少し恥ずかしいのですが・・・。なにしろ北アルプスを見られるほどの晴れ間になるのはこの季節としては珍しく嬉しい朝でした。
金沢市内から北アルプス、「剣岳」「立山」などの峰を見ることができるのは海岸線辺りからと、南部の丘陵の一部から、そして富山県との県境に位置する「医王山」ですが、雪に覆われる季節の医王山や南の丘陵は立ち入ることが困難で我が家から朝起きて天候を確認してから日の出前に行ける場所は金沢市の兼六園近くにあるこの写真を写した卯辰山ということになります。ちなみにこの卯辰山からは少し移動すれば白山の頂上も見ることが出来ます。
今日は「ツィッター」や「フェースブック」そして「しんぶん赤旗」で私の故郷や家業、子供の頃の「夢」を思い出させてくれる話題が続きました。なんだかいい気分の一日でした。ちなみにフェースブックでは「橘国夫」、ツィッターでは「syasinsi」が私の名前です。フォローしていただけたり、友達申請していただければありがたいです。
コメント (2)
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