写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

加賀の海岸 師走の夕波

2017年12月31日 | 写真日記
    [夕波と夕焼け]

一昨年の加賀海岸の夕陽です。
なかなか夕陽と出会えないままにとうとう年の暮れを迎えました。
最近は古い写真の整理をしているので、そんなときは過去の写真の中で見たい風景を見つけるとブログにアップしています。
夕陽とまでは言えない写真ですが、二年前の加賀の海岸で撮った夕景です。
飛沫をあげながら押し寄せる波の向こうを部分的に真っ赤に燃やすような夕焼けが印象に残っています。

    [荒れる日本海の夕波]

12月も押し迫ると北陸の気候は荒れる日が多くて、雪や雨はなくとも波は高い日が続きます。
この日は雲の合間を潜って届いた光が波を黄金色に輝かせています。

    [こんな日にもサーファーが]

黄金色に輝く波の間から突然サーファーが姿を現しました。
冷たい日本海の荒れる波を楽しんでいるかのようなその姿に目が点になりながらシャッターを押していたことを思い出します。

2017年の大晦日は一昨年撮影した日本海の海岸で撮った夕波の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。
来年もよろしくお願いいたします。



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1950年代 讃岐うどん屋の年越しうどん

2017年12月30日 | 写真日記
    [さぬき手打ちうどん]

今日は晦日、私の故郷香川県では年越しと言えば圧倒的に「年越しうどん」です。
私の生家は香川県の遍路道に面するトタン葺きの小さなうどん屋でした。
年末28日ごろから年越しうどんの注文が入り始めて夫婦二人ではこなしきれない量になるため小学生から社会人になっている6人の子どもたちも総動員の作業になります。
晦日の夜は徹夜となり大晦日の夜まで家族全員が年齢や経験に応じて可能な作業に励みました。
私にとっては家族そろってのうどん作りと配達に追われる年越しが物心ついてから就職してからも実家がうどん屋を廃業するまでの15年間余続きました。
写真は1950年代後半、私が高校生のころ借りてきたカメラで父と母の仕事をしているところを撮ったものです。
いまでも歳末を迎えると、あの忙しかった家族全員のうどん作りと懸命に働いていた父と母の姿を思い出してしまいます。

    [吉田川という天井川]

写真は私の生まれた村にある「吉田川」です。
私が子どものころはコンクリートの堤防などは無くて河原全体が草原でその低いところに水路がありその所々に水たまりがあるという、川床が周囲の田んぼより高いところにあるという典型的な「天井川」でした。
高校生のころはこの川に木橋がかけられていてその橋を渡って川下にある高校に歩いて通っていました。
川の先端の向こうにかすかに見える屋根の形の山が見えますが、当時は香川県の栗林公園と並ぶ観光スポットだった「屋島」です。
小学生だった頃この川の堤防を屋島まで往復を歩いて遊びに行ったこともありますが、今も「遠かった」という記憶があります。

    [父方の叔父の墓]

故郷の村で戦死者の墓を集めた墓地にある父の弟「橘秀一」の墓です。
秀一叔父さんは中国戦線から戦争末期に沖縄防衛のために移動し、米軍の進軍から首里城にあった日本軍司令部防衛のための特攻兵に志願し爆雷を背負って米軍陣地に向かったところまではわかっているのですが、その後の消息は全く分からないままで戦死の公報がきたそうで、この墓には遺骨は入っていません。
この墓と母方の叔父の墓(こちらも遺骨無し)に参るたびに、戦争というものを始めた人たちの仕業を許すわけにはいかないとの思いが強まります。

今日は歳末になると思い出す母と父の姿を撮った写真など故郷の記憶の中の古い写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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野猿が里に降りてきた

2017年12月29日 | 写真日記
    [寒波と共に里に野猿が]

10年ほど前は金沢には丘陵部も含めて定着した猿の群れは居ないと思われていたのですが、ここ数年で野生の生き物たちと人間の関係はずいぶん変化したようです。
ほんの少しの晴れ間を利用して山里の様子を見てきました。
写真は南部の山里の近くで出会った30頭ほどの群れの野猿のボスと思える雄猿です。
金沢市南部の奥山に定着した群れがいることは確認していたのですが、寒波と共に里の近くに降りてきたようです。
今年はしばらく前にイノシシが金沢市中心部に近い公園で見かけたという報道に接したのですが・・・。
ここ数年の変化は山と里が荒れていっているのを示しているような気がします。

    [雪の獣道に足跡が]

野猿の姿を見つける直前に雪道に伸びる足跡がきれいに続いていました。
獣道だけでなく林道からたくさんの足跡が斜面に続いていて、その向こうに予想していなかったは数十匹の野猿の群れが見えました。
金沢市の山里もイノシシに加えて野猿の対策も加わり、待ったなしで獣害対策への行政の本格的な取り組みが待たれています。

    [暮を迎えた山間の里]

犀川上流域の集落です。
県道の除雪がしっかりしているので、この集落には冬も人が暮らしています。
金沢市南部の山里では冬の間山の人たちは街に降りて無人の里が増えています。
山里の多くはこれから雪に包まれ、人間の姿が消えて野生動物たちの世界になります。
雪が消えて私のような車で行けるようになるのは約4カ月後、春の草花たちが萌え出る姿を楽しみに南部の山里としばしのお別れです。

今日は年の瀬の山里で出会った猿の写真など三枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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金沢は歳末の寒波襲来

2017年12月28日 | 写真日記

    [風雪の街頭で年末宣伝]

歳末の金沢はまた寒波に襲われています。
私たちの暮らす金沢市南部の共産党地域支部が今年最後の街頭宣伝に立ちました。
風雪に立ち向かいながらの345回目の水曜朝宣伝でしたが通りかかる車からの応援の声も受けてやり切ることができました。
あまりカッコいいとは言えないかもしれませんが、この街で共産党の支部が活動していることを知ってもらいたいと願いながらの今年の水曜朝宣伝を12月の最後まで続けることができました。

    [雪が降る町]

積もっていた雪がいったん消えた私の住む街にまた寒波に伴う雪が降り始めました。
雲間から射し込む陽光にキラキラ輝く雪がを見ていると年に数度降る故郷香川県の雪を思い出しました。

    [波浪警報発令]

風雪波浪警報の出た金沢周辺です。
所用で海岸近くまで行ったので犀川河口の金石港近くで波の様子を見てきました。
防波堤の向こうに高波と飛沫が白い山のような壁を作っていました。

今日は歳末寒波のなかでの共産党の宣伝や街のようすの写真3枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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雪の山里 白山山麓

2017年12月27日 | 写真日記
今日は古い写真の整理に一日を費やしました。
その中で見つけた2006年、山里の雪景を撮った写真を公開です。

    [山里の雪景色 かつての村はさもあらん]

白山登山の町、白峰集落の川向いにかつての村の建物などを集めて独特の山村文化、民俗資料などを収集研究する「白峰歴史資料館」があります。
その資料館へと架かる木橋の向こうに雪の降る中の茅葺き農家が見えています。

    [雪の木橋を歩く]

雪が積み始めた季節だったのですが歩いてゆけるようなので谷川に架かる橋の急な階段を滑らないように渡っていったのを思い出します。
階段を上がって川を渡り階段を下ると茅葺きの建物が雪を被って待ってくれていました。

    [雪の降り始めの歴史資料館全景]

かつての白峰村の冬の始めはこんな感じだったのではないでしょうか。
カメラの位置は国道の端っこで、そこから谷間の少しの平地は田んぼで川の向こうに集落がある。
もちろんこの写真は10年ほど前のもので、現在もほとんどこの通りですが・・・、なんだかかつての山村の風景を思わせると思いませんか?

写真を整理しながら見つけた山村の冬初めの風景の三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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冬の花 あられを受ける冬バラなど

2017年12月26日 | 写真日記
    [冬のバラに霰(あられ)の粒が]

所用で御近所を回りながら色彩の乏しいなかで咲いている花たちにカメラを向けてみました。
冬型の気圧配置が強まり冷え込んできた民家のお庭で赤いバラが開き、花弁に落ちてきた霰の粒が乗っていました。
もう殆どのバラが切りとられた庭で咲く赤いバラの花ビラと霰の粒はとても印象に残ります。

    [八重咲の水仙]

少し盛り土をしたお庭に水仙が植えられ、シーズンを迎えて花が咲きはじめていました。
そのなかに八重咲きの黄色い水仙の花が咲いていました。
寒い日でしたが、黄色い花の周りはぽっと暖かく感じながらシャッターを押しました。

    [庭石に化石の花]

立派なお庭の土止めの石垣です。
詰まれた石垣に白い花が見えたので近寄ってみると、なんと化石でした。
このお宅ではないのですがご近所にある庭石屋さんの近くを通るときは、たくさんの石の表面に出ている化石などを探すのが楽しみなのですが。
実際に使われている庭石の化石を見るの初めて、それも輪郭のはっきりした花のような化石にはびっくりした冬のひと時でした。

今日は冬のバラ、八重咲の水仙、化石の花の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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河北潟干拓農地に棲む 半野生ネコ・雉

2017年12月25日 | 写真日記
    [河北潟の猫]

河北潟の広大な農地や草原を車で走っていると民家などない場所でときどき猫に出会うことがあります。
先日も用水路沿いに移動している猫に出会いました。
いつだったか、猫が水鳥を狙って待ち伏せの姿勢を続けているのを見たことがあります。
干拓地には牧場もあり農家の休憩所を兼ねた作業小屋もあり、農地などの管理事務所などもあってそういう所で暮らしているのだと思いますが・・・。
わが家の猫たちとは違って逞しい面構えで暮らしています。

    [獲物を探してさらに移動です]

ここは民家や作業小屋、牧場などからずいぶん離れています。
おそらく水路に来ている鴨などの水鳥を狙って用水沿いに移動しながら狩りをしているのだろうと思います。
ここ干拓農地の猫たちは半野生化し、自分自身の野生能力を駆使して日々の糧も得ているようです。
移動していく姿にもそんな逞しさが見えていました。

    [キジとの出会い]

久しぶりに雉♂の姿を見ました。
そろそろ繁殖に備えてテリトリーを確保しなければならない季節になってきています。
目についたのはオス雉だけでしたが、耳を澄ませると近くにいたのでしょうかメスの雉の可愛いさえずりのような、雄への呼びかけのような可愛い声も聞こえていました。

今日は河北潟干拓地で逢った半野生化した猫と、テリトリーの確保の季節を前にした雉の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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漁の名手「ミサゴ」の朝食

2017年12月24日 | 写真日記
    [朝の獲物は大物です]

夜明け前に長寿猫の「ビー子」に起こされて天候をネットで調べると降雨率0%、午前は雨雲もないとのことで久しぶりに朝焼け撮影にと河北潟へと出かけました。
けれども夜明けの空は雲に覆われていたので明るくなり始めた河北潟干拓地でのバードウォッチングに切り替え。
湖畔の農道わきの電柱の上で今朝の獲物を鋭い爪と嘴で食いちぎりながらの朝食シーンに出会いました。
ミサゴは湖で撮った獲物を安全な場所に移動して朝食とします。

    [獲物を掴んでまた飛び立ちます]

食事中のミサゴを見つけてミサゴより一回り大きなトビがやってくるのを見て、さらに安全な場所へと飛び立ちました。
自分の体と魚の重さを考えると、その凄い爪と飛翔力の強さが推し量れます。

   [大きな魚を爪でぶら下げて]

飛び立ったミサゴは軽々と魚を掴んだままはるか遠くの林をめがけて飛んでいきました。
ミサゴという美しい鷹の並外れた能力に感服です。

今日は準絶滅危惧種であり漁の名手「ミサゴ」という鷹の写真を三枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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クリスマスを前に 金曜日の金沢駅

2017年12月23日 | 写真日記
    [金曜夜の「どいね☆原発」]

クリスマスを前に賑わう金沢駅前の鼓門下の駅東口広場で昨日は金曜日の夜に「原発ゼロ」を目指し行動を続けている[どいね☆原発]グループの270回目の行動でした。
寒さでなかなか手をポケットから出さない方たちが多かったですが、これまでかたくなともいえるほどシール投票では「原発必要」にシールを貼っていた方が昨夜は「いらない」にシールを貼りました。
理由を聞いてみると「人が制御できない危険な原発などは要らないから」とのこと。
なるほど毎週金沢駅前で訴えている内容が届いていたのですね。

    [地下広場と一回の鼓門下広場]

金沢での原発ゼロ行動はもう5年半ほどになり、22日は270回目となりました。
いま行動の舞台となっている金沢駅東口にあたる「鼓門下広場」は世界で最も美しい駅と言われ、多くの観光客が訪れる観光スポットになっています。
その鼓門下広場と地下広場はエスカレーターで結ばれています。
写真はそのエスカレーターの下り口から夜の金沢駅前、鼓門広場と地下広場を画角に入れて撮ったものです。

    [イオンフォーラスと金沢駅を結ぶ通路]

写真の中央にでっかいヤカンのモニュメントがあり、その右奥にはファッション関連が主なイオンの商業ビル「フォーラス」、左側全体が金沢駅の駅舎です。
クリスマスイブを翌々日に、たくさんの若者たちがクリスマスのネオンサインが煌めく通路を行き交っていました。

今日は270回目を迎えた金沢の原発ゼロ行動とクリスマスイブを前にした金沢駅周辺のにぎわいの写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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揺らぐ樹、残り雪

2017年12月22日 | 写真日記
    [揺らぐ樹]

なかなか写真撮影に出られない日が続く関係で今日も先日行ってきた河北潟干拓地の写真アップです。
水の汚れがひどいと言われている河北潟ですが、湖水の浄化のための努力が続けられています。
そんな潟の岸辺に立つ樹が何だか揺らいで見えます。

    [残り雪の輝き]

河北潟干拓地を白く覆った先日の積雪でしたが影になる場所にはまだまとまった形で残り、その雪の粒々が雲間から射し込む陽光に反応して煌めいていました。
まだ雪の季節が始まったばかりですが・・・、これからどんな雪の形が見られるのか楽しみです。

    [雪の回廊]

小さな木橋に残った雪が欄干の形を映して回廊のように伸びていました。
回廊の先には枯れ葦が早くも春を呼ぶようにびっしりと株をそろえている水面が輝いていました。

今日は一味違った河北潟の風景写真3枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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