写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

絶滅危惧種「オオタカ」との出会い 小説「路傍の石」作者と憲法9条

2014年05月31日 | 写真

今日の写真は二年ほど見ることがなくて、生息数が相当少なくなっているのだろうと思っていた、金沢市南部丘陵の「オオタカ」と出会うことができました。
日本の林に住む代表的な鷹ですが絶滅が心配される「絶滅危惧種」に指定されています。
自然の荒廃が主な原因といわれてていますが、私の主要な撮影フィールドである金沢市の南部を取り巻く丘陵でも御多分に漏れず農林業の衰退は進みこれまで自然環境を守り整える基本となっていた水田や畑の耕作面積の激減、下草刈りなど山林の管理が不十分となる一方で産業廃棄物処理場などの山林への進出で生物たちのよりどころが無くなって地域の食物連鎖の頂点に立つオオタカが生息する条件がどんどん狭まっています。
南部丘陵に住み農林業に携わる人たちは随分頑張っていますが社会的な要因による自然環境の保護については国全体の政策的な転換がどうしても必要だと思いながら、久しぶりのオオタカとの出会いを喜びました。


[小説「路傍の石」作者と憲法9条]
「いのちを投げ出すことを、最高の道徳と考えたり、それをほめたたえる思想は、封建主義的な思想です。軍国主義的な思想です」この言葉は真正面から少年の成長を描いた小説「路傍の石」の作者、山本有三氏の言葉です。昨今の安倍総理がもてあそぶ軍国主義復活を狙う言葉を聞くとき山本有三氏の想いとの違いに唖然とします。
今日の「しんぶん赤旗」のコラム「潮流」を読みながらそんなことを考えさせられました。



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今日の朝陽  安倍首相とメディア幹部の会食続く

2014年05月30日 | 写真

5月30日は金曜日、毎週金曜の朝は「しんぶん赤旗」の地域配達担当日。このブログにはそのことを時々書いているので読者はご存じだと思いますが、日本の政党で日刊新聞を発行しているのは日本共産党のみです。毎日の配達は党員や党を支援する人たちのボランティアで成り立っています。
国民に根を張る政党としては国民に届ける自らの思いを一般マスコミ任せにすることは私は無責任だと思っています。その点で日本共産党が自ら取材・発行・配達まで責任を持つことは大変なことではありますが政党として至極真っ当なやり方だと思います。

今朝配達の終わり時間、日の出前の空が見事に焼けてきました。大急ぎで近くの犀川河畔の朝陽撮影ポイントへ大急ぎで移動しあまり工夫もなくレンズを太陽に向けてクローズアップして撮ったのがこの写真です。少し雲があったのが幸いしたのでしょうか、みごとな朝焼けでした。

「報道各社”権力監視”どこへ 首相、メディア関係者と会食」
今朝私が配達した「しんぶん赤旗」の記事の一つです。安倍内閣は節目ごとにメディア幹部と安倍首相は会食を続け、内閣に対する批判精神の感じられない、というよりも翼賛報道が続くというメディアの状態は目を覆うばかりです。どうかリンクした「赤旗」の記事で確認してください。
同じ日の「赤旗」一面には日朝協議で北朝鮮が「拉致包括調査を約束」という見出しも踊っています。少しでも前進してほしいものです。



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金沢駅前原発ゼロ行動 第97回 どいね★原発は明日6時半から

2014年05月29日 | 写真

毎週金曜夜の金沢市における原発ゼロを目指す「どいね★原発」グループの行動が明日5月30日で97回目になります。一昨年7月、官邸前を埋め尽くす原発ゼロのデモは全国各地に根を下ろし早いところではもう100回を数える行動をしているところもあるようですが、ここ金沢市では有志によるインターネットでの呼びかけに応えて始まり「どいね★原発」グループが中心となって厳寒の冬から猛暑の夏、大雪も大雨もをもモノともせずに続けてきた96回が過ぎ、明日が97回目です。


金沢駅前は多くの金沢や金沢近郊の市民だけでなく、全国各地や外国からの観光客もたくさん行き来します。そんな人たちにも声をかけ続けています。

「どいね★原発」は毎週金曜夜6時半から7時半までの1時間。ポスターを持って立ち続ける人、幟旗を持つだけの人、近くのベンチなどに座って行動を見守る人、歌や楽器などのパフォーマンスで意思表示する人、ハンドマイクで語り掛ける人、シールアンケートに取り組む人、等々・・・。こんな緩やかな形態で続いています。ちなみに私はカメラを持って記録写真を撮り続けています。
このブログ読者も金曜夜の金沢駅を通りかかる時は、そんな行動をしている人たちにどうか声をかけてくださいね。(今日の写真は二枚とも5月23日96回目の行動です)



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南部丘陵のニホンカモシカ 解釈改憲へ非現実的事例

2014年05月28日 | 写真

昨日のブログでも書きましたが金沢市南部の山里を昼間に少し回ってきました。背丈の高い草が斜面を覆うようになってなかなかニホンカモシカの姿をとらえるのは難しい季節に移ってきましたが、久しぶりの好天に誘われたのでしょうか?草の中から姿を現し、下の林道を通る車を見ていました。
私の車がとまってカメラを持ちだすと、チラッと私を見て「なんだこの人か」とでもいうような表情を見せて草の中に姿を消していきました。

「解釈改憲へ非現実的15事例」
これは今日の「しんぶん赤旗」の一面トップの見出しですがその中には「米本土への核攻撃」も想定されているなど、解釈改憲の変更を正当化するための荒唐無稽ともいえる事例まで入れています。「世界最大の軍事大国、軍事強国のアメリカ艦船をアジアの小国が攻撃し、そのアメリカ軍を日本の自衛隊が助ける」など到底考えられない事態を前提に平和憲法を持つ日本国民に内閣の意向で日本が戦争できる国にしようという企てです。これでは安倍内閣による日本の民主主義に引導を渡そうという「クーデター」ともいえる策動にほかなりません。



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山里はもう初夏 中国軍機の接近やめるべき

2014年05月27日 | 写真


写真は田植えの終了した棚田と集落です。里の人たちは田植えも、タケノコの出荷も終わりすっり落ち着きを取り戻し、天候の回復した金沢市南部の丘陵にカメラを持って行ってきましたが山里はもう初夏の風情です。
前回回ったときはようやくオニアザミが赤い灯火のような花が咲き始めたところでしたが、今朝はすっかり咲きそろって朝露をキラキラとアクセサリーのように光らせた姿を見せていました。
山里の森の生き物たちは子育てやテリトリーの確保に多忙な日々のようでときどき見かける私にはあまり警戒感を見せない姿を見せて呉れました。
今日であった野生の生き物:ウグイス、コマドリ、ヒヨドリ、ヤマバト、カルガモ、アオサギ、アマサギ、カワガラス、鳶、カラス、ヒバリ、ツバメ、ウスバシロチョウ、アオスジアゲハ、オオタカ、二ホンカモシカ、・・・

昨日の中国軍機が自衛隊機へ異常接近してきたことについて多く報道されていますが、日本共産党は山下書記局長が
「『防空識別圏』侵入を理由とする中国軍機の接近、やめるべきだ」との見解を記者会見で発表しました。そのなかで中国が理由とする「防空識別圏」そのものが空の基本原則に反するものであり中国は撤回すべきとの見解を中国側に伝えていること、そして日中両政府は事故回避のために共同措置がとれるよう真剣に努力すべきだと述べています。



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シロバナハマナス 安保法制懇は憲法学への理解が欠如

2014年05月26日 | 写真

ハマナスの花言葉:「美しい悲しみ」「見映えの良さ」「香り豊か」「あなたの魅力にひかれます」

金沢周辺の海岸線にある何か所かの群生地でもバラ科の赤いハマナスが咲き始めました。この花が防風林、砂防林の中で点々と赤い灯火のように見えるさまはとても素敵です。
ハマナスは「浜茄子」とも書かれていますが、名前の由来はその実の形が梨に似ているところから「浜梨(ハマナシ)」と名付けられたのが訛ったようで、いまでは「ハマナス」が一般に使われるようになったそうです。漢字のほうは「浜茄子」「浜梨」の双方がつかわれているようです。

ハマナスはかつては海岸線の自生地にゆかなければ見ることが出来ない花でしたが、今では園芸用として庭や畑地、時には街路樹として様々な場所で見られるようになりました。おかげで私もご近所周りの散歩でこうしてカメラで楽しむことができます。
今日の花はほとんど自生はしていない「シロハナハマナス」ですが、茎や葉はハマナスと同じなのに白いということで畑地の畔で見かけて何の花か判断がつきかねてとりあえず撮影したものです。帰ってきてインターネットで調べてみて白色のハマナスがあることを知りました。

「立憲主義 わかってない 小林節氏」
今日の東京新聞系の地方紙「北陸中日新聞」が第一面で[憲法学者の赤ペンチェック]として改憲論者でもある憲法学者の小林節氏に安倍首相の掲げる「集団自衛権の行使」について、また安保法制懇について赤ペンチェック願って取材しています。
このなかで小林氏は「集団的自衛権を行使するケースを日本政府が主体的に判断できる」という論に対して、憲法解釈の次には自衛隊法改正や日米安保条約の改定が待っており、米国には日本に対する呼び出し権ができて日本は応じる義務が出来る。呼び出しは拒否できない。と断じています。「集団自衛権」の問題に関して考える参考になります。



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殺すな!殺されるな! 金沢で自衛隊武装パレードと阻止集会

2014年05月25日 | 写真
文化・観光都市の金沢市に24日、軍靴の音、軍事車両・軍事ヘリの轟音が響きました。それを止めようとする人たちのサイレント行動も繰り広げられました



「殺すな 殺されるな」「ストップ 戦争に続く軍事行動やめて!」サイレント行動に参加した人たちが掲げたポスター等に書かれた文章のうちの一例です。
安倍内閣のあらわな右傾化と戦前回帰の復古調の動きと歩調を合わすように全国各地で自衛隊の武装パレードが市民の反対を押し切るように公然と行われるようになり、文化・観光都市といわれる金沢市でも昨日(2014年5月24日)21世紀美術館、兼六園、金沢城などの観光スポットの集まる地域、広坂のお堀通りで強行されました。



武装パレードは自衛隊金沢駐屯地の部隊だけでなく小松、滋賀、愛知、三重、京都などから陸・海・空の部隊や音楽隊が参加しての文字通り軍靴や戦闘車両、戦闘ヘリの大示威式典となりました。(写真は「対戦車誘導弾」を構えながら更新する自衛隊員)

私も目の前にこんなに多くの武装隊員や武器、軍事車両・ヘリなどを見るのは初めてで、この自衛隊員が日々「人殺し」の訓練を積み重ねていることを考えると正直のところ空恐ろしい思いがしました。このところタイのクーデターのニュースもありますが、この国の平和憲法を守りさらなる民主化を目指すものとしては考えさせられる現実を目の前に突き付けられている気もした1日でした。

午後からは同じ地域で原発ゼロを目指す金沢の「どいね★原発 さつきパレード」も繰り広げられ、そちらにも参加しました。おりからの連休で金沢観光に来た人たちも「金沢はなんと騒がしく、複雑な問題も抱えている街だろう」と思ったことでしょうね。



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自衛隊軍事パレード抗議集会 どいね★原発皐月パレード 梅花藻の開花

2014年05月24日 | 写真
医王山山麓の小さな泉に今年も可憐な水中花「梅花藻(バイカモ)」の開花を見ました。今年は例年にも増して多くの花が咲いているようです。これから雪が降り始める11月の初めごろまで咲き続けます。


今日の午前中はいつもは静かな文化都市、観光の街として多くの人たちをもてなす金沢市の迎賓館前で自衛隊の軍事パレードが予定され、軍用ヘリ、装甲車の轟音、軍靴の音が響きます。
日本共産党を含む軍事パレードに反対する団体は抗議の集会「STOP(やめて)自衛隊パレード サイレント&抗議アピール」を予定していて、私はもちろんその抗議集会に参加予定です。

午後は毎月一度の原発ゼロ目指すデモ「どいね★原発 五月の月イチデモ 新緑さつきパレード」に参加します。大飯さし止め判決を力に能登半島の「志賀原発廃炉 原発ゼロ」を訴えてきます。

それにしても忙しい土曜日になりますね。

さいごにバイカモの写真をもう一枚。




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雨の日はバラを撮ろう きな臭い時代ですが自分のできることを

2014年05月23日 | 写真
今日は金曜日、一昨日大飯原発の再稼働を認めないという画期的な判決を出した福井地方裁判所。憲法に保障された人格権にもとずく「当たり前といえば当たり前」、でも政府が前のめりで原発の再稼働を図ろうとしている現在の日本では「歴史的な判決」です。この判決を力に、金沢駅前で一昨年7月から続けている原発ゼロ行動「どいね★原発」96回目の今夜の行動に参加します。
憲法といえばもう一つ、戦争を放棄した憲法を持つこの国で明らかに「戦力」である自衛隊が戦闘車両、軍事ヘリコプター、とともに武装した自衛隊員数百名のパレード(行軍)が金沢市の中心部、観光ポイントで行われます。
まさか平和憲法の下で軍靴の響く音を聞くとは思いもしませんでした。計画が明らかになった段階でパレードを中止するよう自衛隊、石川県、金沢市などに各団体から申し入れしていますが、いまのところ聞く耳を持たない態度です。
明日は中止を申し入れした団体を中心に抗議活動が予定されていて、そちらにも参加し反対の態度を示そうと思っています。平和を望む者にとってはきな臭い時代ですが自分にできることをしていきたいと思っています。


今日の写真は今朝近くのバラ園で撮ってきた「雨の日のバラ」の写真4枚です。








雨はバラの花をより美しく見せて呉れます。
カメラを持ってバラ園通いが増えそうな気がします。

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夕霧峠からの遠望 「穂高」と「白山」 原発は人格権侵害

2014年05月22日 | 写真
三日続きですが・・・山の写真です。私は山に登るわけではなくて、遠くから見る山、車で行ける場所から美しい山を見ることが好きなので、いわゆる「山岳写真」ではありませんが、今日の一枚目の写真は北アルプスの一番右端当たりに見える奥穂高、笠が岳、西穂高などの峰々です。


山に詳しいわけでないので一つ一つの峰の名前までは明確でないのですが、いずれの嶺も登山者の気持ちを惹きつける風格を見せています。また厳しい山容の北アルプスからもう少し右には乗鞍、御嶽へと岐阜の山々に移っていきます。北と南の境界に位置するこの穂高の峰々の魅力も私を夜明け前の夕霧峠に立たせる原因の一つかもしれません。

そしてもう一枚の写真

石川県では守り神とも思われ、「神の山」と敬われている加賀の「白山」です。通常は加賀や越前の方角から見る独立峰としての「白山」が良く知られているのですが、医王山夕霧峠から夜明けの空に残る月を入れて広角47ミリの焦点距離で撮った「白山」です。
3日間つづけた山岳写真の公開はこれで一区切りです。

「原発は人格権侵害」
福井地方裁判所で昨日(2014年5月21日)大飯原発2基について「運転してはならない」という、再稼働差し止めを命じる画期的な判決が出ました。判決の意義についてはいろいろな人がいろいろ言及していますが、私が画期的だと思うのは裁判所が判断の基本に人の生命を基礎とする「人格権を超える価値を他に見出すことはできない」としたことです。(しんぶん赤旗)

粘り強い闘いがまた一歩原発ゼロへの足場を固めたようです。その地歩を確かなものとするためにもこれまで以上の国民の闘いが必要なのでしょうね。



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