写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

雪の上に残る足跡

2005年03月25日 | 写真
今日の足跡はどうもノウサギらしい。
こんなに鮮明に残された足跡はとても珍しい。

動物の足跡には関心があるが・・・
残された足跡からそこを通っていった動物を特定するのはとても難しい。
雪に残されるモノでも、雪の状態でずいぶん違うし、ゆっくり歩くのと駆け足のときと全速力の走りとではまったく違ったものになる。
比較的わかりやすいのは、このあたりではニホンカモシカですが・・・
それでも残された土や雪の状態でずいぶん違って見えます。
テンやイタチ、リス、キツネ、タヌキ、などの中・小動物になるとお手上げ、
その地域で時々見かける動物と当てはめて類推するだけですが、その動物が足跡の残る場所で何をしていたのか考えるだけでも楽しいものです。

大小さまざまな足跡を目にすることが出来るこの季節の里山散歩はやめられません。

写真は雪の上に残された足跡(上の大きいのが後足で下の小さいのが前足かな?)
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重税反対統一行動

2005年03月16日 | 写真
所得税の「定率減税の見直し」と称する増税や消費税特例制度の改悪で零細業者にも税負担がさらに大きくなり、そのうえに消費税率引き上げの声も高くなってくるなど、庶民がますます重税に苦しむ事態が深まっています。
こんな中で全国的には3月11日、石川県では3月13日に「重税反対統一行動」がひらかれ、金沢では集会のあと雪道を税務署までデモ行進しました。
わたしも最後の事業所得税の申告を兼ねてデモに参加してきました。
写真はそのデモが出発する直前のようすです。
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カンジキ初体験・・・雪の中をけものになって・・・

2005年03月13日 | 写真
メルマガに少し書いたのだが、雪の中で履くカンジキ(私が履いたのは輪カンジキ)というものを先日初体験しました。

カンジキというものを私が知ったのは動物文学や猟師の生活などが書かれた少年向き文学のなかです。
でも雪景色などと出会うことの無い四国の子どもだった当時の私には具体的にイメージできなかったものの『「カンジキ」という雪の中を歩く道具』のことはなんとなく心に残っていました。
その後、北陸で住み資料館などで実物を見ることはありましたが実際に使っているところを見たことは無いし、自分自身が身に付けるなどということは考えても見ませんでした。

5・6年前から写真を撮るようになり、環境の悪化が進んでいるとは言え、金沢を取り巻く自然の豊かさに感動し、里山の暮らしや四季、そこに暮らす生き物たちを目にすることが増えてきました。
しかし冬は近くの里山でも分厚い雪に覆われ、除雪されている道路から雪の上の動物の足跡などをながめるだけになります。
そんなこともあり雪国の厳しい自然の中で動物達がどんな暮し方をしているのか見たいという思いで、たまたま時間も合ったので冬季だけ開館している「ブナオ山自然観察舎」へ行き、カンジキ体験が出来たということです。

カンジキというものをつかってみると、普段は人間はとても入れないような雪の中で行動できるのに感動しました。
そして「・・・観察舎」の方が案内してくださって一時間ほど白山山系の山の雪の林を歩いてきました。
雪の中を雄大な雪山の景色を満喫しながら、けものの足跡などをたどってみたり、雪の無いときならばはるか頭上高くにある木の枝の先の木の芽をカモシカやニホンザルなどが食べた後などを観察し、自分自身が゛けもの゛になったような気分も味わってきました。
このカンジキを始め棒の先に板のようなものをつけた軽くて重宝な道具(名前は忘れました)などつくづく先人の知恵のすごさに圧倒された経験でした。
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流し撮りand失敗作

2005年03月11日 | 写真
写真撮影の技法に「流し撮り」というものがある。
そう、カーレースなどの写真で高速で走る車の背景は流れていながら、クルマにはぴたりと焦点が合って運転する人物の顔なども写し撮っている写真などが「流し撮り」という方法で撮ったものです。
わたしもそんなカッコいい写真をモノにしようと、ハクチョウの飛ぶ姿で「流し撮り」に挑戦してみました。
フィルム1本、36枚ほど撮ってみましたが、結果はいずれもブレブレでヒトさまに見せられるような写真は一枚も撮れませんでした。
とくに手持ち撮影では上下左右にブレてしまいました。
三脚使用の写真でも添付した写真がましなほうで、「後は知るべし」という結果です。
(いつもはシャッター速度を早くして被写体の動きを止めての撮影なので、被写体のハクチョウも背景も静止しているように映るのですが・・・)
いまは、「もう流し撮りはやめよう」と「なかなか面白いからもっと挑戦しよう」という思いが交錯しています。
さあ、どうしようかな・・・・?
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ネガカラーフィルムとリバーサルフィルム

2005年03月03日 | 写真
私はスナップ撮影や動物など、被写体が動き回るものを撮ることが多いので、通常は値段も安く、失敗も少ないネガカラーフィルムを使っています。

たまたまカメラ屋さんで有効期限切迫のために特価で出ていたリバーサルフィルムを購入して使ってみた。
久しぶりにリバーサルフィルムで撮影したものを見てみると、第一印象は「わ~っ!キレイ」という感じでした。(おなじ時と場所で写したネガカラーフィルムと比べても)
リバーサルフィルムを現像するとスライドになるので、それを見るのは透過光ですから色がとても綺麗に見えます。また焦点さえきちんと合っていれば輪郭もはっきりと出てきます。
いずれにしてもネガカラーフィルムよりも素敵に見えるので自分の写真技術がとても上がったように感じます。
私はいつもここで「でも・・」と何かに引っかかってしまいます。
なんだか鮮やかに写っている「色彩」にごまかされているような気がしてならないのです。
それはモノクロ写真とカラー写真を見比べるときに感じるものとよく似ています。
カラー写真はとても綺麗なのに、モノクロ写真に感じる内面性のようなものが薄らいでいます。
もちろんネガカラーがいいとかリバーサルがいいとか、カラー写真よりモノクロがいいとか言うのではないのですが・・・
「何を写し撮りたいのか?」というカメラマンの意識でフィルムは選ぶものなんでしょうね。
だとすると、値段が割安になるということを基順にフィルムを選択する私の立場は・・・?

写真はリバーサルで撮った「夜明けの漁火」
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