写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

兼六園 瓢池に落ちる滝

2013年02月28日 | 写真

昨日から春のような気候の金沢ですが、3日ほど後戻りして冬の兼六園にご案内します。
兼六園の真弓坂口(21世紀美術館に近い入口)から入るとすぐに目につく池が瓢池で、犀川の上流で取水した辰己用水が園内を巡りこの瓢池に落ちてそのあと園の外の水路に合流します。
3日前はその瓢池が薄氷に覆われていて霞池や曲水を巡って落ちこむ翠滝周辺だけが水面を見せて池の周りの景色が映りこんで綺麗でした。こんな兼六園の朝の景色に惚れ込んで毎朝のように通う散歩の人、バードウォッチャー、カメラマンなど顔馴染みが掛け合う挨拶の声の聞こえてくる兼六園の朝です。
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雪どけの光景 雪崩の赤ちゃんとふきのとう

2013年02月27日 | 写真

昨日2月26日、久しぶりに天候と私の空き時間が一致したのでカレンダーでは春を目前にしたとはいえまだまだ雪深い山里、金沢市南部丘陵までカメラを持って2時間ほど愛車の軽自動車で行ってきました。
林道は人が暮らしている集落とその奥のダムまでは除雪されていますが、さすがに枝道は車は入ることが出来ない状態です。両側の斜面のあちらこちらには写真のような餅を撞く臼のような雪の塊が見えます。雪解けが近くなり積雪が弛んで崩れてきた雪です。この季節になると少し雨が降ったり晴天が続くと「なだれ注意報」がよく発表されますが、私はこの雪の塊を「雪崩の赤ちゃん」と呼んでいます。もう少し急斜面で条件が揃うとこの塊が基点となって雪崩となります。
春になって車が入れるようになった林道を走ると沢山の雪崩の跡に出会います。時には林道が雪と共に落ちてきた土砂に閉ざされていて道路の補修完成が夏を越すことも珍しくありません。

それでも確実に春は近づいているのでしょうね、日の当たる斜面をよく見るとそれまでモノクロの世界だった地表の雪の隙間からフキノトウが顔を出していて萌黄色の輝きを見せてくれました。
雪に覆われた棚田の用水など雪のないところに立ち寄るのかその場所を中心に点々と動物達の足跡が放射状に続いています。

こんな美しく豊かな自然を守って厳しい冬もこの山里で暮らしている人たちを応援することが政治の役割だと思いますが、前回の総選挙で政権に返り咲いた自民党、安倍政権は日本の農林業を根こそぎ壊してしまおうというTPP条約交渉への参加というパンドラの箱のふたを開けようとしています。私は限界集落と呼ばれそうになっている山里を訪れる度にそんなことを考えさせられています。
それにしても今年初めて訪れた南部丘陵は春の訪れを息を殺してじっと待っているかのように静かな山里でした。
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孫の瞳に恥じない生き方を

2013年02月26日 | 写真

もうすぐ初めての誕生日を迎える双子の孫がやってきた。つい一週間ほど前はコロコロ転がりながらの移動だったのに、もう見事な這い這いで行きたいところを目指して簡単に移動し、ほしいものを手にしたり口に入れたりできるようになっている。
自分の三人の子の子育てには、いま評判の「育メン」どころではないほど深く関わり、また何人もの孫とのかかわりの中でも子どもが育つ様を見てきているけれども、やはりヒトの発達というのはすごいと思う。
この7人目の孫は一歳を前にしてもうただの愛らしいという存在ではなくて、瞳の中には自らの意思というものがはっきり感じられる。生物学的な「ヒト」という存在からすでに「人間」として自らを主張する存在となっている。
私が20代後半の頃に当時立命館大学の総長だった末川博先生の講演を聞く機会があったが、そのとき末川先生が「子どもや孫に恥じない生き方」をしようと話していた姿がいまも記憶に残っています。あの時の先生はいまの私とよく似た年齢、そんな話しをした先生はきっとお孫さんたちのこんな瞳や姿を思い浮かべていたのでしょうね。
そのころから私は日本共産党という政党にそんな思いを託して現在に至っていますが、まだまだ子ども達に暮らしやすい世の中を準備することは出来ていませんが、末川先生が語った生き方は大筋としては守ってくることが出来、この写真の瞳にも真っ直ぐに向き合うことの出来るいまの自分にホッとしています。
自分達を取り巻く環境や経済的な暮しの問題、TPP問題や先の見えない原発問題、さまざまな問題が渦巻いてはいますが・・・、この瞳を見ているとなんとかまっすぐ問題に関わっていけそうな気がする双子の孫と過ごした一日でした。
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白山市議選 日本共産党の宮岸美苗さん議席確保

2013年02月25日 | 写真

北陸地方が猛烈な寒波に覆われた24日に投票日を迎えた定数大幅減の白山市議会議員選挙で日本共産党の宮岸美苗議員が激戦を勝ち抜き議席を確保しました。
平成の大合併で白山の頂上から日本海に至るという本州では高山市に次ぐ広大な地域を持つ白山市は豪雪の山麓部から新幹線が通ることが決まっている市街地や農地、山麓部の林業から砂丘地農業を含む加賀地方一番の米倉とも言える手取川扇状地という肥沃な土地での農業、加賀海岸を中心に盛んな日本海での漁業と、日本海側地域の抱える全ての豊かさと貧しさが混在する自治体でもあります。
合併後の三度目の選挙ですが、第一回目は旧自治体ごとの選挙区と定数での選挙でしたし、第二回目は無投票だったので今回の選挙が事実上初めての選挙、それも定数が七も減らされて地域的にも有権者の少ない山麓部からの議員が選出されにくいという複雑で激烈な選挙となりました。
そんな選挙で広大な地域全体の問題を我が問題としてとりあげ続けてきた日本共産党が議席を確保したことは山麓の住民にとっても海岸部の住民にとっても力強いことでしょう。
これまでは古くからの友人でもある宮岸候補者の応援には毎回行ってたのですが、当選のためにはこれまでの得票を大幅に増やす必要があった今回はどうしても現地に行けなかったので心残りのまま投票日夜の開票を待ちました。
凍りついた夜道を走って開票現場へ向った写真友達から深夜の12時頃に当選の知らせを受けたときは本当に嬉しくて飛び上がりたいほどでした。
今日のブログは珍しく興奮しながら書いたので写真のことに全く触れていないことにいま気がつきました。今日の写真は選挙があった白山市の山麓部にある小学校から子どもたちが雪の降る中を下校する姿です。
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兼六園雪景色 ー除雪作業ー

2013年02月24日 | 写真

昨日に引き続き雪の兼六園です。あまり知られていませんが夜明から開園までの兼六園は蓮池門口と小立野門口という入口の二箇所が無料開放されていて散歩、バードウォッチング、カメラマンやそぞろ歩きの観光客などがそれぞれ楽しんでいます。また開園時間まで専属の庭師さんたちは園の手入れなどに大忙しです。とくにこの日のように大雪のときなどは雪道に慣れていない観光客の皆さんの足元に間違いが無いように歩道の除雪に懸命です。
写真はまだ暗いうちから兼六園の正面入口に当たる桂逆口入口の道を除雪する光景で、このように夜明け前からの作業で観光の方たちは雪の兼六園の美しさを満喫できるということになります。
昨日は日米首脳会議、アメリカの大統領との会談の手土産に自民党の安倍首相は総選挙の折には慎重姿勢をとっていたTPP交渉参加への意欲を示しました。日本共産党の志位委員長が談話で明らかにしているようにまだ国会でも本格的な議論も無いままに国民の国益をアメリカに売り渡すという姿勢アメリカ大統領に表明したわけです。このことについて今朝私が配達した「しんぶん赤旗」は一面で「TPP交渉参加へ踏み出す」の大見出しと「国民の利益に背く対米誓約は許されない」として志位委員長の談話が報道され、さらに2面、3面にも関連記事を載せ、JA全中・萬歳会長の談話も1面で大きく報道しています。
総選挙では多くの自民党議員が参加に反対表明をし、公約でも慎重な姿勢を示していたTPP参加問題に国民への説明も無いままの今回の態度表明には「怒りを禁じえない」という言葉そのものの気持ちです。
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雪の兼六園 雪吊りの映える朝

2013年02月23日 | 写真

一旦地上の雪は消えていた金沢ですが22日の朝の大雪は木々も家々も全てのものを白く化粧し、その美しさで知られている金沢市の兼六園もまもなく3月を迎えると雪吊りが取り去られて春の景観に変りますが、その前に冬の美しさを見せてくれました。
早朝の雪景色を楽しもうという観光客が三々五々と訪れて美しい霞池周辺の雪吊りと湖面の薄氷に降り積む雪のコラボレーションを楽しんでいました。
写真は霞池に流れ込む曲水に映りこむ雪吊りの景観です。

町の中の買い物難民状態
ところで昨日は時代の流れの中で地域の暮しを支えてきた商店街や商店が消え最後まで残って地域の人たちの食や暮しのための買い物のよりどころだった地元のスーパーが間もなく店を閉めることになり、かつてとても便利だった街に住み続けているのに車も無く足元も不自由な人たちが日々の買い物をするところが無くなり買い物難民となる大変な事態となっています。暮しを続けることに危機感を覚える人たちが集まっての懇談会が行なわれました。
本来なれば地域住民の暮しを支えるのは自治体の一番の仕事だと思うのですが、郊外型の大型商業施設の誘致には熱心ですが街の中に住む人たちの暮しを守るための手を打とうという動きは無いなかでの不安の声が沢山出されました。出席してもらった日本共産党市議会議員の升きよみさんは問題の本質をしてきしながらも当面の買い物をどうするのかということに生協や地元スーパーの宅配事業の利用や自治体の進める施策などを紹介し参加者の不安を少しでもなくすると共にこれから始めなければならない買い物のための足の確保などのための要請行動などを提起してくれました。
お先真っ暗で不安一杯だった参加者達にもほんの少しですが明りが見えてくるようなよい懇談会でした。
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桜公園の夜明 雪の花満開

2013年02月22日 | 写真

近所に見事な一本桜の大木がある公園がある、その名も「桜公園」。昨夜来の降雪でその桜の樹が雪の花で見事に満開になっいてました。この桜はかつて金沢市内有数の名木のひとつとして花の開花時期を知らせていた標準木とされていた巨樹でもあり公園の名前もそれにちなんで「桜公園」と名付けられています。
私は日本共産党が発行する「しんぶん赤旗」の配達ボランティアに参加しているので夜明の桜公園はよく見ているのですが今朝ほど見事に雪化粧された桜の木を見る朝はそうそうあるものではありません。雪の精がしんぶん赤旗配達ボランティアのご褒美に見せてくれたのでしょうね。その美しさをみなさんにもおすそ分けの一枚です。
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野鳥 ハクセキレイ?

2013年02月21日 | 写真

まずお願いです。今日の写真の鳥の名前を知っている方は教えてください。一昨日金沢の卯辰山で見かけた小鳥です。見つけたときは「ビタキ」の仲間かなと思ったのですがインターネットで調べてもよくわかりません。どうもハクセキレイの仲間ではないかと思いますが図鑑や写真を見ると形状はハクセキレイなのですがこの写真の鳥のように真っ白なのはありません。ご存知の方は教えてください。

時々私のことを節操が無いという人もいる。いえ、性格や暮らし方、人間性ということではないのだが興味の赴くままに人物から風景、動物や鳥、花や樹木、そしてダンスや音楽などの舞台やステージ写真、とにかく惹きつけられるものの何にでもレンズを向けるからです。
注文を受けて写真を撮るプロカメラマンは別として普通の写真(カメラ)を趣味とするアマチュアカメラマンはある程度の力量がつくと自分の撮るべきテーマが決まってくるので自ずから撮影対象も風景や人物、建物やペットなどと定まってくる。そういう意味では私のとにかく何にでもレンズを向けるという撮影方法は「節操が無い」という言葉は当たっている。
ただ言い訳ではないが私の中では撮影のテーマはハッキリしているのです。それは「人々の暮し」です、一昨年の東日本大震災とそれに続いて起こった世界の原発事故としては史上最悪の福島原発事故とその後の経過の中でその思いはさらに強まっています。
このことについてはまた時間ができたときにもう少し詳しく書きたいと思います。
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箱階段の招き猫 金沢市長町武家屋敷通り

2013年02月20日 | 写真

昨日に引き続き金沢長町の武家屋敷通りにあるお宅で箱階段に置かれた招き猫たちを見つけました。これだけ福福しい猫たちがいるのだからきっとこのお宅は千客万来、賑やかな家だったでしょうね。
寒いと思いながら居候猫のビー子がもぐりこんできた布団から起きだして外を見ると今朝の金沢は雪化粧です。そろそろ冬も終わりかと思っていましたがなかなかそううまく「春の訪れ」ということにはならないようで、3月にならないと金沢の春は訪れないようです。
いま私の住む地域の地元スーパーが店を閉めるということで車にも乗れない近くのお年寄りから買い物できないという心配の声があり22日にはそれらの声を集めようという懇談会が地域有志の呼びかけで計画され、私は今日雪はありますがそのチラシを配るお手伝いの予定です。
とても便利な町であったのにいつの間にか銭湯も商店も、そして地域で唯一つのスーパーさえも無くなり町の真ん中で買い物難民とは・・・、街づくりの問題の象徴のような問題です。
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「雨水」の日 武家屋敷野村家の庭石

2013年02月19日 | 写真

雪が解けて春を迎える準備が本格的になる二十四節気のうちの「雨水」にあたる昨18日、地域の社会福祉協議会からのお誘いで金沢市の観光地の一つである長町武家屋敷通りにある和食レストランで開かれた会食に出かけました。
気の置けない近所の方たちばかりの集まりで賑やかに美味しい金沢の食談義に花を咲かせる時間でした。その折に距離的にはそう遠くないところにあるけれど滅多に訪れることの無い土塀と石畳の道に建ち並びいまも現役の住居として暮しが息づく武家屋敷通りを散策し、この町でただ一軒だけ公開されている「野村家」に立ち寄らせてもらいました。
野村家についてはリンクで鑑賞してもらうとして、今日の写真の庭石は有名なこの家の庭園ではなくて本宅と茶室を結ぶ通路脇の坪庭のような小さな庭にあったものです。昨日まであった庭の雪が昨夜からの雨で消えて小さな名残雪も庭の片隅に点在する、金沢の春先特有の雰囲気の日に二百数十年という年月を思わせる苔と歴史を見つめ続けてきた庭石。その庭石を引き立たせる椿一輪の心配りにレンズを向けてみました。
ときには地元の観光地をゆっくり散策するのもいいものです。
コメント (3)
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