今日の写真は「雨上がりの紅葉」です
今朝はいつもの地域の共産党支部と後援会の定時定点宣伝、冷たい朝でしたが晴れ間のなかの気持ち良い時間でした。
「未来の党」と小沢一郎という政治家。
昨日から今日にかけて選挙関連のニュースは滋賀県の女性知事が発表した「未来の党」の結党なるものに話題が集中しています。その女性知事は「卒原発」を標榜していますが、大飯原発再稼動のときに橋下徹らとともに当初反対していたが途中から再稼動やむなしの立場に変ったかのように発言が聞かれなくなっていたのですが突然の表舞台に登場です。どうも背後には例の小沢一郎の存在があったようで、新党立ち上げは発表直後に小沢一郎の率いる政党「国民の生活が第一」は解党と所属議員の新党参加を表明。さらにそのほかの「減税日本・・・」や「みどりの風」なども参加するようです。国民の原発ゼロへの願いがかつて自民党の中心幹部として日本を原発列島にした小沢一郎でさえ本心は別にして口先では「脱原発」を唱えないわけにはいかないところまで追い込んでいることは確かです。
ただこれまで原発推進の自民党や民主党に所属していた議員が選挙前にどの政党に所属すれば議席を得るために有利かと、右往左往するいまの状況は異状としか言いようがありません。
おそらく「未来の党」も実質の党首は小沢一郎ということのようで、かつて新しい党を立ち上げては壊しを繰り返しその党の財産(多くは企業献金や業者からの闇献金、そして政党助成金と呼ばれる税金)を我が物にし、法の隙間をかいくぐってきたやり方をまた繰り返すのかもしれません。小沢一郎が党首をしていた「国民の生活・・・」が選挙を前に10年先の脱原発を掲げたということで彼に期待する人も多いようですが「金と数」こそ権力の源という信念の元に自民党はもとより公明、民主とも手を組み時には新生党として、さまざまな政党と手を組んできた彼の過去を知るものにとっては、とても財界やアメリカと決別して国民の立場にたつとは到底思えません。
「未来の党」の賛同者には財界からは京セラの稲盛和夫が名前を出していますが彼は日本航空の名誉会長として多くの日航社員をリストラと称して必要のない首切りをし、路頭に迷わせ、自分は再上場により莫大な利益を上げている人物です。
彼らにとって「卒原発」は選挙のためのたんなるポスター用のコピーでしかないのだろうと思います。
さらに不可解なのは参加を表明している「みどりの風」なる党は所属の衆院選候補は新しい党に所属させるが選挙が終わり当選した議員はもとの党に復帰させるとか。まさに当選を謀るための手段でしかないということをあからさまに語っています。
これらの党や議員に共通することは自分達の政党や所属議員を支援する人たちの願いを一顧だにしないという、とても「政治家」とは言えない野合集団でしかないということです。
投票の前に本物を見極めよう。
日本には一世紀近く民衆に寄り添い戦前からの弾圧や中傷、職場からの排除などという攻撃にも屈せず平和と民主主義の実現のため国民と同じ地平で働く人たちの目線で政治の場で働き続けている政党があります。
日本共産党は過去も現在も未来も国民とともにある政党です。この党の前進こそが他の政党を国民の願いに近づける一番の道です。
私は有権者にはまだ投票権を持たない未来の日本を担う若者や子どもたちのためにも投票の前に本物の政治家を見極めて欲しいと思っています。