野猿 生命を写す７月～１２月

いよいよ２０１５年も大晦日を迎えました。
ブログ［写真師の新カメラ日記］もこのブログにアクセスしてくださった皆様からエネルギーを分けていただき、ほぼ毎日の更新を続けることができました。
ブログのテーマは私の興味が赴くままに撮った写真を見ていただくこと、被写体は様々ですが人間も含めてこの世にある生命と暮らしです。
そのうちの一つに金沢の周辺を中心に自然の中で暮らす野生の生き物があり、それらにレンズを向けてきました。

　　　［野　猿］

白山から私たちの暮らす金沢市までの地域は分厚い自然環境に恵まれ、熊やイノシシやカモシカなど多くの大型の野生の動物も棲んでいます。
そのうちでも゛豪雪の地で半年にも及ぶ期間を雪のなかという過酷環境で過ごすハクサンニホンザルは学術的にも貴重な存在といわれています。
写真は白山の登山口近くで１１月に野猿を撮った一枚です。
過酷な冬の入り口という季節を生き抜くための食べ物を求めて移動する集団のうちの一匹で、カメラを持つ私などに関わる暇はないと一瞥しただけで急ぎ足で通り過ぎていきました。


　　　［デジブック 『生命を写す　下巻』］


生き物たちの暮らしをまとめた写真を紹介しようと私のネットアルバムを見ていると「金沢市の市街地やその周りの海岸、丘陵に暮らしている生き物たちとの２０１０年出会いの記録、今回公開の「下巻」は２０１０年７月～１２月まで。」と紹介されているものを見つけたので添付しました。どうかご覧ください。

手打ちうどん屋の大晦日 讃岐喜太郎うどん

　　　［６０年前の大晦日］

６０年前にまだ中学生だった私が兄が借りてきたおもちゃのようなカメラで撮った父と母のうどん作りの写真です。
今宵は晦日、故郷の香川県はご存じの通りうどん県で６０年前(現在も)はうどん無しでは新年を迎えるわけにはいかないとほとんどの人たちが「年越しうどん」をうどん屋に注文、うどん屋は２９日から３１日大晦日までうどん作りに追われる一年中で一番忙しい３日間になります。
わが家は小さなうどん屋で父と母はもとより、姉二人と兄二人に加えてまだ幼い私と弟も含めて家族全員で働き詰めとなります。

今年はネットで「平和を詠もうよ」というイベントを立ち上げて多くの方から「平和」への想いのこもる短歌を約３００首の投稿をいただき、私も投稿させていただきました。
その中に写真の父と母を詠った一首を投稿しました。

　　　敗戦の日にも貧しき父母は　子らの食べもの算段に暮れる

この写真から遡ること１０年の前、敗戦を迎えた我が家はうどん粉をはじめとするうどんの材料も不十分で碌に商いもできないなかで６人の子どもを育てる日々のなか子どもたちの口に入れるものを毎食心配する時間を過ごしていたようです。
いまこの国を戦争する国にしようとしている安倍晋三をはじめとする閣僚たちは私の両親のような貧しさのなかで子育ての算段に明け暮れる家庭があったということ、現在もあるということに思いはいたらないことでしょう。

　　　［故郷の川　吉田川］

１９９７年、２０年前に帰省したおり撮影した高松市の東部にある旧十河村を流れる吉田川です。
正面奥に見える屋根型の山は源平合戦で「那須与一が扇子の的を射た」という屋島壇の浦合戦で知られた「屋島」です。
私のふるさとの記憶はこの吉田川と密接にかかわっています。当時は土を盛り上げただけの土手と河原で、天井川といわれる香川県の多くの川と同じように所々に水たまりがあり雨が降れば流れが生まれるという子どもにとっては遊びに手頃の河川です。
小さい頃はこの河原で遊び、高校にはこの土手の道を歩いて通い続けた川です。
上の写真の１９５０年後半から１９６０年ころまではこの土手の道を重たい運搬用の自転車で年越しのうどんを村の家々に届けていたことを思い出します。

今日のブログ［写真師の新カメラ日記］はアップするにはどうかと思う古い写真など２枚をアップして更新しました。
晦日の「年越しうどん」にちなむ思い出のことなど



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ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。

兼六園の冬景色などフォトチャンネルNO11で公開します

「新カメラ日記フォトチャンネルＮＯ11を公開します」

写真は２０１３年１月に撮った私の故郷である香川県東部、三木富士から見た夜明けの写真です

私が利用させていただいているGOOブログの写真関連機能として「フォトチャンネル」という写真をまとめて保管し、スライドショーなどで見ることのできるところがあり、とても便利に使わせていただいています。
ブログ画面左のブックマークからリンクしています。
いまでは約１００枚の写真を保管できるチャンネルが２９ヶ所、全部で２９００枚弱の過去のブログで公開した写真が収納され、ブログのブックマークのリンクから見ることができます。
そのうち２０１２年の秋から２０１３年冬までの写真が保管されたアルバムを公開です。
冬休みのひと時、どうか金沢市周辺の秋から冬を中心にお楽しみください。

浅野川雪景色 JRPかなざわ支部撮影会

　　　［浅野川大橋雪景色］

今年はまだ本格的な雪にならず、兼六園を始め金沢市内でよく見かける「雪吊り」も手持無沙汰の体ですが・・・、写真は２００９年の所属する写真集団の撮影会の時に撮影したものです。
金沢で「女川」と呼ばれている浅野川を真ん中に写真の右側が「主計町（かぞえまち）」橋の向こうの左が「ひがし」と呼ばれているかつての遊郭、現在は茶屋街として多くの観光客が訪れている観光スポットですが最も金沢らしい風情の残っている街です。

　　　［ＪＲＰかなざわ支部ニュース］

私の所属する写真集団のニュース１２月号です。
１月の行事として浅野川界隈での撮影会を計画しました。北陸新幹線開業以後観光客が大幅に増えて昼間は混雑していますが金沢という町が本来持っている情緒が撮れれば・・・、と思っています。

「ＪＲＰ（日本リアリズム写真集団）かなざわ支部」の撮影会は写真愛好家の一般参加を歓迎しています。
１月２４日はプロの写真家も参加する全国公募展でも入選の常連というベテランから初心者まで参加し、互いに助言し合う気楽な撮影会です。
会員以外の一般参加者も大歓迎、当然のことながら参加料は無料です。
一緒に撮影を楽しみたい方、もっと写真が上手になりたい方、金沢情緒を楽しみたい方などはぜひ当日の集合場所までおいでくださいお待ちしています。



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原発ゼロをめざして 金沢駅前行動

　　　［クリスマスの夜の原発ゼロ行動］

金沢市で毎週金曜日に「志賀原発廃炉」「原発再稼働するな」「原発はゼロに」と粘り強く市民に話しかけてきた金沢市の「どいね☆原発」グループ。
２５日クリスマスの冷え込む夜も[原発　要る？　要らない？　わからない]のシール投票を呼びかけ、福島原発事故のあと原発なしで電力の不足してない状況など、日本の原発問題についての疑問に答えるパンフの配布などの活動を続けました。
この夜で１７６回目の金曜行動でした。

　　　［夜のにぎわい　電飾の街で］

金沢駅とファッションビルを繋ぐ路上がクリスマスのライトアップで華やかに耀く中を人々がきれいにプレゼント用に包装された買い物などを抱えて行き交っています。
市民の暮らしを長く覆っている格差社会の不況の中で少しでも明るく暮らそうとの願いも感じられる夜景でした。

それにしても、デジタル時代のスピードにはなかなかついていけません。
このブログを始めたころはフィルムカメラで撮った写真を写真屋さんで現像、それをスキャンしてパソコンに取りこみ、ブログに添付するには一週間ほどの時間がどうしても必要でしたが・・・。
現在は撮影したと同時にネットで見せる方たちがたくさんいて、三日も経てば随分以前の出来事のような気がしてしまいます。
ある意味写真も新鮮さで勝負する時代になったのかもしれませんね。

クリスマスの夜の写真２枚をアップして今日のブログ［写真師の新カメラ日記］更新です。



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師走の金沢市南部丘陵 ０９年の記録です

　　　［冬のリンゴ園］

昨夜は今年最後の原発ゼロ行動日、金沢市では「どいね☆原発」グループの金沢駅前行動に参加しました。
写真は昨年撮影の南部丘陵にあるリンゴ園です。
冬になるとブログで公開する写真がネタ切れで・・・、困った時のデジブック頼みとなります。
ということで２００９年のアルバムから私の撮影フィールド、金沢市南部丘陵は如何な所か？　がわかるアルバムを添付して公開します。

２００９年に当時私のメインとして使っていたカメラＤ４０で撮った金沢市南部丘陵の様子です。
公開するつもりがなかったので単純な撮影記録としてのアルバムですが・・・
デジブック 『40Ds912-05』

戦争法廃止に野党は共同！ 徳光海岸夕景

　　　［怒りの昼デモ　野党は共同！］

二日前の１０月２３日「戦争法廃止・憲法守れ・安倍政権を倒す」と金沢市の繁華街香林坊から武蔵辻まで金沢市の八団体でつくる実行委員会の「怒りの昼デモ」が繰り広げられました。
石川県でも戦争法廃止、安倍内閣打倒のために市民や団体、政党が共同して参院選を闘おうとの強い要望が市民から出ていますが・・・、なかなか話が進まない状況があります。
とはいっても手をこまねいているわけにもいきません、市民が声をあげ全国２０００万署名行動を進めることで事態を進めるしかないのではないかと思っています。
多くの観光客や買い物の人たちからも手を振ったりしての応援が見受けられました。

　　　［日本海　徳光海岸夕景］

金沢市に隣接する白山市の徳光海岸へ夕陽を撮りに行ってきました。
水平線近くは分厚い雲で夕陽そのものを眺めることはできませんでしたが・・・、雲の切れ目に射し込む夕陽で真っ赤に見える夕焼けを波頭が支えるように見えていました。
写真は現場へ行かなければ撮れないことを実感した夕べでした。

「怒りの昼デモ」「徳光海岸夕景」という二枚の写真をアッフしての今日のブログ［写真師の新カメラ日記］更新です。



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『黎明白山 ０９年初冬』 白山麓の雪

　　　［白山山麓に冬］

昨日に引き続き白山山麓の冬のアルバムです。
雪国の石川県でも一段と雪深い加賀の白山山麓に雪が来る頃は白山の頂上付近は真白い雪の下で越中の剣岳や槍ヶ岳の険しさとは対照的な優美な形の山容を見せています。
写真は白山麓の旧鳥越村の集落でみつけた雪のなかの柿の木の姿を撮ったものです。

今日は暖かなクリスマスイブでしたが、追い立てられるような気持ちで部屋にこもっての年賀状作成でした。
今夜の地域の集まりでは、日本共産党の提唱している「戦争法」に反対している市民や団体、そして政党が共同して戦争法の廃止のための民主連合政府について話し合われ、
民主主義・立憲主義を守り平和憲法を守り切るために圧倒的な国民のなかに「戦争法廃止」の２０００万人署名を広げることが大切なことが話され、すでに署名に足を踏み出している方の経験も出されていました。

今夜も白山の姿をとらえたネットアルバムを添付してのブログ［写真師の新カメラ日記］更新です。

デジブック 『黎明白山　０９年初冬』

『白山ニホンザル』

　　［飢餓の季節を迎えるハクサンニホンザル］

昨日に続きブログは白山山麓の晩秋、冬を迎えようとする野猿の姿をまとめたネットアルバムを添付します。
北アルプスの立山と並んで日本海側の名山とされる「白山」。その山裾では半年間にも及ぶ豪雪のなかで暮らし雪どけの春まて飢餓の中で子育てを続ける野猿の集団、ハクサンニホンザルが冬を迎えようとしています。
上の写真は１１月後半に撮ったものですが、冬を越すために体力をつけるために枝から落ちた木の実を探す姿です。
下記のアルバムでそんな愛おしい姿をごらんになってください。

デジブック 『白山ニホンザル』

『晩秋の白山山麓』

　　　［ダム湖の秋］

写真は１１月末に訪れたダム湖の朝景色です。
今年もあと１０日弱となり、秋から冬にかけての写真を振り返っていると少し古い２００７年のものですが、晩秋の白山山麓をまとめたアルバムが見つかりました。
今朝はそのアルバムを皆さんにも見ていただきたいと思い添付してのブログ更新です。
どうか白山山麓の秋をお楽しみください。

デジブック 『晩秋の白山山麓』