写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

春雪 72という節目

2014年02月28日 | 写真

「雪」の話題が季節外れにならないうちに、と言うことで2月21日に降った雪の写真です。
「春の淡雪」という言葉があります。この季節になるとイルカの歌う「なごり雪」という歌が聞きたくなってきます。伊勢正三作詞の青春のあの日の感覚が戻ってくるような素敵な歌です。
「君が去った ホームに残り / 落ちてはとける 雪を見ていた」歌詞の一節ですが、なんとも情感あふれる言葉がイルカの歌声に乗ってハートをくすぐります。
そんな歌詞を思い起こすような雪が先日降りました。実は北陸でこんな雪を見るのは珍しいことでたいていは重たくてべたつく始末に負えないような雪が暗い空からとめどなく降り続くことが多いのですが、早春の冷え込む日に時折この歌詞に詠み込まれたような雪を見ることがあります。そんな雪の朝に望遠レンズでクローズアップ撮影をしたのがこの写真です。

昨日6回目の午年の誕生日を迎え、すぐ上の兄や父親の年齢を超えました。私が生まれたのは1942年、太平洋戦争末期を迎えようとしていたころで多くの青年ばかりでなく働き盛りの壮年まで敗色の濃くなる戦場へ駆り出されようとしていた時、いまテレビ小説で描かれている時代です。
子どもたちは戦場で死ぬことが人生の目的のような教育を受けていた時代で、栄養状態も悪くおそらく70歳を超えるまで生きられるとは考えられなかったことだと思います。
昨日のフェースブックには多くの方から祝いの言葉をいただき、私もその言葉にこたえて以下のように書き込みました。

>誕生祝の言葉や写真をありがとうございます。
今日は私が故郷の倍以上、50年近く棲みついている石川県知事選挙の告示日でした。そして日本共産党も参加する「新しい県政をつくる会」から旧知の友人「木村吉展」さんが立候補、そのスタート集会にも参加しました。
夜になってパソコンを開くと思いがけないほどたくさんの方から「ハッピーバースディ」の言葉が寄せられて戸惑っています。言葉と心をを寄せてくださったみなさん本当にありがとうございます。6回目の年男でしたが、また一年皆様とともに世直しのいったん、一番端っこに居たいと思っています。ありがとうございます。

昨年は自分自身の「老い」と否応なく向き合わざるを得ない年になりました。これからもそんな自分だからこそ出来ることで社会進歩のための歯車の一つとして、写真の「淡雪」のようにではなく、もっとしぶとい生き方をしたいと思う日でした。



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石川県知事選挙 木村よしのぶ(県民の会)スタート集会

2014年02月27日 | 写真

今日小雨の中で石川県知事選挙が告示されました。政府や地方財界言いなりで県民の思いに沿うことのない石川県政を石川県民の手に取り返そうと活動を続けてきた日本共産党も参加する「新しい県政をつくる県民の会」から出馬した木村よしのぶ候補が金沢駅前のスタート集会に集まった人たちを前に県政への抱負を語りました。
能登半島、志賀原発に隣接する羽咋市出身の彼は明快に原発の再稼働を許さず廃炉を目指し、「命の重さに差別はない」を信条に40年間医療福祉の現場で働いてきた思いや、不要な大型公共工事を止めて雇用、福祉、教育の分野にとお金の使い方を変えようと語り集会参加者の共感を得ていました。
会場には私も参加する「木村吉展サポーター(勝手連)」が作った要求ポスターも目立っていました。




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梅一輪 金沢にも春の色と香り

2014年02月26日 | 写真

今朝はこれから地域の共産党支部と後援会の朝宣伝です。明日は石川県知事選挙の告示日、少ない人数ですが3年以上もの間毎週続けています。ということで、その宣伝に参加のため今日のブログ更新は金沢の梅林としては早めに咲く卯辰山の梅林に咲いた最初の紅梅一輪の公開のみです。




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放射冷却の河北潟 私と憲法の出会い

2014年02月25日 | 写真

昨日に引き続き河北潟干拓地の朝です。朝焼けは上流側で赤く見えたのですが、下流の日本海とつながる放水路側はもう明るく、気嵐のように浮かぶ川霧の向こうに金沢市の隣町、内灘町に位置する放水路をまたぐサンセットブリッジと風力発電用の風車が見えています。左岸の白い帯状のものは岸に茂る葦に付いた霧の結氷です。

その葦についた霧氷の帯を正面に見るとこの写真のように見えます。「霧氷」は霧が樹木について結氷した「樹氷」のイメージが一般的ですが、こちらの葦原の霧氷もなかなかのものです。まだまだ放射冷却で冷え込む朝は見ることができます。金沢市中心部からは車でものの30分もあれば見られる場所なので夜明けの散歩にお出かけしてはどうでしょうか。

「私と憲法」との出会いについて・・・
昨日のブログでも触れましたが、アメリカも心配するほどの右傾化姿勢をあらわにする安倍内閣は、これまで世界に憲法九条を持つ平和国家日本が軍事国家にはならない証しとして「外国では軍隊(自衛隊)の武器使用はない」「外国へ武器の輸出はしない」という政府自身の原則(抜け穴もありますが)を明らかにしてきましたが、その原則も打ち捨てて「戦争する国」「死の商人国家」とでもいうべき道に突き進もうとしています。
国民の平和憲法保持の思いを覆せないという中で安倍政権は自らの都合のよい憲法解釈で憲法の理念を実質的に転換させようとしています。
私は1945年、日本の敗戦で第二次世界大戦が終了する3年前の1942年に生まれたので、当然のように戦後の平和憲法の下で育ちました。
当時は憲法を子供たちに理解させるために先生たちは特別な授業を組んでいたようで、私のような教室でものを覚えることが苦手だった私でも中学生になったばかりの春の、社会科の授業で取り上げた憲法の課題が記憶に残っています。
社会科の教師は生徒たちに日本国憲法のあらましを教えたうえで「現憲法が世界に誇れる条項は何か答えてください」と戦争放棄の9条を念頭にして問いかけました。
珍しく私も真面目に考えて手をあげて答えたのが「国民主権」でした。私の頭のなかには9条もあったのですが、それまでの戦争が国民とは全く関係ない上のほうで決定して始められていたので、国民に主権があれば、国民に決定権があれば自ずから9条は実践出切ると考えての答えでしたが・・・、「国民主権は外国の憲法でもみとめられている」ということで正解は「世界で初めて憲法に書き入れられた9条」ということでいつものように私の答えは×でした。
私の答えが正解かどうかはどうでもいいのですが、そんな子どもの私でも条項だけでなく簡単ではあっても憲法をめぐる状況まで考えさせるほどの授業が日本全国で繰り広げられていたかと思うと、いい時に憲法と出会えたと思います。
その後安保条約成立や改定などによって日本はアメリカの世界戦略に深く組み込まれて来ましたが、安倍内閣のやり口は日本国憲法そのものを否定するという日本の仕組みそのものをひっくり返すようなとんでもないところに来ているように思います。
許せません!!



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河北潟干拓用水路の朝霧 政府の狙いは「死の商人」国家

2014年02月24日 | 写真

今朝は天気は良かったのですが放射冷却でずいぶん冷え込みました。未明からの「しんぶん赤旗」の地域配達終了後に朝焼けの北アルプスの大パノラマを撮ろうと河北潟まで出かけました。
朝焼けに関しては適度な雲が赤く染まり狙いはピタリでしたが、剣岳、立山、槍ヶ岳などを覆うような雲で峰々はぼんやりとしか見えない状況でした。
そこで湖畔での撮影はあきらめて干拓農地を縦横に走る用水路の川辺に移り、冷え込んだ両岸の葦などにびっしりと着いた霜と朝焼けを適度に映しこんだ川面、その川面の上の紅い朝霧にレンズを向けました。
はっきりとはしていませんが朝焼けの中に剣岳や槍ヶ岳など北アルプスの主峰が見えていました。

今朝私の配達した「しんぶん赤旗」によると政府は新たな武器輸出三原則で武器輸出を紛争国へも可能とする素案を固めたようです。現憲法を踏みつけにし、国際的にも死の商人国家として国際平和とは相容れない国とみられるようになるでしょう。
集団的自衛権行使のための解釈改憲とあわせて、日本を軍事(産業)国家とするとんでもない素案です>。許すわけにはいきません。



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吉日の「どいね★原発」 地域写真教室への提出写真

2014年02月23日 | 写真

金沢で粘り強く原発ゼロを目指して行動する「どいね★原発」グループは毎週金曜日の駅前での市民への語り掛けを中心にした行動に加えて毎月一度の「月いちパレード」として金沢市の買い物客でにぎわう繁華街から観光客が行き交う兼六園・21世紀美術館などの近くをデモ行進、そのコースの中には料亭や茶室などもある地域も含まれ、和服の女性の姿もよく見かけます。
今月の[月いちパレード]は「春よこいパレード」としてそんなコースを歩いてきました。この日は吉日に当たっていて、料亭での結婚披露宴を終えて帰路につく若い二人と出会い、いつもは少し硬い顔つきが多いパレード参加者もこの時ばかりは思わず顔をほころばせながらの「志賀(能登)原発廃炉!」の呼びかけとなりました。
今日は地域の写真教室です。これまで社会的なテーマのものは出していなかったのですが今回の提出作品はこの写真に決めました。写真と言えば「風景」「祭り」などをイメージすることの多い教室なのでいかなる評価になるかも楽しみです。


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コハクチョウ北帰行を前に 木村吉展サポーターず

2014年02月22日 | 写真

日本海に面する能登半島付け根にある河北潟には毎年のようにコハクチョウが越冬に訪れ2月末から3月初めにかけて写真の橋の向こうに広がる日本海を越えて北へ帰ります。
河北潟はその大部分が干拓農地に姿を変えていてコハクチョウたちは心優しい農民の心づくしであろう冬も水を張った水田で羽を休め近くの水田に生えるひこばえの稲を主な餌とし一冬過ごしますが、春の気配が濃くなってくる2月末になるとなぜか夜は本来の潟の姿を残す河口近くの湖面で夜を過ごすようになり人知れず北へ渡っていきます。
今年はいつ北へ旅立つのか? それは誰にもわかりません、ひょっとするとコハクチョウたちにもよく分らないのかもしれません。ただその時が近づいていることは本能的に感じているのでしょう、餌場へ飛び立つわけでもないのにほんの少し風の方向が変わると多くが羽で水面をたたき滑走を繰り返します。まるでそれぞれが文字通り激しく白鳥の舞いを舞うように。
まもなく旅立ち、別れを予感させるコハクチョウたちの動きです。

今日は午後2時から石川県知事選挙に統一候補として立つ予定の木村よしのぶさんと参議院議員の小池晃さんが演台に立つ「変えよういしかわ!大演説会」が午後2時から野々市フォルテで開催され、私も参加予定です。
石川県はハクチョウたちの越冬地がいくつもある能登半島に二基の原発があります。この運転再開を許さず廃炉を求める運動を続けている若い人たち有志も「木村吉展サポーターず」(きむサポ)という勝手連に加わり今回の知事選を我がこととして運動を続けています。勝手連には全国どこの地域の方も参加できます。石川県に知り合いのある方もそうでない方もインターネットでの「カクサン」などを通じて応援お願いします。



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写真展「5人の眼」

2014年02月21日 | 写真

今日は私の所属する写真サークルと兄弟サークルの[日本リアリズム写真集団富山支部]の写真展「5人の眼」に行ってきました。
会場(富山県民会館二階ギャラリーA)いっぱいに展示された5人の力のこもった組み写真を楽しませてもらってきました。
それぞれの作品については機会があれば語りたいと思いますが・・・、他の写真展では見られない作品がたくさんあります。
会場が富山市ということで少し遠いのですが写真展は23日(日)までです。行ける人にはぜひ見てほしいと思います。
今夜は6時半から金沢市の原発ゼロ行動「どいね★原発」金沢駅前行動なのでこれから出かけます。
福島原発の新たな汚染水漏れ問題など触れたいことが多々ありますが、今日はこれまで。また明日の更新をお楽しみに。


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シギの仲間 高齢者免許更新

2014年02月20日 | 写真

野鳥の写真が続きます、今日はシギの仲間だと思うのですがどの種もよく似ているので図鑑などで調べても種類は特定できません。
今日は河北潟の湖畔にある交通安全センターに免許証の更新に行きました。すでに高齢者講習も終わっていたので視力と聴力だけが少し心配でしたがそれも問題なく、写真を撮って終了しゴールド免許証が交付されたのでこの先3年間は特別なことがない限り車に乗り続けることができます。
免許証をいただいた後河北潟周辺を一人撮影会。北帰行の近づいたコハクチョウたちがねぐらを水田から潟の湖面に移動していたので湖面から飛び立つ姿を撮影しようと待ったのですがなかなか飛び立たずにいくつかのグループが飛び立ったのを機に帰路につきました。
写真のシギは帰路電線に止まるチョウゲンボウを見かけたので車を止めた道のすぐそばの畔で偶然餌をとっていたのを撮影しました。
明日は「しんぶん赤旗」地域配達担当日なので今日のブログは鳥の写真公開のみです。


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メジロ 兼六園の野鳥 TPP甘利担当相米に譲歩案

2014年02月19日 | 写真

春近くなると梅の花と一緒によく見られる春色の鳥「メジロ」兼六園でもよく見られる鳥ですがこんなに愛嬌のある顔を見せてくれました。


梅の開花はまだなので梅林とは離れた瓢池の木の幹をつついて何か探していました。

関東甲信の大雪で大被害を受けた農家の切々たる訴えの載る今朝の「しんぶん赤旗」は日本の農業を壊滅状態にさせるといわれているTPP交渉に関して、こともあろうに日本の担当相である甘利大臣が米国に譲歩案を提案するとの談話を掲載しています。
[公約反故 国民裏切る]との解説によれば米国政府や日本財界の求める早期妥結のためには自らの公約を投げ捨てる安倍内閣の米国追随、財界言いなりの立場が露骨に表れている態度表明です。公約違反のTPPから一刻もはやく撤退することこそ日本政府のとるべき態度なのに。


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