写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

白鳥たちは北の国へ

2021年02月27日 | 写真日記
    [そろそろ出発です]

多いときは2千羽を超えた河北潟で越冬のコハクチョウたちもほとんどが北の国に旅立ち、2月26日には写真の4羽だけが残り、旅立ちに良い風の来る時を待っているようでした。

    [逞しく育ちました]

首から上はまだ幼鳥のときの羽根を残していますが姿も仕草も親鳥たちと同じにすっかり逞しく育ちました。
おそらく今日27日はこの4羽の家族も逞しく育った子どもたちといっしょに北に旅立ったことでしょう。

    [そろそろ急がないと]

白鳥たちが餌場とし塒としていた田圃の春耕がそろそろ始まり、畦を固め始めました。
サヨナラの時が来た白鳥が北の国への長い旅を無事に続けられることを願いながらお別れをしてきました。

    [青鷺の集団]
ふと見ると近くの田圃では日本にいる野鳥の中では最大の大きさとも言われる青鷺たちが群れていました。
白鳥たちがいなくなった河北潟周辺では一番大きくて目立つようなりましたね。

少し時間がとれたので山里はまだ雪があるので河北潟へ、多くが北に旅立ち最後に残っていた白鳥たち野鳥の写真四枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
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早春の雪

2021年02月25日 | 写真日記
    [スプーン一杯の]

この雪と蕾を見たとき「スプーン一杯の幸せ」という言葉がうかびました。
1975年に公開された落合恵子のエッセイを原作として作られた映画の題名だったようです。
写真は5年前の今日、少し雪が降った朝のご近所で撮った写真です。

    [紅梅に雪が]

咲き始めたばかりの紅梅に架かる雪がなぜか「早春」という季節を私に強く印象づけました。
「早朝」「早春」「早咲き」と春の始まりが春雪とともに心に染み込むような朝でした。

    [雪が新芽の先に]

新芽が伸びるドウダンツツジに雪が降りました。
ひとつまみほどの淡雪が新芽の先っぽに乗っかって、まだ結晶の姿を残していました。
この朝の雪は「春の淡雪」という言葉通りに長く残らないまま解けていきました

写真が撮れない日が続いたので、少し昔の今日のような寒い朝の雪と花の写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

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河津桜・水仙・蕗の薹

2021年02月23日 | 写真日記
    [河津桜の綻ぶ]

金沢市南部の山里に数本の河津桜の木があります。
そのうちの一本の枝先で春の訪れを示すように数輪の花がほころんでいました。

    [蕾も色づいて]

今日は雪も降ってくる冷たい一日だったので咲き具合は一旦お休みだったようですが・・・。
河津桜はいつ咲いても良いように蕾は大きく色づいて準備が出来ているようでした。

    [春の水仙]

雪で少し遅れているようだった山里の水仙ですが、雪が溶けた日当たりの良い斜面から咲き始めていました。

    [蕗の薹]

河津桜の木の周囲の雪解け跡の黒い土に春を思わせる緑色が萌え出ていました。
すでに雪の下で芽を出していた蕗の薹です。
リハビリを兼ねて同行していたつれあいが喜んで摘み採ってきました。
夕食は私が定番の「天ぷら」と「蕗の薹味噌」にして夫婦で春の香りとともにいただきました。

金沢市南部の山里で春の花が咲き始めていました、山里で撮った花写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

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河北潟の夜明け

2021年02月21日 | 写真日記
    [薬師岳からの日の出]

河北潟の湖面のはるか向こうに広がる北アルプスの峰々。
薬師岳と思えるあたりから太陽が姿を現し朝の陽射しが私に届きました。
見事な大きい太陽です。

    [夜明け]

陽が出る15分ほど前、到着した河北潟の岸辺の高台に立つと朝焼けが始まっていました。
大急ぎでカメラ位置を決めてシャッターを押した一枚です。

    [朝焼は真紅に]

北アルプスの峰が黄色いクレヨンで縁取られ、その背景は真紅に焼けてまもなく陽が出て一枚目のような大きな太陽が姿を現します。

    [太陽の陽射しが]

潟湖に巨大な深紅の光の帯がカメラに向かって伸びてきました。
何度も夜明け写真を撮りますが、美しい夜明けとの出会いのときは感動にシャッターを押す指も震える時があります。

春一番が吹いた20日、星の瞬きに誘われて久しぶりの河北潟夜明け写真撮影に、そのときの写真をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

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紅梅の咲く

2021年02月19日 | 写真日記
    [梅咲いて]
  梅咲いて帯買ふ室の遊女かな 蕪村
前回の訪問から一週間、吹雪く春の嵐が過ぎて再び訪れた卯辰山の梅林は見頃を迎えていました。
梅林の下にはかつての郭、現在は茶屋街として賑わう街並みがあります。
この景色から蕪村のこの句を連想しました。

    [梅咲や]

  梅咲や水さへ水にならぬ折 千代尼
朝顔の句でよく知られた加賀千代女の句です。
ちょうど「雨水」と呼ばれる春を迎えるころは北陸はまだ雪の季節。
そのことを詠ったのでしょうか、私の好きな句の一つです。

    [梅林を]

  梅林を尋常卒の父母歩む 坪内稔典 
私の好きな稔典(ねんてん)さんの句です。
「尋常卒」というのは尋常小学校卒業のことでしょうか。
私の両親はこの言い方で言えば尋常中退、小学校にも満足に行けなかったのですが・・・。
私達の親の時代では当たり前だった小学校の教育だけしか受けなかったご両親がいまは静かに梅林を散歩している姿をみて作者の中に浮かんだ感慨を詠った句のような気がしています。
写真は梅林の周りに咲いている山茶花の蕾とその葉に落ちた梅の花びらを撮ったものです。

卯辰山梅林で寒紅梅が見頃を迎えていました。
大雪をもたらした春の嵐が去った林で撮った花写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

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地上で風よけの野鳥たち

2021年02月17日 | 写真日記
    [風を避けるヘラサギ]

毎年のように冬鳥として数羽が訪れると言われる河北潟周辺、私としては滅多に目にしない「ヘラサギ」がたくさんのカモたちが風よけのために岸辺に上がっている場所でその姿を見つけました。
以前見たときは相当の距離の向こうだったのでよく見えなかったのですが、今回は幅10メートルほどの用水の向こう岸という近くで観察させていただきました。

    [畦で風避けのカワウ]

いつもは湖面や川面で見かけるカワウが田んぼの畦で姿勢を低くしていました。
いつもの漁場となっている湖面は強風で波立ち、こちらに避難してきたのでしょうか。

    [吹雪く中の鷺]

用水沿いに車で移動していると突然急変し雪が吹き付ける荒天の中でカモたちとともに鷺が立ち尽くしていました。

前日までとは違って春から一転、雪混じりの強風も吹き付ける冬に戻った河北潟干拓農地では野鳥たちがいつもと違うの姿を見せていました、そんなヘラサギなどの野鳥写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

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優しい陽ざしのなかで

2021年02月15日 | 写真日記
    [同じポーズで]

河北潟の白鳥たちは一日の大半を干拓農地に広がる水田で落ち穂や二番穂などを採り、幼鳥たちは逞しく成長します。
その幼鳥たちがカメラに向かって揃ってポーズをとってくれました。

    [白鳥のねぐらから白山を望む]

「白山と白鳥」といえば加賀市の柴山潟から撮る写真をよく見るのですが、どっこい河北潟からも白鳥と白山の絡む風景を見ることが出来ます。

    [柴犬と白山]

少し見えにくくて申し訳ないのですが暗く写った潟の葦原の右手前に柴犬、葦原の上の奥には白山の峰々が白く輝いています。
場所は河北潟の津幡漕艇場ですが、まだ練習するボートもなく静かな岸辺を人懐っこい柴犬がご主人と散歩をしていました。
すれ違うときに言葉をかけると近寄ってきて会釈をして通り過ぎました。

春のような暖かな一日となった日に訪れた河北潟では優しい陽ざしのなかでまったりと過ごす白鳥などの写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

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今日のコハクチョウ 河北潟02.12

2021年02月13日 | 写真日記
    [餌場に到着]

数十羽でねぐらから飛来してきたコハクチョウが餌場の上空で旋回しながら風上に向かって次々と羽も両足もいっぱいに広げてブレーキを掛けたように減速して降りてきました。

    [先着の仲間に向かって]

「降りるよ、降りるよ」とばかりに声をかけながら雪解け水の溜まった田んぼに急降下、器用に舵を取りながら安全な場所を探し出します。
まるで混んだスキー場で巧みに人を避けながら滑り降りるスキーヤーのように。

    [飛沫を上げて着水]

見ているとなんとも見事な着水です。
減速し、風上に向かう着水とはいえ多くの大型の野鳥、白鳥がいる空間での安全の確保はとても大変な技術かもしれません。
これほどのことをごく当たり前にこなす白鳥たちの持って生まれた(育つ中で獲得したかもしれませんが)才能と体力に感服のときでした。

二月半ばをすぎると河北潟周辺で越冬の白鳥たちは落ち着きがなくなり、近づく北への旅立ちを感じるのでしようか、そんな日の白鳥写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

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二月半ば 能登の空と海

2021年02月11日 | 写真日記
    [浜辺のドライブ]

最近は全国的にもよく知られてきた 日本で唯一、車やバイクで走ることができる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」。
冬だけれども春のような日に家族の小旅行で訪れ能登の約8キロの砂浜ドライブを楽しみました。

    [浜辺のヤドカリ]

春のように暖かい浜辺で一休みしていると波打ち際でなにか小さいものがザワザワとしているのに気づきました。
なんとヤドカリの中身、ヤドカリそのものが姿を現しました。
長い冬から一気に春になったように感じたひとときでした。

    [能登の空と海]

能登の七尾湾に架かる能登島大橋です。
この橋は石川県七尾市の七尾湾を塞ぐ形で浮かぶ能登島(面積46.78km2、周囲長71.9km)と七尾市をつなぐ石川県で一番長い1,050m の橋です。
アーチ型の橋の向こうに春のような穏やかな能登の空と海が広がっていました。

2月から3月にかけての金沢は一日という時間の合間に冬と春が同居しています。
5年前の今日、能登で出会った冬だけど春の写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

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卯辰山梅林で春を迎える

2021年02月09日 | 写真日記
    [紅梅]

今年も見事な色と形で目を楽しませてくれています。
場所は卯辰山工芸工房前の小さな梅林です。
夜明け前からの雪が積もっていたのですが午後の晴れ間にこの花を見るために散歩がてら何人かやってきていました。

    [白梅]

紅梅より少し早く咲き始めた白梅はそろそろ見頃を迎えようとしています。

    [青空と紅梅]

雲間にほんの少しですが雲間から青空が覗きました。
卯辰山梅林からは金沢の町並みとその向こうに日本海を見ることが出来、天候の良いときは見事に風景を展開します。
残念ながら今日は全体として小雪が舞う曇り空だったので梅と風景とのコラボの写真はとれませんでしたが、そのうち条件が揃ったときに出会うことができればそんな写真も撮ってこのブログにアップしたいと思います。

待ちかねていた金沢の春の花の季節が雪降るなかで始まりました。
金沢市内では兼六園など梅の名所がたくさんありますが私が春の花としていつも最初に撮るのが卯辰山梅林の花です。
雪が止んだ今日の午後に急いで撮ってきた梅の花写真三枚をアップしてブログ「写真師の新カメラ日記」更新です。

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