写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

帆船「海王丸」 富山新港で出逢う

2013年08月31日 | 写真

今日は8月31日。9月6日からの所属支部の「第25回リアリズム写真展」の準備が遅れていて気持ちは焦るのだが、なかなか実務が捗らないまま時間だけが過ぎていく。
ちなみに昨年の今日は何をしていたのかとパソコンの写真データーを振り返ると日本リアリズム写真集団富山支部の写真展を見た帰り道で富山新港に係留されている帆船「海王丸」を撮影していたようです。
舟の隣に見える新湊大橋はほとんど完成していますが、まだ竣工とはなっていない状態で海王丸のいいアクセントになっていました。
この初代海王丸は1930年2月14日に進水、その後練習船として美しい姿で多くの水夫を育てる外洋訓練をしていました。太平洋戦争は「貴婦人」と呼ばれた美しい船体から帆装を取り外し船体も灰色に塗り替えて石炭輸送船の任務につけ、終戦後は復員船として27000人の引揚者の輸送事業に従事したそうですが1955年には帆装も船体もかつての「貴婦人」の姿に復活し、1989年の引退まで数多くの外洋訓練や遠洋航海を行なったそうです。引退後は任務を「海王丸二世」に譲りここ富山新港の海王丸パークで美しい姿を見せています。
昨年の今日は美しい帆船の姿を堪能した一日でした。

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わが家にあったセル画「はだしのゲン」と原爆写真資料など

2013年08月30日 | 写真

アニメ版「はだしのゲン」のセル画がわが家の書類の山の中から見つかった。
書店活動をしていた折、コミック「はだしのゲン」の普及方法を出版社に相談した折に「アニメのセル画を提供するから宣伝用に使ったらどうか」と援助を頂いたときのものです。
先日石川県南部で平和活動をしている知人に「あるかも知れない」とついつい話したらぜひ「探し出せ!」と指示があり、最初は見つからなかったのだが来週金曜日(9月6日)から始まる写真展で使う事務用品などを整理しているときになにもかいていない書類封筒に入っていたのを見つけ出した。


これは最初に探したときに原爆関連資料のなかから取り出した展示用の組み写真と原爆を扱ったアニメ作品としては最高傑作のひとつだと思っている木下蓮三の「ピカドン」の書籍版です。組み写真は現在は質量ともに、もっと充実した展示写真として各地で展示されていますし、「ピカドン」も増刷を続けていまも市場で流通していますから資料的価値はそうあるとは思えませんが。地方都市で書店活動としてこれらの書籍や資料を普及し、多くの人たちの目に触れるための一助となったことは嬉しいことでした。


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エノコログサ 金色に輝く猫じゃらし

2013年08月29日 | 写真

秋を思わせる挽夏の山里、朝陽を受けながら涼しい風に揺れている金色のエノコログサ。
一茶の句にエノコログサを題にした句があります。
  よい秋や犬ころ草もころころと (小林一茶)
犬ころ草はその様子が犬の尻尾に似ているところから、そうとも呼ばれている「エノコログサ」「猫じゃらし」のことです。
この草を見ると子供の頃に、この草の穂を使って農業用水の穴に潜むカニを誘い出し捕まえて塩茹でにし、ご馳走として食べていたことを思い出します。
今朝出向いた山里の自然はススキも出揃いすっかり秋を感じさせてくれました。

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涼新た 朝陽に染まる雲

2013年08月28日 | 写真

金沢市近郊の空の上にご覧のような雲がスポットライトのような朝光を受けて輝いている。
あの雲はまだ私には見えない山の峰から出てくる朝陽を見ているのでしょう。
フェースブックの友達が毎日知らせてくれる「今日の季語」によると「新涼」「涼新た」など夏の終わりと秋の始まりが交差するような今日この頃の気候にぴったりの言葉です。
まだ午前5時前、玄関のチャイムを鳴らせて中学二年生の孫がやってきた。娘夫婦の家庭で何事か起きたのかと慌てたが、単に早く目覚めたので近くのわが家にやってきただけだということで一安心。彼は小学生のときからカメラを持たせば大人顔負けの写真をモノにするほどのカメラマン、まだ夜明け前だったので早速夜明撮影に連れ出して私の好きな朝陽のスポットへ。ただ残念なことに朝焼けは期待ほどではなくて背後を見るとご覧のような魅力的な雲が大空に広がっていました。
ちなみに、この孫のとても面白い作品も9月6日からの「リアリズム写真展」に出展の予定です。ぜひ会場でどの作品が彼のものか探してみてください。

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彩雲 富山湾のはるか上空に

2013年08月27日 | 写真

昨日の公開写真、朝焼けの北アルプスは日の出の直前の様子でしたが、これは日の出の直後に富山湾の上空に現れた「彩雲」です。夏の終わりを予感させる雲の中にくっきりと虹のような彩の模様が描かれていました。大雨の翌朝は思いのほか素敵な朝焼けを満喫し、さらにおまけのような彩雲まで見せてくれた大自然に感謝です。
今日は迫ってきたグループの写真展「第25回 リアリズム写真展」に出展する作品のプリントデーで、写真友達もプリント作業と額装や仕上げに参加するとのこと。いいプリントが出来るといいのですが・・・。
私の写真展出展作品はわが家にあるA3ノビのサイズまで可能なプリンターを使って仕上げることにしています。

日本リアリズム写真集団かなざわ支部主催の写真展は
日 時  9月6日(金)~8日(日) 10時~18時
     (最終日は 14時~ ギャラリートーク 17時終了になります)
会 場  金沢市民芸術村 マルチ工房(無料大駐車場完備)
夜間撮影会 会期中の7日 午後6時~ マルチ工房を基点に芸術村周辺の夜間撮影会
(ベテランカメラマンや参加者の助言も受けながら楽しい撮影会に参加しましょう)

 
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医王から見る北アルプス 剣・槍の朝焼け

2013年08月26日 | 写真

今朝はしんぶん赤旗の地域配達を早く済ませて夜明け前の医王山に立って久々の綺麗な夜明と対面。そんなわけでブログの更新時間が遅れましたが・・・、

中央が北アルプスの剣岳、まだ日の出前の朝焼けの中にパノラマが広がっていました。

その朝焼けを背景に屹立する槍岳の峰は血塗られた槍の穂先を連想させてくれました。
なんだか久しぶりの見事な朝焼けの中に三脚を建ててシャッターを押す一時間ほどはまさに至福の時間でした。

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地蔵祭り 金沢市片町

2013年08月25日 | 写真

金沢市に住み始めてその文化や伝統の広さや深さの背景に、加賀を中心に一世紀にもわたり民衆自身が支えた「百姓のモチタル国」を支えた一向宗を初めとする仏教など、宗教の影響の大きさが現在も地下水のように県民や市民の心の中に流れ続けていることを実感することがあります。例えば金沢の街を歩いてみると民家の戸に半紙に墨で書かれた「四万五千日」などの文字を見ることがよくあります。これはこの日に寺参りすると書かれた数字の数だけ参詣したほどの功徳があるという意味があると聞かされています。そういう風習自体は全国的に見ればそう珍しいことではありませんが、ごく普通にその墨書が街の風景に溶け込んでいることが私にはとても感慨深いものがあります。
そして金沢の街角には少なくない数の地蔵堂が存在し、昨夜はその多くの地蔵堂で地蔵祭りが執り行われたようです。
写真は昨年のその様子を撮影させていただいたうちの一枚です。


この地蔵尊は地蔵堂というよりも養智院という小さな庵で、金沢でも大きな規模の地蔵祭りが執り行われています。
多くの地蔵堂では地域の人たちが、沢山のお供えをした小さなお堂の周りに集まり、ゆかりのお寺からお招きしたお坊さんにお経を上げていただくという形が多いようです。
この養智院は金沢を代表する繁華街片町や観光名所の長町武家屋敷街近くの大通り沿いなので観光で金沢を訪れた方も目にしたかもしれませんね。

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どいね☆原発 人気第一はデコ電

2013年08月24日 | 写真

58回目を迎えた原発ゼロを目指す金沢行動の第一回から参加者や行き交う人たちの安全のために足元を照らし、アピールをより鮮明に伝えてきたデコレーションは更に進化し多くの人たちの注目の的です。
昨夜の「どいね☆原発」会場でもキラキラ光る電飾のデコレーションは子どもたちやJapanTentという催しで訪れた外国からのお客様たちからも関心をもたれていました。
このデコレーションは毎回ご夫婦で参加される方が工夫を重ねてドンドン進化しています。これを見るだけでも「どいね☆原発」に参加する値がありますよ、金曜夜に金沢駅近くまでおいでの時はぜひ雨や風、雪の心配も無い金沢駅前会場へ足をお運び下さい。


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満月とスケボーの少年

2013年08月23日 | 写真

昨夜フェースブックで公開した「満月とスケボー」の写真と同じ場所で撮影した写真です。
一昨夜は珍しい満月「ブルームーン」だと言うことでしたが夜空はほとんど雲に覆われていて月は夜明近くになって少しだけ顔を見せました。
昨夜は夜空の様子が一転してすばらしい満月が顔を出し、その明りと街頭の灯りの下で残り少なくなった夏休みを惜しむように中学生らしい少年がスケートボードの技の習得に懸命な様子でした。
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望(満月) ようやく姿を見せました

2013年08月22日 | 写真

8月21日は「満月」だということで、前日20日の夜から何度も外へ出て見るものの、あいにくの曇り空で時折り雲間にちらりと姿は見せるものの「満月」とは言いがたい姿しか見られません。
諦めて床につき、今日の未明に目が覚めたついでに窓を開けてみると道路向かいの建物の少し上に丸い月が見えました。
そのままカメラを持って階段を登り二階の窓から眺めると、雲はあるものの少し広がった雲の間に満月が見えます。薄雲がフィルターの役割を果たしてくれていい感じに撮れましたがさすがにカラーでは雲の影響で「綺麗」というまでの写りにはならないのでモノクロで仕上げてみるとなかなかの写真になりました。
「早起きは三文の徳」という言葉がありますが、写真を趣味とするものにとっては、その言葉通りかもしれません。
明日は二十四節気のひとつで「処暑」、暑さが峠を越えて後退が始まる頃だそうです。台風襲来の特異日とも言われていますが、涼しくなることは歓迎ですが台風はあまり歓迎したくありません。もっとも私の故郷の讃岐地方は渇水で大変そうなので水源地にだけ雨をもたらしてくれるような台風ならば歓迎です。

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