写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

医王山麓 ヤマドリの親子

2018年07月31日 | 写真日記
    [周囲を警戒するヤマドリの親]

野鳥の世界はいま子育ての仕上げの季節に入っています。
大切に育ててきた子どもたちを無事独り立ちできるようにいろいろな経験をさせています。
写真は林道のガードレールにとまって、盛んに周囲を警戒し安全を確認中のヤマドリの親鳥です。
私の車や地域の住民の車はあまり気にしないのでこの地域に棲むキツネや鷹などの天敵を警戒しているようです。
ほんのしばらく私は車の中でカメラを手にして何かの動きが始まるのを待っていました。

    [草むらからヤマドリの子が]

やがて親鳥が安全を確認したのかガードレールから降りて林道脇の草むらに身を隠しながら移動し始めました。
するとそれまで気配もなかった子どものヤマドリが姿を現して親鳥に寄り添いました。
写真にはありませんがすくにその後から更に二羽の子どもが出てきて親鳥と一緒に少し先の草むらに姿を消しました。
きっと親離れしても子どもが困らないように餌取りの方法や身を隠すことなど実地に教えているのでしょうね。
愛おしいほど仲良く寄り添いながら移動していった4羽のヤマドリ親子の無事を願いながらシャッターを押していました。

今日は医王山麓で出会ったヤマドリ親子の写真二枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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山里に赤と紫の百日紅

2018年07月30日 | 写真日記
    [深く濃く色づく百日紅]

逆走台風騒ぎの日本列島でしたが、金沢市は進路変更のためフェーン現象による気温上昇はありましたが目立つほどの被害を受けることはありませんでした。
朝陽が出た後の山里でとてもチャーミングな色の百日紅の木を見ました。
ご覧のとおり赤と紫色の深く濃い色の花をつけて「さあ私たちを撮ってよ」と私に呼びかけているような気がしました。

    [青空に両手を広げるように]

おそらく庭木として植えられたのだと思いますが・・・、宅地の敷石は残っているものの家屋の姿はない敷地の端っこで立派に育った大きな樹です。
みごとな姿と花の色に魅かれて滅多に立ち入らない集落の中にまでついつい立ち入ってしまいました。
細い集落の家々を縫うように走る生活道路に立って百日紅の花にレンズを向けながらいろいろ考える時間でした。

今日は山里に咲く百日紅の花写真二枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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ケモノ時間の林道脇で子ウサギ

2018年07月29日 | 写真日記
    [夜明け前 車のライトに子ウサギ]

長い間山里の観察と写真撮影を続けているうちにいつの間にか「ケモノ時間」と「ヒト時間」という感覚が私の中に出来てきました。
この日は夜明け写真を撮るために撮影ポイントに急いでいるとクルマのライトに突然小さなウサギが現れました。
おそらく親離れして間のない野兎のような気がします。
人など現れるはずがないと安心してまだ暗いなかで道端の草を食べていると突然車から人が降りてきて目の前でカメラを向けたのでびっくりしてしまったのでしょう。
一般的に動物の子どもたちは親の保護の無いときの危険回避は、ただそこに自分がいることを気付かれないために身じろぎもせず静かにしている場合が多いようです。
この子ウサギもその方法をとったようです。
不憫なのと朝陽の出る時間が迫っているということで私はすぐにその場を立ち去りました。

    [まだ同じ場所に同じ野兎の子どもが]

夜明け撮影が終わり、明るくなっての帰路に同じ道の同じ場所を見ると、なんと同じ場所にあの野兎がいました。
危険が回避できたと確信できるまでと、そのままでいたのでしょうか。
先ほどはまだ暗くて、よほど気をつけなければ気づかないほどの私の感覚では「ケモノ時間」だからわかりますが、今はもう明るくて私の感覚では「ヒト時間」です。
ただ世間ずれしていない子ウサギにとってはまだ「ケモノ時間」だったのかもしれません。

    [脱兎のごとく]

しばらく身じろぎもせずにモデル役をやってくれていましたが急に「このままでは危ない!」と気がついたのか私に尻を向けて俄かに走り始めました。
文字通り「脱兎のごとく」という表現がぴったりの姿でした。
まあ私が撮るのは写真だけですが、このあたりをテリトリーとするキツネにとっては格好の餌食です。
出会った子ウサギが無事に一人前の野兎となることを願いながら見送りました。

今日は山道で出会った野兎の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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アカゲラとアオゲラ 二種の啄木鳥が

2018年07月28日 | 写真日記
    [珍しく一本の木に]

とても珍しいと思います。
アカゲラとアオゲラという二種のキツツキが私の眼の前の樹で同時に餌取りのためでしょうか同じ枯れ木の隣同士の枝に留まりました。
右が「アカゲラ」、左下の枝が「アオゲラ」です。
いずれも私のような野鳥の素人にとってはお目にかかることの滅多に無いキツツキです。
この枯れ木の隣にヤマボウシの木があり夜明けには近くにある外灯を目当てにたくさんの蛾が集まるのでそれを狙ってキツツキもやってきます。


    [アカゲラが蛾を銜えています]

本当は日の出前のまだ暗い時間です。
デジタルカメラの持つ特性であるRAWデーターをソフトを使って明るく現像したもので、少し無理感もありますが・・・。
隣りのヤマボウシの木に来ている蛾を口に銜えてこちらの枝でゆっくりと朝食です。
餌を喉にやった直後に前の写真のアオゲラがやってきました。
またすぐにアオゲラは蛾を追っかけて行きました。

今日は一羽でも珍しいアカゲラとアオゲラ、その二羽を同時に撮った野鳥写真を二枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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医王山 国見ヒュッテの朝

2018年07月27日 | 写真日記
    [霧と雲の中からの日の出]

私が夜明け写真を撮るメインスポット、金沢市と富山県南砺市に裾野を広げる標高1000メートル弱の医王山。
それほどの高さはないものの多くの登山愛好家や風景写真家には評判の山で、今朝は私も車で夕霧峠から尾根を通る百万石道路を走り富山県側の国見ヒュッテへ。
霧に視界を阻まれて北アルプスの峰々も、砺波野の朝も定かには見えませんでしたが・・・、ご覧のように美しい夜明けでした。

    [ミヤマクワガタが・・・]

クルマをよくカブトムシが集まるというヤマボウシの木の下に止めていたら小さな音がして、見ると車の屋根をミヤマクワガタが滑りそうに歩いていました。

今日も遅くなってしまったので夜明けの写真二枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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盛夏から秋の気配も 山里の花たち

2018年07月26日 | 写真日記
    [山里に盛夏の花]

「アメリカ芙蓉」の花です。
毎年のように、いや、季節折々に訪れる山里に今朝も車を走らせました。
この里で美しい真っ赤な大きな花の開花を見ると厳しい暑さの最中ですが数週間後には山からの風の中で秋桜の花やススキの穂が顔を出し揺れる初秋の気配が山里を包む日をイメージします。

    [エノコログサも出てきました]

山里の休耕田に里の人たちがコスモスを植え付けています。
そこにエノコログサが伸びて穂を出しています。
私の子どものころには「エノコログサ」の先を丸めてカエル釣りに使ったり、カニ穴に差し込んで蟹を誘い出すなど数少ない遊び道具の一つとして楽しんでいました。
エノコログサは夏の終わりから秋にかけて薄紅色や薄い黄色みを帯びて朝日などに透かして見るととても美しい姿を見せます。

今日は山里で出会ったアメリカ芙蓉の花と「猫じゃらし」とも呼ばれるエノコログサの写真をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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御近所カメラ散歩 仔猫と夕焼け

2018年07月25日 | 写真日記
    [仔猫の夕涼み]

お昼は暑いので夕陽が西に沈もうとする午後6時ごろ、いつものように連れ合いとリハビリを兼ねて近くのスーパーへ歩いて買い物に出ました。
わが家の近くにある民家と民家の間に夕風が吹き抜けるコンクリート塀に4匹の仔猫兄弟が夕涼みをしていました。
どうも夏の夕方の特別席のようで、私がカメラを構えても逃げようともせずにこちらを眺めていました。

    [夕焼け空]

買い物も終わりスーパーから帰ると近所の家々の窓にはすっかり夜の灯りが見えていましたが遠くの空にはまだ夕焼雲が残っていました。

今日は時間がないので夕方のご近所カメラ散歩の写真を二枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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第30回リアリズム写真展の準備加速

2018年07月24日 | 写真日記
    [季節を撮る]

私が所属するグループ「日本リアリズム写真集団かなざわ支部」の創立30周年記念の写真展が近づいてきました。
グループは写真界の巨匠、土門拳が深くかかわって創り上げた写真団体で著名なプロ写真家や評論家も参加している「日本リアリズム写真集団」です。
かなざわ支部は30年前に地域の先輩写真家たちが立ち上げ、それ以後年に一度の支部写真展を開催し続けています。
今年は暑さも少し落ち着き秋風も吹き始める9月7日~9日の3日間、金沢市民芸術村アート工房という広い会場で開催です。
展示作品はテーマ作品と自由作品があり、約百数十点の会員・会友・支部ニュース読者・協力関係にあるネットグループの方たちの作品が会場いっぱいに展示される予定です。
ちなみに案内はがきの写真は紅葉の白山が雪を迎えるころに撮った私の作品を使いました。
私はこの作品と金沢の山里に暮らす野生の生き物を写した5点ほどの写真をA3ノビサイズに自宅でプリントし展示する予定です。

    [作品の出来栄えは・・・]

7月の支部例会では写真展に出す作品を各会員さんたちが持ち込み参加者の意見を求めていました。
年ごとに作品への評価が高まっている方は意欲満々、すでに額装された風景を切り取った作品を持ち込みました。
今年もさらに評価が高まりそうです。
質的にも楽しみな写真展が期待されます。

    [夜間撮影ワークショップ]

この写真展で好評なのが24時間使用可能という金沢市民芸術村の特徴と、広いアート工房の上部などを使っての夜間撮影会です。
写真は昨年の写真展の時の撮影会のようすです。
若い方たちも多く参加して互いにモデル役をしながらの撮影会はさながらスタジオでのモデル撮影会のような華やかで楽しい、写真についての勉強会でもあり写真好きの交流会にもなっていました。
会場では「写真何でも相談」コーナーやA3ノビまでのプリント可能なコーナーも開設、撮影会で撮った写真もその場でプリントすることができます。
もうひとつこの写真展の特徴は展示会場の通路を広くして、車いすの方や障害を持つ方達、そして子連れでも気楽に写真を楽しんでいただけるようにしていることです。
毎年少なくないお年寄りや障害を持つ方たち、幼いお子さん連れの方にも楽しんでいただいています。

今日は9月に開催予定の「第30回リアリズム写真展」関連の写真3枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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雲間からの朝焼け

2018年07月23日 | 写真日記
    [雲間から立ち昇る朝]

ようやく比較的に雲の多い朝でした。
新聞配達の途中、あるマンションから東の方を眺めると予想外に朝焼けがきれいになりそうだったので配達終了後に慌てて金沢市南部丘陵への入り口あたりの朝陽観察スポットへ急行。
地上と峰々を包むような雲の合間から見えるか見えないような朝陽が天空に向かって立ち昇るような陽光を放射していました。
期待していた朝焼け色が空の全体を包むということにはなりませんでしたが・・・、これはこれで見ごたえのある夜明けの光景でした。

    [雲間からのご来光]

地上と雲間を望遠レンズでズームアップしてみると分厚い雲を染めるようなサンピラー(太陽柱)が立ちあがっています。
雲に遮られて朝陽の姿かたちは定かではありませんが見事な色の朝焼けが視線に入ってきました。
レンズを通してみると夏らしい焦げるような朝焼けに出会った朝でした。

今朝シャッターを切った雲間からの朝焼け写真二枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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暑い夏 日本庭園に涼を感じる

2018年07月22日 | 写真日記
    [猛暑の夏は涼しく]

少々のことでは「涼」感じることも出来ないほど日本列島を包み込む歴史的な猛暑。
かつての金沢人はこの暑さをどうやってやり過ごそうとしていたのでしょうか。
そんなヒントになるかならないか、3年前の7月22日に訪れたお屋敷の庭です。
玄関への道に水をまいたのでしょうか、松葉の雫が涼しげです。

    [緑陰の庭]

現在は国際交流サロンとして交流団体や文化団体などの活動にも使用され、金沢在住の外国の方や日本人の交流の場にもなっている日本の伝統的な家屋ですがすてきな庭園を持つ建物です。
広くはありませんがお庭は今涼し気な苔と木立の影の緑が涼しげな雰囲気を醸し出しています。

    [閑さや]

『閑さや 岩に沁み入る 蝉の声』(松尾芭蕉)
庭の古木の苔についたセミの抜け殻をみたとき、この句を思い起こしました。
「涼しさ」と「閑さ」、もちろん言葉の意味も状況も違いますがきっと芭蕉がこの句を詠んだ時と場所には静かさと同時に涼しさも同居していたのではないかと思います。
暑い日でしたが、古い日本家屋の緑に包まれたお庭には確かに「涼しさ」という感じに包み込まれていました。

今日は3年前に金沢の古い日本家屋の庭で撮った写真を三枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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