写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

60年代 わが青春のかけら

2024年10月03日 | 写真日記
    [一冊の詩集]

半年ほど前、事態が急変して亡くなった連れ合いを病院から自宅に迎えるために大急ぎで子どもたちに部屋などの整理をしてもらったときから何処にも見当たらなくなった一冊の小冊子です。
「あなたたちに そしてぼくに」という詩集で著者の「立野久仁」は私の当時のペンネームです。
参加していた地域の詩のグループの仲間に編集から活版印刷での製本までしてもらった一冊です。
1964年から1969年にかけて同人誌などに発表した22編、45ページという私にとって最初で最後の小さな詩集になりました。
その詩集の「あとがき」のなかの一節です。
「・・・1968年は父の死を通して人間の生きることの意味、想像もできないような戦中戦後の苦しみのなかで育てられた息子がどう生きなければならないのか?そういうことを真剣に考えざるを得ない年だったわけで、この詩集の発行は、その一つの回答という意味でもあるのです。この詩集の発行される2月に私は27歳になります・・・」
82歳の私が当時27歳だった私の思いを大筋では外れることなく生き続けてきたことを改めて確認することが出来たうれしい日になりました。

きわめて個人的な投稿になりますが、すっかり紛失してしまったと思っていた冊子が出てきたので、その写真をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白山山ろく「空の駅」

2024年09月30日 | 写真日記
    [渡りの蝶に空の駅]

渡りの蝶と呼ばれる「アサギマダラ」が休めるように、白山山ろくの道の駅の近くの一角にフジバカマを植えて地域では「空の駅」と名付けたようです。
いまでは多くのアサギマダラ蝶がひと時の休憩や夜を過ごす場所として集まってきています。

    [じゃれ合うように]

不思議に何頭かの蝶が同じ花に集まろうとすることが多いようです。

    [そろそろ旅立ち?]
目の前のフジバカマの花から明らかに他の蝶たちとは違う姿勢で飛び立とうとする一頭がいました。
季節から見るともう南下の時ですから、南に向かうのでしょうか。
数百キロとも数千キロともいわれる旅へ向かうのでしょうか、どうか無事に目的地についてほしいと思うお別れの時です。

今は9月の最終日30日23時49分、渡りの蝶の写真三枚を大急ぎでアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お彼岸の大切な催し

2024年09月23日 | 写真日記
    [石川解放運動戦士追悼集会]

今日は能登半島地震の影響で修繕が必要となった「石川県解放運動戦士の碑」の工事が完了した碑の前で34回目になる追悼集会に参加しました。

    [新たな追悼者15名]

34回目となる今回は石川県で自由と平和、社会進歩のための活動のなかで倒れた新たに追悼される15名をはじめ第一回からの合わせて504名の先達の遺志を引き継ぐことを心に刻みながら黙禱をしてきました。
追悼碑には、川柳作家の鶴彬、谷口善太郎代議士、歌人の芦田高子、婦人運動家の勝目テルなど全国的にも知られている方の名前ももふくまれています。
私も連れ合いの父親(私の義父)の名前も納められるその追悼碑の前で黙とうをさせていただきました。

    [お彼岸]

追悼碑があるのは金沢市民「向かい山」として親しまれる卯辰山公園、安政一揆の時には食料を求める庶民が集まって「ひだるいわいやー(ひもじくてどうもならん)」とすぐそこに見える金沢城にいる前田の殿様に聞こえるように大声を上げたといわれる公園で草むらに彼岸花が咲いていました。

秋分の日の振り替え休日、三連休の最後の今日は写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中秋の名月 雲のなか

2024年09月17日 | 写真日記
    [月に叢雲]
2024年の中秋の名月、そろそろ涼しくなる季節なのですが金沢は今日も真夏日で夜も暑いままとなっています。
今夜のネットの世界はすてきな満月の写真がたくさんアッブされていますが、金沢は雲の隙間から月が少し姿を出していました。

    [彩雲のなかから]

暗くなった20時過ぎの空を見上げると月の光を受ける雲が「彩雲」となって輝く雲の色合いがとても不思議な雰囲気をもたらす「中秋の名月」となり不思議で魅力的な月夜になっていました。

    [9月十三夜の月]
十五夜は明夜、今宵の金沢は曇りという予報が出ていたので晴れていた昨夜9月の十三夜の月を撮った写真です。
満月よりも美しいともいわれる十三夜、昨夜の月でその美しさを堪能してくださいね。
ブログ更新中の現在の空は雲に覆われ月影も見えませんが・・・、でも例年とは違う「中秋の名月」を堪能しました。

今夜は「中秋の名月」暑さでエアコンをかけながら月の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑い! 河北潟で探鳥

2024年09月13日 | 写真日記
    [天然記念物 コウノトリ]
「秋」とは名ばかりの酷暑の河北潟干拓農地、稲刈りが終わったばかりの田んぼで餌を探している大型の野鳥を見つけました。
足環がなかったので、ここ河北潟干拓地で昨年の2羽に引き続き今年の春も4羽の雛を育て巣立ちさせたペアのお父さんコウノトリだと思います。
雛の巣立ち以後久しぶりの対面でした。

    [稲刈り後の田で]

この地で農家の人たちから大切に見守られて暮らしているコウノトリたち。
干拓農地でのさまざまな農作業と暮らしや季節による環境の変化に順応しながらこの地で家族で暮らしている絶滅危惧種のコウノトリとの再会はとてもうれしいものでした。

    [ミサゴとカラス]
コウノトリがいた農地の電柱に大きな魚を爪にかけた「漁の名手」ともいわれる鷹のミサゴがいました。
いつもは「ここが今日の食卓」とばかり魚の頭部から鋭い爪と嘴を上手に使って昼食中のはずなんですが、なんだか落ち着きません。
なんと近くの電線にミサゴのおこぼれを狙うカラスが二羽、地上にも数羽のカラスがいました。
そのカラスたちが気になっていたのでしょうね、いつもの空の王者然とした姿とは違う落ち着かない表情が面白いひと時でした。

秋とは名ばかりの酷暑の河北潟干拓地で久しぶりのバードウオッチング、絶滅が心配される野鳥たちの写真をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする