私的図書館

本好き人の365日

露天風呂に入って来ました

2011-02-28 20:50:00 | 本と日常
思い立って日帰りで温泉に行って来ました♪

たまには自分に投資しないとね。

何年か前に車で30分くらいの所に新しくできた温泉で、なかなか評判がいいので気になっていたんです。

入泉料大人600円(私は割引を利用したので100円引き)を払い、タオルは持ち込み。
脱衣所のロッカーは100円玉が必要でしたが、使用後にお金は戻って来るタイプ。

あいにくお天気は悪かったのですが、それでもけっこうお客さんが入っていました。

室内の大浴場はヒノキ風呂。
洗い場には隣との間に体を隠すくらいのしきりがあり、体を洗っても隣を気にする必要のない親切設計。
サウナはTVも付いていて、けっこう広めでした。
お目当ての露天風呂は目の間に山がそびえていて開放感は抜群。
屋根付きなので雪が降っても気にならない。
岩風呂の他に一人用の陶器のお風呂とかこれまた一人用のヒノキのお風呂なんかが外にあってなかなか楽しめました♪

温泉の後はマッサージ。

私は20分1900円というコースで肩や上半身を中心にもみほぐしてもらいました。

あぁ、天国だぁ☆

半日ほどのんびりしてから帰途につき、途中でラーメンを食べて帰って来ました。

その日は一日中肌がつるつる♪

やっぱり温泉はいいなぁ。

思い切って出かけてよかったです。
家にいてもやることはたくさんあるので、思い切らないとなかなか出かけられないんですよね。
これで今週も頑張れそう☆


今日は地震がありました

2011-02-27 21:14:00 | 本と日常
今朝は地震で起こされビックリしました。

27日早朝、岐阜県の高山市などを震源に、M(マグニチュード)5.4の地震があったんです。最大震度は4。
私の部屋もけっこうゆれました。

ニュージーランドで地震があったばかりなので「ついに東海大地震!?」なんて考えが浮かび、ニュージーランドから日本につながる活断層の赤い帯が頭に浮かんだのですが、睡魔には勝てず、3秒後には再び眠りに落ちていました。

本棚に耐震のためのツッパリ棒をかましておいてよかった♪

小さい頃から「いつ東海大地震が来てもおかしくない」と脅かされて育ちましたからね。

それから8時近くに起きたのですが、今日は一日小さな余震が頻発して怖かったです。

ニュージーランドの地震と今回の地震だって、地球規模で考えたら、無関係とはいえないでしょうからね。

マヤ歴に示された2012年終末説をもとに、人類滅亡の危機を描いた映画、「2012年」(2009年)を最近レンタルしてきて観ました。
監督はローランド・エメリッヒ。

太陽の変動で電子レンジのように地球のコアが熱せられ、地殻変動、火山の噴火、大洪水により人類が滅亡の危機を迎えるという映画なのですが、前半は臨場感のある映像と、謎解きのようところもあってドキドキしながら見ることができましたが、ノアの箱舟に乗るゴタゴタくらいからちょっと中だるみ。
助かる人々の人選には大いに不満。
ですがまあ、娯楽作品としては楽しめました。

マヤ歴か。
ノストラダムスの大予言といい、色々引っ張り出してきますね。

しかし自然が相手な以上油断はできません。
ベッドの位置を決める時など、地震で物が落ちてこないかどうか、何となく気にするようにしています。

杞憂に終れば一番いいんですけどね。


なぜ?なに?教室

2011-02-25 15:58:00 | 本と日常
ガリレオ・ガリレイを特集したテレビ番組を観ていて、ちょっと疑問に感じました。

自作の望遠鏡で星を観測したガリレオ・ガリレイ。
のちにアイザック・ニュートンが精度の高い「反射望遠鏡」という物を作ったと紹介されていました。

この「反射望遠鏡」。
レンズを通して直接人間の目で見るのではなく、一度凹面鏡に反射させて、副鏡と呼ばれる小さな鏡に映った画像を望遠鏡の横からのぞく形で見ることになるのですが、副鏡は望遠鏡の真ん中にぶら下がっているので、

「邪魔じゃないのかな~?」

とずっと思っていました。

イメージとしては天体写真の真ん中に副鏡の形の影が写っている感じ?

ネットってすごいですね。
検索するとその答えが載っていました。

難しい理論は置いておくとして、私の勝手な理解で説明すると、自分の人差し指を自分の鼻にくっつけると指のお腹が見えなくなりますよね。
次に指をちょっと離すと、指のお腹が見えるようになります。
別に私の鼻が低いからじゃなくて、これはどんなに鼻の高い人でも同じ。
ようするにそういうことらしいです。
望遠鏡を目が一つしかないような感覚で考えてしまうと副鏡は邪魔になるのですが、凹面鏡は目がたくさんあるようなものなので、鼻が視界の邪魔にならないように、副鏡も邪魔にならない。

あー、スッキリ♪

世間では当たり前の知識なのかも知れませんが、私は知りませんでした。
いい大人ですが実はわかっていないことがたくさんあります。

調べるって面白いなぁ。

久しぶりに世界を発見した気分です☆







ピンクの子豚と牡蠣フライ

2011-02-24 18:37:00 | 本と日常
変な夢を見ました。

どこかへ行こうとしているのですが、なぜが子豚をたくさん連れていて、道の途中に背丈より高い土の壁(土手?)が盛り上っていて先に進めない。
それでとりあえずその土の壁に子豚を何とか押し上げるのだけれど、あまり場所が広くなくて子豚たちは押し合いへしあいしながらこちらにお尻を向けて並んでいる。
子豚と子豚の間に何とか別の子豚を押し込もうとすると、今度は押された子豚が向こう側に落ちてしまって全部の子豚を乗せることができない。
どうやら落とさずに一緒に壁を乗り越えたいみたい、という夢…

毛並みもわかるほどリアルでやわらかくって、やけにピンクな子豚だったなぁ。

たくさん問題(子豚)を抱えているのに、もっと大きな障害(土の壁)が立ちはだかり、問題(子豚)を抱えたまま越えようとしているから、身近な問題がどんどん落っこちてしまっている、ってこと?

夢は変装した願望の変装した充足なんだそうです。

子豚を抱えたまま土の壁を越えたいってことなのかな?

う~ん、へんな夢でした。

最近立ち読みして気になった本。

村上春樹 著
*(キラキラ)*『雑文集』*(キラキラ)*(新潮社)

自己PRをどう書けばいいかという質問に、自己を説明するのは難しいから、牡蠣フライについて書いたらどうか、と村上さんがアドバイスしています♪

牡蠣フライについて書くことで、自然とその人の人となりが文章にあらわれてくるものだからと。
なぜ牡蠣フライが出てきたかというと、別に牡蠣フライに意味があるわけじゃなくて、ぬいぐるみでもプラモデルでもいいのだけれど、たまたま村上さんが牡蠣フライが好きだったから、だそうです☆

この他に、自身の作品や仕事について、出会った人や思ったことなどについて書かれた文章、文学賞関係でこれまで行ってきた受賞スピーチの数々、イスラエルで行った有名な「壁と卵」というあいさつも収められています。

村上春樹ファンには面白いかも。
でも逆に「ファンなら買うだろう」という出版社の商売気が感じられて、私は立ち読みで済ませました(苦笑)

もう一冊は英国の作家でファンタジーの女王といわれるダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品。

*(キラキラ)*『メルストーン館の不思議な窓』*(キラキラ)*(東京創元社)

魔術師の祖父が亡くなり遺産としてメルストーン館を相続した主人公。
ところが引き継ぐものはそれだけじゃなかった!
不機嫌な家政婦と横暴な庭師。
やがて一人の少年が訪ねて来て…

主人公が年配の男性ということで、ちょっととっつきにくい印象を受けましたが、魔法をからめたハチャメチャさは相変わらず面白い♪



夢って前の日に体験したことやテレビで見た物なんかが割とよく登場しませんか?

…ピンクの子豚なんてどこで刷り込まれたのかな?

夢の中くらいいい思いがしたいのに。


ドキドキ、ハラハラ

2011-02-23 18:49:00 | 本と日常
薬が増えてしまった…

先週行ったばかりなのに、ちょっと気になることがあったので、また病院に行って来ました。

うちの母親は病院嫌いでめったなことではお医者さんにかかったりしないのですが、私はまったく抵抗がなくて、気軽に出かけてしまいます。

根性がないのかな?

ま、小学生の頃から毎年のように入院していたので(たいした病気じゃありません☆)慣れているっていうのもありますけどね。

救急車にも2回乗りました!(っていばってどうする)

病院で症状を伝えて脈拍を測ってもらったら1分間に90回以上…
心電図を見てお医者さんがいうには「まあ心配はないだろうけど一応薬飲んでみる?」ということで薬を出してもらうことになりました。

どうりで最近やけに胸がドキドキするなぁ~と思った。

とりあえず様子見ということで、しばらくその薬を飲むことに。

これで毎日飲む薬が4種類になってしまった。
自業自得なんだから仕方ないけど。

健康には気を付けたいと思います。

日本時間2月22日の午前中にニュージーランドの南島を襲ったM6.3の地震のニュースや、現在中東、アフリカで起きている「ネット革命」と呼ばれるチュニジア、エジプト、リビアなどでの民主運動。
もう気になってしまって動画投稿サイト「YouTube」で現地の映像などを見ながらハラハラしています。

アラビア語で投稿された映像にはデモの最中に銃声が響き、一瞬後には人々が血まみれで倒れているというショッキングなものもありました。

独裁者というと日本には縁が無いように思えるけれど、国民からは想像もできないような生活をし、大金を右から左に動かし、政治家を家業にしている人ってけっこういるよな、と思ってしまったり。

自分の国のことはなかなか見えないものです。
日本人は優しいからな。

ニュージーランドも映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「ナルニア国物語」のロケ地だったこともあり、とてもキレイな国だと思っていたので、地震のために崩れた建物の映像はとても衝撃的でした。

現地ではまだ救出作業が続いているようですね。
頑張って下さいとしかいえないけれど、頑張って!


「Dr.パルナサスの鏡」

2011-02-21 01:11:00 | 本と日常
賞味期限ギリギリのドリップコーヒー(カップの上にセットしてお湯を注ぐタイプ)が台所を片付けていたら出てきたので、久しぶりにコーヒーを入れて飲みました。

これでも昔、ビジネスホテルで働いていた時に、簡単な朝食と一緒にコーヒーも作って出していたことがあるんです。

まずはお湯をまわすようにゆっくり注いで少し蒸らしてから、何回かに分けてこれまたゆっくりお湯を注いでいく…

なんて、実はうまく入れられたことなんて一度もないんですよね。
コーヒーの本を読んだりしましたが、書いてある通りにはなかなかならなくて。

あの時のお客さんスミマセンでした(苦笑)

コーヒーを飲みながら観たのは、レンタルしてきた映画。

「未来世紀ブラジル」などを手がけたテリー・ギリアム監督の最新作。
ヒース・レンジャー、クリストファー・プラマー出演。

「Dr.パルナサスの鏡」(2010年)

簡単に言うとゲーテの『ファウスト』のような感じ?

例えていうと、イエス・キリストが何百年も生きていて、悪魔の様々な誘惑に耐えて人間を救おうとしているのだけれど、人間達は彼のことを忘れてしまって見向きもしない…みたいな。

現代人から見たら彼は時代遅れで貧乏な旅芸人にしか見えなくて、もはや誰も奇跡を信じない…

ちょっと違うかな?

そんな壮大な話じゃなくて、結局愛する娘を守るお話。
ま、それも親にしてみたら世界と同じくらい重要なことなんでしょうがね☆

鍵を握る男として登場するヒース・レンジャーが撮影途中で亡くなったため、友人であったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの三人がその代役として出演しているのですが、それがかえって摩訶不思議な物語をより効果的に見せる演出になっていたりします♪

とにかく次々と現れるDr.パルナサスの鏡の中の不思議な世界が面白い☆

日本をイメージしたような衣装も登場してきます。

ヒロイン役にはモデル出身で広いおでこが魅力的なリリー・コール。

週末の午後を楽しめました♪



『役にたたない日々』

2011-02-18 10:18:00 | 本と日常
生まれて初めて佐野洋子さんのエッセイを読みました。

何これ!?
メチャクチャ楽しい♪♪

佐野洋子 著
*(キラキラ)*『役にたたない日々』*(キラキラ)*(朝日文庫)

煙突のようにタバコをスパスパ吸い、だいたいいつも機嫌が悪い。
半分ひきこもりみたいな生活で、韓流ドラマにどっぷりハマり、料理はいつも行き当たりバッタリ。

60歳をすぎた自分にとまどい、同年輩の女性をババアと呼び、痴呆で寝たきりの母親のベットにもぐりこみ、幼くて死んだ兄を思い出し、友達に悪態をつき、自分のガンを受け入れ、意地っ張りで頑固なくせに、韓国のイイ男を見ては涙を流す佐野さん。

このエッセイは2003年から2008年までの5年間に起こった出来事や心境が主に書かれています。

絵本作家、エッセイストとして活躍された佐野さん。
『100万回生きた猫』は私の大好きな絵本なのですが、まさかこんなエッセイを書かれているとは思いもしませんでした。
いい意味で意表を突かれました☆

2つ以上ボタンのある機械は苦手といいつつ、弟がジジイのくせにメールをやっていると知ると子孫(息子さん)に教えてもらい意地でメールを覚えようとします(笑)

「私の時代は終った、そして私も終った」と言い、ATMの前でモタモタして後ろに並んだ若い男にチッと舌打ちされ「あと何年自分でお金が下ろせるだろう」と思ったりしながら、電車の出入り口にたむろする若者を「どいて」と押しのける。

ガンのことを「いい病気」だと受け入れ、人間「生きたら死ぬのだ」と言いながら、台所に同じ機械が2つあるのを見て「ついにボケてしまった」と友達に泣きながら電話する。

大好きな韓流スターの浮気が露見して大騒ぎになったと聞くと「男のオチンチンなんぞ男の自由にしてやれよ」と感想をもらす。

場数を踏んできた経験者にはかないません(笑)

年を取っても前向きでくよくよしない立派な老人について書かれた本を読んで落ち込み、どうして立派な人に私は落ち込むのだろうと憂鬱になる佐野さん。

そのくせ落ち込むのに飽きると我慢していたおしっこをしに行き、あんまりだらだらおしっこが出るので「どのくらい量が出るのかはかってみたい」なんて考えてる佐野さん。

「人と付き合うより自分と折り合う事が一番難しいのだ」
という佐野さんの言葉にグッときてしまいました。

佐野さんの文章を読むうちに、自分の心のどこかにお年寄りのことを「かわいそう」と思っているところがあったんじゃないかと気付かされ、すごく申し訳ない気持ちになりました。

なんて思いあがったことを考えていたんだろう…

「あんたに何がわかるのよ」
「おとといきやがれ」
って人生の先輩に怒られたみたい。

それでも佐野さんの怒りや不機嫌さ、生の人間って気持ち悪いとつい思ってしまうところなど、たくさん共感できる自分もいて、ちょっと安心したりして。

読めてよかった♪

佐野さんが、もう娘とはわからなくなっている母親の寝床にもぐりこみ、つぶやくシーンが心に残りました。



「母さん、私しゃ疲れてしまったよ。母さんも九十年生きたら疲れたよね。天国に行きたいね。一緒に行こうか。どこにあるんだろうね。天国は」

「あら、わりとそのへんにあるらしいわよ」



佐野洋子さんは2010年、72歳で亡くなられました。お母様もその4年前に亡くなられたそうです。

何だか、人間ってこういうことだよね、と考えさせられるエッセイでした。

佐野洋子さん、ありがとう☆



『SFが読みたい! 2011年版』

2011-02-16 00:13:00 | 本と日常
昨日はすごい雪でしたね。

ちょうど病院で検査を受けなきゃいけなかったので、雪の中出かけたのですが(たいした病気じゃありません☆)、途中の道で車が一台崖から落ちかけていました(汗)

すべり台よりもっと急な角度で止まっている車…
もう一押ししたら下に落ちてしまいそう。
よく途中で止まったな~

雪の日なのに病院は繁盛していて、かなり待たされました。
検査の結果は…

「う~ん、ちょっと油をひかえましょうか」

うぅ、バレンタインデーの翌日に検査って不利じゃない!?
そりゃ別にそんなに言うほどチョコレートもらってないけどさ。

もっと野菜を食べなきゃと、帰りにスーパーに寄ってもやしを購入。

家で大量のもやしを茹でてもやしのナムルを作りました。
ついでに冷蔵庫にホウレン草と糸コンニャクがあったのでこれもナムルに。

ボールに一杯できたので、ご飯とまぜたり、うどんに乗せたり、冷奴とぐちゃぐちゃにして食べようと思います。(これがけっこう美味しいんです♪)

最近立ち読みしたのはSFマガジン編集部によるSFガイドブック、

*(キラキラ)*『SFが読みたい! 2011年版 発表!ベストSF2010〈国内篇・海外篇〉』*(キラキラ)*(早川書房)

昨年発表されたSF作品のランキングに、各作品の書評、SF作家による座談会や、SF映画の紹介など、丸ごと一冊SFだけの本。

本好きの女の子たちを描いたCOCOさんのマンガ「今日の早川さん」も載っています♪

SF好きの早川さんが「『KAGEROU』はSFじゃない!」って言っているところが面白かった☆

ランキングでは上田早夕里さんの『華竜の宮』(ハヤカワSFシリーズ Jコレクション )や、北野勇作さんの『どろんころんど』(福音館書店・ボクラノSF )などが選ばれていました。

あぁ、また読みたい本が増えちゃうな~

SF作品には頑張って欲しいです。
他のジャンルに比べてなぜか日本では受け入れられていない感が強いですからね。
田舎の本屋さんだと品揃えも少なくて、SFファンとしてはすごく寂しいです。

全然関係ありませんが地元のレンタル屋さん、ニール・ブロムカンプ監督の映画「第9地区」を早く準新作から旧作扱いにして下さい。

早く観たいのになかなかレンタル料金が安くならなくて借りられません。

お願いします。


『トイレの神様』読みました

2011-02-14 21:44:00 | 本と日常
「徹子の部屋」でミュージシャン植村花菜さんの歌を聴いてから、本も読んでみたくなって、本屋さんで立ち読みして来ました。

植村花菜 著

*(キラキラ)*『トイレの神様』*(キラキラ)*(宝島社)

幼い頃の思い出から、家庭環境、ストリートミュージシャンとして路上で歌うようになった様子、デビューしても売れなくて契約解除寸前だったこと、歌手植村花菜の半生が綴られています。

モスバーガーでのバイトだの、恋愛だの、家族の軋轢やお母さんの家出など、読んでいて笑ったり涙ぐんだり、精一杯生きている姿に素直に共感できました。

もちろん「トイレの神様」で歌われているおばあちゃんとの生活も描かれていました。

今さらですが「トイレの神様」ダウンロードして聴いています♪



時は誰の上をも平等に過ぎ去る…

2011-02-13 22:55:00 | 本と日常
スーパーのレジで年配のご婦人の後ろに並んだのですが、ちょっと大丈夫ですか、と思わず手を貸してあげたくなりました。

ものすごく動きがゆっくりなのです。

すごく不適切な感想ですが、まるで志村ケンのコントを見ているみたい…

誰? こんなお年寄りを一人で買い物によこしたのは!!

かなり混んでいる時間帯で、隣のレジはどんどんお客さんが進んでいくのですが、私の並んだレジだけはまったく進まず、レジ打ちの店員さんも後ろに並んだ私をチラチラ見てきます。

(大丈夫です。全然気にしていません)
と笑顔だけで伝える私。

ご婦人はなぜかビニール袋の中に入っているお金を取り出そうとして四苦八苦している様子。
しかもそれが一万円札…

ビニール袋はなかなか口を開かず、ようやく取り出した紙幣をあせって渡そうとしているのが見ているこちらにも伝わってきます。
でも、その気持ちとは裏腹にもどかしいほど手が動いていません。

お金を受け取った店員さんはそそくさと精算し、おつりを渡すのですが、その大量のおつりを受け取る手がこれまた危なっかしい。

お金のことなので代わりにやってあげるわけにもいかず、レジの店員さんに念力で(せめて買い物カゴくらい運んでやれ~)と念波を送ったら、彼女も理解したのか、よいしょっと買い物カゴをカートの中に入れてあげていました。

(よしよし、よくやった♪)

結局私は何一つしなかったわけですが、あぁ、お年寄りって普段の生活だけで大変なんだなぁ、とつくづく感じてしまいました。

私の祖父と祖母はもう亡くなりましたが、私なんかよりよっぽど健康で、たくましかったので、多くのお年寄りの抱える苦労や困難を身近で体験していません。

何年か前にボランティアで老人ホームのお手伝いをしたことがありますが、やはり時たま訪れる”お客様”と、日常生活を共にする人たちとでは雲泥の差があるのでしょう。

実際に接しないとわからないことがたくさんありますね。

ちゃんと無事に帰れたかな?

ちょっと周りの景色が違って見えた日曜日でした。


「食堂かたつむり」

2011-02-12 23:23:00 | 本と日常
借りてきた映画を観ました。

富永まい監督、柴咲サチ、余貴美子出演、「食堂かたつむり」(2010年)

主人公が声が出なくなったという設定なので、主演の柴咲コウさんより、食堂へやって来るお客さん役の役者さんたちの方が大変そう…

物を食べる演技ってすごく難しいんですよね。

アニメーションなどが多用されていて、小川糸さんの原作とはまた違った雰囲気になっていましたが、とにかく出てくる食材や料理がおいしそうで、お腹が空きました♪

実際に調理している様子はやっぱり実写映画の方がおいしそうです。

家財道具いっさいを外国人の彼氏に持ち逃げされ、ショックで話せなくなった主人公が仕方なく田舎に帰って来て食堂を始めるのですが、そこの料理を食べると願いが叶うというウワサがたちます。
そのウワサを聞きつけ集って来るちょっと問題を抱えたお客たち。

後半の結婚式からの流れは思わず涙ぐんでしまいました。

母(余貴美子)と娘(柴咲コウ)、ブタのエルメス(名前です)もよかった。

面白かったです☆


「トイレの神様」

2011-02-11 18:08:00 | 本と日常
朝カーテンを開けると外は真っ白。

出かけるのもおっくうだったので、今日は一日、家の細々とした仕事をしていました。

ネットで見つけたオススメレシピ。
永○園のお茶漬けの素とゴマ油でパスタを作ってみたのですが、これがけっこうおいしかったです♪

パスタとゴマ油って試したことなかったなぁ~

この時期おいしいレンコンでキンピラを作り、白菜入りシチューを煮込みながら、テレビで「徹子の部屋」を見ていたのですが、そこに出演されていた植村花菜さんの歌う「トイレの神様」という曲を聴いて泣きそうになりました。

紅白歌合戦でも聴いたけど、これいい曲だよなぁ~

今夜は2、3日前に借りてきた映画「食堂かたつむり」を観るつもりです。
主演は柴咲コウさん。

原作が面白かったから、これも楽しみ♪


「読書亡羊」

2011-02-07 23:47:00 | 本と日常
大人になっても知らないことはたくさんあります。

今日は「読書亡羊(どくしょぼうよう)」という言葉を覚えました。

二人の羊飼いがいて、一人は読書(勉強)、もう一人は博打(遊び)に夢中になり、その間に羊に逃げられてしまう。
遊んでいた羊飼いと勉強していた羊飼いがいるわけだけれど、羊に逃げられてしまったことに変わりはない。
そこから転じて、他のことに気をとられて、肝心な事をおろそかにすることのたとえとなったそうです。

大切なことは何かってことですよね。

仕事? 家庭? 人生?
何かを言い訳にして自分の大切な物を失っていないかな?
何が私にとっての羊なんだろう?

新しいことを覚えると楽しいです。
世界がちょっと広がった感じ?
いつまで覚えていられるかはわかりませんけどね(苦笑)

この言葉を知ったのは、伊坂幸太郎さんのエッセイを読んだから。

伊坂幸太郎 著
*(キラキラ)*『3652‐伊坂幸太郎エッセイ集‐』*(キラキラ)*(新潮社)

デビューから様々なところで書いてきたエッセイを集めた作者の初エッセイ本。

作品のファンですが、エッセイも面白い♪

受賞の知らせをジッと待っている心境だとか、サラリーマンを辞めて小説家としてやっていくことを奥さんに告げるシーンだとか、作品だけではわからない作者の苦悩が見えて読みごたえがありました。

正義感が強くて自分のことより他人のために頑張る作者のお父さんがいいなぁ☆

好きな本や影響を受けた映画、伊坂幸太郎作品のバックボーンが何となく感じられて面白かったです。
そんなエッセイの中に、「読書亡羊」という言葉が出てきました。

あれ? 出典は「荘子」なのか。
「荘子」は中国古典の中では一番好きで何度も読み返しているのに気が付かなかったなぁ。

いいんです。
すぐ忘れてもいいように本を買っているんですから。
本を開けばほら、ちゃんと書いてある(苦笑)
…普段どれだけいいかげんな読書をしてるかってことがこれでわかりますね。

伊坂幸太郎さんのエッセイの中で、好きな本として挙げられていた森達也さんの『A2』という本があって、そのあとがきに書かれているらしいこんな言葉が紹介されていました。

「世界はもっと豊かだし人はもっとやさしい」

何だかジーンときてしまいました☆


『四畳半王国見聞録』

2011-02-02 18:11:00 | 本と日常
あぁ~、もう!

なぜ置いてないんだ、地元の本屋!?

角野栄子さんの最新作、『ラストラン』をさっそく読みに行ったのですが、地元の本屋さんには在庫がありませんでした。

予約の分が一冊あるだけですと!?

なぜもっと仕入れないんだ、仕入れ担当者!
『魔女の宅急便』の最終巻が発売された時も仕入れてなかったでしょ。
ちゃんと覚えてるよ!!

立ち読み目的なのであまり偉そうなことは言えませんが、うちの近所の本屋さんはどうやら児童書関係には力を入れていないみたいです。

う~、深夜だけでもバイトで雇ってくれないかな?
バイトじゃ仕入れはさせてくれないか…

転んでもタダでは起きたくないので、しっかり立ち読みもして来ました。

読んだのは森見登美彦氏の

*(キラキラ)*『四畳半王国見聞録』*(キラキラ)*(新潮社)

一人の男が全裸にはちまきだけという格好で、畳の上にペタリと生尻で座り、高らかに自らの「四畳半王国」について語ります。

阿呆です♪

阿呆ばっかり(笑)

桃色映像のモザイクを操ったり、水玉ブリーフ男が現れたり、京都の四畳半を舞台にさまざまな愛すべき阿呆たちが奏でる狂想曲♪

そういえばどこかニュースの片隅で「電気ブラン」というお酒が最近人気だと書いてありましたが、森見登美彦については語られていませんでした。
「電気ブラン」を『夜は短し恋せよ乙女』という作品で取り上げた森見登美彦の功績になぜ触れない!?

いやあ、最近じゃ一部オタク的な経済効果もバカにならなくなってきましたね。
お米のパッケージにアニメ風の美少女イラストを採用したら売上げが倍増したっていうし。

その他に今回は2冊、購入して来ました。

パウロ・コエーリョ 著
*(キラキラ)*『ポルトベーロの魔女』*(キラキラ)*(角川文庫)

パトリシア・A・マキリップ 著
*(キラキラ)*『夏至の森』*(キラキラ)*(創元推理文庫)

今年はなるべく本は買わずに立ち読みで済ませようと思っていたのですが、この二人の本はやっぱり手元に欲しかった…

また節約しなくっちゃ。