私的図書館

本好き人の365日

一月の名言集

2008-01-30 06:51:00 | 本と日常
おとこのこはなにでできてるの?


男の子は何で出来てるの?

男の子は何で出来てるの?

カエル カタツムリ

小犬の尻尾

そんなこんなで出来てるさ。

女の子は何で出来てるの?

女の子は何で出来てるの?

砂糖 スパイス

素敵な何か

そんなこんなで出来てるわ。


What are little boys made of?
What are little boys made of?
Frogs and snails
And puppy-dogs' tails,
That's what little boys are made of.
What are little girls made of?
What are little girls made of?
Sugar and spice
And all that's nice,
That's what little girls arc made of.







            ―「マザー・グース」―



一月の本棚 2 『カンガルー日和』

2008-01-28 23:59:00 | 本と日常
「もう一度十八に戻りたいと思ったことはありますか?」

村上春樹の『32歳のデイトリッパー』という短編の中で(「デイトリッパー」というのはビートルズの1965年の曲)、18に戻った男が32歳の女性に訊く。(実際は彼が32歳で18の女の子に訊かれるのだ)

「そうねえ」

彼女はニッコリ笑ってちょっと考える”ふり”をしてから「ないわ。たぶんね」と答える。

男は実際に18の女の子に訊かれた疑問を、自分の空想の中の32歳の女性に尋ねる。

「若いというのは素晴らしいことだってみんな言いますよ」
「そうよ、素晴らしいことよ」

ではなぜ戻りたくないの?(実際18の女の子も同じことを訊く)

32歳の女性は(そしてそれは32歳の男の空想の女性なのだけれど)、こう答える。

「あなたも年を取ればわかるわよ」



村上春樹の文章が好きです。
私の好みは短編の方。

特に会話の妙☆
なんとも言えない微妙な空気感覚。

「君は齢をとらないんだね?」

「だって私は形而上学的な女の子なんだもの」

『1963/1982年のイパネマの娘』という短編の中で(「イパネマの娘」は1963年に英語の歌詞でカバーされヒットした曲)、日焼けしたイパネマ娘が答える。

彼女は形而上学的なイパネマ海岸の砂浜を今も歩き続けていて、レコードの最後の一枚が擦り切れるまで歩き続けているのだ。

日常の中から少しスライドして、ちょっと重なった様々な空間。

図書館の地下には羊男が住んでいるし(『図書館奇譚』)、午後の一時には”あしか”が名刺を持って訪ねてくる。(『あしか祭り』)

タクシーに乗れば運転手は自分は吸血鬼だというし(『タクシーに乗った吸血鬼』)、老舗のお菓子メーカーでは変なカラスが味見をしている。(『とんがり焼の盛衰』)

結婚したばかりの若い夫婦にはお金がなくて、格安で借りられた一軒家は二つの線路に囲まれた三角地帯。
それはまるでチーズケーキのよう…
電車がひっきりなしに走るその家を見て友人が一言。

「本当にこんなところに人が住むんだなあ」(『チーズケーキのような形をした僕の貧乏』)

すきま風が入るのでとっても寒く、二人は猫と一緒に布団にもぐりこんで文字通り抱き合って眠る☆(私はこの短編が一番好きです♪)

そして、自分にとって100%の女の子に偶然出会ってしまった時に話しかけるセリフを考えている男、それは「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終るセリフ。(『4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』)

100パーセントの女の子っていうのが決して綺麗でもなければ、素敵な服を着ているわけでもなくて、でも五十メートル先からでも、ちゃんと100パーセントの女の子だとわかるところがいい♪

さて、ではカンガルーを見に行くのにピッタリの「カンガルー日和」っていったいどんな日?

私がもし、32歳の男のように、十八歳に戻りたいかと訊かれたら、やっぱりこう答えるでしょうね。(ニッコリ笑って☆)

「いいや」

若いってのは素晴らしい。確かに。
でも、一度でじゅうぶん♪

「あなたも年を取ればわかるわよ」

なんて言えるかな?
そんなことの言える年の取り方をしたいものです☆

今回は村上春樹さんの18の短編が収められた*(キラキラ)*『カンガルー日和』*(キラキラ)*をご紹介しました☆

ちょっと時間の空いた電車の中で、もしくは喫茶店で誰かを待っているほんのわずかな間にでも、素敵で不思議なこんなお話はいかがでしょうか?

でもご用心。

もし羊男が現れたら、あなたにその本を暗記するよう要求するかも知れません。

なぜかって?

それは読んでのお楽しみ☆









村上 春樹  著
佐々木 マキ  絵
講談社文庫





格差社会

2008-01-26 19:11:00 | 本と日常
洗濯機が凍りました…

うちのアパートは部屋の外に洗濯機を置くようになっているのですが、蛇口から洗濯機につながっているホースがカチンコチン*(結晶)*

中に水が残っていたみたい。

今朝の気温は-7℃でした。

とけるまでのんびり待っていられないので、お湯を運んだり、ホースを取り外したりで大騒ぎ。

我が家の冬の風物詩です(苦笑)

すぐ隣に、まるで見下ろすかのようにアパートの大家さんの家(お屋敷)があるのですが、きっとあそこの家ではこんな苦労もないんだろうなと、かじかんだ手をすり合わせながら、格差社会をうらみました。

たぶん、廊下だけでうちのアパートの部屋より広いに違いない!

私の貧しい想像力では、部屋の広さは想像できません。
廊下くらいで精一杯です。

でもきっと、家は広くても家族はみんな仲が悪くて、会話もなくて、広い家の中でそれぞれの部屋で過ごしているんだ。

実は当主のおじいさんが、もう長くなくて、それで財産をめぐっての骨肉の争いが水面下で進行していて、家政婦なんかが興味津々とその成り行きを見守っていたりするに違いない。

あぁ、お金持ちじゃなくて良かった…

ひと通り想像して溜飲を下げたので、洗濯の終った洗濯機から洗濯物を取り出し、今度はきちんとホースをはずして水を抜いておきました。

念のため蛇口にタオルを巻きつけて、凍結防止です。

うちの洗濯機は乾燥機能が付いているのでとっても便利☆

大家さんちの畑では、そこの家のおばあさんが、野良着で畑仕事をしています。

冬の畑仕事は大変そう。

耕す畑さえない気楽さに、ほんのちょっと格差社会に感謝しました。(あくまでほんのちょっとです)





『伴大納言絵詞』

2008-01-25 18:52:00 | 本と日常
道路の水たまりが凍っていました。

今朝の気温は-6℃。

うちの工場は24時間動いているので、夜を通して働いていると、気温が徐々に下がっていくのが体でわかります。

自動販売機のホットココアとおしるこだけが救いです☆

でもさすがにおしるこばっかりではカロリーが気になるので、たまにノンカロリーのダイエットコーヒーなんかにも手を出したりしています♪

ちなみにおしるこなどによく使われる大納言小豆。

煮ても皮が腹切れしにくいことから、切腹の習慣のない官位である大納言から名付けられたといわれているそうです。

大納言と聞くと、応天門を火事にした『伴大納言絵詞』を思い出してしまう。

大好きだった「マンガでみる日本史」に出てたなぁ。

小学校の図書館にあったんですが、たぶん学校で一番の読者だったんじゃなかろうか☆

ボロボロになるまで読んでいましたから。

寒くなると火の事故も多くなります。
皆さん、くれぐれも火の用心を。





一月の本棚 『タランの白鳥』

2008-01-23 17:41:00 | 本と日常
家の近所に白鳥が越冬する湖があります。

昔は氷結した湖の表面でスケートもできたそうですが、今はそこまで寒くなることはありません。

ボートに乗ることもできるので、よく遊びに行きました。
白鳥の姿も真近で見ることができます。

日本人にとって身近な鳥、白鳥ですが、実はずいぶん遠くから日本に来ているんです。

彼らは暖かい季節をシベリアや北極海に面したツンドラ地帯で過ごします。

そこで繁殖期を向かえ、子どもを育て、たっぷりエサを食べて子ども達の羽が充分大きくなった頃、冬になって寒さが厳しくなる前に、餌の豊富な南に旅立つ準備をします。

シベリアからサハリンを通る者。
カムチャッカ半島から千島列島を経由する者。
それぞれの道を通りながら、北の大地から日本の北海道へ。

途中の湖や池で何度も何度も休憩をとりながら、なんと3000キロから4000キロもの距離を旅するのです。

ちなみに幼い時の白鳥は、体の羽はまだ灰色がかっていて、成長するにつれて白くなっていくそうです。
まさに「みにくいアヒルの子」の物語そのままですね♪

北海道でひと休みした彼らは、本格的な冬の訪れを前にして、越冬のためにさらに本州の各地に飛び立っていきます。

春にまた北の大地で再会するために。

さて、今回ご紹介する本の作者、神沢利子さんは、福岡県で生まれ、幼少時代を北海道、樺太(サハリン)で過ごしました。

彼女の作品としては『くまの子ウーフ』などが有名です♪

アイヌの人々や、トナカイを飼う少数民族の住むサハリンの地で、神沢さんも空をおおう渡り鳥の群れをながめたり、いっせいに響き渡る水鳥の声を聞いたそうです。

「この若者と白鳥の少女の物語を、日本の少年少女に読んでほしい思いとともに、遠く彼の地のひとびとの胸にもとどけたいとねがっています。」  ―「おわりに」より―

オホーツク海に浮かぶ北の島に暮らす若者と、白鳥の少女の物語。

では、神沢利子さんのそんな思いの詰ったお話、*(キラキラ)*『タランの白鳥』*(キラキラ)*をご紹介しましょう☆

タランというのは湖の名前です。

若者の名前はモコトル。

海には海の神、山には山の神がいて、自分たちを守ってくれていると信じていた時代。

人々は魚を捕え、獣を狩り、木の実や山菜を採ったりしながら、いろりを囲んで日々を過ごしていました。

モコトルのお父さんは狩りの名人で、熊を何頭もしとめ、冬の海では海馬(トド)狩りの先頭に立つ勇者です。

お母さんは優しく美しい、芯のしっかりした女性で、モコトルを愛してくれます。

そんな両親に育てられ、スクスクと育つモコトルですが、二人とは辛い別れが待っています。

ひとりぼっちになり、父の代からいた、ソリを引くたくさんのソリ犬も、年老いたナムカ一匹だけとなり、つつましく暮していたモコトルですが、ある日、湖で氷に閉じ込められた一羽の白鳥を助けます。

氷ついた白鳥を胸に抱き、自分の土小屋に連れ帰るモコトル。

まだ若いその白鳥のたましいが、もう一度その体に戻ってくるよう、いろりにたき木をくべ、モコトルはいのります。

あたたかい火のそばで息を吹き返した白鳥に、ホッと胸を撫で下ろすモコトルとナムカ。
そして翌朝、モコトルが目覚めると、白鳥はその姿を消していました。

そんなことがあった数日後、モコトルの小屋を見知らぬ美しい娘が訪れ…

共同社会である村で暮らすモコトル。

モコトルの村では、チャムと呼ばれる、神のお告げをつたえたり、まじないやうらないを仕事としている人物が、大きな権力を持っています。

この男、モコトルの父親が生きていた時から、モコトルの一家を目の敵にしていました。

以前はモコトルの父親と仲が良かったとも聞きますが、両親が亡くなってからも、何だかんだとモコトルに意地悪をするのです。

村の人々も、この男を恐れ、なかなかモコトルを助けてやることができません。

それでもモコトルは、若木のようにしなやかで、敏捷な牡鹿のように立派な若者に成長します。

北の厳しい大地を舞台に、人間と、動物と、神話の共生する世界。

それは、架空の世界ではなく、きっと少し前の日本には確かに存在していた、そう感じることができる世界☆

うちの実家でも、このお正月、お供えのお餅を山や家の周りの神様に供えしました。

主人公、モコトルもいいですが、老犬ナムカが私は好きです♪

主人の帰りをじっと待つ姿。
海に消えた主人を村人があきらめても、一人その行方を追い、その知らせを聞いた妻が「ナムカが帰ってくるまでは」と夫の死を受け入れようとしない、それほど強い信頼で結ばれた人との関係。
そして、その二人の子どもであるモコトルを、年老いてからもジッと見守るその姿。

しかし、モコトルが、チャムからタラン湖に沈む大トドの青い瞳を探すように言いつけられた時、襲いくる一つ目の海馬に傷ついたモコトルをまるで守るかのように、湖から離れた小屋でそっと息を引き取るのです。

そしてその時、ナムカと共に家でモコトルの無事を祈っていた娘の姿も…

人間だけがこの世界の住人じゃない。
あたり前だけれど。

娘が村の子ども達に囲まれ、イチゴを摘んでいる時、子どもの一人に聞かれます。

「…どこからきたの。そりにのってかい」

ポイガというその女の子、お父さんの名前はガーグといいます。

「じゃあ、ポイガ、あんたはどこからきたの。どこからガーグのおうちにきたの」

「わかんない。あたい、ただ生まれたんだもの」

「あたしもなのよ」

厳しい寒さが続きます。
私が住む山間のこの小さな町にも連日雪が降りました。

小さないろりの炎を囲み、物も言わずせっせと手仕事に励むモコトルと娘。
かたわらにはナムカが安心しきって横になっている。

そんな風景が浮かんでくる、心あたたまる物語。

この冬、こんな物語はいかがでしょう☆










神沢 利子  作
大島 哲以  画
福音館文庫



「orbital period」(軌道周期)

2008-01-18 23:59:00 | 本と日常
音楽を聴いて、ボロボロ泣いています。

30代にもなって、何をそんなに泣くことがあるのかと、思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、30代は人知れず泣いているものなのです。

聞いていたのは「BUMP OF CHICKEN」(バンプ オブ チキン)のアルバム「orbital period」☆

彼らの唄が好きで、前から聞いていたのですが、その魅力はやっぱりその詩です♪(もちろん曲もいいです☆)

「ハンマーソングと痛みの塔」では、

 ♪小さな痛み溜まってた そいつをずっとしまってきた

 ♪これだけあれば許されないかな 少し優しくされるくらい

と歌い、痛みの詰った箱を積み上げ、その上から人々をながめて、自分は特別なんだと思い込む主人公を描く。

でも、その痛みの塔が高くなればなるほど、人々から離れてしまい、本当の孤独にさいなまれる。

 ♪ふいに聴こえたハンマーソング 下から順にダルマ落とし

 (中略)

 ♪皆アンタと話したいんだ 同じ高さまで降りてきて

感涙!!

「花の名」という曲は、映画『ALWEYS 続・三丁目の夕日』にも使われています。

この歌、成長した子どもがお母さんのために唄っていると思って聞くと、すごく泣けます(あくまで私の個人的な感想です)。

 ♪生きる力を借りたから 生きてる内に返さなきゃ

「飴玉の唄」も好き☆

 ♪死なない神様 僕らは祈らない

 ♪咳をする君の 熱に触れて 命を知るよ

家族のこと、自分のこと、いろいろなことがバアーとせまってきて、ボロボロ泣いてしまいました。

こんなに涙が自分の中にあったなんて驚きです。

歌はいいなぁ~





               作詞・作曲 藤原基央



『乳と卵』

2008-01-17 19:02:00 | 本と日常
第138回芥川賞、直木賞が決まりましたね。

芥川賞は川上未映子さんの『乳と卵』。

直木賞は桜庭一樹さんの『私の男』、だそうです。

申し訳ありませんが、お二人とも読んだことありません(苦笑)

川上さんは歌手もなさっているとかで、マスコミに取上げているところをチラッ見ましたが、作品は大阪弁で書かれていて、ちょっと興味ひかれました。

桜庭さんの名前は、本屋さんでは何度か見かけたことはあったのですが、手に取るまでにはいたりませんでした。

てっきり男の方だとばかり思っていましたし。

これでまたお二人の本が、本屋さんに大量に並びそう。

本屋さんに行くと、タイトルだけ見ていても面白そうな本がたくさんあって、ここ2、3年は特に新しい作家さんもたくさん出てきて(私が知らないだけで昔からいらっしゃたらすみません☆)、すごく豊作のような気がするのですが、それでも出版業界はやっぱり不景気なのかな?

ちなみに私が昔いたアニメ業界では、世の中が不景気なほど、作品があたるという神話がありました。

みんな夢を求めるから、かな?







『バッテリー』ドラマ化

2008-01-16 18:59:00 | 本と日常
このたびNHKでドラマ化される、あさのあつこさん原作、「バッテリー」の出演者記者会見のもようをTVで見ました。

原作の小説が好きで、文庫本で読んでいたのですが、映画化に続いて今回のドラマ化…

人気があるのは嬉しいけれど、ファンとしてはちょっと複雑。

主人公、巧(たくみ)役は、関西ジャニーズの子らしいのですが、イメージピッタリとはなかなかいきません。

まっすぐ前を見つめる巧の視線が印象的な作品。

小説と違ってドラマでどこまで心理描写を生かせるか。

心がガラス張りならいいのに…

4月から放送予定だそうです。
青波(巧の弟)のファンなので、たくさん出番があるといいなぁ。

見るにはそうとう度胸がいりそうだけれど。





メガネ

2008-01-11 23:59:00 | 本と日常
会社の上司が普段かけないメガネを一日中かけていました。

二割がた賢そうに見えるので不思議です。

自分もメガネをいつかかけたいと思いつつ、いっこうに目が悪くならないので、まだそのチャンスがありません。

先日、運転免許の更新に行った時も、小さなCまではっきり見えました。

何だかその上司が得意そうにかけているので、メガネの話題にはいっさい触れずにおきました。

明日もかけてくるのかな?





『悶絶スパイラル』

2008-01-10 18:49:00 | 本と日常
川上弘美さんと三浦しをんのエッセイが面白い♪

今日は本屋さんで注文しておいた川上弘美さんの

*(キラキラ)*『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』*(キラキラ)*

を受け取り、三浦しをんさんのエッセイ、

*(キラキラ)*『悶絶スパイラル』*(キラキラ)*

を立ち読みして来ました☆

川上さんの日記は5分の4くらいがホントの話らしいのですが、どこかホンワカ、でも気をつけないと引っかかれる、子持ちの猫みたいに油断のならない文章で、ついつい笑いがこぼれます♪

「風邪をひく。
 六年ぶりくらいに、お医者さんに行く。
 はりきって、よそゆきのブラジャーをしていく。迷ったすえ、パンツもよそゆきにする。」

で、お医者さんの前ではりきっておなかを出すのだけれど、看護婦さんが静かにTシャツを下げて隠してしまう(笑)

三浦しをんさんの方は、最初から下痢の話♪(尾籠な話ですみません*(汗)*)

トイレに15分間隔で行かなきゃいけないのに、どうしても欲しい本があって隣町の本屋さんに出かける。

駅で立ち寄り、本屋さんで駆け込み、目当ての本がなかったので近所の本屋さんに時間を気にしながらあわてて飛び込む。

まるでウルトラマンのカラータイマーみたい☆

本を探しているのかトイレを探しているんだか(笑)

こちらはプロレスラーの毒霧攻撃みたいなもので(実はプロレスのことはよく知りません、イメージです)、うわぁ~やられたってはいり込めればそうとう面白いですが、「それでなに?」なんて冷たく対応されるとちょっと厳しい内容♪(私は好きです。前に出た『しをんのしおり』も『人生激場』も買いました!)

とにかく文章が面白いので、文庫本になったら買おうと思っています☆(単行本では買わないところがそれっぽい♪)

2冊とも、思わず笑いがこみあげてくる内容なので、本屋さんの駐車場でも一人ニヤニヤ☆

対向車に気持ちよく道をゆずったりして、なんだかいい人になってしまいました。

笑いって必要ですね☆




カニ雑炊への遠い道

2008-01-08 18:40:00 | 本と日常
七草粥とはいかないまでも、三草粥くらいは作ろうと台所に立って、ふと見つけた袋詰めのインスタントみそ汁。

北陸に行った時おみやげに買った”カニのみそ汁”なんですが、一回飲んだだけでそのまましまい込んでいました。

…これを入れたらカニ雑炊になるかな?

あぁ、夢のカニ雑炊♪
これでできたらひき肉団子鍋に次ぐ新発見だ!(これもとっても安上がり☆)

期待と欲望を胸に、鍋にインスタントみそ汁を投入!!

え~

結論から言いますと。

………とっても微妙。

カニの風味は確かにほんのりするけれど、肝心のカニの食感が味わえないのがとっても痛い。

そんなにうまくいくわけないか。

ん!? まてよ!

もしかして、これにカニ風味かまぼこ(98円)を入れたら食感も味わえて、うまくいくんじゃないか?

おぁ、これはいいアイデアだ☆





このやる気とチャレンジャー精神をもっと他の有意義なことに使うことはできないものか…

ふと我にかえって、鍋に残ったカニ雑炊の夢のかけらを一人でそっと食べました。

こころなしか、ちょっとしょぱい…