私的図書館

本好き人の365日

12月の本棚スペシャル 2020

2020-12-31 21:22:07 | 本棚スペシャル

この年末、NHKで放送されたドラマ「岸辺露伴は動かない」を観ていました。

原作は人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物、岸辺露伴を主人公にしたスピンオフ作品。

主演の高橋一生さんが彼なりの岸辺露伴を演じていて面白かった〜

最近のNHKは「進撃の巨人」を放送したりして、どうしてしまったことか。

 

2020年もいろいろありました。

英国のEU離脱。

新型コロナウイルスの「パンデミック(感染症の世界的な大流行)」

東京オリンピック、パラリンピックの延期。

レジ袋有料化。

志村けんさんが新型コロナウイルスに感染し亡くなる。

菅新内閣発足。

GoToトラベルのドタバタ。

アメリカ大統領選でのトランプ氏敗北。

アニメ映画「鬼滅の刃」の大ヒット。

 

特にコロナウイルスは、私たちの生活様式さえ変えてしまいましたね。

今やレジに透明な仕切りがあるのは当たり前、マスクをしていないとタクシーにさえ乗れない。

映画館もソーシャルディスタンスを確保して観客は離れて座る。

今年は本屋に行く回数も減りました。

ローズマリーサトクリフのケルト神話のシリーズ。

中国人作家、劉慈欣さんの「三体」シリーズ第二部『黒暗森林』

70年代の少女漫画を支えたアシスタントを描いた『松苗あけみの少女まんが道』と

笹生那実さんの『薔薇はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記―』

あとはマンガや仕事関係の本。

今年は映画館に行けなかったので、Amazonのプライムビデオでたくさん映画を観ました。

「365日のシンプルライフ」も良かったし、「1917 命をかけた伝令」「グレイハウンド」も面白かった。

これもNHKだけどアニメ「映像研には手を出すな」

「呪術廻戦」「進撃の巨人The Final Season」

「鬼滅の刃」も好きだけれど、まさかここまで社会現象になるとは思ってもいませんでした。

アニメの話なんてしたことのない、会社の同僚も話題にするようになりましたからね。

 

昔から「不景気になるとアニメが流行る」とアニメ業界ではいわれて来ましたが、やはりコロナ禍の影響もあるのでしょうか。

 

今年は世界中がコロナに苦しめられた一年でしたが、ここ最近の感染者数の増加を見るに、まだまだ続きそう。

忘年会も新年会も今年は中止になりました。

私は自宅でおとなしく紅白を観て年越しです。

紅白見るなんて何年ぶりだろう?

来年は良い年になるといいですね。

 

それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。

 

 


12月の本棚スペシャル 2019

2019-12-29 03:06:24 | 本棚スペシャル

この年末、私は「鬼滅の刃」のアニメを見て過ごしています。

特に19話。Youtubeで海外の人の反応を見ちゃうくらい好き♪

同じアニメを見て感動できるって素晴らしい。

 

2019年もいろいろありました。

元号が平成から令和に変わり、それにともなう新しい天皇の即位の礼。

消費税が8%から10%に増税。

相次ぐ台風による被害。

イチローの引退。

あおり運転、京都アニメーション放火事件、桜を見る会、ローマ教皇来日。

元プロ野球選手の金田正一さんや元首相の中曽根康弘さん、作家の田辺聖子さんも亡くなりましたね。

それと享年69歳で亡くなったマンガ家の吾妻ひでおさん。『失踪日記』は今も読み返す名作でした。

 

個人的には小さなことですが視力が落ちたことがショックでした。

本はまだ読めるのですが、絵が描きにくい。来年はメガネ作らなくっちゃいけないかな。

 

今年もあまり本は読めませんでしたが、今年一番の出会いといえばやはりこれ!

中国の作家、劉慈欣さんのSF小説 『三体』 

 

著者 : 劉慈欣
早川書房
発売日 : 2019-07-04

 

これは面白かった。

三部作のまだ第一部なので続きが楽しみです。

 

NHKの朝の連続テレビ小説ではアニメーション制作をあつかった「なつぞら」が放送されました。

作品でアニメーションの時代考証を担当したのが小田部羊一さん。「ハイジ」や「母をたずねて三千里」のキャラクターデザインで知られています。

その関係で読んだのが、『漫画映画漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部羊一』

 

著者 : 小田部羊一
講談社
発売日 : 2019-09-04

 

自分も昔アニメーターをやっていましたが、それよりずっと以前のアニメ制作の現場が詳しく書かれていて、とても興味深かったです。

 

その他で買った本はこんな感じ。

 

川上弘美さんの『東京日記5赤いゾンビ、青いゾンビ。』(平凡社)

COCOさんの『今日の早川さん4〔限定版〕』(早川書房)

高千穂遙さんの『ダーティペアの大跳躍 (ダーティペア・シリーズ 8)』(早川書房)

久坂部羊さんの『介護士K』(KADOKAWA)

新井素子さんの『ゆっくり十まで』(キノブックス)と『この橋をわたって』(新潮社)

新井素子編『ショートショートドロップス』(キノブックス)

村田沙耶香さんの『地球星人』(新潮社)

梨木香歩さんの『椿宿の辺りに』(朝日新聞出版)と『やがて満ちてくる光の』(新潮社)

ルーシー・モード・モンゴメリの『ストーリー・オブ・マイ・キャリア 「赤毛のアン」が生まれるまで』(柏書房)

稲垣栄洋さんの『生き物の死にざま』(草思社)

 

これにマンガ本と文庫本が少々。

今年は海外作家の本が少なめでした。

私の好きなEテレの番組に「100分de名著」というのがあるのですが、そこでドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が取り上げられたのは嬉しかった。

末弟のアリョーシャはドフトエフスキーの多くの作品の中でも忘れられないキャラクターです。

 

今年の年越しは特別なことは何もせず、おせち料理も買わないので普段の日常と同じお正月を送るつもりです。

「働き方改革」なのかやっと日本の企業も正気を取り戻したのか、年末年始に休みになるお店が増えそうなので食料品は買い込みますけどね。

年賀状のイラストは干支とか関係なくこんな感じ(笑)

 

 

それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。

 

 


12月の本棚スペシャル 2018

2018-12-31 23:18:51 | 本棚スペシャル

 

今年一年の振り返り。

読書量はめっきり減ってしまっていますが、新しく購入した本。

 

著者 : 森薫
KADOKAWA
発売日 : 2018-02-15

 

著者 : 森薫
KADOKAWA
発売日 : 2018-12-15

 

著者 : 永野護
KADOKAWA
発売日 : 2018-02-10

 

著者 :
岩波書店
発売日 : 2014-01-17

 

早川書房
発売日 : 2003-09-30

 

著者 : 川原泉
白泉社
発売日 : 2017-07-05

 

著者 : 小島すがも
東邦出版
発売日 : 2018-05-01

 

著者 : 日向理恵子
童心社
発売日 : 2017-05-08

 

著者 : 日向理恵子
童心社
発売日 : 2018-06-19
 

 

著者 : 東山彰良
講談社
発売日 : 2017-11-22

 

著者 : 夏川草介
小学館
発売日 : 2017-01-31

 

著者 : 森下典子
パルコ
発売日 : 2018-10-07

 

著者 : こだま
扶桑社
発売日 : 2017-01-18

 

著者 : 穂村弘
講談社
発売日 : 2018-05-23

 

シリーズ物の続きが多くて、あまり新作開拓してないなぁ。

仕事が忙しいということもありますが、立ち読みで済ませてしまった本も多いので、購入は少なめ。

しかもほとんどがポイントで図書券やらネット通販やらで買ったもの。

景気回復の実感がまったくなくて、むしろ生活は苦しくなっているので、我が家はずっと緊縮財政です。

 

来年は天皇退位、新元号、消費税増税やらなんやらあるし、国外もキナ臭いし、東京オリンピックも迫ってくるしで、慌ただしくなりそう。

私も年末年始返上で仕事入っているし、年賀状も大晦日の今朝投函しました。

大掃除は・・・ま、いいか(笑)

 

それでは皆さん、良いお年を。

 


12月の本棚スペシャル 2017

2017-12-30 00:00:00 | 本棚スペシャル

私の2017年、私的重大事件は親知らずを抜いたことです。

 

あまり本が読めなかった2017年の振り返り。

 

 

 

著者 : 九井諒子
KADOKAWA/エンターブレイン
発売日 : 2015-01-15
 
著者 : 東山彰良
講談社
発売日 : 2017-07-14

 

著者 :
中央公論新社
発売日 : 2016-04-21
 
 
 
 
 
 
 

 


12月の本棚スペシャル2014

2014-12-27 22:00:25 | 本棚スペシャル

いよいよ今年も押し迫って来ましたね。

私はこれから年賀状を書いたり、大掃除したりしなきゃいけません(苦笑)

毎年いっていますが、どうして早め早めにできないのか。お尻に火がつかないと行動できないんです。

 

消費税の増税に自然災害、「STAP細胞」に号泣議員、クリミア半島のロシア編入に年末の総選挙と、まだまだ書き切れないほどいろいろあった2014年ですが、個人的にも紆余曲折、かなり刺激的な一年でした。

 

相変わらずなのは、本棚からあふれ出している本。

これも片付けないと。

今年はNHKの朝ドラ「花子とアン」で私の大好きなモンゴメリの『赤毛のアン』の翻訳者、村岡花子さんが取り上げられたことが大きかった!

おかげで村岡花子さん関連の本や、村岡さん自身の書かれた物を読む機会が多かったです。

その他、私が今年読んだ中で印象に残った本は(特に今年発売されたものに限りません)・・・・・・

 

梨木香歩『冬虫夏草』(新潮社)

ローズマリ・サトクリフ版『ベーオウルフ ―妖怪と竜と英雄の物語―』(原書房)

井上ひさし『子どもにつたえる日本国憲法』(講談社)

竹下文子『黒ねこサンゴロウ』シリーズ(偕成社)

森川ジョージ『会いにいくよ』(講談社)

川上弘美『東京日記4不良になりました』(平凡社)

柏葉幸子『つづきの図書館』(講談社)

ジョー・ウォルトン『図書室の魔法(上・下)』 (創元SF文庫)

佐々涼子『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』(早川書房)

乙骨淑子『ピラミッド帽子よ、さようなら』(理論社)

玉川重機『草子ブックガイド』(講談社)

ボルヘス『伝奇集』(岩波文庫)

新井素子 『銀婚式物語』(中公文庫)

などなど。

 

特に、佐々涼子さんの『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』は、東日本大震災直後から、被災した日本製紙石巻工場の再生を追ったノンフィクションで、普段私たちが手で触れている紙が、どんな思いで作られ、あの震災をどう乗り越えて私たちの手元に届くようになったのかを克明に描いていて、ちょっと紙の本に対する見方が変わったくらい印象に残りました。

 

エンターテイメントとして面白かったのが、ジョー・ウォルトンの『図書室の魔法(上・下)』

SF好きにはたまらない名作の数々が、英国の女の子の目線で物語に登場しますが、この女の子が一癖も二癖もあって、イギリスらしい批判とユーモアにあふれたストーリーになっています。

あと、本好きさんに読んで欲しいのが、玉川重機さんのコミック『草子ブックガイド』

こちらは日本の女の子が名作の数々を「ブックガイド」として毎回紹介するのですが、この紹介がとってもいい!

「本が生きることの救い」であることは『図書室の魔法』と共通していますが、主人公の性格は全然違います(苦笑)

でも、きっと世界中に「本が生きることの救い」になっている”魂の友人”はたくさんいるんでしょうね。この2冊の本の作者のような。

 

う〜ん、生きることの救いにはなるけれど、片付けや掃除の手伝いにならないのは困りもの。

本にはよくないとわかっていながら、とりあえず段ボール箱に入れてある分も本当は何とかしたいんですけどね。

本の置き場所の解決策としても注目された電子書籍。

電子書籍元年と何度もいわれてきましたが(笑)、電子書籍はサービスが終了してしまったら読めなくなってしまう可能性がありますからね(電子書籍は所有権ではなくあくまで利用権の売買)

このブログだっていつ消えてしまうかわからないし、クラウドサービスに保存した写真などのデータも、サービスを提供している会社がつぶれたらどうなることやら。

そんなこと言い出したら、自分だって永遠に生きられるわけじゃないと言われそうですが、それはそれ、これはこれなんです(笑)

やっぱり本は紙の本で持っていたい。

ま、最近は割り切って、(私が保管しなくても、図書館や他のもっとちゃんとしたひと達が保管しておいてくれている)と思うこともないことはないんですけどね。

あぁ、未練たらたら(苦笑)

今年も本の山を前にして、こんなもんもんと堂々巡りをしながら年をこえそうです。

人間って矛盾だらけですね。

こんな状態でも買いたくなるような、そんな本が来年もたくさん出版されたらいいなぁ(笑)

 


12月の本棚スペシャル 2013

2013-12-29 01:05:15 | 本棚スペシャル

2013年も残り3日。

山はすっかり雪で白くなりましたが、まだ里には下りてきていません。

今年はいつまでも暑い日が続いたり、伊豆大島やフィリピンで大きな被害を出した大型台風が相次いで発生したり、小笠原の海底火山が噴火して新しい島が出来たりと、自然の猛威も印象的な年でした。

何日か前には安倍総理が総理大臣として靖国参拝をしていましたね。

中国や北朝鮮、韓国との外交問題に加え、自衛隊による弾薬供与が承認されたり、特定秘密法が制定されたり、来年4月からの消費税増税が決定したりして、内政も大きく動いた年でした。

 

個人的には京都と大阪への小旅行が楽しかったなぁ♪

ビブリオバトルというのにも初めて参加しました。

そしてドラマが熱かった!!

私のベスト10はコレ!

1位 「あまちゃん」

2位 「半沢直樹」

3位 「宇宙戦艦ヤマト2199」

4位 「孤独のグルメSeason3」

5位 「めしばな刑事タチバナ」

6位 「おとりよせ王子」

7位 「空飛ぶ広報室」

8位 「カラマーゾフの兄弟」

9位 「クロコーチ」

10位 「ビブリア古書堂の事件手帖」

ま、10位は原作がよかったのでオマケです(苦笑)

 

本はあまり読めていないので、もっといい本がたくさんあるとは思いますが、私が読んだ中で印象に残った本(特に今年発売されたものに限りません)。

片山ユキヲ
『花もて語れ』(小学館)

新井素子
『イン・ザ・ヘブン』(新潮社)

ルイザ・メイ・オルコット
『花ざかりのローズ』(角川文庫)

ロバート・F・ヤング
『たんぽぽ娘』(河出書房新社)

森薫
『乙嫁語り 5巻』(エンターブレイン)

埜納タオ
『夜明けの図書館(2)』(双葉社)

出久根達郎
『佃島ふたり書房』(講談社)

堀辰雄
『風立ちぬ』(新潮社)

高楼方子
『時計坂の家』(リブリオ出版)

重松清
『きみの町で』(朝日出版社)

 

マンガと古典が多いなぁ(笑)

村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)は読みました。

あとは池井戸潤さん、梨木香歩さん、野溝七生子さん、吾妻ひでおさん、佐藤さとるさん、角野栄子さん、日向理恵子さん、小山清さん、白石一文さん、鶴田謙二さん、J・D・サリンジャーなどなど。

一度ならず何度も何度も読んでいるのがウォーデンの『森の生活』

あとハマッたのが、睡眠時間をけずってやっていた「艦これ」というオンラインゲーム(笑)

第二次世界大戦の日本海軍をモデルにした艦隊育成シュミレーションゲームなんですが、これが面白かった♪

おかげで「スラバヤ沖海戦」とか「アイアンボトム・サウンド(鉄底海峡)」とか詳しくなりました。

 

そして今年はなんといっても宮崎駿監督の新作、映画「風立ちぬ」が公開されましたよね!!

 

これはジブリ作品というより、宮崎駿の到着点としてすごく意義のある作品だったと個人的には思います!

その宮崎駿監督も今年、長編映画からの引退を表明しました。

 

今年の1月に立てた目標は「新しいことへの挑戦」だったけれど、去年より少しは成長できたかな?

まだ年賀状も書き終わっていないし、お正月に友達の家で開催されるカードゲーム大会のデッキも構築しなくちゃいけないし、大掃除もしなくっちゃ。

来年の目標は「計画的な行動を心がける」にしようかな?(苦笑)

 


12月の本棚スペシャル 2012

2012-12-27 08:08:52 | 本棚スペシャル

怒涛の2012年もあとわずか。

早かったような遅かったような、仕事でもプライベートでもいろいろあった年でした。

まさかアパートが競売にかけられるなんてねぇ(苦笑)

 

一番印象に残っているのは、なんといっても5月に行った宮城県でのボランティア活動。

たった3日間でしたが、宮城県七ヶ浜で震災の残したガレキ拾いなどをしました。

一緒に行った長野県の皆さん、現地でよくしてくれた七ヶ浜ボランティアセンターの皆さん、共に働いた神戸や神奈川、東京などからこられたボランティアの皆さん、そしてご苦労なさっているのに私達に温かい言葉をかけて下さった被災者の皆さん、大変お世話になりました。

あの3日間の体験は今でも私の生きる力になっています!

ありがとうございました♪

 

今年は生まれて初めて沖縄にも行きました。

ひめゆりの塔、ガンガラーの谷、美ら海水族館に首里城と、レンタカーで沖縄本島を南から北へ。

住宅街を飛び交う普天間基地のアメリカ軍飛行機の騒音も体験して来ました。

食堂のおばちゃん、お土産屋のお兄ちゃん、ツアーコンダクターのお姉さんに、レンタカー屋さんとホテルのフロント係りさん。

沖縄の人って何かしゃべっていても安心感があるんですよね。

その節はお世話になりました。

また行きたいなぁ。

 

そしてこのブログの本来の目的、本の紹介の方ですが、こちらは年々読む時間が少なくなってきているような気がします。

そこはちょっと反省。

でも言い訳すると(させて下さい!)、仕事でほぼ毎日12時間働いて、家に帰って炊事に洗濯、買い物にも行って税金払って図書館と本屋さんと古本屋巡りをして、映画もチェックして、たまにバイクでツーリングに出かけて、温泉と岩盤浴に趣味の神社仏閣巡りをして、博物館と美術館の特別展なんかに出かけていると、ホントに忙しいんです。

・・・アレ?

自分の楽しみばっかだな(苦笑)

 

今年読んだ本の中で印象に残っているものは・・・(特に今年発売された物というわけじゃありません)

 

『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(理論社) 梨木香歩 著

『パットの夢』 (角川文庫) ルーシー・モード・モンゴメリ 著/谷口由美子 訳

『フルダー・フラムとまことのたてごと』、『コルと白ぶた』(評論社) ロイド・アレグザンダー 著/エバリン・ネス 絵/神宮 輝夫 訳

『洟をたらした神』(弥生書房) 吉野せい 著

『茨木のり子集 言の葉Ⅰ』(ちくま文庫) 茨木のり子 著

『果樹園のセレナーデ』(新潮文庫) ルーシー・モード・モンゴメリ 著/村岡花子 訳

『楽園のカンヴァス』(新潮社) 原田マハ 著

『きみはいい子』(ポプラ社) 中脇初枝 著

『まじめな時間(1)』、『まじめな時間(2)』(アフタヌーンKC) 清家雪子 著 

『これでよろしくて?』(中央公論新社) 川上弘美 著

 

とりあえず10冊(絵本、マンガは2冊で1冊勘定)選んでみましたが、まだまだ良かった本はたくさんあります。

先日文庫本最新刊が発売されたばかりの、萩原規子さんの『RDG レッドデータガール』シリーズ(角川書店)も面白かった♪

梨木香歩さん、原田マハさんの本は他のタイトルも読みましたし、小川洋子さん、三浦しをんさんの本も面白かった。

新井素子さんの『銀婚式物語』(中央公論新社)や、ソローやカフカを扱った本、『蜩の記』(祥伝社)や『見残しの塔』(新宿書房)などの時代小説も読みました。

今年はSF作家のブラッドベリが亡くなったので、その作品もいくつか。

来年にはドラマも放送される『ビブリア古書堂』シリーズ(アスキー・メディアワークス)も楽しかったし、森薫さん、益田ミリさん、ヤマザキマリさんのコミックなども読み漁っていました。

あぁ、今年も本棚にあるドストエフスキーやラブレーの本が読めなかった・・・

ムアコックの「エルリック・サーガ」なんて読み終わるのに何年かけてんだ?

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品はいつ文庫化してくれるのさ?

 

映画も今年は『おおかみこどもの雨と雪』があったし、『グスコーブドリの伝記』、『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』も映画館に観に行きました。

さらに何といっても今年一番の話題は『指輪物語』の原点、『ホビット~思いがけない冒険~』が公開されたことでしょう☆

もうトールキンファンとしては感涙もの♪

自民党政権には期待できないけれど、『ホビット』三部作の続きがあるから来年も頑張って生きていけます!

 

今年は引越しもしたので、ずいぶん本も整理しましたが、12月現在、本棚からあふれた本が畳みの上に山と積まれている状況になってしまいました。

来年は本棚買わなきゃダメかな・・・

 


12月の本棚スペシャル

2011-12-11 21:45:00 | 本棚スペシャル
2011年もあと半月あまりとなりましたね。
冬を迎え、東日本大震災の被災地のことが気になりますが、最近では現地の様子を伝えるニュースも少なくなってしまったように感じます。仮設住宅や避難先で困難な生活を余儀なくされている人のためにも、せめて今年の冬はあまり寒くならないで欲しいなぁ。

1年を振り返るにはまだちょっと早い気もしますが、毎年恒例、今年読んだ本を整理したいと思います。

今年はいろいろありすぎて、あまり本を読む気になれなかったこともあり、気軽に読めるエッセイやコミックが多かったような気がします。
古い本を探して読むことも少なかったです。そのせいか去年に比べたら新刊本を読む機会が増えました。

まずは印象に残ったベスト本。(必ずしも今年出版された作品ではありません)

『水辺にて』 梨木香歩(ちくま文庫)
『氷の海のガレオン/オルタ』 木地雅映子(ポプラ文庫ピュアフル)
『それでも人生にイエスと言う』 V・E・フランクル(春秋社)
『プラテーロとわたし』 J・R・ヒメネス(理論社)
『神様2011』 川上弘美(講談社)

どの本も私の心にすごく響きました。
言葉の力、小説の力、人間の力を見せつけられた感じ。
この本に出会えて本当によかった☆

今年はSFも面白い作品が多かったです。

『華竜の宮』 上田早夕里(早川書房)
『地球移動作戦』 山本弘(ハヤカワ文庫JA)
『MM9-inovasion-』 山本弘(東京創元社)
『新銀河ヒッチハイク・ガイド』 オーエン・コルファー(河出文庫)

涙なしでは読めなかったのが、

『アントキノイノチ』 さだまさし(幻冬舎文庫)

映画化もされましたね。早くTV放送しないかな。

あとはジャンル的にはファンタジー? ミステリー? とにかく面白い作品♪

『メルストーン館の不思議な窓』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(東京創元社)
『どこからも彼方にある国』 アーシュラ・K・ル=グィン(あかね書房)
『折れた竜骨』 米澤穂信(東京創元新社)

ファンタジーの女王と呼ばれ、ジブリ映画「ハウルの動く城」の原作者でもあるダイアナ・ウィン・ジョーンズさんは、2011年3月26日、76歳で永眠されました。
すごく残念です。

その他のジャンルで心に響いたのは…

『森崎書店の日々』 八木沢里志(小学館文庫)
『僕達は世界を変えることができない。』 葉田甲太(小学館)
『四畳半王国見聞録』 森見登美彦(新潮社)
『きらりうたこ』 牧野和子、原案杉原萌(小学館スクウェア)
『金子みすゞ童謡集』 金子みすず(ハルキ文庫)
『続・星守る犬』 村上たかし(双葉社)
『乙嫁物語3』 森薫(エンターブレイン)
『チッチのひ・み・つ』 みはしちかこ(学研パブリッシンング)
『下町ロケット』 池井戸潤(小学館)
『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』 原作K.Kajunsky作画ichida(PHP研究所)
『人質の朗読会』 小川洋子(中央公論新社)
『困っているひと』 大野更紗(ポプラ社)
『上を向いて歩こう』 のぶみ(講談社)
『日本人なら知っておきたい日本文学』 蛇蔵&海野凪子(幻冬舎)
『舟を編む』 三浦しをん(光文社)
『百歳』 柴田トヨ(飛鳥新社)
『詩の礫』 和合亮一(徳間書店)

『上を向いて歩こう』は、震災ボランティアとして活動された絵本作家のぶみさんの体験記マンガ。
『詩の礫』は福島在住の詩人和合亮一さんが、ツイッターでつぶやき続けた原発事故直後の福島の現実です。

今年はモンゴメリ作品は次の2冊だけ。

『ストーリー・ガール』、『ストーリー・ガール2黄金の道』 ルーシー・モード・モンゴメリ(角川文庫)

パトリシア・A・マキリップの「イリスの竪琴」シリーズ3部作は、いま3巻目を読んでいるところ。

『星を帯びし者』、『海と炎の娘』、『風の竪琴弾き』 パトリシア・A・マキリップ(創元推理文庫)

続きが楽しみなのは、

『RDGレッドデータガール~はじめてのお使い~』 荻原規子(角川文庫)

あとは、

『おしまいのデート』 瀬尾まいこ(集英社)
『ようこそ絵本館へ』 あさのあつこ(文藝春秋)
『マボロシの鳥』 太田光(新潮社)
『和菓子のアン』 坂本司(光文社)
『この世で一番大切な日』 十川ゆかり(サンクチュアリ出版)
『明日のマーチ』 石田衣良(新潮社)
『我が家の問題』 奥田英朗(集英社)
『オジいサン』 京極夏彦(中央公論新社)
『苦役列車』 西村賢太(新潮社)
『突撃! 自衛隊妻3』 日辻彩(ぶんか社)
『中国嫁日記』 井上純一(エンターブレイン)
『ポニーテール』重松清(新潮社)
『W/Fダブル・ファンタジー』 村山由佳(文藝春秋)
『川の名前』 川端裕人(ハヤカワ文庫)
『あつあつを召し上がれ』 小川糸(新潮社)

とても書き切れないので、エッセイは著者名だけを列記しておきます。

伊坂幸太郎、江國香織、岸本佐知子、佐野洋子、林真理子、村上春樹、村上龍、その他。

中でも佐野洋子さんのエッセイは3冊ほど読みました。
代表作『100万回生きたねこ』も好きですが、辛口エッセイストとしての佐野さんも面白い♪

シンプルライフを目指して今年はあまり本を買わなかったので、立ち読みで済ませた本もたくさんあります。気が早いですが、来年はどんな面白い本が読めるかな?

…その前に本棚で眠っているまだ読めていない本を読まなくちゃ。





十二月の本棚 スペシャル

2009-12-19 22:08:00 | 本棚スペシャル
今年も押しせまってまいりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

昨日から雪が降り続けているので、私は外出もせずに引きこもっています。
引きこもりといっても、誰も料理も掃除も年賀状書きもしてくれないので、掃除をしながらカレーを作りました。
年賀状は毎年自分でデザインするので現在思案中。毎年12月に行っている本棚の整理もしました。今回は新しい本棚も購入して本格的。その中から何冊か紹介したいと思います☆

まずは年末年始の読書用に仕入れた本。

『もつれた蜘蛛の巣』(角川文庫)

これは「赤毛のアン」の作者ルーシー・モード・モンゴメリの一冊。

亡くなったベッキーおばの遺言のせいで、ダーク家とペンハロウ家の人々は大騒ぎ♪
果たして家宝の「水差し」の行方は?

『幽界森娘異聞』(講談社文庫)

こちらは笙野頼子さん。

猫を拾ったかつての文学少女が通りで見かけたのは文豪の娘で故人。
森鷗外の娘、森茉莉を「森娘」と名付けた作者の森茉莉賛歌?
この本を読む前にと森茉莉さんのエッセイ『貧乏サヴァラン』(ちくま文庫)も読みました。

「だいたい贅沢というのは高価なものを持っていることではなくて、贅沢な精神を持っていることである。」(「ほんものの贅沢」)

バスの中でカラオケをしながらおいしいものを食べに行くおばさん連中や、即席ラーメンやどこの店も同じなハンバーグを食い、つまらなくてあくびの出る女と歩いているのは本当の楽しさではないと一刀両断し、「…朝おきて窗(窓)をあけると、なにがうれしいのかわからないがうれしい。歌いたくなる。髪を梳(す)いていると楽しい。卵をゆでると、銀色の渦巻く湯の中で白や、薄い赤褐色の卵がその中で浮き沈みしているのが楽しい。そんな若い女の人がいたら私は祝福する。」(「楽しむ人」)と独自の美意識を展開しています♪

少しは共感できるところもありますが、やっぱり森茉莉ってお嬢様なんですね~
ちょっと鼻に付く感じ?(苦笑)

あとは、ロバート・J・ペトロ著山川紘矢+山川亜希子訳

『秘密の本 新版ホワンの物語』

オビの宣伝文句には「運命を切り開く成功哲学の寓話」とあります。
この本は翻訳者の名前だけで買いました☆

その他、本棚に並んでいる本は…

『また、つかぬことをうかがいますが…』(ハヤカワ文庫)

英国の週刊科学雑誌「ニュー・サイエンティスト」のQ&Aコーナーに寄せられた質問を文庫化した第2弾。
「扇風機の羽根の数はどうやって決まっているの?」とか、「ふけ用シャンプーはどうして効くの?」といった素朴な疑問に科学者もタジタジ?

フランスの作家ラブレーの「ガルガンチュアとパンタグリュエル」の第4回。

『第四の書』

巨人の親子、ガルガンチュアとパンタグリュエルが活躍するブラックジョーク満載の破天荒な物語。

ディズニーで映画化もされた『クリスマス・カロル』の作者ディケンズの、

『ディヴィッド・コパフィールド』(1巻~4巻)
『大いなる遺産』(1巻~2巻)
『二都物語』(1巻~2巻)

こちらも映画化されたベルンハルト・シュリンクの

『朗読者』

幻想の紡ぎ手パトリシア・A・マキリップの短編集。

『ホアズブレスの龍追い人』

日本の作家、重松清さんの作品。

『流星ワゴン』
『ビタミンF』

などなど。

その他、

『大久保町の決闘』田中哲弥
『這いよれ! ニャル子さん』逢空万太
『ミミズクと夜の王』紅玉いづき

…太田忠司さんの『3LDK要塞山崎家』も読みたい。
あと笙野頼子さんの『硝子生命論』も。

ケネス・グレーアムの

『たのしい川べ』

ワイルダーの

『大草原の小さな家』シリーズ(全9冊)

マイケル・ホーイのネズミの時計屋ハーマックスⅠ

『空いっぱいに恋してる』

アーシュラ・K・ル=グィンの

『西のはての年代記』(Ⅰ~Ⅲ)

今年の収穫は角川文庫でモンゴメリの新装版が発売されたことと、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「クレストマンシー」の新作が読めたこと♪
あとは何といっても角野栄子さんの「魔女の宅急便」の最終巻、

『魔女の宅急便その6 それぞれの旅立ち』☆

これは良かった~

アメリカの作家ロイド・アレグザンダーの作品もいくつか手に入って収穫の多い1年でした。
まだ振り返るには早いか。

今年はあと3日ほど会社に通ったら仕事納めです。

早く年賀状書かなくっちゃ。

十二月の本棚スペシャル

2007-12-28 19:38:00 | 本棚スペシャル

今日は会社の仕事納めでした。

個人的にはもう一日くらい出社しないといけないのですが、まぁ、今年の仕事はほとんどお終いです☆

よく働いたなぁ~

体もご苦労さま。よく1年もってくれました。

明日くらいからようやく大掃除に取り掛かれます。

もともと狭いアパートなんですが、服やCDやその他雑多なものがあふれかえっているので、とりあえず床が見えるようにしないと(苦笑)

そして今年もたまってしまった本の数々。
読もう読もうと思いつつ、まだ読んでいない本や読みかけの本を、ここで少し紹介しましょう☆

まずは角野栄子さんの「魔女の宅急便」シリーズ♪

『魔女の宅急便その5 魔法のとまり木』

19歳になった主人公のキキ。
さてどんな物語なんだろうと読みはじめたのですが、ちょっとズルして最後のページを見て見ると、なんと20歳になったキキととんぼさん(キキのボーイフレンド)がいい雰囲気に!

しかも次回のお話は、この2年後に二人が○○した、さらに13年後のお話だっていうから…15年後!?
キキが35歳!?

どんなお話なんだろう♪

次はミヒャエル・エンデの『はてしない物語』によせて、ドイツの作家さん5人がそれぞれの物語を描くシリーズの5冊目。
ペーター・デンプフの

『ファンタージエン 言の葉の君』

いよいよアトレーユが登場♪♪

虚無が迫り崩壊の危機にあるファンタージエンで、一人虚無に立ち向かうアトレーユ。
そのアトレーユから使命を託されることになる霧小人の少女キーライ。

「言の葉の君を捜してくれ」

その言葉に、すべてを捨てて旅に出る少女!!

『はてしない物語』が大好きなので、このお話も続きが気になります♪

あと順番を待っているのは、イギリスの作家ロバート・ウェストールの

『禁じられた約束』
『弟の戦争』
『かかし』

フランスの作家、バルザックの

『ゴリオ爺さん』『知られざる傑作』

日本の作家さんの本はすぐ読んでしまうので、読みかけの本はちょっと少なめ。
その中で残っているのは、あさのあつこさんの

『NO.6』(#1.#2)

楽しみにとっている、新井素子の

『ハッピー・バースディ』

楽しみといえば、ゆっくりゆっくり読んでいるのが、イギリスの作家ミス・リードの

『村の学校』
『村の日記』
『村のあらし』

そして私の大好きな作家、ルーシー・モード・モンゴメリの

『銀の森のパット』
『マリゴールドの魔法』

ちょっとお互いの気持ちがピッタリ合うタイミングを待っている本が、ドストエフスキーの

『白痴』
『悪霊』

ゲーテの

『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』(上中下)

チャールズ・ディケンズの

『デイヴィッド・コパフィールド』(1~4)

小林多喜二の

『蟹工船』

小川洋子さんの

『アンネ・フランクの記憶』

あとSFだと、ラリイ・ニーヴンの

『リングワールドの玉座』

…なんだか、自分で自分の無計画ぶりに胸が苦しくなってきた。

本との出会いは偶然の要素が強いので、その気になった時はついつい後先考えずに買ってしまうんですよね。

あとは、マイケル・ムアコック、ラブレー、オースティン、シャーロット・ブロンテ、エミリー・ブロンテ、トマス・ハーディ、ジュウル・ルナアル、デイビット・ヒューム、オニール、ミルトン、アーシュラ・K・ル=グィンなどなど。(作者名のみ)

あぁ、いつになったら読めるんだろう?




本棚の冒険 望郷編

2004-12-31 15:50:00 | 本棚スペシャル
今月は、我が家の本棚に詰め込まれてあふれかえっている文庫本の数々を紹介しています☆

この一年、出会いがあるたびに買い込んできたので、ついに本棚の容量をオーバーして、床の上にまで侵食してきてしまいました。
やれやれ、来年は新しい本棚を買わなくっちゃ。

まずは一番上の棚から

かわいい王女さまが、ニューヨークの街に飛び出して大騒ぎ。
氷室冴子版ローマの休日、

「レディ・アンをさがして」

ポスターのように切り取られた風景が思わず浮かんでくる、喜多嶋隆のラブ・ストーリー

「パイナップル巨人軍」
「ボディ・ガードに花束を」
「ラスト・ダンスは、裸足で」

濃い碧、蛍星、綺羅星波止場、蜻蛉、硝子。
美しい日本語の響きと、どこかはかない物語が魅力の長野まゆみの作品☆

「カンパネルラ」
「宇宙百貨活劇」
「夏至南風」 他

「クラッシャージョウ」シリーズも好きだったけれど、このシリーズも大好き♪
過激な美女が宇宙狭しと活躍(破壊活動ともいう…)する、高千穂遙の人気シリーズ。

「ダーティペア・シリーズ」①~③+外伝

”神”に戦いを挑む人間の姿を描いた、山田正紀のデビュー作。

「神狩り」

信仰とは?
人間とは?
と、問いかける遠藤周作の

「深い河」☆

プロジェクトXみたいな話がてんこ盛り。
とっても面白い上前淳一郎の

「読むクスリ」

桂三枝の

「桂三枝の傑作落語大全集②」

イッセー尾形、森田雄三の

「ヘイ、タクシー」

イッセー尾形さんの一人芝居好きなんですよ♪
舞台を観に行くわけにはいかないので、TV放送されるものや、出演している番組などをチェックしています。

澁澤龍彦
「女のエピソード」

マリー・アントワネットから、ジョルジュ・サンド、和泉式部に、細川ガラシア夫人。聖母マリアに、王昭君。サロメにサッフォーといった、古今東西の女性にまつわるエピソードを集めたエッセイ集です。

曽野綾子、田名部昭
「ギリシアの神々」

こちらはギリシアの神々にまつわるエピソード。
オリュンポスの神々から、最初に泥から作られた女、パンドラの話。半人半馬のケンタウロ族の誕生に、蠍に追いかけられるオリオンの話。メドュウサにアンドロメダ、イカロスの翼にゴルディオンの結び目。興味深い話がたくさんあります。

グラフィティ・歴史謎辞典⑤ 吉村作治先生監修の
「コーランの世界」

さだまさしの書いた小説
「解夏」

次の棚は、日本一遅筆で有名なSF作家、火浦功の作品群。
仮免許中のマッドサイエンティストの女の子、みのりちゃんが活躍する
「みのりちゃんシリーズ」☆

お弁当のウィンナーをタコにしていただけなのに、”ちょっとした手違い”で台所を跡形も無く吹き飛ばしたりするみのりちゃん。
どうしてそうなるのか、読者には納得のいかないことでも、みのりちゃんは一言で片付けます。
「コツがあるのよ」

史上最強のお間抜け女子高生、永井のりこ(15才)が転校した先の学校は、なぜかダンジョンの中にあった。

東京は世田谷の地下を舞台に繰り広げられる抱腹絶倒のR.P.G.小説!
「ひと夏の経験値」

企画の段階で、「パトレイバー」と抱き合わせで持っていったら、そっちの方が先に世に出てしまったという、

「未来放浪ガルディーンシリーズ」①~③+外伝2冊☆

歌って踊ってベタも塗れる機動メカ、ガルディーンがパイロットの<筋肉娘>、男として育てられたコロナ姫の活躍を、ただただ眺めているだけの物語ですが(役立たずな機動メカ*(汗)*)、これがメチャクチャ面白いです♪
続きがはたして出るのかどうかも楽しみなところ…

まだまだ本棚の中身は尽きませんが、今年は、まぁ、このくらいで。

興味をひく本はありました?



本棚の冒険 未来編

2004-12-18 23:53:00 | 本棚スペシャル
ずっと風邪をひいていたのですが、咳も治まって、なんとか日常生活が送れるまでになりました。
風邪で入院していた甥っ子(4歳)も無事退院。
脊椎の手術を受けた伯父さん(65歳くらい)も術後順調とのことで一安心です。

会社では従業員の大半が中国の上海(2泊3日)に出かけているので職場はガラガラ。
予定では今夜はナイトクルージングだそうで、船上で上海の夜景を楽しんでいることでしょう。(うらやまし~な~)

気付けば12月も残りわずか。
クリスマスのケーキは予約したけれど、そろそろ年賀状も書かなきゃいけないし、散髪と洗車にも行かないと。
車は冬用タイヤにはきかえておきたいし、スキー板もひっぱり出してほこりを払って準備して、ほんと、年末は忙しいですね。

今月は同時に本棚の整理もしているので、部屋の中はしっちゃかめっちゃか。
こっちも早いとこなんとかしないと。

今回はSF小説の詰った棚から…

まずは大御所。

アイザック・アシモフ博士の代表作「銀河帝国の興亡」1~3巻☆

これは面白い!
もともとミステリーも得意なアシモフ博士。
謎が謎を呼ぶ展開に、どんどんストーリーに引き込まれていってしまいます♪
この銀河帝国興亡史、いわゆるファウンデーションシリーズは大好きで、第7部「ファウンデーションの誕生」(上・下)までが並んでいます。

アーサー・C・クラーク「楽園の泉」
ロバート・F・ヤング「ジョナサンと宇宙クジラ」
ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」
ラリイ・ニーヴン「リングワールド」「リングワールドふたたび」

アーシュラ・K・ル・グィン「世界の合言葉は森」

ファンタジー小説『ゲド戦記』も好きですけど、ル・グィンの描くSF小説もいいんですよね~☆

「ダブルスター」「天翔る少女」「宇宙の呼び声」「夏への扉」R・A・ハインライン
「賢者の石」コリン・ウィルソン
「惑星カレスの魔女」J・シュミッツ
「星の海のミッキー」ヴォンダ・N・マッキンタイア
「時空の支配者」「空を飛んだ少年」R・ラッカー

「銀河パトロール隊」「グレー・レンズマン」「第二段階レンズマン」「レンズの子供たち」「ファースト・レンズマン」E・E・スミス

「歌う船」アン・マキャフリー☆

最近、本屋さんのSF小説の棚が、ファンタジー小説に押されてちょっと寂しいんですよね。
どちらも大好きだから、どちらも頑張って欲しい!

特に日本人作家にはどんどん本を書いて欲しいです。
うちの本棚には、高千穂遙や、新井素子、火浦功に笹本祐一といった本も並んでいるのですが、なかなか新作が出なくて本屋さんに行く度にがっかりしています。
田中芳樹先生は次回作SF書かないのかな?

菊池秀行の「吸血鬼ハンターD」シリーズも大好きです☆
でも、あのシリーズはいったいいつ終わるんでしょう?
とりあえず、買い足したシリーズ物をおしりの番号の所に押し込んで、作者順に並べ直します。
はたして、今年中に片付け終わるか…

なんか去年も同じようなことをここに書いた覚えがあるのですが(苦笑)進歩してないな~



本棚の冒険 黎明編

2004-12-09 23:52:00 | 本棚スペシャル
この一週間、ず~と風邪に苦しんでいます*(汗)*

せきが止まらないんです、ゴホッ、ゴホッ*(泣く)*

今日は会社を休んで病院に行って来ました。市販の薬をずっと飲んでいたからか、肝機能がかなり弱っているとのことで、強い薬はやめて、うがい薬だけ出してもらって、点滴をうって帰って来ました。
頭がボ~としていても、横になるとせきが止まらないので、今日は日がな一日ゲームと読書です。
ついでに本棚も少し整理しました。

この間の続きで、本棚の中身をここで少し紹介しますね☆

今回もきっちり詰め込まれていてなかなか取り出せない文庫本の棚から…

「ガリヴァ旅行記」 スウィフト
「人間の土地」「夜間飛行」 サン=テグジュペリ
「ランボー詩集」 ランボー
「田園交響楽」 ジット
「桜の園・三人姉妹」 チェーホフ
「ペスト」「異邦人」「シーシュポスの神話」 カミュ
「変身」 カフカ

一応、名が知られているのかな?
この辺は有名どころの外国人作家の作品が並んでいます。
有名作品なんて、文庫本で十分。
すべて五、六百円で手に入ります。

「青い鳥」 メーテルリンク*(キラキラ)*
「絵のない絵本」「人魚姫」 アンデルセン*(キラキラ)*
「ヘンゼルとグレーテル」「ブレーメンの音楽師」 グリム*(キラキラ)*

このあたりのお話は楽しいものが多いですね。
河合隼雄の「昔話の深層~ユング心理学とグリム童話~」という本と合わせて読むと、また違った昔話の裏側が垣間見れて興味深いですよ☆

「ジーキル博士とハイド氏」 スティーヴンソン
「人生論」 トルストイ
「自我論集」 フロイト
「死にいたる病」 キルケゴール

…上の二冊はちょっと難しかった。
体調の悪い時にはあまり開きたくない部類の本です。(キルケゴールって理屈っぽいんだもの*(涙)*)

「魔法物語」 斉藤肇
「マークスの山」(上・下) 高村薫
「愛と幻想のファシズム」(上・下) 村上龍

「封神演義」(上・中・下) 安能務 訳*(キラキラ)**(星)**(キラキラ)*

ここは講談社文庫の本。
中でも「封神演義」は大のお気に入りです☆

「名著12編に学ぶ 中国古典のリーダー学」 守屋洋

孫子、老子、十八史略など、中国古典のおいしいところだけ紹介したこの本。
普段耳にする格言やことわざの由来や、それにまつわる小話なども載っていて、とってもお得感があります☆
お気に入りは「菜根譚」と「荘子」です。

「金閣寺」 三島由紀夫
「檸檬」 梶井基次郎
「蜘蛛の糸・杜子春」「羅生門・鼻」 芥川龍之介
「三四郎」「こころ」 夏目漱石
「お伽草子」「走れメロス」 太宰治
「銀の匙」 中勘助
「沈黙」 遠藤周作
「ブンとフン」 井上ひさし
「パン屋再襲撃」 村上春樹
「青春論」 亀井勝一郎
「なんで英語やるの?」 中津燎子

…一見、節操のない並び方に見えるかも知れませんが、これでも一応自分なりの理由があったりするんです。

まだせきが止まらないので、今夜はこの辺で寝ます。
はやく風邪、治らないかな~





本棚の冒険

2004-12-03 23:59:00 | 本棚スペシャル
いよいよ師走に入りましたね。
今年もそろそろ本の整理をしなくては。

去年はまだ十二畳のワンルームマンションに住んでいたので、雑然としながらも、なんとか片付けるスペースがあったのですが、今年は引越しをして、スペースは六畳一間に。
実家には置くスペースがなくて、わざわざプレハブを買って、書庫兼オーディオルームとして使っています。

とりあえず、片付けがてら、本棚の中身を紹介しますね☆

まずはC・W・ニコルの「TREE(ツリー)」「FOREST(フォレスト)」
椎名誠 「アドバード」
澤口俊之×阿川佐和子 「モテたい脳、モテない脳」
ジェームズ・C・ヴァンダーカム 「死海文書のすべて」
ロバート・K・レスラー 「FBI心理分析官」

J・R・R・トールキン 「仔犬のローヴァの冒険」☆

気の向くまま、思いつくままに読んでいるので、ジャンルはバラバラです。

ブルクハルト・ヴェーナー 「レオニーの選択」

これは一人の少女が”政治”という未知な問題に取り組む物語で、こちらもつい引き込まれて一緒に悩み、考えてしまう内容になっています。

コルネーリア・フンケ 「魔法の声」
セリア・リーズ 「魔女の血をひく娘」
O・R・メリング 「ドルイドの歌」「光をはこぶ娘」

クリス・ダレーシー 「龍のすむ家」*(キラキラ)*

「時代の風音」 堀田善衛 司馬遼太郎 宮崎駿
「魔女の1ダース」 米原万里
「死ぬまでにしたい10のこと」 齋藤薫ほか
「量子論を楽しむ本」 佐藤勝彦
「物語の深層~ユング心理学とグリム童話~」 河合隼雄

「アリスの国の不思議なお料理」 ジョン・フィッシャー♪

ほんと、バラバラだわ*(汗)*

も、ここからはファンタジーもの☆

「妖魔の戯れ」 タニス・リー
「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「わたしが幽霊だった時」「九年目の魔法」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ゲイルズバーグの春を愛す」 ジャック・フィニィ
「カメレオンの呪文」 ピアンズ・アンソニイ

今度は怪奇もの*(涙)*

「ワタシnoイエ」「二色人の夜」「新宿チャンスン」「闇吹く夏」「絶の島事件」 荒俣宏
「リング」「らせん」「ループ」「バースディ」 鈴木光司
「ぼっけえ、きょうてえ」 岩井志麻子
「怪談・奇談」 ラフカディオ・ハーン

まだまだ続きますが、今日はこの辺で。

大晦日までに片付くといいけどな~





十二月の本棚 スペシャル

2003-12-31 01:04:00 | 本棚スペシャル
四月から「私的図書館」と銘打って始めたこの日記も、なんとか十二月まで続けることが出来ました。

足跡にメッセージを残してくれた方や、掲示版へ書き込みをして下さった方々には、本当に感謝しています。
今回は、年末らしく、これまで紹介してきた本を、一挙にまとめて載せてみようと思います。アニメなどで話数を稼ぐためによく使われる、いわゆる総集編というやつですね☆

まずは最初の月、四月の本棚から。

「丘の家のジェーン」 ルーシー・モード・モンゴメリ
「月の砂漠をさばさばと」 北村薫
「ジョナサンと宇宙クジラ」 ロバート・F・ヤング
「キッチン」 吉本ばなな

五月の本棚

「ブッタとシッタカブッタ」 小泉吉宏
「ソフィーの世界」 ヨースタイン・ゴルデル
「子供のための哲学対話」 永井均

六月の本棚

「美貌の果実」 川原泉
「ゲド戦記」 アーシュラ・K・ル=グウィン
「二分割幽霊綺譚」 新井素子

七月の本棚

「アルケミスト」 パウロ・コエーリョ
「神様」 川上弘美
「空色勾玉」 荻原規子
「深い河(ディープ・リバー)」 遠藤周作
「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」 井上ひさし他文学の蔵

八月の本棚

「星の海のミッキー」 ヴォンダ・N・マッキンタイア
「夏への扉」 ロバート・A・ハインライン
「ソロモンの指環」 コンラート・ローレンツ
「妖女サイベルの呼び声」 パトリシア・A・マキリップ
「わにわに物語」 新井素子

九月の本棚

「そばかすの少年」 ジーン・ポーター
「リンバロストの乙女」 ジーン・ポーター
「十七歳の夏」 モーリーン・デイリ

十月の本棚

「ハックルベリイ・フィンの冒険」 マーク・トウェイン
「昔気質の一少女」 ルイザ・メイ・オルコット
「スウ姉さん」 エレナ・ポーター

十一月の本棚

「西の魔女が死んだ」 梨木香歩
「後宮小説」 酒見賢一

そして最後は十二月の本棚です。

「魔術師の帝国」 R・E・フィースト
「惑星カレスの魔女」 J・シュミッツ
「クリスマス・カロル」 チャールズ・ディケンズ

以上31冊!
どれも素晴らしい名作です♪

私の拙い文章では、とてもその魅力のすべてを伝えることはできません。どうぞ、ご自分の目で、お確かめ下さい☆

今年はこれでおしまいです。
では、皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。