私的図書館

本好き人の365日

懺悔

2010-07-31 23:37:00 | 本と日常
いかなることがおころうと人間に失望するな。

愚かさや身勝手さに、怒りがわきあがり、悲しみに打ちのめされ、心がどんなに傷つけられようと、それでも、どんな時でも、自分の手を差し出し続けよう。

例え自分の体の細胞の99%がガン細胞に変わっても、

例え出会った人の99%が信用できなくても、

自分の体と離れられないように、私達は人間の中で生きていくしかないのだ。

子供たちは今日も生まれ、未来を生きていく。

変えられない未来なんてない。

未来は必ず変えることができる。

子供たちの未来を奪い、傷つける社会なんて、絶対に間違っている。

だから、どんなに拒否されても、傷つけられても、自分の手を相手に差し出し続けよう。

赤ん坊の手が初めてあなたの手を握った瞬間。

あの時に感じた、あの感触を信じよう。

失望しながら生まれてくる子供なんて、一人もいないのだから。










※大阪市で30日に発覚した実の母親による幼児死体遺棄事件。
 亡くなった2人のお子さんのご冥福を、同じ人間としてどんなに謝っても謝っても許してもらえることじゃないけれど、心からお祈りいたします。

               2010.07.31.





「どの赤ん坊も、神はまだ人間に絶望していないというメッセージをたずさえて生まれてくる」

               ―インドの詩人 タゴール―





電子書籍初体験!

2010-07-30 23:12:00 | 本と日常
携帯電話を「iphone 4」に機種変したので、試しにとさっそく電子書籍なるものを読んでみました♪

多少費用はかかりますが、紙の本に比べたら全然安い!

字は拡大縮小できるし、ページを画面上の演出としてめくることもできます。

思ったほど目も疲れないし、かなりの数の本を一台の携帯電話で読めるとしたら持ち運びの点では確かに便利!

でも、でも…

小さなことかも知れませんが、パッといきなり何十ページも一度にめくることはできません。

今読んでいるところが物語の中盤なのか終わりの方なのか、それまでは本を持つ手の感触とページの重さでだいたいわかっていたのに、電子書籍だとそれが実感できない(ページ数は表示されます)

ましてページの端を折って印にしたり、文章に線を引いたり書き込みをしたりするのはまだまだ無理みたい…

何ていうか、まるで新聞を読むような感覚で、なかなか思い出として(そういえばあの言葉は本棚のあの本に書かれていたな)といったぐあいに脳みそに定着してくれなさそう…

あくまで個人的な感想ですけどね☆

視覚だけに頼るんじゃなくて、人間ってたくさんの感覚を使えば使うほど、その知識を吸収しやすくなっているんじゃないのかな?

でも面白い本は紙の本だろうが電子書籍だろうが印象に残っているので関係ないのかも知れません。

ま、電子書籍も案外悪くなかったので、これから活用しようと思います。

紙の本ももちろん買い続けますけどね☆



『マドゥモァゼル・ルウルウ』

2010-07-26 22:59:00 | 本と日常
仕事を終えて家に帰る途中、ふと空を見上げると黒雲が広がり時たま放電を繰り返しているのが目に入りました。

雨でも降るのかな?

と思ったのですが、ちょっと視線を移すと雲の切れ目から輝いている星も見えます。

その時、頭の中でどこかの回線がつながり、思わず、

原始の地球環境ってこんな感じだったのかなぁ…
そのうち生命が誕生したりして…

なんて考えている自分がいました。

自分の頭の中なのに、このとりとめのなさに驚かされます。

最近買った本を何冊か…

久しぶりに買った早川書房の単行本♪(SFです!)
バーナード・ベケット著、

*(キラキラ)*『創世の島』*(キラキラ)*(早川書房)

『秘密の花園』などで知られるバーネットの隠れた名作!

*(キラキラ)*『消えた王子』(上下)*(キラキラ)*(岩波少年文庫)

書店限定名探偵の活躍するシリーズ第2弾と、早くもの番外編。
大崎梢さんの、

*(キラキラ)*『サイン会はいかが?(成風堂書店事件メモ2)』*(キラキラ)*
*(キラキラ)*『晩夏に捧ぐ(成風堂書店事件メモ出張編)』*(キラキラ)*(創元推理文庫)

シリーズ一冊目にあたる『配達あかずきん』が面白かったので続きも買ってしまいました☆
書店で起こる本にまつわる事件に、今回も書店員の女性と女子大生バイトが立ち向かう♪

それとこちらは森薫さんのマンガ『エマ』の中で登場人物たちが読んでいたのを憶えていて、本屋さんで見つけて思わず買ってしまった一冊。
アンソニー・ホープの、

*(キラキラ)*『ゼダン城の虜』*(キラキラ)*(創元推理文庫)

ローマ時代の詩人オウィデイウスが著わした、

*(キラキラ)*『恋愛指南―アルス・アマトリア―』*(キラキラ)*(岩波文庫)

ローマ時代の習慣や風俗についても書かれているという説明だったけれど、ただの好奇心で買ってしまいました。

そしてこれは前から欲しかった、明治の文豪、森鷗外の娘、森茉莉が翻訳した初めての本。
フランス人作家ジィップの書いた(本名はマリー・アントワネット・ドゥ・ミラボー=マルテル伯爵夫人)

*(キラキラ)*『マドゥモァゼル・ルウルウ』*(キラキラ)*(河出書房新社)

とにかくハンパなく美しい装丁♪
ページの一枚一枚に透かして描かれた猫やトカゲやリボンといったデザイン!
黒にピンクといったガーリッシュな趣☆

お正月に森茉莉の作品を読んでからずっと気になっていた作品です。

ボーナスが出たから調子に乗って買ってしまった…

森鷗外も作品『渋江抽斎』の中で、…若い頃から本をたくさん読む癖があって、珍しい本を集めるようなことは決してしないが、俸銭(給料)の多くが書店に入ってしまう…という意味のことを書いているのですが、その気持ちがすごくよくわかる(苦笑)

もちろん森鷗外先生とはもらっている額が天と地ほど違うでしょうけれど☆


『借りぐらしのアリエッティ』

2010-07-25 13:26:00 | 本と日常
映画館で観て来ました♪

ジブリの最新作*(キラキラ)*『借りぐらしのアリエッティ』*(キラキラ)*

感想は…



オ、オレに作らせろ~!!



すみません。技術も資金もありません。

監督はこれが初作品になる米林宏昌さん(37歳)。

映画の情報はなるべく見ないようにしていたので、舞台が原作では1950年代のイギリスだったのが、現在(2010年)の日本、小金井市近辺に変わっていたのを知りませんでした。

原作の2巻に登場するスピラー(声は藤原竜也さん☆)も登場するなんて!

これって絶対テレビシリーズで作って欲しい!!

映画じゃ短すぎるよ~

ジブリといえば宮崎駿監督ですが、今回は企画、脚本に名前が出ていただけで、そのせいか宮崎アニメの特徴である「動く絵の楽しさ♪」は少々おさえ目な感じ。

それでも小さなアリエッティが屋根の上を登ったり、壁の隙間を様々な工夫をして移動して行く姿はとっても面白かったです☆

草花の生き生きとした描写や虫たちの独特なデザインは米林監督の個性なのかな?

体の小さなアリエッティ達にとって水のひとしずくがどう映るかといった描写もすごく新鮮でした♪

詳しくは書けませんが、ぜひご自分の目でご覧になって下さい!

とにかく背景がキレイ!!

さすがジブリ映画♪

…でも、小さい頃に川遊びをした人なら誰でも経験があると思いますが、ヤカンってなかなか真っ直ぐには進んでくれないものですよね(すぐクルクル回ってしまうのです)

コオロギの足だって、そんなに美味しそうなものじゃないと思うけど(私はイナゴの佃煮が食べられない人です)

も、文句じゃないですよ。

宮崎アニメのファンだから、新人監督さんにはついつい厳しくなってしまうんです。

まるで小姑にでもなった気分☆

映画の本編が始まる前に流れる最新映画の予告で、「ハリー・ポッターと死の秘宝」が観れたのもよかった♪

予告編だけで泣きそうになりました。

ロンとハーマイオニーが!?

ハリー! その姿は!?

シリーズ初の3D?(それはどっちでもいいぞ…)

同じく予告編が流れた「みなしごハッチ」でも泣きそうになりました。

映画館で感涙にむせび泣く男…

あまり親には見せたくないな。

『借りぐらしのアリエッティ』の主題歌、セシル・コルベルさんの唄う「Arrietty’Song」もさっそくダウンロードしました☆

う~ん、どうでしょう。
日本アニメーションあたりでテレビシリーズ化してくれないかな?



桃仙人

2010-07-20 23:59:00 | 本と日常
桃が食べたい!

地元の人が書いているブログをのぞいていたら、
「初物の桃をさっそく買って来て食べました!」
という記事が載っていたのです。

あ~、もう桃の出回る時季か…

近所に桃を栽培している農家があって、山の斜面一面に桃の木が植わっているのですが、ブログを書いているその人もそこの産地直売所で買ったみたいなんです。

そのブログは昨日読んだのですが、もう今日は仕事中も頭の中は桃のことばっかり♪

あのジュシーな果実にかぶりつきたい!

でもこういう日に限って残業とかがあるんですよね。

直売所もう閉まってるよ~

いっそスーパーで他の産地の桃でもいいから買おうかなとも思ったのですが、せっかく地元で売っているんだから…と思って我慢。

ささやかななぐさめに桃のジュースを買って来ました。

桃って美味しいんですよね☆

我が家には桃の缶詰が常備されています♪

そういえばこの間行った京都の「晴明神社」にも桃がありました。
何でも厄除けの力があるんだとか。

桃には昔から長寿になるとか不老不死の力があるとか言われていますからね。

嵐山光三郎さんが深沢七郎さんについて書いた本『桃仙人』も、ずっと探しているのですが、これはなかなか見つかりません。

今週も忙しいから、日曜日までおあずけかな?


ワールド・エンド

2010-07-18 21:54:00 | 本と日常
今日はとてもいい天気でしたね♪

休日なので洗濯して布団を干して、開け放した窓から入る風を感じながら、干した布団にもたれてMr.Childrenの2005年のアルバム「I *(ハート)* U」を聴いて、パラパラと本を読んでいました。

NHK教育で放送されている「佐野元春のザ・ソングライターズ」

現代の吟遊詩人であるソングライターを毎回招き、佐野元春さんがインタヴューするという番組なのですが、この間 Mr.Children の桜井和寿さんが登場した回で、佐野元春さんが「I *(ハート)* U」の詩を絶賛していたので最近聞き直しているんです☆

佐野元春さんもミスチルも大好き♪


 僕らはきっと試されている
 どれくらいの強さで
 明日を信じていけるのかを…
 

         ―「Worlds end」作詞 桜井和寿―


明日を信じていけるかな…

太陽の匂いのする布団にもたれて本なんか読んでいると、平和すぎて不安になります。
こういう弱気な時は好きな物を食べて元気をつけるのが一番!

夕方からスーパーに行ってウインナーと卵を買い、ウインナーは切れ込みを入れて炒め、卵はフワフワのスクランブルエッグにしてケチャップをつけていただきました♪

フワフワにするコツは生クリームを入れるといいのですが、ない場合はコーヒーなどに入れるコーヒーフレッシュでも代用が効きます☆

たまにどうしても食べたくなるんですよね~

味覚が子供っぽいかな?(苦笑)

さぁ、明日も頑張るぞー、おー!!


『乙女の密告』

2010-07-16 21:31:00 | 本と日常
第143回芥川賞・直木賞が発表されましたね。

芥川賞は赤染晶子さんの『乙女の密告』(新潮社)

直木賞は中島京子さんの『小さいおうち』(文藝春秋)

がそれぞれ選ばれました。

『乙女の密告』は「アンネの日記」が重要なテーマらしく、「アンネ・フランクを密告したのは誰か?」という問題にも触れているそうです。

『小さいおうち』は戦前戦中、中流家庭に女中として奉公していた女性が、戦後60年以上たってから「美しい奥様」と過ごした日々を回想するといったもの。

ごめんなさい。
赤染晶子さん、中島京子さん、お二人とも読んだことありません。
今回の受賞を知り、書評だけ読ませていただきました。

芥川賞の選考委員に「アンネの日記」についての本まで出している小川洋子さんがいると知り、それじゃあ『乙女の密告』は有利だったんじゃないの?(笑)
なんて邪推をついついしてしまいましたが、そんなことはありませんよね♪
選考委員の間で何回も投票して決めたそうですから☆

受賞者お二人のインタビューもテレビで見ましたが、緊張しているのがこちらにも伝わって来て(やっぱり作家さんは書面でコメント出した方がいいんじゃないの?)と思ってしまいました。

作家さんでもタレント並にテレビ慣れしている人もいますけど☆

最近山田正紀さんの30年ぶりの続編、

*(キラキラ)*『神狩り2 リッパー』*(キラキラ)*(徳間文庫)

にハマッてしまって読みふけっているので、他の作品を読むのはちょっと先になりそう。

『乙女の密告』はまだ書籍化していないので、本屋さんに並ぶ頃に立ち読みしてこようと思います。




「リトル・チャロ2」

2010-07-12 01:20:00 | 本と日常
日曜日に行われた参議院議員選挙。

さっそく結果が出ましたね。

与党民主党は惨敗。
野党自民党とみんなの党が躍進。
これで与党民主党は参議院で過半数を割り、衆議院とのねじれが生じることになります。

あくまで個人的な意見ですが、民主党は確かに言ってることがコロコロ変るけれど、それは政権をとって実務にあたるようになって現実が見えてきて、それで路線変更しているところが多分にあるんじゃないのかな。
もっとも確かにあたふたしすぎだし、その路線変更の方向性も問題だけれど。

一方自民党は、結果がすでにどこかで決まっていて、そこに行き着くまでの理由が世論の反発の強弱によってコロコロ変わっている感じ。

民主党でも不安だけれど、自民党にも戻りたくない。

ま、今年の夏のボーナスもスズメの涙だったし、自分の人生は自分で切りひらいて行くしかないですね。

とりあえず今度有給取ろ☆

最近NHK教育テレビが面白くって、楽しく英会話が学べる「リトル・チャロ2」とか、アニメーションの背景美術の手法を使って風景を描く「誰でも描ける風景スケッチ9つのコツ」とか、日本各地のお寺の宿坊を案内する「直伝和の極意 とっておきの宿坊を楽しむ!」などといった番組を見ています♪

「リトル・チャロ」は第1シーズンではアメリカで飼い主とはぐれてしまった日本生まれの子犬チャロが、様々な苦難を乗り越え日本に帰ろうとするドラマでしたが(もちろん英会話がメインです)、第2シーズンではなんと生と死の狭間にある「ミドル・ワールド」で死に直面している飼い主の少年、翔太の魂を助けようとチャロが奮闘します!

英会話番組なのにこのドラマの面白さは何?(笑)

「誰でも描ける風景スケッチ9つのコツ」では、アニメーションの背景美術を手がける増山修さんを講師に向かえ、9回にわたりアニメーションの背景美術独特の技法を使って風景を描いて行きます♪

増山修さんはジブリアニメの背景美術をはじめ、『時をかける少女』などの作品にも参加された方です。

魔法のように白い画用紙に風景が浮かび上がって来る様子には驚き!

空や水、何気ない風景を描くのにも様々な技法があるんですね~

自分も若い時に絵を学び、今でもたまに描いたりするのでついついテキストも買ってしまいました☆

「とっておきの宿坊を楽しむ!」はお寺の宿泊施設、全国の「宿坊」を紹介し、写経や瞑想の体験、精進料理なども紹介する番組。

お寺に泊まるというと板の間にでも寝かされそうですが、お寺によっては旅館顔負けのきちんとした部屋に泊まれたりします!

宿坊がこんなに充実した施設だとは思いもしませんでした。
外国人観光客にも人気があるみたいですね♪

神社仏閣巡りが好きなので興味津々です。

ま、いまのところ番組を見ているだけですけど。

今年の夏休みも仕事が忙しいのであまり休めそうにないし、宿坊巡りなんていつになったら実現することやら…

でもいつか行きたいなぁ。




『乙嫁語り 2』

2010-07-11 21:53:00 | 本と日常
19世紀の中央アジア、ユーラシアを舞台にした年の差カップルマンガの第2巻☆

森薫さんの、

*(キラキラ)*『乙嫁語り 2』*(キラキラ)*(エンターブレイン)

を読みました♪

花嫁は20歳。そして花婿カルルク君は12歳です!

中央アジア、コーカサス地方の日常風景が楽しい☆

母親や祖母、曾祖母から代々受け継がれて来た刺繍の柄。
女の子は将来結婚する時に持って行けるように、小さい頃から布に刺繍をし始めるのだそうです。

刺繍の腕が良ければ結婚相手には不自由しない♪

もちろんそれなりの腕でも結婚はできます…そう…まあ例えば気立てがいいとか…(笑)

馬に乗り、弓を使って獲物を仕留め、年下の夫が風邪を引けばオロオロ心配する”いい嫁”アミル☆

今回はアミルの実家から、アミルの結婚を取り消して別の部族に新たに嫁に出そうと兄や叔父さん連中がやって来たり、ちょっと不器用なアミルの竈(かまど)仲間の女性が登場したり、もちろんカルルク君ともラブラブです♪

相変わらず装身具ジャラジャラの衣装や、細かい刺繍のされた絨毯など、作者の好み全開で描き込まれた画面がスゴイ!

カルルクくんの母親でもう孫もいるお母さんも若くてキレイ!!(それに色っぽい☆)

そりゃあ12、3歳で結婚だもんなぁ~(アミルは20歳ですでにオールドミス扱いだし)

草原や羊や絨毯や絨毯や絨毯(笑)や刺繍が好きな人にはオススメのマンガです♪



いきなりだとビックリします

2010-07-08 22:46:00 | 本と日常
時刻はちょうど逢魔時にさしかかった頃。

坂道を登って行くと、道の上から何かが転がって来ました。

小さくて丸くて緑色の物がポンポンはねながらこちらにむかって来ます。

けっこう勢いがあったのでビックリしたのですが、正体は梅の実。

どうやら坂の上から風か何かのせいで落ちて転がって来たようです。

なぁ~んだ。

妖怪かと思った。


『ロカノンの世界』

2010-07-04 23:21:00 | 本と日常
会社で年下の同僚たちがグチをこぼしあっていました。

弟より収入が低いだとか、
上司の人事評価が不公平だとか、
結婚しているけれど気になる美人がいるんだよとか。

美人は誰もが彼氏がいると思って敬遠するから、かえって彼氏がいない確率が高いんだそうです♪

どんだけ前向きなんだお前…

というか奥さん大切にしろよ。

彼らとはひとまわり以上年が離れているのですが、会社のグチを言っているのをそばで聞いているうちに「ホークさんはこの会社どう思います?」

とたずねられたので、同じ土俵でグチを言うのもなんだと思い、柄にもなく「夢があるから仕事にも耐えられる」みたいな話をしてしまいました。

深夜に残業していると余計なことまで話してしまいますね(苦笑)

最近読んでいるのは、

アーシュラ・K・ル=グィンの
*(キラキラ)*『ロカノンの世界』*(キラキラ)*(ハヤカワ文庫)

メアリー・ノートンの「小人の冒険シリーズ」第2弾、
*(キラキラ)*『野に出た小人たち』*(キラキラ)*(岩波少年文庫)

「小人の冒険シリーズ」は2010年夏公開のジブリ映画「借り暮らしのアリエッティ」の原作本です☆

『ロカノンの世界は』はジブリ映画「ゲド戦記」の原作者、アーシュラ・K・ル=グィンが初めて発表したSF長編作品。

この本の解説で小谷真理さんがル=グィンの作家デビューまでを書いているのですが、文化人類学者の父とネイティブアメリカンの研究にいそしむ母のそばで、三人の兄たちと共に育ち、フレイザー教授の『金枝篇』が愛読書だったと知ってちょっと感動。

『金枝篇』は私も好きな本なんです♪

知らない方のために、アニメ「エウレカセブン」でホランドがいつも読んでいる本が『金枝篇』です☆(ますますわからないか…)

また、十二歳の時にロード・ダンセイニの本と出会ったことも衝撃的だったと書かれていました。

幻想世界の紡ぎ手、ロード・ダンセイニ!!

すごく好き♪

アイルランドのお城の城主で本物の貴族(ロード)。

一度しるした文章には二度と手を加えることがなかったという天才作家でチェスの名手でもあります。

ル=グィンは語ります。
「…限界まで想像力を働かせていいのだとわかったのは、すてきな発見でした」

こんなところに彼女のルーツがあったとは…

ル=グィンの作品が好みにピッタリな理由が納得できました☆

ジブリ映画「借り暮らしのアリエッティ」の公開も7月17日に迫って来たので、原作本の第2巻『野に出た小人たち』も楽しみに読みたいと思います♪

ずっと床下で暮していたアリエッティたちもいよいよ人間の家を出て野原へ…

そこにはどんな危険や冒険が待ち受けているのか?

読むのが楽しみです☆