私的図書館

本好き人の365日

『ストーリー・ガール』

2010-03-30 21:15:00 | 本と日常
今日は病院で定期検査でした。

血液検査とか他にいろいろやって、診察が終ってようやく病院の建物の外に出ると、空が青くてとってもいい天気…

こんな日はどこか遠くに行きたいなぁ~

春になると放浪クセがムクムク頭をもたげてきます。

そういうわけで、おとなしく家に帰るつもりが、手が勝手に車のハンドルを回すのでそのままお隣の県までドライブに♪

田舎を抜け出して久しぶりに大きな街で買い物して、映画も観て、おいしい物も食べて来ました☆

天気はあんまり関係なかったかな(苦笑)

観た映画はジェームズ・キャメロン監督の*(キラキラ)*「アバター」*(キラキラ)*

3D映画初体験でした!

へんなメガネをかけてスクリーンを見ると、確かにちょっと立体に見えました。

ついつい画面に引き込まれて前のめりになってしまうせいか、ちょっと首が疲れましたが、灰が降る場面などの臨場感はビックリ!

でも正直もっとすごいのを期待していたのでまだまだ発展途上なんだなと感じました。

映像としては面白かったですけどね☆

ストーリーはまあ、宇宙版「アラビアのロレンス」といったところかな?

都会には大きな本屋さんもあるので久しぶりに買出しもして来ました。

ネットで注文するようになってたいていの本は手に入るようになりましたが、やっぱりそれだと知っている本しか買えないですからね。

本屋さんで宝物を見つけるのが楽しいんです♪

本日の成果は…

ルーシー・モード・モンゴメリ
*(キラキラ)*『ストーリー・ガール』*(キラキラ)*(角川文庫)

オースン・スコット・カード
*(キラキラ)*『ソングマスター』*(キラキラ)*(ハヤカワ文庫)

ロバート・ウェストール
*(キラキラ)*『クリスマスの猫』*(キラキラ)*(徳間書店)

セネカ
*(キラキラ)*『生の短さについて』*(キラキラ)*(岩波文庫)

メアリー・ノートン
*(キラキラ)*『床下の小人たち』*(キラキラ)*(岩波少年文庫)

筒井康隆
*(キラキラ)*『アホの壁』*(キラキラ)*(新潮新書)

高千穂遙
*(キラキラ)*『ダーティペアの大帝国』*(キラキラ)*(ハヤカワ文庫)

ほとんどが前から買う予定だった本ですが、復刻されたカードのSF小説『ソングマスター』とウェストールの『クリスマスの猫』、セネカの『生の短さについて』は本棚から見つけ出して来ました☆

オースン・スコット・カードはこれもSFの名作『エンダーのゲーム』からのファン♪

ロバート・ウェストールはもう亡くなったイギリスの作家で、戦争を扱った作品が多く、その語り口にはいつも心をゆさぶられてしまいます。

セネカはイエス・キリストとほぼ同じ時代を生きたローマの哲人で暴君として知られるローマ皇帝ネロの家庭教師だった人。

さて、どんな本なのか、これから読むのが楽しみです☆

一方、前から読みたかった本。
ノートンの『床下の小人たち』は、スタジオジブリ制作の映画「借りぐらしのアリエッティ」の原作。

モンゴメリの『ストーリー・ガール』はもうひとつの『赤毛のアン』と呼ばれるほどの作品らしいので『赤毛のアン』ファンとしては読んでみたかった♪

角川文庫のモンゴメリ作品、『青い城』『もつれた蜘蛛の巣』『ストーリー・ガール』と来たら、今度はぜひ絶版になっている『果樹園のセレナーデ』をお願いします、角川文庫さん!!

あと筒井康隆さんの『アホの壁』はもちろんベストセラー『バカの壁』をもじったものなんでしょうけれど、評判が高かったので前から読もうと決めていました。

高千穂遙さんの「ダーティペア」はシリーズ最新作の文庫化。
これも続きが気になっていたんですよね♪

映画館に本屋さんと、楽しんだのは屋内ばっかりの気もしますが、ちゃんと車の窓から咲き始めた桜や、田舎ではめったに見れない大勢の人間も見て来ました。

何だか田舎の限られた人数での人間関係とは違ってやっぱり都会は「社会」って感じがしますね。

田舎はままだ「共同体」って感じ。

あくまで個人的な感覚ですが、たまには環境を変えてみるというのも面白いものです。

いい息抜きになりました☆


ハヤシライスの夜

2010-03-28 23:59:00 | 本と日常
急に食べたくなって、ハヤシライスを作りました♪

それも鍋いっぱい。

ただし、牛肉はお高かったので安いブタ肉で(笑)

タマネギをいっぱい炒めるのはけっこう重労働ですね。

それでもやっぱりおいしい物を食べると元気が出ます☆

桜もチラホラと咲き始め、会社にも今年高校を卒業したばかりの初々しい新入社員が何人か入社しました。

つい最近まで学校の制服を着て登校していたかと思うと何だか不思議な感じです。

もう同僚としてというより子供を見守る親の気分?

年齢的にはそんな感じ☆

ま、個人的には子供だからっていわゆる子供扱いするのは3歳児だろうが18歳だろうが嫌いなので一人の人間として接したいとは思っています。

さて何人残るかな?(苦笑)




『桃色トワイライト』

2010-03-22 22:19:00 | 本と日常
テレビで話題になっていたので立ち読みして来ました。

岩崎夏海さんの

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社)

ドラッカーは第一次世界大戦前にオーストリアで生まれた経済学者で、主に社会の中の組織のあり方を研究し、企業経営、組織の中の人間について多くの著書を残しています。

ざっくり言うと適材適所、人は自分の求めている物がハッキリすると力を発揮するということが書かれているのですが(ざっくりすぎてゴメンナサイ)、機知に富んだ名言も多く、経営の神様とも言われているそうです。

「マネジメント」はそんな彼の代表的な著書のタイトル。

ちょっとお堅い専門分野をわかりやすく紹介するために、小説の形を借りて、表紙はカワイイ女子高生の絵…

という傾向は最近よく見かけますが、くやしいことにこれはなかなか面白かった。

野球部という組織も大切なのは人間関係。

そこにマネジメントの視点を入れるというのは素人にもわかりやすくて、思わずドラッカーが読みたくなってしまいました☆

まんまと乗せられてるなぁ。(だからくやしいので立ち読みで済ませました。誰が買うもんか!)

 野球部にとっての仕事とは何か?
 鉄鋼会社は鉄を作ることが仕事なのではない。
 それは顧客の立場になって初めて見えてくる。

自動車会社のキャデラックが運搬道具としての自動車ではなく、客がキャデラックの車に求めているのはミンクの毛皮やブランド品と同じ「ステイタス」であると考えて、「ステイタス」としての車を売ることによって経営を立て直して行ったという話は面白かった☆

何のために働いているのか?

その作業は誰のために行っているのか?

つきつめていくとやるべき事が見えてくる…

利益を追求することが会社の役割じゃないんですよね。

官僚や政治家、天下り公務員に聞かせてやりたいなぁ~

(ついでにうちの上司にも☆)

この三連休、ちょっとケガをしていたということもあって(大丈夫、もう全然平気です)どこへも遊びに行かずに、家のことや片付けや病院回りで終ってしまいました。

おかげで本は読めたけど。

面白かったのは、作家の三浦しをんさんの爆笑エッセイ、

*(キラキラ)*『桃色トワイライト』*(キラキラ)*(新潮文庫)

NHKの大河ドラマの話題が「新撰組」とちょっと古めですが、本を大量に抱えて引越ししたり、相変わらずホモマンガや少女マンガに夢中の常軌を逸した妄想や空想がてんこもりで、つっこみどころ満載で楽しませてもらいました☆

サイテーな話もいっぱいです。

部屋を案内してくれたイケメン不動産屋のお兄さん森田(仮名)の住んでいる部屋が1Kだと聞き出すと、左手の薬指に指輪をしているのを目ざとくみつけ、

「ははーん、森田よ。おぬし、その指輪を『女よけ』としてはめているのだな?」

と妄想が始まり、イケメン不動産屋が振り返るとすっぽんぽんで待ち構える女性客の図を思い浮かべ、

「ぐっしっし。色男はつらいな、森田よ!」

と勝手にイケメン不動産屋と言い寄る女性客のドラマを脳内放映して見たり。(失礼な話しだ)

そうかと思うと喫茶店で9時間も女友達とくっちゃべったり、あびるように酒を飲んで友人に「仮面ライダークウガ」のオダギリジョーがいかに自分の好みであるかをえんえん語ったり…(ちなみに彼女はヴィゴ・モーテンセンの胸毛も愛している。ヴィゴ様は「指輪物語」でアラゴルンを演じた俳優)

人間ってホント度し難い生き物ですね。

でも毎回笑わせてもらえるからこの人のエッセイ大好き♪

これでまたしばらくは頑張れそうです☆




『はじめまして、本棚荘』

2010-03-21 09:21:00 | 本と日常
昨夜は春の嵐といった感じで風がすごい勢いで吹きつけていました。

うちのボロアパートが倒壊するんじゃないかと思った…

夜中の3時まで本を読んでいたので(風が強いな…何か起こらないかな♪)と期待していたのですが、残念ながらアパートは無事でした。

ちっ!

…こんなことばっかり考えていると、そのうち好奇心で身を滅ぼしたりして(苦笑)

そっちの方が心配です。


「昔はねぇ、お家賃というのは本で払ったものですよ」


オビの言葉に引き寄せられて、本屋さんで買ってしまったのは、紺野キリフキさんの、

*(キラキラ)*『はじめまして、本棚荘』*(キラキラ)*(メディアファクトリー)

家賃が本って何?

いたるところに本棚がある変なアパート「本棚荘」。

住人もかなりへんてこで、人の体に刺さったトゲを抜く「とげ抜き師」の姉に留守番を頼まれた主人公(山育ち)を筆頭に、

いつも鞄に猫を入れている「猫遣い」

一日の大半を寝て過ごしている怠惰な女子大生「眠り姫」

アパートの前の本棚に捨てられていたサラリーマン、

と一癖も二癖もある連中ばっかり!

「猫遣い」が生業としている「猫芝居」がカワイすぎる!(想像だけれど☆)

ちっとも本を読まない住人を嘆く本好きの大家さんもただ者じゃない!

紺野キリフキさんの作品は初めて読みましたが、もう止まらなくて夜中の3時まで没頭してしまいました。

こんなアパートに住んでみたい♪

その他、昨日読んでいた本は…

青桐ナツさんのマンガ、

*(キラキラ)*『flat』(1巻)*(キラキラ)*(マッグガーデン)

本屋さんの店員オススメマンガということで手に取ったのですが、これがズルイ!!

お菓子好きのボーとした高校生の男子が預かった親戚の小さな男の子は、両親が大好きで、だから忙しい両親を困らせたくなくて何でも我慢してしまう寡黙な子。

一人で食事して、一人で後片付けして、一人で遊んでいる…

そんな小さな男の子に何となく好かれた男子高校生は、人と関わり合うのも悪くないとしだいに変化して…いくのかな?

めったにしゃべらない男の子「秋くん」がカワイイ♪

手のかからない秋くんを一人置いて、軽い気持ちで外出した主人公を「お前バカじゃないの」と追い返す友人がいい♪

お菓子好きの主人公の焼いたホットケーキとのあまりの違いに、お母さんの焼いたホットケーキに残念そうにうなだれる秋くんと、その表情を見て意地になってホットケーキばかり焼く秋くんのお母さんがいい♪(お菓子作りはヘタだけど…)

作者の青桐ナツさんはこれが初コミックスでしかも1巻目ということもあって、絵はヘタだし(ゴメンナサイ)背景や効果線(ベタフラッシュは1冊中1回くらいしか使われていない)は荒いし、スクリーントーンは使い方に迷いが見られますが、キャラクターに魅力があってストーリーといい作品全体を包む雰囲気といい、すごく好感が持てました☆

青桐さんヒゲ好きなのかな?

とにかく子供がカワイイです♪

この2冊の本はページをめくるのが楽しくて、ワクワクしながら読みました。

これから注目の作家さんです☆


歌えば、ココロがすっきりする…

2010-03-14 23:03:00 | 本と日常
恥ずかしい思い出…

小学校の何年生だったかな?

一学期の終業式が終って、下駄箱で靴を履き替えて下校しようとしていた時。

周りに誰もいなくて、学校はこれから夏休みで、教室に続く廊下はシーンと静まり返っていて、当時好きだったクラスの女の子と明日から会えなくなるというのにこのまま帰ってしまうのは何だか物足りないような気がして、もう一度周りに誰もいないことを確認してから、教室に続く廊下に向って「さよなら」って言ったっけ…

言ったあと、すっごく恥ずかしくなった。

変な小学生(苦笑)



テレビで流れている曲が気になって、SONYのウォークマンのCMで使われている「小さな恋のうた」(MONGOL800の曲を新垣結衣がカバー)と、宮崎あおいが歌うearth music&ecologyのCMで使われているTHE BLUE HEARTSの「1001のバイオリン」をYou Tubeで聞いていたら、何か感動してしまって、純粋(?)な頃の自分を思い出してしまいました☆

未来はいつだって明るいってことを忘れていたな。

口笛吹いて頑張ろう♪


右手が使えない

2010-03-10 23:22:00 | 本と日常
やってしまいました。

工場で働いているのですが、仕事中にケガ…

右手の薬指を切ってしまい即病院行きです。

あぁ~粗忽者。

本人的には全然大丈夫なのですが、医者がおおげさに固定してしまうものだから、右手がうまく使えません。

キ、キーボードがうまく打てない。

炊飯器のお釜もうまく洗えない。

洗い物もできそうにないので、今日は出来合いのお惣菜を買って来ました。

片手でも楽にお釜や食器が洗える固定する道具でも発明しようかな?

自分が不自由になって初めて片手でやるには不便なことがいろいろあることがわかって、いい経験になっています。

ペットボトルのフタを開けるだけでもう大変!

一応一日だけ休んでもいいというので(本当はしぶっていたのを無理矢理休みにしてもらった)、明日は家で安静にしていようと思います。

昨日借りて来た映画「サマーウォーズ」の返却期間がもう一日だけあるのでくり返し見ているのですが、全然飽きない♪

何回見ても、笑って、しんみりして、泣いて、燃え上がって、みんなと一緒に叫んでしまう映画!

あきらめるな! 頑張れ!!

痛たたた…(←右手が引きつっている)

監督は細田守。

スゴイぞ細田!!

ありがとう細田♪♪




生きるヒント

2010-03-07 23:59:00 | 本と日常
運命を嘆くな…

ローマの皇帝アウレーリウスが千年以上昔に書いた『自省録』にはこう書いてある。

運命というのは、生まれつき才能がないとか、家が貧しいとか、周りに理解者や助けてくれる人がいないという、他人は持っているのに自分が持っていないと思うようなことだ。

自分の力ではどうしようもない。

よろしい、確かにそうなのだろう。

しかし、

アウレーリウスはこう続ける。

親切にすることはできる。

誠実であることはできる。

勤勉であるとか、享楽的にすごさないとか、真面目であるということは、誰もが今すぐにでも実行できる。

これらのことについては、自分には才能がないなどとはいえない。

どれも、その人自身の気持ちしだいなのだから。

それなのに、君は能力がないからといって運命を嘆き、ぶつぶついったり、おべっかを使ったり、人に取り入ったり、自分の体にあたり散らしてそんなにも心をみださなくてはならないのか。

否、神々に誓って否。

今すでに君は沢山の徳を発揮することができる。

それを発揮せよ…



その通りだ。

誰にでも、どんな時でも、できることはある。

ここにヒントがある。






        2010.03.07.

『あなたがここにいて欲しい』

2010-03-04 02:24:00 | 本と日常
私の通った中学校にもありました「班ノート」

クラスで同じ班になった男女数名の生徒が日替わりでノートに”何か”を書き込んで順番に回して行くというやつ。

私は見開きページに班の人の人物評価(こいつは普段は優しいけれど怒らせたら怖い…とか)を書き込んでそのページを糊付けして読めないようにして置く、というのをやって、当時の先生に「個性的」という評価(あきれられた?)をもらいました。

今でいう袋とじ?(笑)

ご丁寧にも袋とじの部分を飛ばして読んでも袋とじの部分を開けて読んでも、前後の文章がちゃんとつながるように工夫までして♪

人物評価といってもあくまでウケを狙って書くのですが、翌日にはさっそく次の順番だった男の子に開けられていましたね☆

…こんなことばっかりやっていました。
もっとまじめに勉強しておけばよかった。

なつかしい「班ノート」が登場するのは中村航さんの短編集、

*(キラキラ)*『あなたがここにいて欲しい』*(キラキラ)*(角川文庫)

同じ年代でしかも同じ岐阜県出身ということもあってか、ものすご~く共感してしまいました。

中学生の男の子たちが「キャプテン翼」だとか「アシュラマン」だとか言っている横で、中学という箱から明らかに浮いている女の子…

「大垣駅前」に行くことが「街に行く」を意味していた時代に「名古屋」まで遊びに行くということがどれほど凄いことに思えたか…

学校と部活が生活の大半で、ケンシロウとラオウの対決をドキドキしながら読んでいる男の子たちを置いてけぼりにして、彼女はJ・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を読んでいる。

あ~

そうそう、中学時代ってそんな感じだった♪

男の子のポケットの中には役に立ちそうもないものがいっぱい入っていて、でもそれが大切だったんだよなぁ~

中村航さんの言葉の選び方がとっても好き。

「ハミングライフ」というお話の中では、公園の木のウロを使った不思議な文通が登場します☆

―あなたは誰ですか? 木の精かなんかですか?

お互いに顔も知らないまま、木のウロにメモ書きを投函して相手の返事にくすくす笑いあう♪

日常の出来事。アメリカンジョークやホラ話。雑学を披露し合う二人。

アイヌの言葉で、手を握りあうことを『テケルイルイ』という、と教えてもらうと、

―ほほう。テケルイルイ、気に入りました。テケルイルイ。

文字や文章だからこそ、相手を思いやる言葉を素直に書けるってこともあるような気がします。

―うるるるーん。

―それ、どういうことですか?

―わかりません。

中村航さんの『100回泣くこと』という作品も好きな作品でしたが、この短編集もよかった~

名作認定です☆

かっこよくてドラマティックな展開はありませんが、私は日常を優しく捉えることのできる人たちの方が、かっこよくて好きです。

ジーンときてしまいます。





『コルシア書店の仲間たち』

2010-03-01 01:05:00 | 本と日常
最近買った、須賀敦子さんの

*(キラキラ)*『コルシア書店の仲間たち』*(キラキラ)*(文春文庫)

その本を手に入れて何日もしないうちに、NHK教育で以前放送された須賀敦子さんを特集した番組が再放送されました。

こんな偶然もあるんですね~

イタリアに留学。
そしてイタリア人との結婚。
コルシア書店の仲間たちの実際の写真も紹介されたり、作家の江國香織さんのインタビューがあったりと、とっても興味深く視聴しました。

「コルシア書店」というのは、イタリアのミラノにある教会の物置きだった場所を改造した小さな書店の名前。

勉強不足で、須賀敦子さんの『遠い朝の本たち』という本を読んで、その中の須賀さんの本に対する気持ちに共感できたという、ただそれだけで「好きな作家」と思っていたので、須賀敦子さんの活動やその背景をほとんど知りませんでした。

この番組を見れてよかった♪

これでまた楽しく本が読めそうです。