私的図書館

本好き人の365日

「Dr.パルナサスの鏡」

2011-02-21 01:11:00 | 本と日常
賞味期限ギリギリのドリップコーヒー(カップの上にセットしてお湯を注ぐタイプ)が台所を片付けていたら出てきたので、久しぶりにコーヒーを入れて飲みました。

これでも昔、ビジネスホテルで働いていた時に、簡単な朝食と一緒にコーヒーも作って出していたことがあるんです。

まずはお湯をまわすようにゆっくり注いで少し蒸らしてから、何回かに分けてこれまたゆっくりお湯を注いでいく…

なんて、実はうまく入れられたことなんて一度もないんですよね。
コーヒーの本を読んだりしましたが、書いてある通りにはなかなかならなくて。

あの時のお客さんスミマセンでした(苦笑)

コーヒーを飲みながら観たのは、レンタルしてきた映画。

「未来世紀ブラジル」などを手がけたテリー・ギリアム監督の最新作。
ヒース・レンジャー、クリストファー・プラマー出演。

「Dr.パルナサスの鏡」(2010年)

簡単に言うとゲーテの『ファウスト』のような感じ?

例えていうと、イエス・キリストが何百年も生きていて、悪魔の様々な誘惑に耐えて人間を救おうとしているのだけれど、人間達は彼のことを忘れてしまって見向きもしない…みたいな。

現代人から見たら彼は時代遅れで貧乏な旅芸人にしか見えなくて、もはや誰も奇跡を信じない…

ちょっと違うかな?

そんな壮大な話じゃなくて、結局愛する娘を守るお話。
ま、それも親にしてみたら世界と同じくらい重要なことなんでしょうがね☆

鍵を握る男として登場するヒース・レンジャーが撮影途中で亡くなったため、友人であったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの三人がその代役として出演しているのですが、それがかえって摩訶不思議な物語をより効果的に見せる演出になっていたりします♪

とにかく次々と現れるDr.パルナサスの鏡の中の不思議な世界が面白い☆

日本をイメージしたような衣装も登場してきます。

ヒロイン役にはモデル出身で広いおでこが魅力的なリリー・コール。

週末の午後を楽しめました♪